こっぺりおん
あらすじ
時は西暦2036年。東京は原発事故による放射能汚染で封鎖されていた。そんな死都・東京に3人の女子高生が送りこまれる。彼女たちの名は[COPPELION─コッペリオン─]。遺伝子操作によって生まれつき放射能の抗体を持つ、陸上自衛隊・第三師団所属の特殊部隊である。死都・東京で、生存者を探すコッペリオン。果たして、どんな運命が彼女たちを待ち受けるのか!?キケンな旅が今、始まる――!!
原発ができメルトダウンした事により死の灰を被った東京の街に、放射線耐性の遺伝子を埋め込まれた少年少女達が生存者を救っていく物語
死の街となった東京で生まれた意味や、今を生きる人達を救っていく中での葛藤が描かれており、重めのストーリーでも感動が得られる
人形(コッペリオン)と称される少女達が創り出された命の葛藤の中、荒野と化した東京で新たに産まれる命を取り上げたシーンは冗談抜きで涙しそうになった...
当時タイムリー過ぎてアニメ化延期になったが、色々と考えさせられる物語でもあり、人間の業と欲が絶妙に描かれている良作だと思う
このせかいにはゆうきにんぎょうがいる
あらすじ
伝説の奇才・蜈蚣Melibe(むかでめりべ)が長き沈黙を破る、異形のエロティック・メルヘン。ヒトを遺伝子改造して創られた人工生物=“有機人形(オルガドール)”が存在する未来、慰安用から軍事用まであらゆる日常で利用された彼らが奏でる異端の叙事詩。これは21世紀の『家畜人ヤプー』か、はたまた『ブレードランナー』か…?押見修造も激賞!V「蜈蚣Melibe漫画は、思春期の抑圧された僕を解放してくれた。全部やっちゃってもいいんだよ、と。それはとても優しい救いだった。再びこの世界に浸れることが幸せです」*WEBマガジン「ぽこぽこ」で連載された話題作!
らせんのめいきゅう いでんしそうさ
あらすじ
只の堅物か、それとも天才科学者か。数億桁の遺伝子配列を記憶するという男、神保仁。聖ヘリックス医科大学准教授の肩書きを持つこの男が、熱血刑事・安堂、科捜研の美女・乱原とともに、未解決事件のパズルを解き明かす!!お蔵入りした怪事件の謎が、時を経て、今白日の下に――!!
名無し
いぬがみ
あらすじ
20世紀最大の黒魔術師アレイスター・クロウリーの残した謎の数字“23”。少年が出会った犬は、その謎そのものだった――!!
いはーぶのせいかつ
あらすじ
スカートを着せられて育った少年・イハーブは、愛し合う女性の間から人工授精で生まれた男の子。父親役のエリーは失踪しており、母親役のマリーとの母子家庭である。男であることを「私たちの計画の最大の失敗」となじられつづけたイハーブは、ある日男根を切断し、精子バンクに登録された遺伝子上の父を求めて冒険の旅に出る……。「失われた父性」とは、「社会的性役割」とは何か。出会いと謎と刺激に満ちたビルドゥングス・ロマン。
えいぷまん
あらすじ
ヒトとサルの混血生物“エイプマン”の活躍を描いた表題作と他2作品を収録した柴田昌弘の近未来SF傑作集。21世紀初頭、社会の底辺を支える労働力として出現したヒトとサルの遺伝子をかけあわせてつくられた新生物・エイプマン。そんなエイプマンを奴隷として扱き使う上層階級のお嬢様・ミハルは、エイプマンを汚らわしい存在として毛嫌いする。そしてある夜、友人と一緒に禁じられた下層エリアへ冒険にでかけたミハルは……!?
じぇのむず
あらすじ
A.D.2030「TWINS」――学校で、家庭で平凡な生活を送っていた女子高生・佐藤三紀が受け取った電子メール。それは、自分とうり二つの顔を持つ男からの「会いたい」というメッセージ。男の名は笹岡圭一、遺伝子管理法局に勤める捜査官だった。――特別捜査官・笹岡圭一初登場、違法クローニングを追う!