小学館マンガの感想・レビュー4596件<<110111112113114>>早梅の凛とした姿に惹かれますプロミス・シンデレラ 橘オレコPom 早梅の動じなく、目の前のことと向き合って遠慮なく言葉を発する姿がカッコいい。 高校生、壱成とのシーンは早梅の女性らしさも見えて、やりとりも可愛いしホッコリしました。 ラブストーリーだけでなく、元旦那の不倫が早梅と別れさせるために計画されたものだったりと、色んな伏線が張られているので飽きずに楽しく読めます。昔の約束に導かれる旅指折りいくつも 森泉岳土名無し道端にふと現れる「名代さま」という黒い御札に会いたい人の名前を書くと叶うという都市伝説。それのおかげなのか、子供の頃、転校で離れ離れになった親友に会うことが出来たという主人公が、20年ぶりにその地・尾道へ向かうという話でした。 また会おうという約束をしたはずなのに、どうしてそれきり疎遠になってしまったのか。再びその場所へ訪れることで、しまわれていた記憶が引き出され、大人になったからこそわかる人の成長を実感します。旅に出るきっかけって、こういうことでも良いんだなというのと、これこそ旅の面白さだなというのを感じました。日常のなかに隣り合う怪異を描く山姫 紺野アキラツイッターの漫画を読むひとあまりにおしゃれな絵を描かれるので読み始めはてっきり「女子大生みどりちゃんとバスの運転手田辺さんのラブコメかな〜?」と思ってページを進めたのですが…。 浅薄な予想を気持ちいいほどに裏切られる、洗練された絵と質実な描写で魅せるとても腰の据わったマンガでした。 日常に潜む妖怪・怪異を描いた作品は多くありますが、本作の読み味は結構独特です。コメディとホラーの“あわい”を絶妙に描き抜いてるので、不気味さとユルさの同居の具合が心地よかった。 当初ちょっと予想していたみどりちゃんと田辺さんの関係性もラブまでいかないけど、お互いを大切に思っていることが伝わってきてほっこり。 ふたりとも優しいんですよね。 彼らの持っている「あたたかさ」みたいなものが最後に形になるのも美しく感じます。 ちょっとドキドキして、ちょっと優しい気持ちになれる素敵なマンガでした。人生✖︎ベリーダンス✖︎自分自身セクシー田中さん 芦原妃名子Pom 面白すぎて、早く続き読みたいです! 田中さん、田中さん愛が凄い朱里ちゃん、笙野さん、キャラクター全員個性があって皆素敵です。 特に私は朱里ちゃんが好きです。友人を助ける責任感溢れてるところも、少し性格ひん曲がってるところも、とっても可愛い。 元気と笑いをもらいました。 剣術ボーイ・ミーツ・ガール&赤ちゃん誕生!てのひら創世記 小川麻衣子名無し少年誌らしい、アクションあり、コメディありで、いきなり赤ちゃんができたり(?)とドタバタなスタートをきった新連載! らんま1/2を彷彿とさせる、身体能力に長けた少年少女の運命的な出会い。 バトルシーンがかっこよすぎる… 古武術「花形流」の本元である須崎家と縁を切るために、長男の愛一郎へ決闘を申し込みに来た、分家・柊家の千絵。 ふたりが剣を交えた瞬間、なんと剣は消えそのかわりに「赤ちゃん」が生まれた!!???? てのひら創世記というタイトルから、きっと想像できない新たな世界を描いてくれるんだろうと期待。設定とか世界観とかちょっと懐かしい感じがするのは狙いなのかな…どうやったらこんなすごいもの描けるのたまご他5篇 光用千春作品集 光用千春starstarstarstarstarhysyskみんなそれぞれ複雑な事情を抱えてる、というのをここまで細かく具体的に、でも同時に詩的に描けるのが素晴らしい。会話が活き活きしてるし、シリアスな出来事の最中にふと浮かぶ変な妄想とかもいちいち現実味があって、人生だなという感じ。ものすごく辛い体験でもないとこんなこと考えない(辛過ぎて逆に醒めた目線で自分を見る状態というのはなかなか想像で描けないはず)と思うし、ちゃんとここまでの作品にまとめ上げるのにはかなりの力が必要だと思う。感服しました。エグッてくる母娘の確執母と娘のゆくへ 大井詩織名無し痛烈な読切。 帝王切開で産んだ恩を娘に着せて自分が出来なかったこと、憧れを投影し、娘にやらせようとコントロールしようとする毒母の気持ち悪さが際立っていて、娘は母が望む方向には行かないように緩やかに抵抗しているように見えました。 