小学館マンガの感想・レビュー4596件<<111112113114115>>明日初めて競艇場に行くのでモンキーターン 河合克敏さいろく事前の予習と思って読み始めたら…全然手が止まらなかった。 超面白かったです。最悪細かいところは流し読みでもいいと思うからもっと読者増えないかなぁと思った。 パチスロのモンキーターンを打ったことがあったのでちょっと知った気持ちでいたけど、個々のライバルたちとの関係や背景がわかることで熱くなっていくのがわかる。これで尚更面白く感じてしまいそう。 現在は持ちペラ制っていうのがなくなったと聞かされたけど(持ちペラ制が99年とかに始まったっていうのも作中で知った)それにしてもこの波多野は意外と主人公らしい主人公で良いなぁと関心。 洞口親子の話や艇王榎木さんとの関係なんかも面白いし、三船や青島ちゃんもそう、どのキャラもしっかり立っていて素晴らしいです。 作品としての完成度も高いし、文句なしに名作だった。不登校と強すぎる個性への応援歌 #完結応援キセキのローレライ 能登山けいこあうしぃ@カワイイマンガ自分の歌声で人を失神させた事を気に病み、不登校になった中学生女子。優しい転校生に歌を認められた事をきっかけに、彼女は少しずつ元気になる。しかし、彼女の歌声には秘密があり、転校生の男子にも秘密があった……。 ♫♫♫♫♫ 歌をきっかけに広がる世界、イケメン男子二人から迫られるドキドキ、歌声の秘密を巡る謎の勢力etc...少女漫画としての楽しさ一杯に進行しながらも、核となるテーマは重く、真剣に没入して読んでしまう。 メインテーマの一つに「不登校」がある。当事者の内面描写が切なくて、同じような苦しみを抱える人……精神的なしんどさを抱える人ほど、思い入れてしまうだろう。 精神的に苦しむ人が、優しい人達によってどの様に救われていくかを描き、寄り添い方について、我が事のように考えさせられる。(精神状態が身体症状に現れることなど、広く知られて欲しい) 「強すぎる個性」とどう折り合いをつけるか、というのも大きなテーマだ。主人公・キセは特殊な歌声で、人を感動させる一方で、思いがけず人を傷つけてしまう……その苦しみを理解する人は、実はあらゆる所にいるだろう。 そして裏テーマとして「学校教育の肯定」もあるだろうか。 作中でキセが歌う歌は、唱歌、クラシック、ポップスまで、学校の音楽や英語の授業に登場するものが多い。これらの曲を「ガッコーでやってた、ダサいやつ」と斜に構えて見る人も多いかもしれないが、本当は心の奥底で、胸を掴まれていないだろうか? 作中では、これらの曲をキセが楽しそうに・心を込めて歌い、多くの人が心動かされる。そんな様子を見ていると、これらの曲を、もう一度素直に聴いてみたくなる。 心の奥では肯定したい美しさ・楽しさを、中2の感性のまま拒絶する心。キセの歌う姿には、そんな私達の頑なさを解きほぐす力がある……そんな気がする。 大きな苦しみを抱える人から、小さな引っ掛かりを残したまま暮らす人まで、苦しみを知る人々の心を癒し、支えてくれる作品だ……そしてそれは結局、今を生きる全ての人への応援歌として、優しく響く。城を建てちゃいましょう江戸城再建 三浦正幸 黒川清作名無しかっこいい漫画ですね。 一巻を一読した感想はそんな感じ。 ないなら江戸城を建ててしまおう! 人間不思議と自分が住んでいる地方のランドマークに誇りと愛着を持ち、もしそれが壊されてしまったら自分ごと否定されたような感覚を覚えてしまいます。 熊本城然り。 ほーん…東京に江戸城か…。 いいかもしれない! 城の知識ももちろん詰まっているので城好きにも勧められる大人な漫画。 全て冷静に机上でやっているようなことなのに、とても熱い印象を受けました。最強系漫画だ100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます@comic 響眞 甘宇井白一 天野英名無しなろう系タイトルがどんどん長くなっていくのがちょっと面白いと思ってしまう人間です。 