汗と涙と感動と……!! 高校野球のイメージといえば、やっぱコレ!! でも、それってあくまで高校野球の主役である球児達のお話。監督ともなると、地縁や血縁、OB会に父母会と、とかく“しがらみ”がついて回る。そんな、“高校野球の監督”を職業に選んだ男の、熱く、切なく、そしてとってもサラリーマンな、まったく新しい高校野球漫画が今、始まる!!
生まれたときから不器用で、下手くそな生き方しか出来なかったマコト。その生き方は、マコトの父と同じだった。高知県四万十で育った『深夜食堂』の作者・安倍夜郎氏の自伝的、心温まるなんちゃあない(たわいもない)話
定年まであと5年。自動車メーカーの宣伝部で活躍したのも今や昔。閑職に追いやられ、何か趣味でも、と思い始めたシニアサラリーマン明星啓吾。行きつけの料理屋で俳人の水村翠と出会う。会いたい一心で、明星は翠に俳句の指導をお願いする。時代の波にも、出世の波にも乗り遅れた男の人生が、十七音に彩られはじめる!!!!!!!
『深夜食堂』の安倍夜郎が描く――人に耳掃除をしてもらうという、そこはかとなく淫靡で、限りなく官能的な世界。人々は“山本耳かき店”で恍惚とした時間を味わい、その先に……!?安倍夜郎のデビュー作にして、初の連作シリーズが、新たなる描き下ろしを加えて待望の単行本化!ファンならずとも一読の価値あり!!
17年前、弟の命を救ってくれた医師・土門大吾に強い憧れと感謝の念を持って小児科医になった朝比奈伴美。念願通り土門小児科クリニックで働き始めるが、24時間診療のその職場はまるで戦場のような忙しさでエース医師が退職する中、院長の大吾も過労がたたって病に倒れる。院長代理として現れた土門健吾は病院を独断で夜間専門の体制に変えてしまう。当初は24時間診療にこだわる伴美だが、肝要なのは24時間の病院を作ることではなく、24時間の医療体制を作ること、そして医療の質を上げる努力を忘れないことと気づく。慢性的な医師不足で危機に瀕する日本の小児医療の現場。未来を担う子ども達のため伴美は今日も奮闘する。
極道の世界でのし上がった男・古田豊が、愛娘・美穂をのびのび育てるために自ら作った「おひさま保育園」。それを守り抜いて亡くなった妻の遺志を継ぎ、豊は園長先生デビューを果たすが…!? この華麗(?)なる転身は、成功するのか? それとも!? ――いま、暴れん坊のゴリラ面園長の保育への体当たりが始まる!! 怒ると誰も止められない… が、子供にはムチャクチャ弱い!? 霊長類最強のイクメンが大暴れする、愛と感動の物語、ここに登場!!
酔いどれ幇間の本格ミステリー漫画、初御目見得! 時代は昭和初期。東京向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画が満を持して登場! 日本橋の大商店「和田宗」の次男坊・宗次郎は、“仕事よりも遊び”の毎日を送っているが、その座敷遊びで知り合ったのが幇間の舎六。この男、幇間のくせに大酒飲みで、気に入らない客には怒鳴りつけたりする鼻つまみ者だった。だが、その実この舎六は天才的な頭脳の持ち主で、向島を舞台に起こる難事件を次々と解決していく! 昭和版「ホームズ&ワトソン」よろしく、舎六と宗次郎の2人が大活躍する8作品が入った待望の第1巻、とくとご覧あれ!
ここの店子は悪党揃い!? 江戸の町中に、店子も差配も皆善人と評判の、人呼んで「善人長屋」ここにあり。しかし本当は、店子が皆、裏の稼業を持つ悪人揃い……!? ある時、手違いや勘違いから正真正銘の善人が越してきたからさあ大変!! 笑いも人情もとびっきり!! 『どうらく息子』『夏子の酒』を描ききった名手・尾瀬あきらが挑む珠玉の江戸粋物語!!
