“さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。
倉田紗南は人気TV番組に出演中の元気な小6の女の子。母・実紗子やマネージャー・玲くんに囲まれて、幸せいっぱい。そんな紗南の通うクラスは羽山秋人の仕切りでメチャクチャに荒れてて…。紗南はついに!?
片倉結平、女ったらしの17歳。ある日、片倉家に5歳のゆずゆがやってきて、結平は保護者係に。保育園の送り迎えの毎日で、女遊びができなくなった結平だが……。
【中学生だけど女優さんになっちゃった!】中学生にして女優の萩原未央は、お隣に住むアイドル俳優・てるちゃんに片思い中。てるちゃんと親友の彩と一緒にドラマに出ることが決まって喜んでいたのに、てるちゃんと彩にはキスシーンが…。自分も別の俳優とキスシーンが決定し、ショックを受ける。芸能界サクセスラブストーリー、第1巻。
神山満月は12歳。米国に留学中の英知くんを想い続けながら、彼との約束の歌手になる事を夢みている。しかし彼女は、命にかかわるのどの病気があって……。
親の再婚で義理の弟・妹が出来た絵南(えな)。でも義弟の同級生・冬眞(とうま)は、「絶対俺のこと好きにならないでね?」と超塩対応。「生意気な弟を好きになんてならない…はず。」 この出会いは運命? それとも禁断…!? 義姉弟ラブストーリー、はじまります。
【すべての女は俺のもの、驚異の5歳児登場!】保育園児の斉(いつき)は流し目、涙目、上目遣いの秘技を持ち、狙った女子はすべて口説き落とす罪なプレイボーイ。しかし斉を追う剛腕娘ルミルミには逃げ腰で、遠足バスでもかわいい愛香(まなか)ちゃんとの間に割り込まれて大騒動に!! 肉食系園児の華麗な口説きが炸裂するギャグコメディー第1巻!! 【同時収録】ぐーたらワンピース日記
親同士の再婚により、突然義姉妹になったクラスメイトの星(ひかり)と深月(みづき)。計算してクラスで目立つグループにいるしたたかな星とは対照的に不器用で素直過ぎる深月はいじめられていた。立ち位置も性格も全く違う2人はぶつかりながらも、誰にも言えなかった本音が漏れ出し少しずつ惹かれ合っていく。手さぐりで絆をはぐくむ義姉妹物語。 【同時収録】ふたりのポラリス 番外編
ひかるは自信だけは誰にも負けない女の子。トップモデルになるために、単身田舎から上京し、ファッション誌「VIVID」のオーディションを受けるが…!?あなたの心の奥深くに突き刺さる、恋愛だけじゃない、モデルストーリー!
期待、秘密、羨望、初恋 一度きりの青春が、はじまる―― 心晴は舟越高校の芸能科に通う新1年生。憧れの人を追って芸能界に飛び込んだけど、まだ小さな仕事ばかり…。 でもクラスは若手人気俳優やファッション誌モデルと知ってる顔ばかり! なのに全く無名な心晴が新歓劇の主役に選ばれてしまい!?
思わず目を背ける 最恐の授業!!/理想の彼氏を手作り!? 訪れる最悪の結末 「手作り彼氏」/いじめられっ子に出来た友達、しかしその本性は… 「悪魔の教室」/見つかったら帰れない 恐怖のかくれんぼが始まる! 「かくれんぼ鬼」/友人の眼球がぐるぐる回り… その時、日常は崩壊する 「宇宙人間」 【同時収録】うしろの光子ちゃん 特別編
【米国へ留学した女子高生のホームステイ先は探偵一家!?】幼い頃に別れた母親との再会を願い、留学のため単身ロサンゼルスに降り立った奈生(なお)。いきなりのピストル発砲など、到着早々アメリカンな洗礼を受けた。助けてくれたのは、ホームステイ先の次男、ウィル。海外男子との未体験恋愛青春ラブ、前編。 【同時収録】天使にKISSの花束を
【動物たちのたくましい生命力に感動するポポ先生の日々】東京から北海道へ就職。タンポポみたいにやって来た獣医の一文字風太(いちもんじふうた)は、みんなからポポ先生と呼ばれた。勤務先は叶内(かのうち)家畜動物病院。ところが叶内先生が病気で倒れて大変なことに! 新米獣医先生の成長ドラマ、前編。 【同時収録】ふたつのうた時計
【ライバル店開業でおでん屋「お多福」に存亡の危機!】美人店主、道っちゃんが一人で切り盛りする「お多福」に住み込みで働きたいとやって来た工大4浪中の男子・直(なお)。雇ってもらえなければ死ぬとまで騒いで自殺劇を演じるが、ついに…。イケメン好き女店主と4浪アルバイター男子の恋と笑いの商売繁盛記!
【愛する夫の身に異変が!? 前代未聞の妊娠騒動】「お多福」にオモチャ会社社長・中山と名乗る女が訪ねてきて直(なお)のアイディアを高値で買うと言う。新婚の直と道子は豪華な社宅に引っ越すが…。大人気「おでんグツグツ」の後編、新婚夫婦の奇想天外な出産コメディー。 【同時収録】笑って許して/ランジェリー大作戦
見ているだけでキュートなぬいぐるみデザイナー物語! 高校生のつむぎは絵を描くことが大好きだけど、勉強も運動も苦手。内申への不安からイラストコンクールに応募したつむぎは、それがきっかけで「ぬいぐるみデザイナー」のバイトに出会う。
ネットで噂の「自殺ヘルパー」。お金を払えば、自殺を手伝ってくれるという。いじめに悩む雷太郎は、依頼を決意するが…、ヘルパーたちの真の目的は、人々を自殺から救うことだった! 「絶望」も「希望」も超えて、「生」のドラマが今はじまる!!
