「アリ事件の巻」『少年』1961年11月号~62年3月号掲載。巨大アリの来襲を利用して、密輸の取引相手殺害を計画した密輸団首領と、彼らを追う少年探偵・金田正太郎の推理対決が冴える、ミステリ色豊かな一篇。巨大生物ものというSF設定も興味深い。刊行当時すでに光文社ハードカバー版に収録された前半部分を省くなど、独自の編集がなされている。※巻末解説は『解題』(中野晴行)のみ収録しています。
まぼろし探偵
警視庁の富士警部を父にもつ進少年は、普段は新聞社の少年記者。しかし必要な事件が起こると、まぼろし探偵に早変わりし、悪党を退治する。進が川で夜釣りをしていると、銃で撃たれ重傷の丸の外警察署署長の角田が釣り糸に引っかかった。そして父の富士警部と丸の外警察署に行くと、なんとそこには角田署長が…!?
来るべき世界
あいつぐ原爆実験のため、生物相の変化した地球に、突如現われた怪生物フウムーンとは!?スター国とウラン連邦の対立は、戦争へと発展した!核爆弾により、地球は滅亡するのか!?SF漫画不朽の名作、第1弾登場!
鉄腕アトム別巻
いつの日にもアトムは、希望のともし火をかかげて僕たちの未来を明るく照らしてくれた……。アトム復活の物語からアトムの最後まで、ブラック・ジャックやビッグXなど手塚漫画のキャラクター総出演で贈る傑作バラエティー。さまざまな世代の熱いコールに応えて、巨匠が再び描き、各種の雑誌、新聞等に掲載されたアトムのエピソードを集めた“アトム番外編”が詰まったお得版! <手塚治虫漫画全集収録巻数>MT251「鉄腕アトム別巻」1巻収録/MT252「鉄腕アトム別巻」2巻収録 <初出掲載>『鉄腕アトム別巻』 小学二年生ほか 1980年
0マン
0マンの電子冷凍機は、地球を氷河期に変えようとしていた!!このままでは、すべての人間が凍死してしまう!!人類最大の危機を救うため、リッキーは再び0マンの国へ潜入するのだった!!名作SF長編、第1弾!!
魔神ガロン
突如地球へ落下してきた隕石、それは宇宙人が送り込んできた巨大ロボット・ガロンだった! はたして宇宙人の目的とは? そしてガロンを制御する鍵となる少年・ピックの正体とは? 手塚治虫が描くロボットSF! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT266~267,377『魔神ガロン』第1~3巻収録 <初出掲載>『魔神ガロン』1959年7月号~1960年7月号 冒険王連載
続坊っちゃん先生
あわて先生こと坊ちゃん先生のクラスの仲良し3人組、サボテン君とトッちゃん、そしてチャメちゃんは、遠足、運動会に学芸会、夏休み、冬休み、勉強はほどほどに、毎日遊びに夢中!個性豊かなクラスの仲間だが、何かあると一致団結!そんなサボテン君やトッちゃんたちも、いよいよ小学校を卒業する日が…。卒業当日も遅刻の二人、無事に中学生になれるの!?
坊っちゃん先生
明るく元気な少年・サボテン君とトッちゃんが通う小学校に、新任のあわて先生が赴任して来た。二人のクラスの担任となったあわて先生こと坊ちゃん先生は、生徒の気持ちを理解する優しい先生だが、そそっかしいのが玉にキズ。正義感は強いが失敗ばかりのサボテン君とトッちゃん、暴れん坊のあば吉、男顔負けのラン子など、個性あふれるクラスの日常を描いたギャグコミック!
黄金のトランク
地獄谷の霧の中からやってきた、黄金のトランクを持った男の正体は、いったい何?そして、行く先々で黄金をバラまいて歩く、この男のねらいは?金が多くなりすぎたために、混乱を起し始めた世界はどうなるのか!?
秋葉原(フォーラム・ダンク)や江東区森下文化センターでの原画展が話題となり、そのかわいらしいキャラクターと巧みな画力で再び注目を浴びてきた漫画家・太田じろうの代表作『こりすのぽっこちゃん』第一弾「おかしやさんのまき」となります。今回の『こりすのぽっこちゃん』は1958年(昭和33年)9月に創刊された「こばと」に連載されたものの初期掲載分をまとめています。連載開始後には、テレビ番組での人形劇が放送され、多くのぽっこちゃんキャラクター商品が発売され、大きな人気となりました。しかし、当時の人気の中でも、ぽっこちゃんの漫画が1冊にまとまることはありませんでした。こうしてまとまって読むことができる初めての『こりすのぽっこちゃん』をぜひお楽しみください。なお、連載分初期では『こりすのぽっこ』と「ちゃん」がついていませんでしたが、今後も続巻を計画していますのでここではタイトルを『こりすのぽっこちゃん』としています。一部原画からのものと当時の掲載誌より編集・印刷をしています。現在は「太田じろうの世界展」原画展や即売会ブース以外ではまんだらけ様のみの通販となっております。ぜひ、この機会にお求めくださいませ。
もも子探偵長
連載から55年、初単行本化!! 昭和30年代初頭に人気を博した少女漫画『もも子探偵長』が、雑誌連載から55年を経て、初の単行本化! 『もも子探偵長』は、「りぼん」(集英社)で1958~59年の2年にわたり連載され、少女探偵漫画の名作として、今なお多くの漫画読者から支持されています。漫画評論家の故・米沢嘉博氏からも絶賛され、長らく単行本化が望まれていました。全24話+読み切り2本を上・下巻で刊行。 ▼ストーリー紹介 お話は、もも子、キジ子、ワン子の仲良し3人組「りぼんたんていだん」が、鬼、海坊主、河童、狼少年などのモンスターや怪人が登場する怪奇事件に遭遇し、聡明な推理と勇気あふれる行動力で、胸のすく解決をおこなうサスペンス活劇です。鈴木光明の描くハートをあしらった帽子やミニスカート、胸元を飾るりぼん等のファッションは、時代を超越したモダンさにあふれ、凛々しくてキュートな美少女キャラは、今なお多くの読者から支持されています。
日本を手始めに、世界征服まで目論むゴースト国のスカイ総統。その目的のため、日本の大科学者・水川博士が標的に! まさに博士が誘拐されんとする時、間一髪で勇二扮する電光少年スパーク・ダンが登場!
アラフィフ以上の方にはお馴染みウルトラシリーズのコミカライズ、そして8マンで一世風靡した桑田次郎氏の初期作品がスパークダン。 この1950年代のSF作品ではありがちな設定の少年と探偵がベースになっているが、物語の描写の組み立て、近未来の科学を想像したイマジネーションに加え、それを表現した圧倒的な画力は素晴らしいと言っていいでしょう。 今だからこそ絵は古く、言葉の言い回しも丁寧すぎると感じてしまうが、それもまた魅力だと言っていいはずです。