小学館クリエイティブ/ヒーローズマンガの感想・レビュー120件<<12345>>想像力の物語 #完結応援ブランクスペース 熊倉献starstarstarstarstarNano完結巻発売されたら一気読みしたいと思ってとっておいた作品です。 自分の想像したものが現実になったらどうなるんだろう。みたいな話。 学校や職場が爆発しないかな~なんて、誰もが一度は考えたことあるはず。 スイちゃんはそんな想像を現実にしてしまう力を持っている。 最初は傘作れるなんてめちゃ便利やん!ショーコはアホっぽくてスイちゃんは冷静で大人っぽくていいコンビだな~と思ってたけど、だんだん不穏になってくる。 想像力って無限大で素晴らしいかもしれないけど、だからこそ怖いな…と初めて思った。 ラストすごいよかった…うまく言えないけどとにかくよかった。 ラストスパートの盛り上がりも最後の数ページもすごく好き。いい作品に出会えた。個人的に期待の作家渚 ~河野別荘地短編集~ 河野別荘地六文銭短編集を読めば、その作家との相性がわかると思うんです。 短編という基本1話完結形式のなかで、物語上最低限必要なエッセンスのみつまっているから、その取捨選択というか、核となる部分だけみせてくれると相性も定まる気がするんですね。 そういう意味で、本作を読んだ瞬間、この作家さん好きだなと思いました。 個人的に石黒正数先生に近しいイメージなのですが、何気ない日常の中にファンタジーやホラーっぽい要素をスパイス的にいれてくるの、ホント好きなんですよね。 この作家さんも、似たような感じで、ドツボでした。 日常の切り方って、作家さんの個性が光ると思うんですよ。 え、そんなとこ注目するの? ってポイントが、興味深かったりするとそのままハマってしまいます。 (逆もまたしかり・・・) 本作も、短編の中にぎっしり作家の魅力がつまっております。 「スマートアシスタント」では、突然意識や感情を持ち始めたスマートアシスタントとの交流を描き、「生水」ではスライムみたいな生き物「生水」が当たり前のように日常にいる世界を描き、「旬」では書道教室の未亡人と、書道教室に通い始めた女子高生、そして主人公の3人をエロスこみでリアルな肉体関係(そしてほんのり切ない関係)を描き、そして表題作「渚」では人魚が、下半身を手術して人間になるという話たち。 題材とする着眼点もさることながら、人物の描き方もリアリティがあって自分好み。 作風も派手さはないのですが、じんわり染み込んで惹きつける魅力があります。 なんにせよ今後が楽しみな作家さんでした。大喜利だ出会い なか憲人野愛大喜利が好きなので大喜利強そうな漫画は大体好きなんですが大喜利してる漫画ははじめて見た。うれしい。 緩急のつけ方好きよ、おもしれー女。好きすぎて嫌い、みたいな話オセロ 光用千春名無しいとこ同士で同じ大学に通い、親が経営するコンビニでバイトをしているまゆとアコ。ふたりはいつも一緒で仲良く見えるけど、アコのほうに少し邪悪な部分がありそうで… 世間でいうところの「女が嫌いな女」みたいな言動で嫌〜な空気になりますが、そんなアコちゃんにも誰にも言えない悩みや苦悩があるんだなとわかる後半。身近な誰かに依存するっていうのはあんまり良いことじゃないかもしれないけど、まゆちゃんはアコちゃんのそばにできるだけ長くいてほしいと思ってしまった。 ステンドグラスの光の描写に感動あかり 小日向まるこ名無し子ステンドグラス職人のおじいさんは最愛の妻を亡くしたショックでスランプになっていた。疎遠になっている一人息子は葬式にも来ず、孤独によって卑屈になってしまったおじいさんはこのまま職人を辞めようとしたところに…息子が離婚してから会っていなかった孫娘のあかりが訪ねてくる。ステンドグラスに興味を持った孫娘との交流によって元気になっていくおじいさんだったが、実はあかりには秘密があって…というお話。あかりの秘密がなかなかの衝撃だったのでハラハラしましたが、結末はステンドグラスの灯りみたいに優しくてホッとするものでした。 ステンドグラスを通した光の描写が美しくて本当に感動しました。