時は経ち、大人になった娘は死にゆく母と対峙し…。 教育や子育てって洗脳や呪いと変わらないので、親になる人は子供を決して自分の身代わりや所有物として扱わないでほしいなと、これを読んで切実に思いました。 別個の人格をもっと人間として接しないと、やがて衰え、力関係が逆転したときに悲劇が起きます。 何をしたところで恨みは消えないようにも思えましたが、救われないのでもう何もないと思いたかった、思いこもうとしているといった部分もあるのかもしれませんね。 『すみれの花咲くガールズ』の朱良観(あけら かん)先生の別名義。 これは改名なんでしょうか。 声優・吉野裕行原作の読み切り漫画!気づいてないね。【吉野裕行直筆あとがき&ボーナスコミック 菊乃杏『パーフェクトスキャンダル』付き】【マイクロ】 朝田とも 菊乃杏 吉野裕行名無し新刊ページ見てたら吉野裕行という名前が目に飛び込んできて二度見したら、どうやら同姓同名の漫画家さんではなく、自分が知っている方の声優さんだとわかり購入ました! 読んでみるとかなり予想外の内容でありきたりな内容じゃないという点ではかなり面白かったです。 率直な自分の感想はというと主人公の男がウザくてホントマジ無理です笑 よくユキちゃん1年も付き合ったな…。 あとがきによると「人はすれ違う生き物」ということを書きたかったそうで、その言葉どおり完璧にすれ違って破局するお話でした。 なので一般的な少女漫画のように危機を乗り越え仲直りできてよかったねという展開を想像していると、読み終わって「は!??」ってなるのも当然ですね。 「どちらかだけに非があるとは思えずどちらかだけを攻めることなどできないのでは…」という吉野さんの言葉どおり、ユキちゃんはもっと早く主人公に「何でも私に合わせてくるのホント無理なんだけど」と伝えるべきだったなと思います。「言葉にしなくても私の気持ちをわかってほしい」というのは子供っぽい甘ったれた考えで、ここは確かにユキちゃんの非ですね。 最後に秋田まで飛行機で追いかけていった主人公には驚いてしまいました。自分の主人公に対する好感度が低すぎるため、この行動には「うわー…」となってしまったのですが、これってこのあと2人で話し合って仲直りしてハッピーエンドになることを示唆してるんでしょうか? 他の人の感想が気になります!和樹を見守りたい詩歌川百景 吉田秋生starstarstarstarstar干し芋『海街diary』は、読んでないのだが・・・。 この物語だけでも、当然ながら成立してます。 主人公の和樹は、複雑な家庭に育ったのに、素直に成長しているように感じる。反面教師なのかな? 温泉街に住んでいる人々の何でも共有できている良さもあるけど、その閉塞感も辛い。 この街で、生活していくこと、仕事、人間関係、自分の立ち位置、色んな事に気を使いながら成長していく和樹を見守りたい。完全版は紙で買って、こっちを電子書籍のバックアップとして買う歩くひと 谷口ジローhysysk風景がたまらなく愛おしい。体験したことがないはずなのに、何となくこんな日があったような気持ちになる。僕らが歴史的な風俗画を眺めて昔の人ってこうだったんだなぁとしみじみ思うように、200年後の人が読んでも面白いんじゃないだろうか。 家を買うのも、生活だプリンセスメゾン 池辺葵nyae仕事して生活費を稼ぎ、食事を作り(もしくは買い)食べる、そして寝る。 そんな人間として当然の営みの中のひとつに「家を買う」もあるような気がしました。 主人公の沼越ちゃんが自分の理想の住まいを探す漫画なのですが、見つけたら終わりじゃないんですね。その後、その家での暮らしもじっくり描かれる。生活を描いてる。読んでよかったな…と思います。 家を買うなんてそんなこと自分の今後の人生で全く想定してなかったけど、選択肢に入れてもいいのかもしれない。田村由美すご…BASARA(バサラ) 田村由美かしこやっぱり主人公の更紗と同じ年齢くらいに読むのが一番どハマりすると思うけど、初めて読むのが大人になってからでも面白かったです。最初から最後まで田村由美のパワーに圧倒されました!!あれだけ壮大な物語だと終わらせ方も難しそうだけど最終回もよかった。その後に収録されてるBASARA外伝もすごかった。