小学館クリエイティブ/ヒーローズマンガの感想・レビュー120件<<12345>>再びアイドルとして輝くために #1巻応援アイドリバティ 詩原ヒロANAGUMAかつて人気アイドルとして名を轟かせた五月メイでしたが今はコンビニのアルバイトとして過ごす日々…。そんななか、彼女の大ファンだった嶺田不二子と偶然にも再会し、今度は不二子とともに夢を目指すことに。 不二子自身、メイの輝きによってアイドルになることを決めたひとり。その不二子の声がメイの夢を再び呼び覚ますのは王道でグッと来る展開です。 アイドルものとして特徴的なのは作詞、作曲、振り付け、広報など「自分たちで全部やる!」という自家製アイドルグループとして活動していくところでしょうか。この辺はすごく今っぽい気がして面白いです。 家族の前で居心地が悪そうなメイのようすなどざわざわするようなリアリティと、夢に向かって再点火するエネルギーが爆発する爽快感の両方が味わえる分厚い作品でした。早く2巻読みたい!第二の彼岸島みつけたったwwT-DRAGON 桜谷シュウ佐々木※ネタバレを含むクチコミです。演劇の天才の「補佐」を買って出た男の物語ダブル 野田彩子さいろくお節介では済まない彼の愛情は宝田を通して結果としてどんな演劇を生むのか。 報われなそうなその立ち位置は果たしてどんな結果になるのか・・・ とてもヒキが強く、上手い。深く考える間もあまり与えてもらえないスピード感のある展開(深く考える必要もないかもしれないけど) 文化庁メディア芸術祭 優秀賞受賞作品吉富昭仁目線で描かれるJKの百合今日から未来 吉富昭仁さいろく吉富昭仁せんせーは可愛い女子をお描きくださるのでとても良い。 表情も豊かである。よく見ないと似てる顔に見えちゃう作画ではあるけどw そんな吉富せんせーの百合モノなんだけど、ジャンルとしては百合だが掲載誌はヒーローズ。ふらっとヒーローズ? 「苦くて甘い」や「ダブル」が載ってるところ。雑誌のコンセプトが面白そう。 内容はどこかで超展開になってしまうのでは…と勘ぐってしまいつつ、二人のラブラブしてるところをただただほんわかしながら見ていくだけである。だがそれがいい。 1巻で語られた中学の時の恥ずかしい思い出(パンツ)とは一体なんなのか。2巻は来週発売。 これ面白いなーとくにある日々 中憲人 なか憲人nyae「とくにない」を「とくにある」と言い換えたこのタイトルがすでによい。 主人公ふたりが通う学校は誰が見てもどっかおかしいんですが、同じおかしいでもスルーしたりビビったりするんじゃなくて、変なのあはは~と面白がれる感性があれば何でも楽しめるんですね。毎日楽しそう。 個人的には4話の「会話の量に10倍くらい差があるさゆちゃんとみりちゃん」の回がお気に入りです。 https://viewer.heros-web.com/episode/3269632237305675107 もしかすると連載終わってるのか、更新が止まってる…? それだけ気になる。柴田ヨクサル好きなら外せない #1巻応援ヒッツ 柴田ヨクサル 沢真nyaeこの猛スピードの超展開は柴田ヨクサル!って感じがして最高です!!字がデカくて読みやすい!!!それに沢先生の超絶画力高絵がバチっとはまってます。 1巻ではその理由は明かされませんが、主人公の殺し屋・富田結途(トミタユズ・男だけどはちゃめちゃに可愛い)が同じ世界にふたりいる!なんで!?というところから始まります。可愛いもんはなんぼあっても良いですからね。 そもそもユズの正体も“殺し屋の高校生”という以外何も分からないんですが、2巻で出生についてとかが明らかになりそうな雰囲気。ユズの上司?にあたる駒谷さんも謎が多そうなイケメンお兄さんで良いですね。 もう絶対2巻も面白いから、早く読みたい。フェチぶっこみセーラー服武装JKガンアクションbeautiful place 松本次郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。 