いつもと使われている画材も違うような気がしてこだわりを感じました。後書きによると小日向まるこさんのおじいさんが実際にステンドグラス職人だったそうで、セリフやストーリー以外でもそういうところに想いが込められているのかもしれません。愛を糧に蛇になって戦う君の戦争、僕の蛇 中野でいちさいろくオロチと呼ばれる生体兵器を体内に移植されて生きられた検体、モルニエ。 モルニエの原動力はバディとされる恋仲相手の血液を摂取することでオロチを発動(?)することができ、襲いくる敵と戦う。 ヒーローズっぽいところもなんとなくあるような? 描写がちょっとだけストーリーの重さに追いついていない感じが否めないけど、絵柄には特徴がありそこが味になっていて割といい。 あと読みやすい、これ大事。カサハラテツロー10年ぶりのオリジナル新作!エアドラ カサハラテツローnyae元漫画家が戦闘ロボットのパイロットに…というおもしろい設定。全4回とのことですが久しぶりのオリジナル作品を読めるというだけでファンとしては嬉しいです。今のところイチゴと呼ばれる女の子がどんな活躍をしてくれるかが楽しみで仕方ない。 かわいい絵に騙された(いい意味で)海辺のキュー 背川昇野愛スマホ買ってもらえないし部活はクソだしこんな町滅びちゃえと願ったら、ネガティブな感情を食べてくれるいきものが現れた! 女子中学生・千穂×謎のいきもの・キューちゃんのドタバタ日常コメディだと思って読み始めたのでめちゃくちゃ騙された。騙された! スマホ買ってもらえない、部活の先輩がちょっと意地悪、好きな先輩がいる……女子中学生ならではの可愛らしいモヤモヤに思えるけれど、千穂を取り巻く微妙な悪意や敵意がめちゃくちゃリアル。ちゃんと嫌な気分になる。 キューちゃんに食べてもらえばみんなスッキリだけど、本当にそれでいいのかな?と読み進めるたびに不安は膨らんでいき……やっぱり不穏な話だった!騙された! となりました。夢中になりました。 めちゃくちゃ面白かった。 ネガティブとポジティブだとかヒーローと悪役だとか生きとし生けるものすべてそんな二極化できません。 自分の黒い感情ごと受け止めて、強く生きていきたいものです。 あと、安易に世界滅亡願うのやめます!ふくふくしい厄病神(元美女)厄いよ!アラクシュミ ツナミノユウさいろく神の姿を見られても「エロいデブ」と男子高校生に言われてしまう悲しいデブ。 たとえ神様でもデブは身体に悪影響を及ぼすのだ…ツラい…(自戒)とにかく“腹”が良い漫画 #1巻応援厄いよ!アラクシュミ ツナミノユウnyae自分は不幸だと思いながら生きる現代人が異常に増えてしまったせいで、エネルギーを摂りすぎてそこそこふくよかなボディになってしまった厄病神のアラクシュミは、このままでは死ぬぞと宣告されてから本来の仕事とは真逆の“善行”によってダイエット!という話。 アラクシュミが痩せられるかどうかというより、エネルギーの出入りによって腹のぽよぽよ具合に変化が起きる、それを楽しむ漫画かなと思って読んでます。なかなかこのくらい良い腹を持つ主人公居ないですよね。いい意味で自分の見た目を気にしてない所も良いなと思いました。美醜は関係なくとにかく「死なないため」に痩せるという。かといって死に物狂いで頑張ったりもしない。笑 妹分?のラクシュミちゃんの重すぎる愛も見どころです。同担拒否ってワードが普通に出てくるの面白すぎる。新キャラも出てくるのでこれからどんどん賑やかになる予感。 母と娘の歪な愛 #読切応援楽園、それから 山下かぼたか※ネタバレを含むクチコミです。朝日新聞ウェブサイトの人気連載がコミカライズ東京の台所 大平一枝 信吉nyaeタイトル見ただけでは全く気づかなかったですが、読み始めてハッとしました。この連載、すごく好きで一時期めちゃくちゃ読んでました。普通の一般の方の台所と、その方に人生とか生活にまつわる取材をして記事にするというものなんですけど、これが本当に面白いんですよ。まさかその連載が漫画になるとは思わなかった。