KADOKAWA / メディアファクトリーの最新クチコミ

あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/10/10
異文化の熱が伝統文化に風を起こす
日本舞踊を学びに来た外国人と、そのにわか師匠のやり取りで、日本舞踊を美しく・カワイク紹介する漫画『さんさん桜』。内容については、たかさんが先に書かれたクチコミが、日舞の経験者の視点から興味深い紹介をされていました。 https://manba.co.jp/topics/24511 私はこの作品から「外国人が日本文化に携わる意義」について考えました。 たかさんも書いてらっしゃいますが、この作品では外国から学びに来た子が、とても「楽しそう」で、それがいいんですよね。その楽しみ方、夢中になる目に、一度日舞を捨てた青年は魅せられ、苦しみながらも再び日舞に向き合い始める。 熱烈な外国人の「日本文化の楽しみ方」は、例えば陶芸を描いた『へちもん~信楽陶芸日記~』や、茶道の作品『ケッコーなお手前です。』にも描かれていて、伝統の本質を知り・学びつつも屈託のない、それでいて熱心な楽しみ方が、どこか鬱屈としている「伝統の継承者」を救う。 伝統芸能の内部にいた時に、なかなかその美しさに気付けなかった、というたかさんの告白は、結構重要な事を指摘しておられると感じます。 伝統文化を生きる伝承者達が、見失ってしまう「伝統文化=自分の良さ」を、外部の人から教わる事がある。外から熱気を帯びて、その文化が好きだ!と飛び込んでくる人に、かき混ぜられて再び吹く風がある。そんな爽やかさが、この『さんさん桜』、そして例に挙げた『へちもん~信楽陶芸日記~』『ケッコーなお手前です。』などにも、確かにある。 異文化からの熱と、それに救われた伝統文化、という形を描いた3作品。そこから日本人の私も、自分達の文化の継承について……本質的な楽しさを知り、誰かに伝えることの大切さを、色々考えさせられました。
野愛
野愛
2020/09/14
食べ物じゃない君を愛してる
壊れるほど愛しても3分の1も伝わらないシロクマの愛に切なくなったり、優しくされて愛されてもなお恐怖が拭えないアザラシにもどかしくなったり。 かわいいかわいい絵柄でほのぼの癒し系コメディの形をしているけれど、なかなかどうして壮絶なラブストーリーです。 食い物であるはずのアザラシに恋したシロクマ。天敵であるはずのシロクマから熱烈な求愛を受けるアザラシ。どちらも必死なんです。だからこそ笑えるし、だからこそ応援したくなるんです。 でも、どちらか一方に歩み寄れというのも無理な話なのでやっぱり切なくてもどかしくなります。 人間同士のラブコメディだったら、いやいやいい加減信じてやれよってアザラシに言いたくなるし、シロクマ怖がられてるんだよちょっと考えろよって言いたくなっちゃう気がします。動物だからこそどちらの気持ちもわかって狂おしくなっちゃう!! 人間同士なら食うか食われるかなんてわかりやすい生と死はなかなか起こらないけれど、信じる裏切られるの怖さは常に付き纏います。 信じてもらうための手っ取り早い魔法なんて結局なくて、怖がられてもシロクマみたいに「君が好きだ、大切だ」と言葉を尽くすのが一番の近道なのかもしれません。 同じ動物でも、同じ人間でも、わたしとあなたは違うから。信じてもらうことを諦めちゃいけないし、受け入れてもらえるのが当たり前だと思っちゃいけない。 シロクマみたいに真摯に愛を伝えないといけないですね。
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/09/04
大人の物作り部活で、ウブな恋模様。
趣味友と恋愛、と聞いて ①「話が合って楽しそう!」 ②「別れたら趣味友が減るのか…」 どちらを考えるかが、その人の恋愛への「前向き度」を示しているように思う。 ②を恐れつつ、恋は①から始まりがち。 避けられない、趣味友との恋愛。 □□□□□ 歯科技工士の藍川寛乃は、武器のミニチュア作りが趣味。ずっと一人で楽しんでいたが、偶然の出会いから大人の物作りサークル「アトム会」に入会する。 鉄道ジオラマ男子、ミニチュア店舗男子、デコスイーツ女子……初めて出来た趣味友と、部室に集まって個々に制作したり、道具を共有したりと、すごく楽しそう! そんなサークルは、誰にも趣味を打ち明けられなかった藍川にとって、居心地の良い空間。大切にしたいのに…… それを邪魔するのは「恋愛」。 それぞれの思惑がすれ違い、さらには藍川の同僚も喰い込んで……時にギクシャクしてしまうサークル。しかし面倒はあるものの、それぞれが誰かを傷付けまいという優しさで動くので、そこまでドロドロしない。 それでも傷つきたくなくて、恋を諦め趣味に逃げがちな藍川。気持ちは痛い程分かるが、それで本当に幸せになれるのか?……人間関係を避けてきた彼女に訪れた、遅い初恋の行方は……? 舞台は湘南地方だが、オシャレスポットよりも、武器模型の聖地・山海堂が何回も出てきて、登場人物がみんなビックリしているのがまた可笑しい(ただのお土産屋じゃないんですよ、知ってました?)。
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