みんなそれぞれ複雑な事情を抱えてる、というのをここまで細かく具体的に、でも同時に詩的に描けるのが素晴らしい。会話が活き活きしてるし、シリアスな出来事の最中にふと浮かぶ変な妄想とかもいちいち現実味があって、人生だなという感じ。ものすごく辛い体験でもないとこんなこと考えない(辛過ぎて逆に醒めた目線で自分を見る状態というのはなかなか想像で描けないはず)と思うし、ちゃんとここまでの作品にまとめ上げるのにはかなりの力が必要だと思う。感服しました。

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たまごほかごへんみつもちちはるさくひんしゅう
たまご他5篇 光用千春作品集
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次の整理

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夢を叶えたあなたと夢が叶わない私。今、そんな2人による本気の「整理」が始まる! 小説家になる夢がかなわない清掃員の私は、あなたを覚えてる。夢がかなって売れっ子小説家になったあなたは、私を忘れてる。今、そんな2人が10年振りに出会い、物語をめぐる本気の「整理」を始める!

コスモス

コスモス

家を出た母親。気落ちする父親。それでも日常は静かに、またにぎやかに回っていく。思考する小学3年生・花さんが見た家族や親族、クラスメイトたちとの日々。業田良家・石塚真一・浅野いにおの各氏も絶賛する光用(みつもち)千春、待望のデビュー単行本。連載分に新たなエピソードを描き下ろして収録。

どうやったらこんなすごいもの描けるのにコメントする
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