読者が気になってることすべて描ききってくれていて、もう何も言うことないなと思いました。外伝の最後で前世の更紗と朱里が登場して物語がループするような演出は感動した。もう完璧ですね。自称・世界一のイケメン、とにかく明るい池田くんイケ田くん 渥美駿名無し自分がイケメンであることにとにかく迷いがない変な子、池田くん。変な子なんだけど腹筋がバッキバキでした。 なんかいろんな芸人を混ぜたらこうなったという感じもしなくないです。 ビッグコミックスピリッツ40周年特別読切スピリッツなき世界 水口尚樹マンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。アニメ楽しみ!魔王城でおやすみ 熊之股鍵次名無しこれは良作アニメになるに違いない やはり姫が可愛いんですよね〜娘を支配しようとした母親の末路母と娘のゆくへ 大井詩織名無し※ネタバレを含むクチコミです。 青年漫画の偽装結婚ものは珍しい?#1巻応援結婚するって、本当ですか 若木民喜六文銭少女・女性漫画では、一大ジャンルになっていると思う「偽装結婚」ものだが、青年誌では珍しいなと思い読んでみた。 私、ドツボです。 「モブ子の恋」もそうなんですが、こういう恋愛に対して地味めなカップルが恋愛を意識していく過程みるの好きなんですよ。 それが例え、偽装でも。 特に、恋愛以外に強い価値観があって、それを中心とした生活に満足しているようなカップルーいわゆる恋愛脳ではないので、そこからどうやって発展していくのかが興味津々なのです。 本作も、そんな感じ。 主人公大原は、他人よりもワンテンポ遅れているようなのんびりした性格で、猫と暮らすことに生きがいを感じている。 ヒロインの本城寺は、人をみつめる癖があるのに無表情・無口なため職場で異様な怖さを出しているが、家で一人地図を眺めるのが好き。 二人共、家で過ごすことに喜びと生きがいを感じている。 そんな中、二人の勤務先の旅行会社で海外に出張しなければならない(しかも、ロシア)人員の選抜がはじまる。 候補は独身者。 充実したシングルライフを守るため、大原と本城寺は結婚して(厳密には結婚したことにして)、この選抜から逃れようという流れ。 自分のメリットがなければ結婚しないという、なんとも現代的な価値観だが、納得感のある感じ。 職場の人間に結婚を報告し、祝福されるのを二人が一生懸命取り繕っていく過程で、少しづつお互いの価値観を共有・理解していきます。 まだ1巻なんですが、最後に少し意識しはじめる描写があり、これからの展開に期待しかないです。 続刊楽しみすぎる。 余談ですが、本城寺さんが死ぬほど可愛いです。 年上だからと張り切る姿も、結果空回りして反省するところも、何より1人部屋でスウェットみたいなの着てニコニコ地図を眺める姿・・・普段、無表情だからか、そのギャップにやられてしまいました。 ベタですが、いいものです。失った記憶を取り戻すための切ない旅記憶の技法 吉野朔実まるまる※ネタバレを含むクチコミです。気持ち悪さが癖になる夏目アラタの結婚 乃木坂太郎starstarstarstarstar干し芋表紙を見た時と内容のギャップに驚きを隠せない。 読めば読むほど、真珠が何者なのかわからなくなる。 アラタの表面と裏の声が同時に感じられるのもいい。 真珠は、本当に殺人を犯したのか? 綱渡りの二人の関係が今後どう展開していくのか、本当に楽しみである。 真珠の表情が独特の不気味さで、気持ち悪気が癖になる。 そして、宮前君の存在も気になる!! まず、絵で殺され、そして泣く。不思議な漫画プリンセスメゾン 池辺葵みこチャン手にとる時、「表紙がかわいくてオシャレだな」というだけの理由をもちレジに持って行った。家に帰り珈琲なんぞを啜りながらシャレオツな漫画を嗜む私カコイイむき出しで読みだしたのだが、気づけば珈琲はいつの間にか冷めていたし、組んでいた足は解かれてあぐらをかいていたし、私の中のシャレオツな漫画を嗜むカコイイ私は死んでいた。 プリンセスメゾン。 家を買いたい女の子の話。だけじゃ、なかった。 これは作者の気まぐれですか?ってほど、ふ、とした拍子に「閑話休題!沼越ちゃん以外の女性の生活を垣間見てみよっか!」という回がたびたびあるんだが、私はその回のどれだったか今やわからないが、 女性が朝おきて、夜、ベッドで眠る。 