死の概念がバグるソウルリヴァイヴァーSOUTH 藤沢とおるnyae※ネタバレを含むクチコミです。サンチュで巻いてる読み心地メイちゃんは焼肉が恋しい 松田アヤト野愛女子高生がひとりで焼肉食ったらいかんのか?秘密にするようなことか? なんて疑問はタレつけて食ってしまいましょう。思春期だからいろいろあるんでしょうね。 物静かでミステリアスな美少女・メイちゃんの秘密(焼肉がめっちゃ好き)を知ってしまった郁馬が、焼肉とメイちゃんに魅了されていく…的なお話。 真白メイという名前の通り、透けて見えるくらい華奢な線で描かれたメイちゃんとシズル感たっぷりな肉の絵のコントラストがなかなか面白いです。 飯漫画あるあるですが、かわいい女の子が美味しいものを食べてる表情はやっぱりいいものです。 そして1話目がロースとかカルビじゃなくてホルモンなのもいいです。 女子高生だからビールと焼肉の喜びは描かれない…と思ったら郁馬の姉が補ってくれるところもいいです。 ありがちだけどはずさないなあ、テーマは焼肉だけど読み心地は軽いのもいいなあ…。 唐突なサービスイメージシーンみたいなものは出てくるけど、飯とエロが切り離されているのもめちゃめちゃよいところ。悪くない!インターネットってこうだったよね〜〜〜!オンラインの羊たち 詩原ヒロかしこ詩原ヒロ先生と同郷なので勝手に応援してたりします。出身地の山形を舞台にした作品をたくさん描いてくださってるのですが、オンラインの羊たちもそうだったんですね。2000年問題が話題になっている頃に中学生だった女の子が主人公なので自分よりも少し年上なのですが、登場のインターネットってこうだったよね〜〜〜!と懐かしくなりました。逆に今時の子供って親が突然パソコンを買ってきた日の衝撃とかないんだなぁ…。テレ放題とかお絵描き掲示板とかバリバリ使ってた人はめちゃくちゃ懐かしいと思います! 小学生男子らしさ全開の弟のキャラが最高転がる姉弟 森つぶみかしこ脚本家の木皿泉さんの帯文が目に入り本屋でジャケ買いしました。正直に言うとなんとなく買ってみたくらいの気持ちだったので「こんなに面白いとは…!」と衝撃を受けて今急いで感想を書いている次第です。木皿泉さんでピンとくる方は読むべきだと思いますよ!そのままドラマ化して脚本を書いて頂きたいくらいピッタリです。いわゆる普通の女の子である高校生の主人公と父親の再婚相手の連れ子である義理の弟が一緒に暮らすところから物語が始まるのですが、小学生男子らしさ全開の弟のクセの強いキャラが笑えるしほのぼのするし最高でした!まだ1巻しか出ていないので多くを語るべきではなさそうですが、絶対に2巻も買うことを断言します!!ほんわかする♬明日の恋と空模様 伊藤正臣starstarstarstarstar干し芋雨の日、強風の日、雪の日・・・。 お天気によって気分も変わるもの。 それぞれにジンクスがあったり、気持ちが落ち着かなかったり。 そんな、お天気と恋のお話がリンクして紡がれたオムニバス作品集。 ほのぼのしたお話が多くて、可愛らしい恋心がちらほら見えて、素直な自分に戻れる感じ。 『雪の日の最終回』が好き。 『土砂降りアイデンティティ』は自分に似ているなぁ。これはいい三十路の役者漫画だ!ダブル 野田彩子starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)これはいい! 現時点で三話まで読んだけど、これからどんどん面白くなりそう! 高橋一生みがあってめっちゃいい。 二話あたりから勝手にあの声で台詞が再生され始めてしまった。 「わたしの宇宙」 「いかづち遠く海が鳴る」 「潜熱」 の野田彩子の新連載。 https://viewer.heros-web.com/episode/10834108156642488617 いまだ無名の天才役者・宝田多家良と、同じ劇団で彼の才能を見出して絶望し彼を世界一の俳優にするべく奔走する役者仲間(友人)の鴨島友仁。 