あの名探偵・エルキュール・ポアロが、昭和初期に甦る第2弾! 昭和初期、雨夜、東京両国。一人の町医者が撲殺された!! 遺品から見つかった一枚の書き付け。そこに名が記された人物達が不可解な死をとげていた―― 死が死をまねく“呪い殺人”に 名探偵・英玖保嘉門はどう挑む――!?
警察官だった夫が謎の自殺を遂げ、その真相をいぶかしながらも幼い息子・光(ひかる)を一人で育てる為に現場を離れていた女性警察官・静(しずか)。恩師の紹介をきっかけに、彼女は「犯罪被害者支援室」という部署との関わりを持つことになる。文字通り、被害者の心のケアに努めるこの部署の任務は、彼女がこれまで培ってきた“常識”とは 大きくかけ離れたものだった…! 真っ直ぐな正義感と、人を思いやる心を持つ新米支援員・静の奮闘の日々が、今、始まる――!!
芸術家たちの魂が集う、美の迷宮ルーヴル美術館を訪れた作家は、ルーヴルの守り人に導かれ、美術史の旅に出る。ゴッホ、コロー、など巨匠たちと出会い、言葉を交わした作家が、最後に出会う人とは…!? ※通常版と豪華版の内容は同じです。
フリーライター・神木トオルは22歳の誕生日に偶然出会った占い師の婆さんから“名刺を100枚作り、1枚を手もとに残し99枚を配れ”と告げられる。時が過ぎ―――――― 神木が45歳の誕生日を迎えた日にあの占い師が再び目の前に現れ、「お前は欲望の取次人なんだ!!」と言い残してまた消えた……… 「誰、あのお婆さん?」目撃していた元カノ・レイコと十数年ぶりの再会。レイコの手には、あの名刺………… 神木が配った99枚の名刺のうち、一枚が握られていた。
いつの時代もどこの世界も、人の心は優しく、そしてどこまでも温かい。江戸の市井の人々が引き起こす悲喜こもごも。そしてそれを取りなす温かい人情。ついついほっこりとなる珠玉の短編集!
東京の大手全国紙・大和新聞。その大和新聞に籍を置く戸塚文子は、新聞協会賞も受賞し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手敏腕記者である。そんな彼女に人事異動の発令が!! 自他共に認める若手のホープとしてワシントン総局への異動か? と胸を躍らせていた文子だったが、蓋を開けてみると辞令は、小さな地方新聞社・日刊北海道への出向だった…… 納得いかぬまま北海道の地に降り立った文子がその地方新聞社で目にし、感じたものとは!?
あの名探偵・エルキューロ・ポアロが、昭和11年の横浜に甦る! 相対するは、ABCと名乗る連続殺人犯!! アガサ・クリスティーの名作「ABC殺人事件」を、全くの新解釈で完全漫画化!! 昭和11年2月―― 226事件が勃発し、戒厳令が敷かれた 帝都・東京の浅草で、一人の惨殺死体が発見された。その前日には、横浜で名探偵と名高い英玖保嘉門の元に 犯罪予告状が届いていた……!!
家族のピンチ! そんな時こそ“とうちゃんロボ”出動なのだ!! 母を亡くし、父も亡くした天涯孤独の3姉弟。そんな貧乏、親なしの矢野井家に変なロボットがやって来た。ドジでドンクサくってダメダメのメタボ・ロボだけど、あふれる愛は開発者の亡くなったお父さん譲りなのだ。3姉弟+ロボットの織りなす、家族の絆の物語。 ――『競艇少女』の小泉ヤスヒロが描く、家庭内ほのぼのコメディー。ロボットのとうちゃんが巻き起こす泣き笑いの数々を見よ!
