ある雨の日、女子高生の狛江ショーコは、同級生の片桐スイが不思議な力を持っていることを知る。ふたりの出逢いをきっかけに、やがてひとつの街を巻き込んだ『空白』をめぐる物語が動き出す―――。
空想したものが、作れる力を持ったスイちゃん。スイちゃんにしか見えない透明なものだけど、周りの人は、音で気づくこともある。
いじめを受けているスイちゃんは、空想の世界で、作ったハサミや、カッターでじぶんを傷つけるようになっていた。そして、更には、巨大な斧を作り出そうとしていた。それに、気づいたショーコは、彼氏を作ったらと提案するのだった。そして、ついにスイちゃんは、作り出してしまったのだ、彼氏を・・・。
その他に、古本屋にあった『わが空白』という本を巡っての空想と現実の入り乱れた世界観が、今後、スイちゃんの作り出すものと同リンクしていくのか、楽しみ。
読者は、頭を使いながら空想する楽しみを教えてもらっている感じ。
2巻まで読了。
ある雨の日、女子高生の狛江ショーコは、同級生の片桐スイが不思議な力を持っていることを知る。ふたりの出逢いをきっかけに、やがてひとつの街を巻き込んだ『空白』をめぐる物語が動き出す―――。