最強で師匠なのでお忍びで冒険者になろうともまず「預言者」と名乗る時点で分厚い警備をつけろ、となります。 お忍びだけおお忍びじゃない!! こういう方向性の漫画、嫌いじゃない。 大人も共感できる、よく練られたストーリー絶対可憐チルドレン 椎名高志クロキ椎名高志先生にまるSFエスパーマンガ。現代の日本を舞台にしており、エスパーの実在が認知されている世界。設定がよく練られており、ストーリーが良い。子供向けだが、大人のエスパーたちの悩みと、未来への志は大人も共感できるだろう。兄の存在感が強すぎる実録あだち充物語 あだち勉名無しあだち充先生の初期の絵柄が今と全然違ったのがびっくりです。それは当時の流行とかを取り入れて反映していたからと書いてあり、巨匠作家にもいわゆる下積み(というのか?)時代があったんだな、と。 あだち充物語と謳っていながらお兄さんの存在感の強さ半端じゃないですよ。もはや主役。実際にこの人無しでは今のあだち充は生まれてないんでしょう。きっと。懐かしい匂いに誘われたい地下街のゆめ 日𠮷ゆい子名無しかつて地上にあった商店街がビル建設によって地下に移動してどこか懐かしい雰囲気をもった迷路のようになった地下街の話。 おじいさんが孫二人連れて映画帰りに寄ったのはウィンナコーヒーが名物の地下街にある喫茶店。 トイレに行こうとした孫は迷ってしまい、同じく迷ったおじさんと会い一緒に地下街を彷徨うが・・。 具体的に時代は分からないけど、昭和後期から令和のどこかなのかな、そこから昭和初期、中期あたりを振り返って、全体を通してずっと懐かしい匂いが充満していてキラキラと輝いている様子がきれいでステキでした。 まさにタイトル通りの内容キッテデカ 寺沢大介 高橋遠州starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男筋金入りの切手マニアの刑事が切手ネタを元に犯人を追い詰めていく漫画で、雰囲気は「喰いタン」に近い感じ。1話完結で疲れている時や寝る前とか読むと気分なりそうな感じ面白さでよかった。 個人的には原案の高橋遠州というのはテツぼんでの「鉄道」にも詳しいし今回の切手にも詳しいので何者なのか余計気になった。 みんな楽しそうだなぁ!良い趣味マンガだ!サバゲっぱなし 坂崎ふれでぃなかやま私もこの作品からサバゲが趣味になりました。 まぁとにかく、登場人物全員それぞれの思いを持ってサバゲを楽しんでいるのが伝わってきます。 ネガティブな要素が殆ど無い! それに加えて作者さんの見開きの表現力 見開きはモブキャラにも血が通っていて、ひとりひとりが意思を持って動いています。 また、この作品の特筆するべきところが、もう一つ リアルサバゲとの連携 Twitter上で「♯サバゲっぱなし参加」のタグを付けて自分のサバゲ写真をツィートすると、なんとマンガに出演できてしまうかもしれない!? https://twitter.com/lunaticmonster/status/1281923502845464577 サバゲーマーは多かれ少なかれ自分の装備に何らかのこだわりを持っていて、やっぱりそれは自慢したいのです きっと採用された人は本当に嬉しいでしょう そういう意味では、みんな=登場人物・作者・読者 が楽しいという作品と考えています。 ただサバゲは沼な趣味なのでオススメはしないです・・・(楽しいよ)魂の逃げ場所はどこですか??光の箱 衿沢世衣子まさおわけわからん!キッツイわーが一話目を読んだ後の感想で、読み進めて行くと気がついたら光の箱の虜になってる。明るいはずなのに仄暗く、不思議な魅力に溢れた光の箱は何だか不思議な中毒性がある笑。 みんなそれぞれの「光の箱」を持って生きてるんだろなって。自分は何だろ?マン喫かな?笑 まずは、知ろう#1巻応援教え子がAV女優、監督はボク。 村西てんがナベテツマンガのすばらしさは幾つもありますが、自分の知らない世界を教えてくれる、知見を広げてくれる、という点も挙げられると思います。 