かつて高校の野球部で苦楽を共にした浅本(通称・あさ)、日留川(通称・ひる)、板東(通称・ばん)の三人組「あさひるばん」。卒業から30年経ったある日、浅本の元に手紙が届いた。内容は、野球部の元マネージャーで皆のマドンナ的存在だった阪元幸子が、重い病で入院中だとのこと。浅本は、かつての仲間である日留川、板東と三人揃って幸子のお見舞いに行こうと思い立つが、板東は罪を犯して刑務所の中に。悩みに悩んだ浅本が、遂に考え出した「秘策」とは…!?さらに、幸子の一人娘・有三子の本当の父親は「あさひるばん」の誰かではないかとの疑惑も飛び出して…!?思い切り笑えて泣けて、そして最後には胸がじんわり熱くなる、中年男三人組のドタバタ大活劇!今年11月29日(金)全国松竹系公開の話題の映画『あさひるばん』(監督・脚本/やまさき十三)を完全コミカライズ!!
家族は揺れる、家族は割れる、家族は流される。売れない芸人の父。離婚を決意した母。愛想を尽かした娘。いじめられっ子の息子。バラバラになりかけた家庭を乗せて、その家は海へと漂流していく。石坂啓が現代の家族へ問う、No direction home――― 心の旅路。
写真屋奇譚、全十四編収録!! 公衆電話。紙芝居。銭湯…………… 時代にためされ、時代に負けたもの達。黒いハットに黒いマント。古いカメラをかまえては、時代の波にまにまに消えゆくものをフィルムに収める写真屋カフカ。その写真にはときどき、不思議なものが写る―――
老人はひとりだった。妻を亡くし、娘を嫁に出してからは人生に戸惑いを感じながら生きていた。猫もまたひとりだった。温もりを知らずに生きていた。ある日、ふたりは出会い、そっと寄り添いながら旅に出た―― 猫を描いて15年……… 大ヒット漫画『猫なんかよんでもこない。』『クロ號』を描いた杉作氏の新作“猫”漫画!! 特別読み切り「はこのねこ」も収録。
5歳児は、小さなヒト。保育園へ行っていない木下みやこ(5歳)は、今日も一日町中を大冒険。昼なお暗い商店街、猛獣のような(そう見える)近所の犬、山賊の親分(のように見える大人)……。事あるごとに、初めての勇気を振り絞り、道を切り開くみやこ!可愛いだけじゃない!…むしろ可愛げはないほうの女児、5歳児の日々はハードボイルドだ!心つかまれる、ショート・ライブ・ストーリーズ全10編!
[フィッシュパークなかおち]その小さな釣り堀は、とある住宅街の片隅にあった。日常の生活実感とシュールさ満載のショートスケッチ。TVアニメ『団地ともお』も大人気の小田扉ワールドに、思わずにやにやしちゃう!
職無し、恋人無し、気力無しの草食系・31歳、清水実。このままでは子孫が途絶えてしまう。それを憂えて現れたのは、なんとご先祖様5人!!自らの生き様を見せて、実の考えをかえようと奔走する。しかし、ご先祖たちは皆、悔いを残して成仏できない霊だった。果たしてご先祖様の子孫繁栄指南は成功するのか?
この街のどこかに僕を待っている人がいる。私を待っている出会いがある。今日と明日をつなぐ道草の物語。『コーヒーもう一杯』の山川直人が描く、あたたかく、切ない、市井の人々の物語。全て手書きによる独特の画風が、都会の孤独から優しさを紡ぎ出す、魔法の一冊。
ある日「生まれたときから下手くそ」と自分の人生を尾崎放哉風に言い表した安倍夜郎が思い出したのは父の姿だったようで、そんな生き方をした父と小学生くらいの頃の安倍夜郎話が自伝的に描かれている。 安倍夜郎の父は不器用といえば不器用なんだが、いつもパンツ一丁でゴロゴロしているけど、運動が苦手な子供のために特訓をしてやったり子供の面倒見もいい、いいお父さんという印象の方が強い。なので安倍夜郎の子供時代とぐーたらとうちゃんとの思い出という感じで、じんわりといい話だった。 あとあとがきがとてもよく、お父さんは出てこないんだけど、作中に登場するある漫画家との話があとがきで書かれていてすごく感動したのであとがきを読み飛ばさないでほしいマンガ。