江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!!残酷無惨時代劇!!
謎の美少女・ふらんのメスが光る時、生み出されるのは奇跡か悪夢か!?新感覚メディカル・ホラー登場!!コミックス用完全新作も収録!!
謎の現象“ファントム”により、人類が消えた世界に残された4人の少年少女。再会を信じ、力を合わせて生きていくが…!?
覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する七つの影。人か獣か風か花片か、いや、衛府の刃・怨身忍者だ!
大都会の死角や部屋の片隅など、知らない所で昆虫たちの脅威は広がっている!!昆虫のことならおまかせの女子高生・榎稲穂がムシがらみの様々なトラブルを解決!!
謎の美少女がもたらす死と再生のデス・ゲーム。修練の果てに道を究めし超越者(エキスパート)と、異能の力を開眼させた覚醒者(エスパー)が、命をかけた死闘を繰り広げる!!生き残るのは一人だけ…。
スカールは「黒い幽霊団」の復活を画策し、ナイト・デーモン博士と結託して世界を支配しようとしていた! その策謀の中で世界最速のスピードスターである8マンと009が戦うことに…。衝撃の超バトルの行方は!?
変身。美少女アクション!!一見普通の女子高生、月斗素子(げっとうもとこ)。でも彼女の中には3人の女の子の人格が存在していた!!彼女に秘かな想いを寄せる小介川(こすけがわ)を巻き込んで、エキサイティングな高校生活が始まる!!
クラスメイトの美少女ミスミさんは不思議が大好き。そんな彼女が興味を持ったのは、僕の制御できない超能力。放課後の天文部で繰り広げられる、ちょっとドキドキな検証実験で明かされていく僕の透視能力で、色々と恥ずかしいものが見えてしまって…。こんな幸せすぎる学生生活、いいのでしょうか!?
普段は幼児のように無邪気な少年・写楽保介だが、隠された第三の目が開く時、その悪魔的頭脳が目覚める! 手塚治虫の代表作の一つである傑作伝奇ロマンが装いも新たにリブート!!
突如東京に出現した特異空間、通称“24区”。そこでは一切の常識も物理法則も通用せず、危険地帯として封鎖されていた。行方不明の弟を捜すため、24区に潜入した幸介は、謎の少女“花子さん”に出会う。つかみどころがない不思議な花子さんに最初は反発するが、次第に幸介は24区の謎と花子さんに惹かれていく…!? 巨匠が挑む、ボーイ・ミーツ・ガール・ファンタジー開幕!
信州・松本の中学を卒業したヒトミは、高校からは憧れの湘南に引っ越し、藤沢の高校に通うことに。引っ越し早々迷子になったヒトミだが、地元のJK・ホーコに助けられる。お腹を減らしたヒトミをホーコはらーめん屋さんに誘い…。彼女らの湘南の美味なるらーめんを巡る日々が始まった!
異世界のプリンセス・リュミスは、恋に憧れる可愛い少女だが、その母は最凶最悪と恐れられる大魔王。担任となったカズキは早速彼女に気に入られるが、彼女を突き放して泣かれれば、大魔王の手により地球は爆破され、彼女の好意を受け入れれば文字通りリュミスに喰われることに。ドキドキが止まらない究極のラブコメディー、スタート!
時を超え終結したサイボーグ戦士たちの目的は黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)の負の遺産を消去していくこと!! 神話の神々の力をその身に宿した最強の戦士たちが次々と復活する中、凄絶なるバトルが幕を上げる!!
ベイカー街の名士シャーロック・ホームズとはいかなる人物であったのか!? ロンドン留学中の夏目漱石を悩ましていたのはいったい何であったのか!? シャーロック・ホームズVS夏目漱石!! 霧のロンドンでミイラ事件に挑む!! 島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」(光文社文庫)より
夢のコラボを作品化
人の“怨”を結びて“縁”を切る……。そんな呪いを人に与える神、その者の名は蛇(くちなわ)。彼女が結ぶ呪いの代償は少女たちには、あまりにも重く……。少女たちの愛と哀が紡ぐ、憂愁のエロティシズム。
東京から佐渡の高校に入学することになった女子高生のさやかは大のラジオ好き。ある日、さやかは佐渡にある酒造のギャル・もろみと出会い、自分たちでラジオ番組を始めてみることに…!? 日本海側最大の島といわれる佐渡島を舞台に個性豊かな女子高生たちがゆるくかわいく、時にまじめに大奮闘!!
「武士道は死に狂いなり」は“武士道”の代名詞ともいえる「葉隠」に書かれた言葉です。『シグルイ』という作品のタイトルは、もちろん、ここからとられたものです。ストーリーは御前試合で盲目の剣士・伊良子清玄と隻腕の剣士・藤木源之助が対峙するところから始まり、そこから彼らの因縁に遡っていきます。もともろ『シグルイ』は、直木賞作家・南條範夫の『駿河城御前試合』という連作短編集の一編「無明逆流れ」をコミカライズした作品。残酷もののブームを作ったといわれる南條範夫の原作も凄惨ですが『シグルイ』も相当に凄惨です。そこら中で内臓の花が咲きます。「封建社会の完成形は 少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」このセリフに表されている通り、登場人物達の多くは、自分の能力の如何に関わらず身分という枠の中でしか動くことができません。枠の中でしか動けない人々は、自身の行動を合理化していく過程でマゾヒストになっていくのです。その結果、主君の常軌を逸した命令でさえ、家臣は顔色一つ変えず、平静な心のままに実行していくのです。主人公の一人・藤木源之助もそのタイプで、自分の範疇から一歩もでることなく、許された唯一つの事――剣術を鬼気迫る勢いで極めていきます。逆に伊良子清玄は、類まれな才能を使って、どこまでも上に向かおうという野心がある、封建社会のはぐれ者です。この二人は互いに互いを殺そうと思っています。ただその殺意がどのようなものであるのか、言葉で言い表すことのできない複雑な感情を『シグルイ』では15巻にわたって描かれていきます。 『覚悟のススメ』や『悟空道』など、山口貴由さんのそれまでの作品はド迫力の絵とその上に大きな文字がバンバンと置かれるという描写が多かったと思います。『シグルイ』でも、初めはそのような目立たせる演出が多いのですが、段々とそのような描写はなくなり、セリフ自体も減っていきます。その結果、より研ぎ澄まされた言葉と静謐な描写は、人々の内面にこもった狂気をこれでもかと醸し出し、作品全体に不穏な空気を漂わせていきます。私が特に好きなシーンは、3巻の終わり「この日 生まれ出でた 怪物は二匹」「いや 三……」というところ。文字だけでみればなんてことはないセリフですが、ここにいたる構成が素晴らしすぎるのです。研ぎ澄まされたこの2つのセリフが、この後どのような意味を持つのか…。続きは是非よんでみてください。