AVを見たことのない男性というのは日本にほとんどいないと思いますが、この業界に関して詳細な知識のある男性もまた、ほとんどいないと思います(AV女優や男優、作品レベルの話ではありません)。かくいう自分も、好きな作家のエッセイや漫画で取り上げられたエピソードやインタビュー程度の知識しかありませんが、それでも恐らく世の中の平均的な男性よりは「作品」以外について「知っている」人間になってしまうと思います。 作者の村西てんがさんは、実際に制作会社で働いた経験があり、我々のような無知な人間に、AV業界や撮影というものを、少しずつ見せてくれます。 パッケージングされた作品には、それを作っている人達がいる。至極まっとうなことなのですが、AVに関してはその事が意識する人間は殆どいないように思います。それもまた無知のもたらすものであり、想像力の翼を届かせることのない原因になってしまっているのではないかと思います。 描きたいことが沢山あるんだろうな、というのが1巻を読んで自分が感じたことでした。それは、作者の物語を紡ぎたいという願望と同じくらい、この業界に向けられる「無知」に起因する眼差しを変えたい、という祈りなのではないかと。 世の中には、色んな仕事があるし、そこで働いている人は多分自分とそんなに違わない。彼ら彼女らも自分と同じくらい懸命に毎日を生きている。そんな当たり前のことを教えてくれる、現代の日本で特殊とみられる世界をやさしく教えてくれる作品です。作者が描き切ったと言えるくらい、連載が続くことを祈り、細やかでもエールになればと思います。哀愁あふれるハタチの老犬二十歳の犬 太田基之名無しまったく可愛くない犬タロちゃんはお稲荷さんに二十歳の誕生日だけ人間の言葉を話せるようにしてもらいました。可愛くないけどとても礼儀正しい、落ち着きのある老犬です。そして自分を拾って育ててくれた飼い主のお墓参りに奥さんと一緒に向かうと…と言うお話です。 人間を装って子供服を着てお墓に行ったところが笑えました。大長編ドラえもんを全部読んだ大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄マンガトリツカレ男「のび太の恐竜」〜「のび太のワンニャン時空伝」までを全部読んだ。 おそらくリアルタイムでは「のび太と竜の騎士」ぐらいまででそれ以降は全く読んでいなかったが今回全部読んでみた。 昔読んでいた「のび太と竜の騎士」あたりまでは懐かしいという気持ちでだったがそれ以降はなんとなく流れで読んでしまった。 やはり子供の頃に一年に一冊づつ読んでいくのが正解で中年になってから一気に読むと、素直には楽しめず「歌が出てきたからもうそろそろ終わりかな」とか「大長編はいつも同じ道具を使うんだな」とか「最後のまとめ方がすごいな」とかその程度の感想になってしまった。 なんとなく予想はしていたが「のび太のねじ巻き都市冒険記」以降は「大長編ドラえもん」だが藤子・F・不二雄の「大長編ドラえもん」と違う感じを受けたがそのへんみんなはどう思っているかは気になるところだ コンビニで救われる?!光の箱 衿沢世衣子starstarstarstarstar干し芋不思議な世界観にスッと連れて行ってもらえます。 暗闇のコンビニで人間模様、そして、闇・・・。 生きて行くことの楽しさを死んでしまってから感じるなんて悲しいし、虚しい。 でも、死んでしまうことによって冷静に客観視できるのかなぁ? 生と死の間に生きているってどんな気持ちなんだろう。 『最後の3秒』決断の時!!癒し。こぐまのケーキ屋さん カメントツPom ただただ癒される。 こぐまの店長の行動一つ一つが可愛すぎる。 四コマで春夏秋冬ごとに店長が店員さんと共に成長していって、季節感も感じられてとてもほっこりします。 特に私はクリスマス時期が好きです。 マフラー姿の店長がとても可愛いです。完全版の発売をして欲しいぜきちんと軍配! 中島徹starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男あんまり見ない相撲の行司の漫画でそれもギャグ漫画というなかなか変わった漫画。