0の男
ある日、謎の事件に巻き込まれ、家族を殺されてしまったプロテニスプレイヤー・日向零。そんな零に寄り添う婚約者・美樹。しかし、零が偶然手にしたファイルの存在を察知した“組織”が彼女を見逃すはずがなかった……。栄光を掴み取るはずだったラケットを武器に替え、零は復讐の旅に出る!!
しあわせ指数
奈雲 都は茶道部で宇野達也はラグビー部、二人は星城学院高等部の2年生だ。物語は夏合宿をする二つの部が、学院の信州寮で鉢合わせになったことから進展する。超プレイボーイの達也とウブで純愛に憧れる都が急接近。恋愛観は違うのにひかれ合う二人。愛する喜びを都が知ったとき、達也の心に異変が…!?
ぶるうピーター
蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった!? 直情一直線の一帆は激怒するものの、男子の入寮希望者が多く部屋の割り当て変更は行われない。一帆の幼馴染で共に入寮した亀行道は、そんな一帆達をうらやましがるが、実は女子寮と男子寮の間には埋められない溝があったのだ。一帆は持ち前の行動力で問題に立ち向かって行くが、そこはなかなか一筋縄ではゆかず……!? 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント『中学から、五年制の工業高専に進んだボクは、16歳から20歳までを寮と下宿で暮らしました。だから「学校」というと、すぐ「寮」を連想してしまうのです。その寮という、同世代だけの大家庭で知ったいろんなことを、いつかかいてみたいと、ずっと思っていました。……かかずにおくにはあまりに楽しい場所でしたから。』
火の玉ボーイ
アイツは何を考えているのか、何をしでかすのか…とてつもなく肝っ玉のデカイ奴・火の玉ボーイこと火野玉男のハングリィパワーに注目!!湘南の海で桃子=モンは、探偵である父親に置き去りにされたという玉男=タマに出会う。そして、タマはモンが真昼野高校に転入してきて…!?
なんか妖かい!?
突然ヒデの前に現れた黒髪の不思議少女ミル。ふとしたことから2人して旅に出ることに。幽霊なんて朝めし前、恐龍やUFOに大遭遇と、奇妙な世界の大連続。笑いあり、涙あり、恐怖ありのミステリーワールド。楽しさ、面白さ満載のラブコメアドベンチャー。
理学士の邪我汰良介が何者かに殺された!!銃声を聞き、かけつけた私立探偵のヒゲオヤヂは、事件の謎を解くため、うさぎのミイチャンと共に邪我汰博士の友人の敷島博士を訪ねる。手塚治虫デビュー前の、幻の作品第一弾!!
アトム今昔物語
地球へやってきたイナゴ型宇宙人のロケットが墜落!その大爆発にまきこまれたアトムは、ショックのため1900年代の世界へタイムスリップしてしまった!過去の世界でアトムと宇宙人をまちうけるものは……!?
リバ茶タイム
【80年代のときめきハイスクール掌編集♪】くじ運が悪い憧子は、クラスのクロスカントリー実行係に選出されてしまう。一緒に選ばれたのは、マイペースで気楽な男子・柳原(やん原)くん。相変わらずの運の悪い日々もなぜかやん原くんと一緒だとほんわかした気分に…。表題作「リバ茶(ティー)タイム」の他、「あいつのラブピント」「シルキーな風」「ちょっとポップなトレモロ」「想いは裏がえし」全5話の読み切りストーリーを収録。
あでやかにあざみ
ちょっと気どって、つっぱって、そのくせとっても可愛くて、夜毎ディスコの女王様、そんな必殺あそび人。男なんか信じない、クールなはずのあざみが怜(れん)と出会い、不器用に女と男のドラマは動きだす――。西尚美が描く、つっぱり軟派ブルース!
したいことを百も抱えて、フランスへ行ってしまった杉生ちゃん。幼馴染の彼からは、お便りも来ない、電話も来ない。お人形作りが趣味のツグミは、遠く離れた杉生ちゃんに夢中。そんな杉生ちゃんが、ある日突然帰国してきて、ツグミの恋多き親友の夏子が、よりにもよって杉生ちゃんに惚れてしまった。ツグミはすっかり舞い上がり、夏子を応援してしまうのだけれど…?
わかば白書
【女だからダメなんておかしい!!】渡辺若葉は、高校1年生の女の子。若葉は、同じクラスの赤城くんのせいで、やりたくもない委員長に選ばれてしまう。ある日、さわぎ放題の男子を注意する若葉だが、誰も話を聞いてくれない。そんな時、さわぎをしずめて助けてくれたのは赤城くんだった…。よしまさこ先生の青春ストーリー、第1巻。
はっきり言って『すくらっぷ』を小山田の最高傑作にし辛いのは、私一人じゃなかろう。となるとかの二者だ。奥深さはこちらだが、『ウッド』にはヒーローグループが少数ゆえの明快さがある。すると〈兄たり難く弟たり難し〉としかいえない。