web記事では取材を受ける方の顔は出てこないので読み手の想像力が広がるんですが、漫画では登場人物のキャラクター性が強く出るので、web記事の楽しみ方とはまた違いますね。これを機にweb連載自体もまだ続いてることが知れたので、また読もうと思いました。 https://www.asahi.com/and/serialstory/tokyo-daidokoro2/宇宙人と孤独な地球人をつないだのは「ゆでたまご」さよならゆでたまご 西川陽菜名無し宇宙空間の安定のため、地球の価値によって爆破させるかどうかを決めるためにポラリスβ星から派遣され高校に潜入した宇宙人・No300(地球では岡田)。自分の目的を正直に話してしまったため、さっそく学校で浮いてしまうも同じく浮いてしまっているクラスメイト・北山さんと仲良くなります。 北山さんに地球の色んな場所を案内してもらうなか、ついに地球爆破のときがきます。岡田は最終的に地球には価値がないと判断したけれど、北山さんには価値を見出し、いっしょにポラリスβ星に来るよう伝えます。そんな北山さんの返事は…? 友情物語のようで、現実はそう簡単にはいかないな〜というラスト。現実はっていっても宇宙人が出てくる時点で非現実でしかないですが… 伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。T-DRAGON 桜谷シュウさいろくそもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。おかしと共に過ごす大切な2人の時間 #1巻応援ふたりでおかしな休日を 伊藤正臣sogor25この作品は、不動産屋を営んでいる山村俊光と、介護士をしている椿坂権太という4年間同棲しているカップルの日常を描く作品です。 きっちりした性格の俊光と おおらかだけど大雑把な権太の同居生活には、いろんなすれ違いやいざこざが生まれるのですが、そんな2人の間を繋いでくれるのが、俊光が趣味で作るスイーツを2人で食べる"おやつ時間"。 様々な出来事が起こる2人の日常を、毎話登場するスイーツと"おやつ時間"が優しく包み込んでくれている、そんなほのぼのとした作品です。 また、実は俊光は権太との同棲を職場では秘密にしていて、そんな彼とLGBTという言葉に変に興味を持っている従業員のこずえとのやりとりにはちょっとドキッとする瞬間も訪れる、そんな一面もある作品です。 1巻まで読了。おだやかに笑ってしまうとくにある日々 中憲人 なか憲人名無し笑えるポイントを振りかぶらずにスッと入れてくるから抵抗感なくふふっと笑ってしまうゆるい青春学園漫画。 かなり変なことが起きてるんだけど、穏やかなテンションときつすぎないツッコミのおかげかちょっと変だよねくらいのものになってたりする。 学校ってなんでもできる場所なのかー。 ……そうなのかー!? 1話も短くて読みやすい。 https://viewer.heros-web.com/episode/3269632237305675090 このノリ、大好き。東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 柴田ヨクサル名無し1巻無料をたまたま読んで、2022年初の大爆笑。 どう考えても、主人公達のやっていることは 無駄な努力に見えるのに、ちっともバカにしようと 思えないのは、どこまでも真剣だからだろうか。 特に岡田ユリコ先生の巨乳とガチっぷりが良い。 お面だけの主人公と違い、衣装も完璧。人間とペットの生活を描いたマンガの最高峰!GUINEA PIG ROOM TOUR 鳩川ぬこnyaeモルモットの魅力はもちろんのこと、ペットを家に迎えることの楽しさ素晴らしさを伝える漫画として最高峰だと思います!動物を飼うということは、間違いなくその飼主が今まで送っていた生活を何かしらのかたちで変え、ある程度は動物に合わせる必要があるのですが、この漫画に出てくる人たちはそれをあたり前のこととして受け入れていて(当然それができない人は飼うべきじゃないですし)、そう!動物を飼うってこういうことなんだよね!