【恋か友情か!? 菜乃の女心が揺れる】主人公の菜乃は、美人女優・西願搖子の姪。平凡な生活に憧れる菜乃の思いとは裏腹に、いつの間にか芸能界へ足を踏み入れるハメに。そんな中、人気アイドル野口晴臣との出会いがきっかけで、親友のこずえとの仲にひびが入ってしまい…。一条ゆかりが描く、愛と友情のロマンチックストーリー、第1巻。 【同時収録】氷雨
男顔で女の子にモテる由起だけど、中身はアイドルの香月に恋する普通の女の子。なのに、ひょんな事から男の子として芸能界デビューするハメになり……!? 【同時収録】あぶない・パラダイス 番外編
最近うわさのすご腕美人探偵その正体は、なんと女子高生の星華。今度の事件は依頼人の妹を探してほしいというもの…。さらに、妹の婚約者まで失踪していて…!?
【人気シンガー、マリエの影となり「プラスティック・ドール」を歌うのは誰?】高3の吉武篤郎は歌手のマリエに夢中。彼がマリエをコピーして歌う姿が、マリエのマネージャー降旗の目にとまり、ある裏事情に関わることに…。芸能音楽という虚構の世界で奏でるラブストーリー、第1巻。
雫。小学6年生。世界で1番苦手なもの…実の母・霧子。でも仲良くしたい。それは本当は優しいお母さんだって知っているから! ときに切なく、ときに笑える光のように暖かな家族の物語。
人見知りで、勉強も苦手、クラスでも地味な女子の雫石愛にはある秘密があった。それは、動画サイト「スマイル動画」で男の子の姿でダンスを披露している、人気踊り手であること! そして愛の目標は「スマ動」の神踊り手であるダンスの王子様・ハヤテに勝つことだった。しかし、ふとしたことから、男装した愛のダンスが芸能事務所の目に留まり、ハヤテと一緒にアイドルユニットとしてデビューすることに!! しかも、事務所の規則で2人は相部屋生活を!?
『ちびまる子ちゃん』で世に知られるさくらももこには隠れた名作がある。それは読み切り作品として『ちびまる子ちゃん』の各巻末に収録された『ほのぼの劇場』である(現在は文庫版にして上下巻にほのぼの劇場のみを抜粋したものがある)。 ほのぼの劇場は、いわば"永遠の小学3年生"まる子の前後譚であり、幼稚園生の頃からデビュー前後ぐらいまでの出来事がまちまちに描かれている。はじめて鼻血を出した日、マンガ家デビューが決まった日、小学6年生の運動会、盲腸になった日、高校3年生の失恋、はじめての雪遊び、はじめてディスコに行った夜、大好きな担任先生の転任、はじめての一人暮らし、ある友人の転校、受験生の夏、等々、能天気に小学3年生をくりかえす『ちびまる子ちゃん』本編とはうって変わり、そのどれもが人生においてたったの一度切りしか起こりえない"あの頃"として描かれている。『ちびまる子ちゃん』にしても作品背景こそノスタルジックなあの頃にはちがいないが、ちびまる子ちゃんはあくまでも過去を振り返らない現在進行形であり、つまり現在から果てのない未来に向かって描かれ、それゆえに"永遠の小学3年生"でありつづける。いっぽうで『ほのぼの劇場』は、起こってしまった一度切りのかけがえのない体験を、つまりもはや取り返しのつかない不変の過去を現在から観照して描いている。 『ほのぼの劇場』を読んでまず読者は、小学3年生時点からみて過去のまる子/未来のまる子が「まる子」と呼ばれていないことに驚きを隠せない。ここではあの馴染みのまるちゃんが「ももこ」や「ももこちゃん」や「ももこさん」と呼ばれているのである。"ももこ"とはもちろん作者さくらももこの"ももこ"にほかならない。ところが驚くもなにも、まる子にしても単にあだ名として呼ばれているだけで、それは確かにさくらももこであり、つまり少なからず作者自身の投影として描かれている。あえて作品世界の繋がりを尊重するならば、まる子=さくらももこは小学3年生のときだけあだ名"まる子"で通っていたことになるが、しかしそれにしても『ちびまる子ちゃん』に登場するさくらももこ、『ほのぼの劇場』に登場するさくらももこ、このふたつのさくらももこは単に時間軸の隔たり以上に異質さをもっているように思われる。そもそも『ちびまる子ちゃん』の劇中のまる子=さくらももこというものに対して、作者さくらももこという存在は、作品の内外のそこかしかこに介在していながらあまりに希薄すぎはしないか。平仮名で書かれた"さくらももこ"というベタすぎるペンネームからして他の文字群に混ざって雲散霧消してしまいそうである。つまり『ちびまる子ちゃん』にとって主人公まる子は作者の投影でありながら、そこに作者は不在というより透明になり姿をくらましているのである。いっぽうで『ほのぼの劇場』の主人公には、単に名前の呼ばれ方がちがうという以上に、作者さくらももこの存在がそこここに見え隠れしているようには思われないか。『ほのぼの劇場』は透明な作家さくらももこが姿を現した唯一の作品ではありはしないのか。 ところで『ほのぼの劇場』から作者の人間くささがしてくるのは、それが現在から過去を描いていることに関係してはいまいか。過去というものは今ここには存在しない代わりに決定事項であり不変である。いっぽうで未来とは可変である、可変であれば先行きはわからない。先行きがわからないという意味での不透明という言葉があるが、透明すぎても何もみえない。さくらももこの透明性とは実はこのどこまでも続く現在進行にあるのではないか。