知ってる相撲の行司漫画って他だと中村明日美子の「呼出し」ぐらい 主人公が80歳の高齢ながら立行司を務める徳盛亀之丞で亀之丞を中心にギャグが進んでいくが亀之丞が起こした問題に対してつっこむ理事長がシーンが好き。特に好きな回は、いろんなスポーツの審判や審査員が集まって飲み会をしあらゆる所に各スポーツの指摘をしていく回と、地方巡業の下調べをいく回 最近これが連載していた雑誌を集めて読んでいるのだが、単行本では見たことがない話があり実はこれ全話収録されていないんじゃないかと気づいた。 まあよくよく単行本を読み返したら最後の方に掲載号の情報があってやはり単行本未収録はそこそこあった。 今週のあさひなぐ(スピリッツ最新話)あさひなぐ こざき亜衣名無し※ネタバレを含むクチコミです。あだち充の兄が書いたあだち充物語実録あだち充物語 あだち勉マンガトリツカレ男昔の古本屋ではよく見かけて機会があれば読もうと思っていたがいつの間にか見かけなくなって気づいたらプレミアがついていた。 実録あだち充物語とあるが本編の主人公はあだち充だけではなく、あだち充とあだち勉を含めて登場している。絵の感じとノリが1980年代後半でなんとなく懐かしい気分で読んだ。 「あだち充」は確固たる信念で漫画家を目指していたのではなく、あだち勉の協力があってこそで漫画家になったと言うのがよくわかった気もするが、全編通してギャグが多くていまいち信用しきっていいのかと思う部分もあった...創作が好きな女の子と、創作物が好きなモンスターが出会った。美術室のモンスターず スズキツチタツ名無し可愛らしい新連載だなと思いました。 美術室にひとり籠って創作に没頭する美術部部長のつぐみは、ある日突然生徒たちの作品がなくなっていることに気づき、速攻犯人が判明するのですが…正体がモンスターでした!! そのモンスター、人を襲ったりなんて気は一切なく、人間界の美術作品を「キラキラした財宝」として手に入れたい!という一心なんです。可愛らしくて健全。 そしてそのまま「そんなに欲しいなら、作ってみればいいじゃない」なんて素敵な展開!!最初は折り紙から。可愛らしい! 今いちばん続きが楽しみな連載殺し屋Sのゆらぎ 舟本絵理歌名無し※ネタバレを含むクチコミです。幽霊大好きな保健の先生は…ピギーガイスト 植松七志名無し※ネタバレを含むクチコミです。最高!知り合い以上友達未満 森田賢吾名無し早すぎないテンポがちょうど良い 。笑った! リアルタイムで読んでた旅マン ほりのぶゆきマンガトリツカレ男謎の組織によってマスク改造を受け、記憶を消されてしまった男・旅マンが以下の条件を守りつつ旅をしていく ・週1で旅 ・新幹線などの高速移動は禁止(途中で解除されたけど) ・日帰り ・目的を果たす ・組織の詮索はしない おまけに前回より遠くに行くというルールがあるため、最初は大手町だが、途中から川越/熱海/松本、最終的には神戸まで行く事になる。 徐々に旅マンの謎がとけていく本編もいいけど、マイナーな観光情報や旅のひとくちメモもおすすめです。 バカさと、クサさと、ロマンチスムとが、てんでバラバラの全方向から襲いかかる!初恋甲子園 やまさき十三 あだち充影絵が趣味いやはや、これまたとんでもない漫画に出会ってしまいました。その名も『初恋甲子園』。あだち充と、原作者のやまさき十三の最初期の漫画になります。もう、この漫画の良さをいったいどう語ればいいのか、困り果ててしまうというのが正直なところなんですけど、とにかく訳が分からなくて、とにかくもの凄いんです。 甲子園に例えるならば、まず野球があって、ブラバンの音楽があって、チアリーダーの踊りがあって、応援団の声援があって、甲子園のサイレンがあって等、とにかく色々な要素がごちゃまぜになって甲子園というひとつの魅力を形作っていますよね。一筋縄ではいかないんです。あの混沌としたカオスな空間に誰もが魅かれてやまないわけです。 そして、まあ、この『初恋甲子園』もひと言でいえば、カオス。なんですね。