アクション・バトルマンガの感想・レビュー4939件<<111112113114115>>ゴーストオブツシマ(GoT)の舞台アンゴルモア 元寇合戦記 たかぎ七彦さいろく舞台は対馬。 蒙古に攻め入られた対馬の村々は侵略による略奪でモノだけでなく命すらも全て奪われていた。 実際の元寇(げんこう。蒙古と高麗による実際にあった日本侵攻のこと)を描いた漫画で、罪人として島流しされて流人となった主人公が義を貫いていく。 なんというか、こいつがゴーストオブツシマの主人公なのかと勘違いするぐらい日本の侍としての気持ちの良い活躍を見せる。ただ、もちろん一人がどんだけ強くてもどうにもならない時がある。そんなときの脇役たちは各々光って魅せてくれる。 漫画としてもバタバタ人が死ぬしよく考えるとかなりグロい。 ただ、ダークヒーローのようなスタートを切る訳あり主人公の迅三郎が対馬の人々を護る戦いを繰り広げていく様は読む手が止まらない。 博多編はまだ読んでない!迸る「体液」作家・江島絵理! #1巻応援対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ 江島絵理あうしぃ@カワイイマンガ『対ありでした』の内容については前のクチコミを見ていただくとして、ここでは本作の作者・江島絵理先生の過去作を引き合いにして、本作の魅力を別角度から見たいと思います。 まず『対ありでした』の1巻表紙、カワイイ女子の「涙」が印象的です。結んだ口、溢れる大粒の涙。強い感情がもう、そこにはある。 江島絵理先生の前作『柚子森さん』でも、小学生女子の柚子森さんの「涙」が、印象的でした。女子高生の主人公・みみかに惚れられる柚子森さんは、普段はクールです。いつもテンパっている年上のみみかを、表情を崩さずにリードする役割。 そんな柚子森さんが、遂に涙を流す時というのは、感極まった想いと怒りが溢れる瞬間でした。思わずもらい泣くような、強い感情の大粒の涙。 一方みみかは、柚子森さんの前では常に紅潮しながら、汗をかいている。そして柚子森さんに気持ちをぶつける時、やはり大粒の涙を流す。二人の流す、ここぞという時の「体液」に、心を持っていかれるのです。 さらに前前作『少女決戦オルギア』では、例えば殺される間際の女子高生の、震えと共に汗・涙。今際の際に流れる体液が表現する恐怖に、同調してしまう……それは殺す側の主人公・水巻舞子の、汗ひとつかかないクールさとの対比で強調される。 さらに致命傷の傷から噴き出す血液は、瞬く間に怪物となって、敗者を喰らい尽くす。死の刹那の、黒い奔流。 ここぞという所、極まった瞬間に迸る体液の生々しさに魅せられる、江島絵理先生の創る画面。 『対ありでした』でもそれは、遺憾なく発揮されます。皆の憧れのお嬢様「白百合さま」は、普段は汗などかかない。湿度0%のさらっさら。それが人知れずアケコンに向かう時……汗をかき、負ければ涙し、噛んで血すら吐き……熱すぎる感情剥き出しの、度を越したゲーマーが湿度100%で表現されます。 そこにはやはり、熱く飛び交う、過剰な感情表現としての「体液」があるのです。 そんな白百合さまを、たまたま見てしまった主人公の綾。お嬢様を目指して格ゲーを捨てた綾に、その姿はどう映るか。綾は白百合さまに心動かされるのか、白百合さまに煽られて、体液を迸らせる時は来るのか……。 ○○○○○ 『対ありでした』を楽しまれた方は、江島絵理先生の「体液」と熱い感情のある旧作も、どうぞご覧下さい! 少女決戦オルギア https://manba.co.jp/boards/17564 柚子森さん https://manba.co.jp/boards/73510 悪魔と契約して悪人を狩ろう! #1巻応援サキュバス&ヒットマン 深見真 刻夜セイゴANAGUMAそう、二丁拳銃でな!! 家族とともに惨殺された主人公が悪魔の力で高校生の体を借りて生き返る!悪人の魂を狩る復讐者「ソールドキラー」として!! この景気のよさと『サキュバス&ヒットマン』という最高に分かりやすいタイトルに惹かれた方はまず満足できるかと思います。 もう飽和状態やろというジャンルにもなってきてますが、主人公が別人(プロレス好きの高校生!)になりすますシークエンスのおかげで日常描写が面白い。急に人が変わった兄に戸惑う無関係の妹ちゃんとの関係が丁寧に描かれるので、キャラの生活にきちんと奥行きが感じられ、闇の世界で戦うときのギャップにもなって効いています。 