世界はまだ天才を発見していない。 が、明らかな天才の片鱗はそこかしこにばら撒かれ少しずつバレ始める。 自分より明らかに突出した才能を持つ人がいたら、その人がその才能以外の社会生活能力が欠如していたら、どうにかうまくいくよう手伝いたくなる、光の当たるところまで押し上げたくなるという気持ちは分かりたくないが、すごく分かる。 二人の関係性は光と影というよりは、光と光の影というような感じ。 相反するものではなく、二人は共生し追随していく形がしっくりくる。 人前に出て脚光を浴びるのは宝田多家良だが、ある意味で前を行き手を引くのは鴨島友仁なのだ。いや、二人にはそうであってほしい。 事務所のマネージャー冷田一恵は一見クールな反面、冷ややかに熱い情念を持っていて、それが宝田多家良に対しての感想に現れててグッとくる。 淡々としているようで宝田多家良の魅力に冷静に熱を上げている。 これはとてもいいものだ! 細部にいたるまで褒め挙げ連ねるそれはもはやファンやオタクのようだ。 おかげで宝田多家良がそれほどまでに魅力があり、世界にバレるのを待っているような説得力が生まれている。 野田彩子さんは人と人の関係性、間にある空気、感情の機微、隠した感情と表れる表情を描くのが上手だな~と思っていたのだけど、なんて言えばいいのか今作でそれがより立体的になっているような気がする。 「わたしの宇宙」「いかづち遠く海が鳴る」のような少し変わった設定のSFめいたものでもなく、「潜熱」のような限定的な関係性でもない、その一歩先の、地に足の着いた社会や影響力、人生のような部分を描いているからかもしれない。 天才と、彼を取り巻く人々、その人生。 この作品を毎月webでの更新を待つか、単行本で一気に読むか迷うけど、うーん、これは毎月チェックしてしまうかな~。 楽しみ! じわじわと心に染みていく感覚#1巻応援転がる姉弟 森つぶみ六文銭タイトルと表紙から何気なく読んでしまったのですが、非常に良かったです。 なんとも優しい物語でした。 父親の再婚で、弟ができることになった女子高生が主人公。 思い描いた弟と違い、また弟の方も思い描いた姉と違って最初に微妙なスレ違いもあるけど基本的に家族として受け入れていく感じ。 表紙の弟、確かに玉ねぎ頭で宇宙人っぽいし。 特に、弟が新しい家になれず、また再婚したからか母親が他人に思えてしまい、夜にこっそり泣いてしまうシーンが個人的にツボでした。 普段は飄々として、何も気にしない風に見えていただけに、 このシーンは強烈でした。 やっぱり年相応に色々不安だったんだなと。 それに姉が優しく接する姿も、また良かったです。 義理だけど共同生活していくなかで少しづつに家族なっていく優しい世界は、ジワジワと染みていきます。 二人をずっと見守っていきたい感覚になりました。雨が降っても晴れている。そんなこともある恋。明日の恋と空模様 伊藤正臣兎来栄寿『マグネット島通信』、『タネも仕掛けもないラブストーリー』の伊藤正臣さんによる、オムニバス形式の恋愛物語です。 思春期の少年少女たちに湧き起こる感情が、さまざまな気象の変化に擬えて描かれています。『天気の子』の番宣ではありませんが、天気ひとつで私たちの気持ちはいとも容易く変わってしまい、しかもそれは恋心と同じようにアンコントローラブルです。 『マグネット島通信』の時に絵の魅力が更に向上して、そこで描かれる島の空気感がとても心地良かったのですが、その描画力が今回は天気という不定形のものを描く際に万全に生かされていると感じます。 基本的に1話完結で、他のお話で登場したキャラクターが別のところでも登場し、全く別の側面を見せてくる構成により人間の多面性を巧みに表せています。ストレートに悪役として描かれる人物にも、もしかしたら裏では何かあるのかもしれないと思わされます。 個人的に特に好きなのは、「天気雨の定理」。