GODDESS RE-BORN TO BE DEATH
※ネタバレを含むクチコミです。
物語は終わる。それは避けられない。終わらない物語を夢見ることはあれど、語られたことは世界に刻まれ確実に根をはり続けている。
前作、「バタフライ・ストレージ」の前日譚として始まったこの物語は、恐らく読者の予想しない形で幕を閉じました。結末に至るまで、様々なことがありました(作者の安堂先生が倒れたという報せもその一つに挙げられます。本当に心配でしたし、無事退院なされて作品を描き上げたことは一読者として本当に僥倖でした)。
物語の始まった当初、「バタフライ・ストレージ」にどのような形で続くのか想像したりもしました。
なるほど、と頷く部分もあり、ここはどうなのだろう、と余白が残された部分もありました(和久井さんは何が目的で子供たちをあんな風に育てていたのだろうか、等)。
アワーズで始まった安堂先生の新作(GOAT HEAD)も面白かったのですが、いずれまた何処かでこの優れた作品について語られる日が来ることを、1ファンとして気長に待ちたいと思います。
末尾になりますが、安堂先生お疲れ様でした。新作も楽しみにしています。
「人は死ぬとその魂が蝶の形になって体からぬける……」保管すれば持ち主との会話も可能なその蝶は違法取引が相次いでいた。それを取り締まる国営墓地・死局の第一特殊蝶犯罪対策室を舞台に「蝶」をめぐる人間模様を描くSFアクション!
「人は死ぬとその魂が蝶の形になって体からぬける……」保管すれば持ち主との会話も可能なその蝶は違法取引が相次いでいた。それを取り締まる国営墓地・死局の第一特殊蝶犯罪対策室を舞台に「蝶」をめぐる人間模様を描くSFアクション!