ネタバレ

パスポート取得のため戸籍抄本を取り寄せたことをきっかけに、自分が養子であることを知った主人公が、失っていた昔の記憶を取り戻す小旅行に出る、という話です。

箱入り娘の華蓮が、修学旅行に行くフリをして福岡へ行ったり、そこからフェリーで釜山へ渡ったり。ある意味冒険のような旅です。
ミステリアスな同級生・怜くんに支えられながらも、彼の、華蓮とは違う家庭問題にも影響を与えます。

なぜ本当の家族は自分を手放したのか。なぜ今の親に居たはずの娘は今居ないのか。
最終的にショッキングな真実にたどり着くことになるのですが、愛されていたこと、愛されていることを知り、自分に足りなかったピースを見つけてやっとハマったような清々しさを得ます。悲しいけど充足感のあるラストです。

映画化されるとのことですが、これを映像作品にしたいと思う気持ちは凄くわかります。

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ママレード・ボーイ

憧れのアーバンライフ少女漫画

ママレード・ボーイ
まるまる
まるまる

内容は、親同士が再婚してある日突然知らないイケメン男子と同居生活が始まっちゃった!どうなるの〜!?☆という話で、主人公たちが高校から大学までの数年間で様々な恋模様を展開しながらこの上なく完璧なかたちで完結する名作です。 そして、ママレード・ボーイ littleという素晴らしい続編へ続くことができるわけです。 りぼん連載当時のわたし(小学生)からすると、主人公たちは高校生ですが、やることなすこと全てが憧れの「少し大人の恋愛」に映っていたくらい、ママレードボーイは全体的に落ち着きと品があるラブストーリーでした。 吉住先生の(いい意味で)手描き感のない細くてキレイな線の影響もあると思います。 今思えば、登場人物たちは皆(実際にそういう設定なのかはさておき)それなりの富裕層家庭で育っており、身につけるものや振る舞いが上品。あの世界には不良とかヤンキーの概念がなさそう。 制服のデザインも凝っており、私服も洗礼されていてめちゃめちゃオシャレです。何度真似して描いたことか…。とくに女の子キャラの服装は今見ても可愛い。 なので、アニメで光希が水色やピンクの服ばかり着ているのが嫌だと先生が言ってた記憶があります。 個人的にはすず×蛍カップル推しですね。美しい容姿を持ち、スポットライトを浴びる者同士、お互いを高め合える関係で、わがままなすずちゃんとクールな蛍くん。ナイスカップル。 ママレは90年代りぼん作品の中では、ベスト3に入るほど好きです。

きおくのぎほう
記憶の技法
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父親からの暴力に耐え続けた幼い兄弟、ハルとヨキ。だが、父は入院を境に別人のようになり、今度は借金苦にあえぐ叔父夫婦が鏡島家にやってきて…。平穏を求める少年たちの戦いに“ピリオド”は訪れるのか…!?

瞳子

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透明人間の失踪

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日曜日の午後。ご飯を作って恋人を待つ。そんな平凡な生活が、ある日を境に一変する。知らぬ間に引っ越しをしていた恋人。職場に電話をすれば、3年前に退職しているという。次つぎと現れるたくさんの“嘘”。いったい彼は何者だったのだろうか?危うい狂気をはらんだ物語、全6編を収録した極上作品集。

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