中学時代に学年1位と2位だった男女が、高校でも周囲の雑音を遠ざけて勉強に集中したいがために、お互いに付き合っていることにするというお話です。 「梅雨明けモラトリアム」で、タイプではない男子に告白されて真剣に悩む話もリアルで味わい深かったです。二人で一人って・・・。ダブル 野田彩子starstarstarstarstar干し芋役者が、役者の友人のために全てを投げうってプライベートまでも支えて、自分より友人のことを中心に考えて生活していられるって、どうなんだろう? 自分の才能に限界を感じているので、少しでも、役に立つならと心から思えるのだろうか? 二人でひとりって、いつまで続けられる? 多家良が自立していくことで、友仁にどんな変化が起こってくるのか? 本当の自分の気持ちに気づいていくのか? 色んな疑問を今後の展開で楽しみたい。 ノスタルジーワールドヒーローズ 横尾公敏 SNKナベテツまず一つ、自分は格闘ゲームは不得手でした。ただ、100メガショックというフレーズとともに、ネオジオの筐体は様々な場所にありました(近所のスーパーであったり、駄菓子屋であったり、勿論ゲームセンターであったり)。 サードパーティーでありつつも、独自のセンスであの頃のゲーム好きに覚えられているメーカー、ADK。そんなADKの格闘ゲームが令和の時代に漫画として読めるとは、全く想像していませんでした。 作者の横尾先生はかつてADKに在籍していたと以前聞き、なるほどと思っていたのですが、良い作品に仕上がったなあと感心しました。 30年近く前のゲームなので、忘れていることは多いのですが、キャラを見るとやっぱり懐かしいなあと思いますし、マッドマンやラスプーチンのインパクトは強かったなあとしみじみ感じました。 当時を知らない人には、思い入れを持つことが難しいタイトルだと思います。ただ、ストリートファイターや餓狼、鉄拳以外にも輝いていた格闘ゲームもあったのだと、漫画の歴史に刻まれて欲しいと願ったりもします(当時だと雑君保プ先生も描いてましたがこれもまたマイナーなんだよなあ)。『なるたる』レベルの胸糞だと思うストーリーだった仮面ライダークウガ 石ノ森章太郎 井上敏樹 横島一 白倉伸一郎ラ・バルバ・デ※ネタバレを含むクチコミです。もの悲しくて愛おしいウルトラ怪獣たち酩酊!怪獣酒場 青木U平野愛こういうのずるいなと思いつつ絶対笑っちゃうからずるいな!?怪獣さんたちが普通のことしてるだけで面白いし、そもそも日常お仕事コメディは怪獣じゃなくても面白いのに、掛け合わせてちょうどいい塩梅にしたらそりゃ面白いよね。 それもめちゃくちゃ面白いを狙わずちょうどいいを狙うのがずるい。その手には乗るかと思いながらまんまとケムールさん大好きになっちゃった。 ウルトラ怪獣って存在自体がもの悲しいのにどこかポップでいいんですよね、キラッキラの美しい人間よりよっぽど人間味を感じてしまうんですよね…。 想像以上に面白いかと言われるとちょっとわからないけど、想像通りくらいにはちゃんと面白くて怪獣さんたちが愛おしいのでゆるーく読んでほしいです! 心理誘導テクとエモい恋心 #1巻応援今日から未来 吉富昭仁あうしぃ@カワイイマンガ幼馴染女子から告白された女子が、恋心と共に告げられるのは「私を貴方の好きにして」という言葉だった。 思いもよらない同性の、幼馴染との恋愛という選択肢に戸惑う主人公。それに対して幼馴染は、「こんなことしてもいいんだよ」という具体的提示をして、主人公に想像させ、恋愛の実現可能性に誘導していく。 自分と恋愛することのメリットと、しないことの損失を選ばせようとする、見事な誘導テクニックで幼馴染は「自分との恋愛」を主人公の心に植え付ける。 しかしそれは、単なるテクニックではない。長年の恋心、いつも共にいながらずっと秘めてきた想いや欲望が、選択肢の中に重く込められつつ、時に我慢できないという風に行動に出る。どこまで計算で、どこまで衝動なのか……分かる様で分からない。 