小路 啓之(しょうじ ひろゆき、1970年7月9日 - 2016年10月20日)は、日本の漫画家。大阪府守口市出身。
スカートを着せられて育った少年・イハーブは、愛し合う女性の間から人工授精で生まれた男の子。父親役のエリーは失踪しており、母親役のマリーとの母子家庭である。男であることを「私たちの計画の最大の失敗」となじられつづけたイハーブは、ある日男根を切断し、精子バンクに登録された遺伝子上の父を求めて冒険の旅に出る……。「失われた父性」とは、「社会的性役割」とは何か。出会いと謎と刺激に満ちたビルドゥングス・ロマン。
家族のカタチを問う、異才・小路啓之 未完の傑作!! 次女が暴行被害に遭った七草家。警察か? 泣き寝入りか? 緊急家族会議で決まった答えは──復讐!? クセモノ揃いの両親&一男五女、大家族の“冒険”が始まる!!
拉致した少女との“ごっこ”遊びの行く末は――!? 奇才・小路啓之が紡ぐ禁断にして究極の、愛の物語、第1巻!!
クラスでは目立たぬ生徒のミオリは人には言えない秘密をもっていた。それは彼女が「空き家」に飼っていたあるモノ。小さな頃から、彼女はそれを抱きしめるように守っていた…。奇才・小路啓之が放つ不可思議偏愛ラブストーリー!!
人の“ノゾミ”を見ることができる、大学生・のぞむ。彼は、誰にも嫌われず、順風満帆な人生を歩んできた。自分を慕う彼女のめばえとも、ヤリたい放題。だがある日、なぜか“ノゾミ”が見えない大学講師・園希美が現れた。希美の“ノゾミ”が気になって、のぞむの人生は狂い始める。そもそも、“ノゾミ”って、なんだろう――? [収録内容]描き下ろし第0話
『犯罪王ポポネポ』『ごっこ』の小路啓之、幻の初単行本が復刊! 人工授精によって、愛し合う2人の女性マリーとエリーの間に生まれたイハーブ。 父親(!?)のエリーは失踪し、母親マリーとの母子家庭に育った。 そんな自身の存在に常にコンプレックスを抱いていたイハーブはある日、自ら男根を切り落とし、実の父親を捜す旅に出る――。 異色ノワールの奇才・小路啓之初単行本がついに復刊!
ムズカシイ人間関係を乗りきるためにヒロイン・みかさが頼りきっていた「とある存在」とは――…!? 表題作「小さな世界」をはじめ著者の原点とも言える四季賞受賞作「十代の潜水生活」までを収録。無国籍風などこか懐かしい世界の中でどこかヘンな人たちの繰り広げるドラマはキテレツだけど愛すべき小路ワールド!
ボクは精神的引きこもりの近松ナウ。特技は<時間差攻撃型衝動行動>平たく言うと“気が弱くてその場では怒れず数年経って妄想が極限に達したときにキレて破壊行動する”というクセだ。そんなボクが絶対の自信を持つのは『絶対に騙されない』こと。だってボクが女だったらボクみたいな男は絶対好きにならないからな! なのに、美少女転校生・かぴあがマンガみたいな思わせぶりな態度を取るんだけど……!? だ、騙されないと言ったら騙されないからな!! 小路啓之的恋愛世界、第1巻!
誰にも見えない――それこそ“かげ”を踏めるほど近づいても。それが“かげふみさん”。ヒロイン・めぐみのメグはそんな特技(?)を活かしてヤバイ仕事をしているが……!? 笑いあり、涙あり、一筋縄ではいかない小路ワールド!
5歳のときに水難事故で母を失った和海(なごみ)。10年後、彼の前に謎の小学生・阿野まりさが現れる。彼女は自分が母親の生まれ変わりだと言って、和海と共同生活をはじめる。ふたりの新たな親子関係が築かれる。
3年に1度読みたくなる漫画です。
良かった点 回を重ねるごとにテンポよく進んで読みやすかった。少しずつずれつつも最後に綺麗にまとまりそうな感じがいい。映画の「わらの犬」の使い方が良かった。 総評 単行本のあとがきにも書いてあったが、最終回執筆中に作者の小路啓之が亡くなったのが残念。どういう結末で終わるのかはもう誰もわからない
小路啓之の作品集。表題作の『小さな世界』が最初に収録されていて、小路啓之が四季賞を受賞した『十代の潜水生活』が最後に収録されている。 なんか他人を見ると殺したくなっちゃうようになった世界とか(『5Hz』)みんなが小人に操られているのに気づいていないけど私だけ知っている(『小さな世界』)とか、ギスギスと表現したくなる空気が世界観として設定されている。 そして、あんまりハッピーエンドの気配とかあまりないんだけど、最終的に綺麗なハッピーエンドで終わる。力技で無理やりという感じもあまりないので違和感もないし読後感もさわやかで良い。 小路啓之の作品集2冊目に『Lovely』がある
3年に1度読みたくなる漫画です。