今から2万年前、旧石器時代。それは、婚姻制度もなく、医療もなく、文字もなく、電気もなく、何もないけれど、生きていることが輝いている時代。そんな雑な時代に、現代人なみの繊細な心を持って生まれてしまった少年チンタオの目を通じ、生命力とは何かを問うショートギャグ漫画。
時はモダニズムの香りがかすかに残る昭和10年代の東京。写真家の一家は、きな臭くなっていく時代を逞しく健気に生きる。そして、どんな時代でも子供は「ユメノクニ」の住人。日々新しい発見と驚きに満ちている。誰も見たことのなかった「昭和」がそこにある!
憲法改正は私の歴史的使命…(安部首相)、憲法を改正し軍法会議を…(自民党石破幹事長)。果たして日本国憲法を改正する必要があるのだろうか!全国民必読!私達の憲法はこうしてできた!憲法成立史を知らずして日本国憲法は語れない!/その日は朝から雨だった!日本犯罪史上最大の強奪事件、3億円事件はこうして起きた!最新資料をもとに語られる3億円事件の新たな真実!
『乙女戦争』の大西巷一が描く、歴史の波に抗った、気高き乙女たちの復讐譚。「ブルターニュの雌獅子 復讐のジャンヌ」「男装の殺人鬼 マネット・ボヌール」「涙の乙女(アクリャ)~或るインカ皇女の悲劇~」の三篇に加え、アフターヌーン四季賞受賞の著者デビュー作「豚王」を収録。
殺しの腕はピカイチ。金次第でどんな卑怯な手段を用いても相手を仕留める「人斬り外道笠」。恐れを知らぬ彼に、いつしか人の心が芽生え始め…。善と悪、交差する二つの意識の間で揺れ動きながらも、刀一つで生き続ける!劇画界の新星が描く、渾身の本格時代劇!!
西洋医学が近代医療ともてはやされた明治時代が舞台に、天才鍼灸師・天人(てんじん)の活躍を人情深く描ききる。旧来の価値感が急激に失われていく中、豪放磊落・胆力のかたまりの「てんじんさん」が天才的な治癒技術を駆使し、現代よりもむしろ情豊かに市井の人々の心身を治癒し、本当の仁術とはなにかを読むものに問いかける。03年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品!著者・木村直巳は、ストーリーマンガの親睦団体「マンガジャパン」の世話人としても現在活動中!!
80年代のバブル絶頂期の時代に、マーケティング社会の行き着く果てを喝破し、絶大な支持を得た『迷走王ボーダー』。20年を過ぎてもなお、青春のバイブルとして奇跡の漫画が、ついに復活。蜂須賀、久保田、木村の名トリオが復活したのは、なんと平安時代末期。作者は作・ひじかた憂峰(狩撫麻礼の別ペンネーム)、画・たなか亜希夫のゴールデンコンビ!!
生きることは食べること。岡場所の屋根裏に流れ着いたるはビンボー侍・荒場城一膳(あらばきいちぜん)。剣の腕はなかなかだが、いかんせん無役の浪人、本日も空腹なり。やむにやまれず世すぎの仕事をこなす。悪を討つとは言い条、それはそれ、命のやりとり。身が削れる。削った命はうまいメシで取り戻す。美味痛快大江戸グルメ活劇!!
エロ小説家を目指す菅原道真(すがわら・みちざね)のエッチな活躍を描いた歴史ファンタジーコメディ。隣の美女・八萩(やはぎ)の水浴びを覗き見していた菅原道真は、庭にある梅の木に射精する。そんなある日、エロ小説家を目指すと宣言して、両親に納屋へ閉じこめられた道真は、梅の木と道真の精液から生まれた梅の精だと話す美少女と出会い……!?
花のお江戸の下町にその指先と膝枕で男たちを深く癒す耳かき屋があった……。湯浅ヒトシが贈る江戸下町人情物語。お蝶さんの愛らしさがあなたを癒します。
ふた昔ほど前の1980年代――ネットもケータイもない時代。主人公・八吹ジューベエ(♀)は現在でいうところのオタク(この言葉もまだなかった)女子高生だった。漫画誌へのハガキ投稿が趣味のジューベエが、ふとしたことから同人活動やコスプレにはまってゆく様を描いた、オタクコメディ・ロマンがここに開幕!当時を知る30~40代の元オタ・現オタなら感涙間違いなし!若いファンには当時のオタクを知る貴重な文献です!君の青春にジューベエはいたか!?
昔に1巻だけ読んで面白かったので覚えていたが2巻があることを知ったので久しぶりに読んでみた。内容は渡世人とか股旅物と言えばいいのか昔のドラマの「木枯らし紋次郎」や小林まことの「劇画・長谷川 伸シリーズ」に近いがそこまで綺麗な話ではなくあらすじ通りの金次第でどんな卑怯な手段を用いても相手を仕留める「人斬り外道笠」が主人公。 主人公は「外道笠」と言われているがむちゃくちゃ悪人というわけでもないし、善人というわけでもない。自分自身が生きるための結果として悪行になったり、優しさがアダになって問題に巻き込まれたりと難儀な性格をしていた。 基本は主人公の「外道笠」より、各話に登場する敵役の方が外道だったな