幼馴染の明るさと、内に秘めた重い恋情のギャップが……エモいとしか言いようがない!主人公には是非応えてやってくれよ、と言いたくなるが、まだ受け止め切れていない彼女に、幼馴染は1巻の最後でさらに仕掛ける。次は……当て馬!?(それあかん奴や、一歩間違えれば壊れる劇薬やでぇ〜)ハイテンション漫画家漫画それでもペンは止まらない 熊田龍泉六文銭漫画ばっか読んでいると漫画家漫画も読みたくなるんですよね。 漫画家の生態に興味湧いてくるというか。 板垣巴留先生の『 パルノグラフィティ』のようなエッセイも良いのですが、非現実的な漫画も好きなんです。 本作もそんな感じ。 大ヒットとはいえない、中ヒットくらいの中堅漫画家の話。 編集者には頭が上がらず、アシスタントには舐められ、それでも締め切りは守るという苦悩を描いております。 締め切り守らないと、他の漫画家に取って代わられてしまうから。 なんともやるせない感じなのですが、基本、全身使ったアクション全開のハイテンションギャグ風味なので、暗くなるどころか、読んでいて気持ちいいです。 元気バカっていいですよね。前向きになれます。 1巻目はアシスタントとの関係が中心でしたが、2巻目には主人公美空の恋物語が描かれそうで楽しみです。 しかし、登場人物全員、丸の内OLみたいな格好しているのが気になるところ。なんでだろ。「……うん♡」ポー、じゃねー! #1巻応援のんちゃんとアカリ 日日ねるこstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)お化け屋敷って言われてるような洋館に引っ越してきた友達いない女子高生が呪いの人形に「オマエニ一生ツキマトッテ不幸ニシテヤル…」と取り憑かれて、「私も一生一緒にいることを誓います」って友達できたって喜んで、絡みが濃厚すぎて呪いの人形が逆に逃げ出そうとするホラーコメディ漫画めっちゃ面白いからみんなに読んでほしいよー! 呪いの人形、通称のんちゃんが愛されすぎてどんどん可愛くなっていく様子も見逃せない! ↓1話↓ https://viewer.heros-web.com/episode/10834108156740407901 こんな連載が始まっていたのかw獅子上司 青木U平名無しタイトルそのままです。上司がライオン。ただ言動は大きいただの猫っぽいです。作者って「マンガに、編集って必要ですか?」の方ですよね。振り幅凄いな。 上司が百獣の王でたいへーん!というものではなく、日常に居るな、ライオンが。という感覚ですね。言葉も通じるので大丈夫です。 いつか猫村さんみたいに有名になってドラマ化とかしたら面白そう。とにかくほのぼのするガンバレ!中村くん!! 春泥天沢聖司表紙のを見て、絵柄が懐かしい感じで素敵だなと思い買ったやつ。コメディのノリも80年代っぽくて読んでいて実家のような安心感がありホッとする。 とにかく主人公の中村が不器用で健気。 昨今のどエロいBLともサブカルお洒落BLとも違う独特の穏やか雰囲気がいい。 1巻が出てからだいぶ経つけれど、いつ2巻が出るのか気になります。<<12345>>
かつて人気アイドルとして名を轟かせた五月メイでしたが今はコンビニのアルバイトとして過ごす日々…。そんななか、彼女の大ファンだった嶺田不二子と偶然にも再会し、今度は不二子とともに夢を目指すことに。 不二子自身、メイの輝きによってアイドルになることを決めたひとり。その不二子の声がメイの夢を再び呼び覚ますのは王道でグッと来る展開です。 アイドルものとして特徴的なのは作詞、作曲、振り付け、広報など「自分たちで全部やる!」という自家製アイドルグループとして活動していくところでしょうか。この辺はすごく今っぽい気がして面白いです。 家族の前で居心地が悪そうなメイのようすなどざわざわするようなリアリティと、夢に向かって再点火するエネルギーが爆発する爽快感の両方が味わえる分厚い作品でした。早く2巻読みたい!