運命の番を探す活動、“運活”中のオメガ・獅子倉。突然ヒートを迎え、中途入社してきた学生時代の宿敵・虎谷(アルファ)と関係を持ってしまう。その翌朝、獅子倉の元に運活相談所から“相性最高”と送られてきた相手はなんと……!? 性格的には最低最悪、性的には最&高な運命のケンカップル・オメガバース!
成績・容姿・運動神経、すべてフツーの女子高生・瀧本真心(たきもとまこ)は、ハンバーガーショップ「ドナドナ」で皆に女神と称される美女・園田逢乃(そのだあいの)が、店内の会話を録音していることに気づいてしまう。「あなた…いくら?」こっそり指摘した真心を、なんと女神がお買い上げ……!? あなたが好き。あなたがありのまま認めてくれた自分も好き。ワケあり美人OL×フツーの女子高生がおくるハートウォーミング・ガールズラブ!
ぼくのワンピース
「お手持ちのもっとも派手で華やかな美しい衣装」。そんなドレスコードを受けて、思い思いに着飾って松本の高原ホテルに集まったのは、大学の同級生を中心とした佐原真人の友人たち。今日は彼のお別れ会=告別式だった……。自分は「何者」なのか。悩める神鳥谷等が佐原真人と出会ったのは、その七年前のことだった……。
夏目イサク全集
デビュー15周年を迎えた胸キュンの名手・夏目イサク先生の、ファン待望の全集3ヵ月連続刊行第1弾!! 今では入手困難な限定本寄稿作品や各種小冊子の番外篇も収録。もちろん描き下ろしもあり。 〔収録作品〕■『ダッシュ!』ダッシュ!/アクセル/アップ!/リスタート~斎藤の一日~/岡の一日(コミックス未収録作品)/アップ! その後(コミックス未収録作品)/描き下ろし■『cheeky』cheeky1・2・3/描き下ろし■『ノー カラー』ノー カラー/ストロボ/アンダーオーバー/ドリーバック/パノラマ/デイリーライフ1・2/描き下ろし
その男は、フラン●フルト最強のはずだった……!それなのに、嗚呼、それなのに、彼が執事として勤めるデーデマン家では、仕事嫌いのご主人様(♂)におめざめのチュウをねだられ、屋敷に棲息する謎の少女型生物(?)に戦いを挑まれ、息つくヒマもありゃしません。屋敷中の人々に愛されすぎて、困っちゃう。そんな乱暴な愛情表現の波をかいくぐり、今日も行け行けセバスチャン!戦え戦え!!!セバスチャン!!!!池田乾のデビュー・コミックス、21世紀最初にして最強の、執事コメディ決定版!
僕の美しいひと
「吉良が僕を抱いたのは、僕がセクサドールだから―――。」秘密を抱えながら全寮制の名門校に編入した忍。学校で一目置かれる存在の吉良と親しくなっていくが、彼に秘密を知られてしまい……!?
フラン◯フルトの大富豪・デーデマン家の超有能執事、セバスチャン。しかし、この家の主人も、コックも、使用人仲間も、そしてお向かいさんまでもがなにかとセバスチャンにちょっかい出しまくりで……!!? 大人気NO.1執事コメディ番外篇がwebで登場!! 第一話を無料公開中!! ●ウィングス・コミックス 『執事セバスチャンの職業事情(1)(2)』 『戦う! セバスチャン#<全5巻>』 『少年セバスチャンの執事修行<全5巻>』 『戦う! セバスチャン<全8巻>』 好評発売中!!
超不幸体質の中学生・秋人と、彼の心臓を狙う鬼の多聞、その従者のヤクシャがおくるウィングスで好評連載中の同居コメディweb版!! 第一話を無料公開中!! ●ウィングス・コミックス 『鬼さんこちら!1』 『佐藤君の魔界高校白書<全3巻>』 『佐藤君の柔軟生活<全5巻>』 好評発売中!!
加藤くんシリーズ
クラスの『村人A』こと平凡少年・小和田は、後ろの席の『王侯貴族』男子・加藤くんが気になって仕方ない。勇気を振り絞って声を掛けてみたりもするのだが、クリスタルみたいな目でスルーされがち。でも、ある日、小和田は触れてしまったのだ。加藤くんの、誰にも知られたくなさそうな秘密に――! 優しい恋を歌う新星・梅田みそのデビュー・コミックス!
ゲイの吉井は週刊誌に移動になり、土倉という先輩の下に着く。実は面接の際、土倉のスーツ姿にメロっとなり移動を決めた吉井だが、普段の土倉は無精髭のだらしない中年男。騙された! と思う吉井だが、ある日残業する土倉に残業に付合えば「抱いてやる」と誘われ……!? 食えない中年男×爽やか系エロ男子のポルノロマンス!
鬼さんこちら!
ひとりぼっちで不幸体質の中学生・鬼頭秋人の前に突然現れたのは、鬼の多聞と従者のヤクシャ。かつて秋人の先祖に心臓が食われ、今や余命一年となってしまった多聞は、子孫である秋人の心臓を奪い取りに来たという。だが、秋人の心臓は度重なる不幸のせいで酷く弱々しい。幸せを感じると心臓の強度が上がる事に気づいた多聞は、不本意ながら秋人と同居して心臓を鍛え直す事に……。金色スイスが描く、鬼&男子中学生のハートフル異種同居コメディ第一弾!!
ひとかみカフェ
幼い頃山で迷子になったすみは、山の神様に救われた。成長した彼女は山奥でカフェを開店し、その店にはすみを救った山の神・クロも訪れるようになる。ところが鈍感なクロはすみのことをまったく覚えていない様子で、すみの想いは全然届いていない……。
私は"LGBT"という呼称が好きではない。L/G/B/T(もしくは"Q"に分類される定義も含め)それぞれが全く違う性質を有しているのに、"LGBT"という名前を獲得した結果、あたかも同一の性質をもった1つの集団のように見える感覚、それがどうも受け入れがたいのである。 この作品の主人公・神鳥谷等(ひととのや ひとし)も、子供の頃から自分で自分を"普通"ではないと認識しながら、どうにも名前をつけること、定義づけをすることができないある"性質"を持っていた。 神鳥谷のその"性質"はジェンダーなのか、好みの問題なのか、それとも何かの病気なのか。そして果たして自分は何者なのか。これはそんな悩みを持つ神鳥谷と、彼とは逆に自分自身に対して不満も疑問も全く持たない大学の同級生・佐原真人、そしてその周囲の人々との物語。 神鳥谷の疑問に対して作品の中から無理やり答えを捻り出すとするなら、「自分は自分でしかない」という陳腐な言葉になるかもしれない。しかし、それを神鳥谷と佐原の、そして周囲の人々との交流を通して作品全体で表現している。物語としても、雑誌連載の作品を単行本化する際に話と話のつなぎ目をなくして1本の大長編のような構成にすることで、神鳥谷と佐原がともに歩んだ人生をまるごと描いたような、そんな壮大な雰囲気の作品になっている。 読む人によって、誰の視点を強く意識するか、そしてこの作品がどういう物語なのかという定義が変わってきそうな、いろんな表情がある作品。タイトルだけを見るとジェンダーがテーマのようにも見えるけど、実際はもっと受け入れる裾野の広い、"何者にもなれない"全ての人を肯定してくれる物語。 上下巻読了