名無し塾
1年以上前
「地球の子」、怒涛の展開で驚いたが 面白かった。 そんな好印象が多いようだ。 だが、少し冷静に考えてみようと思う。 この第一話、煎じ詰めれば「ボーイ・ミーツ・ガール」 と「アルマゲドン」だと思う 「ボーイ・ミーツ・ガール」系の話では、愛する男女が なかなか会えそうで会えない。すれ違いの連続で非常に もどかしく思うものだ。 ところが、本作では スパッと結婚まで行き、子供まで 出来ている。これには「良かったな~ 良くやった!」と 読者も達成感を得られたと思う。 ここが好印象の大きなポイントだと思う。 だがしかし! 熱愛から 結婚、子供の誕生までのシーン、 これをたった3ページで片づけているのだ! これはチョット乱暴過ぎないか? 結婚について両家の思いは? 子供が出来る以前の男女の 営みは?(男女の営みは流石に少年誌ではNGか(笑)) 子供の誕生まで とても3ページで納まるものではない! その事を 良い子の皆さんは知っておいて欲しいと思う。 とはいえ、結婚の運びと隕石接近の危機感、両者を被せて グイグイ引っ張っていく描き方は上手いと思う。 第一話は こうした ”力技” が威力を発揮したようだ。 問題は、第二話からどうなるのか? 第一話を ”外伝”として 捉える向きも多い。 が、作者は巻末のコメントで「メチャンコ頑張ります。」と はりきっているので、この熱量、スピード感は続いていくと 私は期待している。