一方で悪魔やら魂やらの設定は細かすぎず、敵は極悪、バトルはスタイリッシュとテンポよく楽しめます。パートナーのアルメリナもコレ系の作品にしてはかなり常識人で話通じる性格なのも好み。適度なかわいげがあって良いです。良い。 一巻のヒキは翔矢と同じソールドキラーの女の子と獲物を奪い合う展開になります。これも最高ですね。 ダークヒーローものの魅力が凝縮されてます。ピンときたひとはぜひ!蝶はどんな夢を見るのか。特蝶 死局特殊蝶犯罪対策室 安堂維子里ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。ノスタルジーワールドヒーローズ 横尾公敏 SNKナベテツまず一つ、自分は格闘ゲームは不得手でした。ただ、100メガショックというフレーズとともに、ネオジオの筐体は様々な場所にありました(近所のスーパーであったり、駄菓子屋であったり、勿論ゲームセンターであったり)。 サードパーティーでありつつも、独自のセンスであの頃のゲーム好きに覚えられているメーカー、ADK。そんなADKの格闘ゲームが令和の時代に漫画として読めるとは、全く想像していませんでした。 作者の横尾先生はかつてADKに在籍していたと以前聞き、なるほどと思っていたのですが、良い作品に仕上がったなあと感心しました。 30年近く前のゲームなので、忘れていることは多いのですが、キャラを見るとやっぱり懐かしいなあと思いますし、マッドマンやラスプーチンのインパクトは強かったなあとしみじみ感じました。 当時を知らない人には、思い入れを持つことが難しいタイトルだと思います。ただ、ストリートファイターや餓狼、鉄拳以外にも輝いていた格闘ゲームもあったのだと、漫画の歴史に刻まれて欲しいと願ったりもします(当時だと雑君保プ先生も描いてましたがこれもまたマイナーなんだよなあ)。 降神×魔術×武装…殺戮ゲームの果ての百合少女決戦オルギア 江島絵理あうしぃ@カワイイマンガ20年に一度、魔術団体が大いなる力を求めて争う「ゲーム」。参加者の一人、水巻舞子は、所属団体の思惑とは別に「親友の命」を守るため、命懸けの戦いに挑む。普段の大人しさと裏腹に、強い意思と冷静さで他を圧倒する力を身につけた彼女は、優勝候補「七柱(ななはしら)」と、次第に関わり合ってゆく……。 ▲▼▲▼▲▼ スピード感と力感、冷静さと恐怖に歪む顔、そして恍惚。圧倒的な戦闘描写に引き摺り込まれる。特に主人公・舞子がスピード重視の戦闘スタイルなので、読み合い、一手先を争うギリギリバトルが熱い! 戦闘を離れれば、親友との日常……これほぼ愛し合ってるよね?なやり取りから、「七柱」の連中との様々な関わり……勝者が一人しかいない戦いをする彼女達の、生きる意味・戦う理由・戦う運命を甘受するのか等々の、ゲームへの根本的な問い。それに直面する舞子の心の揺れと、大切な事へのブレなさには、切なく大きな百合感情がある。 暗く・重い世界を、ひたむきに「愛」に生きる舞子の限界バトルから、目が離せない!残酷さから、目を逸らすな。最高の江戸っ子ガールズバディアクション学園コメディ…!!やじきた学園道中記 市東亮子たか※ネタバレを含むクチコミです。ここが好きだよテリーマン!キン肉マン ゆでたまご地獄の田中ここが好きだよテリーマン! 「しかしこのテリーマンの説はそのどちらでもない」って言ってる時のテリーマンとかがすごい好き 一番良識派のようで一番ぶっ飛んでいるようにも思うんだが記憶に残る天パミステリと言う勿れ 田村由美みこチャンカレー好きの天パ。個性ばかりが記憶にやきつく。謎解きもよいけれど、彼の考え方生き方哲学が、すごくすきだなぁ。異世界転生して"勇者の追っかけ"はじめました #1巻応援勇者の嫁になりたくて( ̄∇ ̄)ゞ 山朋洸 鐘森千花伊sogor25この作品の主人公は18歳の冒険者ベルリナ・ラコット、みんなからベルと呼ばれている女の子。実は彼女は前世の記憶を持ったまま転生したいわゆる異世界転生者で、孤児院の6歳の子供に転生した彼女は前世の記憶を駆使して大きな不自由をすることなく都会で暮らしてきました。 そんな彼女が15歳の時、たまたま彼女が住む街を訪れた勇者クライスに一目惚れ。その瞬間からベルはクライスの"追っかけ"として勇者一行の旅路を追いかける生活が始まります。 この作品、いわゆる"なろう小説"が原作のコミックなんですが、小説原作のコミックとしては珍しく小説版のイラスト担当の方がそのままコミカライズも担当しているという作品です。 