たか
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1年以上前
「あんな耽美な絵とストーリーを描く作者は一体どんな人なんだろう」と思い手に取った今市子先生のエッセイ漫画。 ひと目で今先生だとわかる美麗な表紙はテンションがあがります。 最近6巻で完結したと知り再読したのですが、やっぱり面白かったです。 「萌えの死角」というタイトル通り映画やドラマのBL的萌え語りから、趣味の登山、家庭菜園にやってくる虫の話まで盛りだくさんの内容となっています。 作中では先生とご友人の「いま何にハマっているか」という会話から、昔好きだった作品が語られるという流れが多いのですが、これが自分にとってはそれが大変勉強になりました…! BLという概念が誕生する前から、映画や小説に『BL的萌え』を感じ取っていった諸先輩方のすごさを思い知るとともに、実際に何を観てきた作品(今後鑑賞すべき作品)を知ることができ、非常にためになりました。 ちなみに個人的に一番面白かったのが、C翼世代の今先生が「コミケの流行りについていけない」と話すエピソード。 2005年〜2019年にかけて描かれたエッセイということで、まさに自分が通ってきたタイバニ・黒バスブームに触れられていてニヤニヤしました。 平成生まれの腐女子として、「今先生たちのような先輩方のおかげで今のBLジャンルがあるのだな…」としみじみ感じ入る内容が盛りだくさんのエッセイ漫画です。 (画像は4巻44話より。貴重な今市子先生による黒子テツヤ)
「あんな耽美な絵とストーリーを描く作者は一体どんな人なんだろう」と思い手に取った今市子先生のエ...
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1年以上前
最近気づいたんですけど、私は「悩んでいる男性」が好きみたいです。この読切の主人公・上田もメチャクチャ悩みまくっててとても素敵でした! アルバイトと学業でいっぱいいっぱいになっている大学生の上田は、「時間的・精神的余裕と、恋愛をする金がないから」と、バイト先の常連から渡された連絡先を破り捨てる。 自分の意志に反して、恋に落ちた相手はわがままで可愛いタイプの女の子ばかり。「恋愛はしんどい」と思っているのに、「誰かを好きになりたい」気持ちが襲ってくる。 忙しい日々の生活、しんどいはずの恋愛がしたくなる衝動。 上田の悩みがすごく丁寧に描かれていてすごく引き込まれました。 意識して恋に落ちないようにしていたはずの上田が、天に浮かんでいった表現がとても印象的でした。 【追記】 調べたところ、この「恋に落ちない」はKissが行っている「超・育成型新人賞Kiss WAVE」の第33回シルバー賞を受賞した作品でした。https://kisscomic.com/kisswave/33.html また増岡先生は第14回のTOP賞も受賞されていて、その読切も公開されています。 https://comic-days.com/episode/10834108156645153561 この読切の本誌掲載でデビューとのことで、今後の作品も非常に楽しみです…! (画像は本編より。ふとした瞬間に静かに絶望してる様子がすごく胸に来ました)
最近気づいたんですけど、私は「悩んでいる男性」が好きみたいです。この読切の主人公・上田もメチャ...
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1年以上前
ぱ、ぱらり先生ーーーっ!!!モーニングを開いたらぱらり先生の名前があってバチクソテンション上がりました…! 「周囲から美人だと思われている篠宮ユキは、メイクが得意で美容の専門を目指している女子高生。ユキは、顔に痣がある同級生白井梢に興味を持ち、痣を隠すメイクを施してあげるが…」というあらすじ。 あざにおしろい(前編)Dモーニング http://dm.m.eximg.jp/viewer/1440/1425/ https://twitter.com/parari000manga/status/1149995308849364992?s=20 んも〜〜!!ユキも梢というキャラクターが持つ説得力がすごい…!! SHBのときからモブにすら読み応えあるバックグラウンドを設定していたぱらり先生。今回の『あざにおしろい』でも、家庭環境・学校生活の違いを提示することで、2人がどんな人間なのかめっっちゃわかりやすく描かれています。 「そのままの自分で自信を持っていたい」 「いつもと違う自分になりたい」 この前編で梢が抱いた気持ちは、痣の有無に関わらず全てのメイクをする人に当てはまる感情じゃないでしょうか。 そして何より、ぱらり先生の描く女の子2人のやり取り…やはり良い…!女の子がメインだからか、SHBのときよりも絵がきれいになっているように感じました。 梢ちゃんのデート、男の子にガッカリされる未来しか想像できなくて辛い…。 後編でユキと梢の2人がどんな決着をつけるのか楽しみです!! >(補足)SHBとは、ぱらり先生の著書「スーパーヒロインボーイ」の略称。ひょんなことから女児アニメにハマってしまったけれど、そのことを素直に認められないヤンキー男子高校生を描いた作品。 >本編のそこかしこで息をするように自然に百合とBLが進行するためか、男性読者むけのレーベル作品でありながら、本屋さんによってはBLの棚に置かれているらしい。 (画像は前編より)
ぱ、ぱらり先生ーーーっ!!!モーニングを開いたらぱらり先生の名前があってバチクソテンション上が...