でも最高なんだよね!という気持ちが湧き上がりました。 アニメの影響もあり今ってもしかしてモルモットブームが来てるんですかね? でもまあモルモットに興味関心があるなしに関わらず、普通にオムニバス漫画としてめちゃくちゃ面白いです。モルモットだけではなく人間たちの魅力もたっぷり。先日のマンバの配信イベントでこの漫画を知って読んでみましたが、出会えてよかった!ありがとうございます!現実世界の不思議な話。ブランクスペース 熊倉献starstarstarstarstar干し芋空想したものが、作れる力を持ったスイちゃん。スイちゃんにしか見えない透明なものだけど、周りの人は、音で気づくこともある。 いじめを受けているスイちゃんは、空想の世界で、作ったハサミや、カッターでじぶんを傷つけるようになっていた。そして、更には、巨大な斧を作り出そうとしていた。それに、気づいたショーコは、彼氏を作ったらと提案するのだった。そして、ついにスイちゃんは、作り出してしまったのだ、彼氏を・・・。 その他に、古本屋にあった『わが空白』という本を巡っての空想と現実の入り乱れた世界観が、今後、スイちゃんの作り出すものと同リンクしていくのか、楽しみ。 読者は、頭を使いながら空想する楽しみを教えてもらっている感じ。 2巻まで読了。 ぽっちゃり厄病神が善行ダイエット厄いよ!アラクシュミ ツナミノユウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。和む。。転がる姉弟 森つぶみむPrime readingのジャケット買い、というかジャケットで選びまして。 可愛いしほのぼのしてるし好きな感じでした。 連れ子同士の結婚で新しい家族ができるぞという始まりなのですが、全然重くなく、クスッとするような微笑ましいようなテイスト。 弟くんがすごくデフォルメキャラクターなのがいいですねw 見守りたい気持ちになります。高すぎる画力と酷すぎるエロが最高!ローゼンガーテン・サーガ 富士防人 外岡馬骨天沢聖司「ジジイもババアも関係ねえ!今日の仕事は犯して殺す!!それだけだこの野郎!!」 https://viewer.heros-web.com/episode/13933686331695930330 心温まる宇佐美ファミリーのお話。転がる姉弟 森つぶみPom ファミリーの話に私は弱い。。 胸にくるものが、考えさせられるものがある。 特に私は、祖父母の回にグッときました。 このご時世で気軽に会えなくなった自分の家族を思い出すような優しい漫画だなと思います。 父の再婚相手の連れ子の光志郎と父の娘、みなとが姉弟になっていく過程もとても良い。 優しさが溢れる、心がゆっくりと温かくなる素敵なお話でした。この世界線に行きたいぺろり!スタグル旅 能田達規野愛数年前に読んでいたら、スポーツ観戦しながらお酒飲んだりするの楽しいよねわかるわかる!的感想を抱いたと思うんですが このご時世なので、うらやましい!!!この世界線に行きたい!!!って思いました。切実。 同じチームを応援する友達とアウェイのスタジアム巡り。絶対楽しいですよね。 お酒飲んでスタジアムのごはん食べて、試合後は二次会して…最高ですね。 後楽園ホールのレモンサワーとファイターチキンが恋しくなりました。サッカーでもスタジアムでもないけど。<<12345>>
完結巻発売されたら一気読みしたいと思ってとっておいた作品です。 自分の想像したものが現実になったらどうなるんだろう。みたいな話。 学校や職場が爆発しないかな~なんて、誰もが一度は考えたことあるはず。 スイちゃんはそんな想像を現実にしてしまう力を持っている。 最初は傘作れるなんてめちゃ便利やん!ショーコはアホっぽくてスイちゃんは冷静で大人っぽくていいコンビだな~と思ってたけど、だんだん不穏になってくる。 想像力って無限大で素晴らしいかもしれないけど、だからこそ怖いな…と初めて思った。 ラストすごいよかった…うまく言えないけどとにかくよかった。 ラストスパートの盛り上がりも最後の数ページもすごく好き。いい作品に出会えた。