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道端にふと現れる「名代さま」という黒い御札に会いたい人の名前を書くと叶うという都市伝説。それのおかげなのか、子供の頃、転校で離れ離れになった親友に会うことが出来たという主人公が、20年ぶりにその地・尾道へ向かうという話でした。
また会おうという約束をしたはずなのに、どうしてそれきり疎遠になってしまったのか。再びその場所へ訪れることで、しまわれていた記憶が引き出され、大人になったからこそわかる人の成長を実感します。旅に出るきっかけって、こういうことでも良いんだなというのと、これこそ旅の面白さだなというのを感じました。
一歩前に進むため、人は思い出の街に旅に出る———。(ビッグコミックオリジナル増刊2020年11月増刊号)