また、導入こそ異世界転生という形をとっていますが、この世界では冒険者の能力やステータスがパラメーターとして認識できるようになっており、転生自体よりもむしろ主人公ベルが転生後に習得した特殊スキルを駆使して活躍していきます。 この作品の面白いところは勇者の追っかけであるベルの存在がすでに勇者一行に思いっきり認識されている、というところにあります。 それどころか、勇者一行に物資を提供したり時にはダンジョン探検に同行したりと、ほぼパーティーの一員のような立ち位置にいます。ですが、あくまでベルは勇者クライスの一途な思いを胸に彼の追っかけとして一定の距離感を保とうとする、まるでアイドルとそのファンのような絶妙な距離感を保ったままクライスたちに付いてきます。そしてそのことに対して勇者一行も疑問に思いつつもそのまま冒険を進めていきます。 この不思議な関係性のまま、行く先々で様々な事件が発生し、その度にベルとクライスの距離が近づいたり近づかなかったり…?というコメディ作品です。 1巻まで読了 作画が凄まじい異世界もの転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 石沢庸介 謙虚なサークル メル。名無し異世界内での転生もの。 平民に生まれてしまったが故に魔術師として才能に恵まれず無念のまま亡くなっていき、気づけば王族の第七王子として生まれていた。 莫大な魔力、財、時間に恵まれ好きなだけ研鑽を積み、幼くして最強の魔術師へと至る。 マガポケで一時期大量に始まった異世界ものの中で一番好き。 最初はロリっぽい少年の描き方だけ気になったけど、アクションとかめちゃくちゃ強い演出が他の連載陣よりずば抜けてた。 話自体はベタな異世界ものという感じだけど、絵師ガチャ当てた感じで凄まじいので一読してみてほしい。 9話以降が特にすごかった。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13933686331666634438現代社会の病理と復讐屋の物語外道の歌 渡邊ダイスケ名無し「ウシジマくん」のようなリアルな絵柄とダークなストーリーに惹かれて読んでみました。世の中の暗黒面を凝縮したような場面が勢揃い!人間の心の闇が詰まっている!太古のヒーロー見参カムヤライド 久正人さいろくジャバウォッキー1914の久正人作品。 大和の時代のジパングが舞台で、ハニワを使って爆発したり返信したりカギ開けて退治したりするヒーローもの。 1コマ1コマのカットも面白く、デフォルメも独特で、硬そうだったり柔らかそうだったり不思議な質感に見えるタッチが相変わらず特徴的で良いです。 ただ、私的には戦闘範囲が広がるたびに脳内補完しないとついていけなくなっちゃうので「細かいことは気にすんな」という読み方のほうがいいのかなーとは思う。!?遊撃少女遊美 高橋伸輔 小金丸大和名無し※ネタバレを含むクチコミです。明日初めて競艇場に行くのでモンキーターン 河合克敏さいろく事前の予習と思って読み始めたら…全然手が止まらなかった。 超面白かったです。最悪細かいところは流し読みでもいいと思うからもっと読者増えないかなぁと思った。 パチスロのモンキーターンを打ったことがあったのでちょっと知った気持ちでいたけど、個々のライバルたちとの関係や背景がわかることで熱くなっていくのがわかる。これで尚更面白く感じてしまいそう。 現在は持ちペラ制っていうのがなくなったと聞かされたけど(持ちペラ制が99年とかに始まったっていうのも作中で知った)それにしてもこの波多野は意外と主人公らしい主人公で良いなぁと関心。 洞口親子の話や艇王榎木さんとの関係なんかも面白いし、三船や青島ちゃんもそう、どのキャラもしっかり立っていて素晴らしいです。 作品としての完成度も高いし、文句なしに名作だった。 愛が重い青年と不死の少女の純愛ラブストーリー!愛しの故・シャーロット 奈川トモ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。ホームコメディ+アクションSPY×FAMILY 遠藤達哉名無し※ネタバレを含むクチコミです。生き返って結婚するためにもう一度魔王を倒す!ネクロマンス 堂本裕貴名無し※ネタバレを含むクチコミです。花田陵の新作ブラックガルド 花田陵名無し吸血鬼の次はなんだ? 楽しみにしてたけどショウジョウ? 