エドガー・G・ウルマーというアメリカの映画監督を黒沢清が評した言葉に「映像と音と俳優と物語とが、てんでバラバラに全方向から襲いかかる。ウルマーの想念が猛獣のようにのし歩く。実はこれが映画本来の姿だった」というのがあるんですけど、『初恋甲子園』を読んですぐにこの言葉を思い出しました。映画というのは元々が大人数のスタッフによる分業制ですから、てんでバラバラなのはある意味当然なんですよね。それにつき、漫画はどちらかといえば一人で描かれがちなんですけど、漫画はそもそも映画を、当時は活動写真と呼ばれていたものを発端にしている。手塚治虫はやはり無類の映画好きでしたし、特にチャップリンの映画から漫画の描き方を学んだようなことを言っています。なので、漫画のなかにも映画の呼吸というやつが息づいていても何ら不思議ではないんですね。 『初恋甲子園』は、漫画にしてはめずらしく作画と原作の分業制をとっています。で、このやまさき十三という原作者は、もとは映画監督志望の若者で、映画会社で10年近く頑張っていたんですけど、色々あって監督への道を断念している。それで、まあ、脚本とかも書いていたし、映画の原作が書けるのなら、漫画の原作も書けるだろうということで漫画界に流れてくるわけです。さすが10年も映画会社で叩き上げただけあって、やはり映画の呼吸というやつが染み付いているんだと思います。彼はのちに100巻を超える大連載になる『釣りバカ日誌』で原作者として大御所になりますけど、『釣りバカ日誌』といえば、やはり、『男はつらいよ』と並んで国民的な映画シリーズにもなっているわけですから、映画の代名詞でもあるわけです。ある意味で、映画から離れて、映画に返り咲いた人といえるのかもしれません。 そんな彼の原作をもとにあだち充が描く。あだち充は、この頃から完全にあだち充として完成しています。冒頭の描写に、主人公の女子マネが「ブォーッ」という擬音とともにバスに乗っていて、その横の歩道をチームのバッテリーが走って練習に向かっている、女子マネは窓から二人に手を振っているんです。はい、もうたったこれだけのさわやかな朝の描写で、何か不吉なことが起こってしまう、くわばら、くわばら、と思わずにはいられないものが、やはり、あだち充にはある。さすがにピッチャーが死ぬことはありませんけど、やっぱり不吉なことがあれよ、あれよと起こってしまう。 ネタバレになってしまうので多くは語りませんけども、まずこういった、いかにもあだち充らしいドラマの筋立てがあるわけです。だけど、あだち充のキャラたちは基本的にはめげないというか、明るいというか、脱力しているというか、飄々としていますよね。こういった土台の上に、突如として異質なものが紛れ込んでくる。サンデーを主な活躍の場にしたあだち充の売りって淡白な雰囲気だと思うんですけど、そこに突如として過剰にバカげた演出や、クサすぎる演出や、叙情たっぷりの演出が矢継ぎ早に挿入されるんです。ときには、うわッと目を背けたくなったり、大笑いしてしまうんですけど、とにかく異様なパワーに圧倒されて、最終的には何かヤバイ漫画を読んでしまった、と、なってしまうからこの漫画は怖ろしいんです。必読!!! <<111112113114115>>
事前の予習と思って読み始めたら…全然手が止まらなかった。 超面白かったです。最悪細かいところは流し読みでもいいと思うからもっと読者増えないかなぁと思った。 パチスロのモンキーターンを打ったことがあったのでちょっと知った気持ちでいたけど、個々のライバルたちとの関係や背景がわかることで熱くなっていくのがわかる。これで尚更面白く感じてしまいそう。 現在は持ちペラ制っていうのがなくなったと聞かされたけど(持ちペラ制が99年とかに始まったっていうのも作中で知った)それにしてもこの波多野は意外と主人公らしい主人公で良いなぁと関心。 洞口親子の話や艇王榎木さんとの関係なんかも面白いし、三船や青島ちゃんもそう、どのキャラもしっかり立っていて素晴らしいです。 作品としての完成度も高いし、文句なしに名作だった。