というだけの描写にしか思えない回で、なぜか泣いてしまった。 なにがそんなに感動的だったのやら、言語化するには能力が足りないだけかもしれないが、とにかく 絵で殺され、そして泣いたのだ。 じわ、と滲むようにそれは広がり、幸せと寂しさのはざまにゆれるような、そういう不思議なきもちをくれた。 かなり売れて、確か実写化とかしてたけど、これは漫画、静止画でないと、そしてこの絵柄でなければ、出せないものが絶対にある、と思う。 池辺葵は他作品もステキに滲む作品ばかりなので、プリンセスメゾン以外もおすすめです。記憶に残る天パミステリと言う勿れ 田村由美みこチャンカレー好きの天パ。個性ばかりが記憶にやきつく。謎解きもよいけれど、彼の考え方生き方哲学が、すごくすきだなぁ。男女の"受け攻め逆転"ラブコメ!? #1巻応援女の子が抱いちゃダメですか? ねじがなめたsogor25主人公の24歳のOL、梶谷美月は有名商社勤めのエリートサラリーマン篠宮孝之さんと付き合っている。清楚な雰囲気の美月と爽やかで優しい孝之は傍からみると理想的なカップルに見えるが、美月には孝之に対して隠していることがありました。それは"男の人から積極的なアプローチを受けることが苦手だ"ということ。 例えば彼氏に頭をポンポンされたりだとか肩をぐっと抱き寄せられたりとか、そういう行為に対してすごくむず痒い思いをしてしまって気持ちが引いてしまう。そしてそのせいで今までの彼氏とは長続きせずにすぐに振られてしまう。そのことずっと悩んでいた。 孝之のことは本当に素敵だと思っていて、できれば長く付き合っていきたいと思っていた美月だったが、彼に愛想を尽かされないために隠そうとしていた彼女のこの性質が、本人も想像だにしなかった、彼からのアプローチではなく逆に自分から迫っていってしまう、という形で発露する。しかもそれが孝之さんと初めて一夜を共にするというタイミングで…という物語。 この作品、単行本の帯にも「男女逆転セックスラブコメディー」と書いてあるんですが、実は男女の”受けと攻め” が逆転したカップルというのを描いた作品です。 こう聞くとかなり特殊な設定の作品のように見えるんですけども、実はマンガ好きの方々には意外と受け入れられやすい設定なんじゃないかなと思います。 というのも、例えばBLマンガや百合マンガだと同性どうしで"攻めと受け"が描かれていて、つまりそこには "女性の攻め" 男性の受け" が存在しているわけです。そしてそれを読者はごく自然に受け入れているはずです。 ということは、男女カップルの中でも “女性の攻め"×"男性の受け” という組み合わせがあっても不思議ではなく、そう考えれば今作の設定もすんなり受け入れられるのではないでしょうか。 この作品は、美月と孝之、それぞれが相手との恋愛に悩む様子を描くことで、"女性の攻め" 男性の受け" という関係性をすごく自然に描いている作品です。1巻の段階では2人が思い描いていたいわゆる “普通の恋愛” とのギャップに悩む姿も描かれるんですが、2人が悩みながら試行錯誤した結果どのような関係を育んでいくのか、今後の展開が非常に楽しみな作品です。 また、漫画を楽しむという上でも、そして現実世界に当てはめたとしても、新しい価値観を得られる作品になってると思うので、恋愛漫画をよく読まれるという方はもちろん、BL や百合漫画が好きだとという方にも是非読んでみて欲しい作品です。 1巻まで読了 心霊×グルメ×ちょいエロ保健室の先生ピギーガイスト 植松七志名無し※ネタバレを含むクチコミです。話せるようになった老犬の一日の使い方二十歳の犬 太田基之名無し犬のタロちゃんは、拾ってくれた恩人である主人に感謝を伝えるために話せるようにしてくれと稲荷様に頼むと二十歳の誕生日の一日だけ話せるようにしてくれたが・・。 アホそうでトロそうな老犬とおばあさんのやりとりが面白く、この一日だけの使い方が優しく温かい。<<110111112113114>>
早梅の動じなく、目の前のことと向き合って遠慮なく言葉を発する姿がカッコいい。 高校生、壱成とのシーンは早梅の女性らしさも見えて、やりとりも可愛いしホッコリしました。 ラブストーリーだけでなく、元旦那の不倫が早梅と別れさせるために計画されたものだったりと、色んな伏線が張られているので飽きずに楽しく読めます。