感染討伐刀ネガティヴ主人公バトルアクションとでも言えようか! (長いけどなんといったらよいか) 死にたいネガティヴ系主人公がイケメンそう これからが楽しみ最強系漫画だ100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます@comic 響眞 甘宇井白一 天野英名無しなろう系タイトルがどんどん長くなっていくのがちょっと面白いと思ってしまう人間です。 最強で師匠なのでお忍びで冒険者になろうともまず「預言者」と名乗る時点で分厚い警備をつけろ、となります。 お忍びだけおお忍びじゃない!! こういう方向性の漫画、嫌いじゃない。大人も共感できる、よく練られたストーリー絶対可憐チルドレン 椎名高志クロキ椎名高志先生にまるSFエスパーマンガ。現代の日本を舞台にしており、エスパーの実在が認知されている世界。設定がよく練られており、ストーリーが良い。子供向けだが、大人のエスパーたちの悩みと、未来への志は大人も共感できるだろう。「ヤクザ」の闘牌麻闘伝 ぬえ 志名坂高次にわか高津の若い頃の物語。番外編としては大満足。熱血漢の情の厚い男でもあるようで、冷血さをかねそなえてる。人柱編で言われるように「ヤクザ」してる感じがよかった。やっぱ面白いよな凍牌(とうはい)~人柱篇~ 志名坂高次にわか「盆」の後半は高津と堂島が何回自分の名前を叫んだかが気になるくらい長く感じたが、それ以外はよかった。個人的には「盆」の優が怪物的に場を荒らしてたのが楽しかった。そんな活きてくるキャラだと思ってなかった分だけ新鮮だったなー『ジョジョ』の基本思想が詰まった始まりの部ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版 荒木飛呂彦TKD@マンガの虫大ヒット漫画『ジョジョ』の 記念すべき開幕を告げる部 ではありますが、 ファンの人でもわざわざ読み返すことは あまりないのではないでしょうか? 私の周りでも「1部が一番好き!」 という人は1人もいません。 確かにその後の部に比べて バトルも地味なものが多く 現代から見ると時代を感じるキャラクターが多いので若い人たちが見ると 物足りなさを感じてしまうのは 仕方ないことだと思います。 しかし、今回久々に読み返して 私はビックリしました! 第1部にはこの後30年近く貫かれ続ける 「ジョジョの基本思想」が 詰まっていたのですッ! それは3巻で語られる ツェペリさんの3つの教えです! ①相手の立場に身を置く思考。 ②「勇気」とは怖さを知ること 「恐怖」我がものとすること。 ③「成長」には犠牲が付き物 「犠牲」成長につなげられる人間こそ 美しい人間である。 おそらく『ジョジョ』はこの3箇条をもとに 作られているのでしょう。 相手の立場に身を置くことで、 敵キャラの造形を 細かく描写することができる。 そして、「恐怖」を我がものとする。 つまり、克服しようとするからこそ 「ホラー映画」に影響を受けた シーンづくりをする。 そして、ジョジョたちが犠牲を成長に つなげていくからこそこの漫画は 「王道」なのだと思います。 これらの基本思想があり、 そして、ジョナサンの正義漢としての描写も 少し過剰ではありますが、 キチンと入っています。 このジョナサンの過剰なまでの 「いい子」「正義漢」描写があったから 後のジョジョはどんなに不良でも ジョナサンの子孫だからという 土台の安定感から ヒーローとして自然に 読者に迎え入れられる のではないでしょうか? そんな感じで、あの『ジョジョ』の 始まりの部がただの旧時代の 漫画の訳がありません。 一回読んだだけで その後読み返してないという人は 是非一度読み返してみてください! 自分の好きな 『ジョジョ』のエッセンスが 生まれた瞬間を 何個も発見できると思います!<<111112113114115>>
舞台は対馬。 蒙古に攻め入られた対馬の村々は侵略による略奪でモノだけでなく命すらも全て奪われていた。 実際の元寇(げんこう。蒙古と高麗による実際にあった日本侵攻のこと)を描いた漫画で、罪人として島流しされて流人となった主人公が義を貫いていく。 なんというか、こいつがゴーストオブツシマの主人公なのかと勘違いするぐらい日本の侍としての気持ちの良い活躍を見せる。ただ、もちろん一人がどんだけ強くてもどうにもならない時がある。そんなときの脇役たちは各々光って魅せてくれる。 漫画としてもバタバタ人が死ぬしよく考えるとかなりグロい。 ただ、ダークヒーローのようなスタートを切る訳あり主人公の迅三郎が対馬の人々を護る戦いを繰り広げていく様は読む手が止まらない。 博多編はまだ読んでない!