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地球より力を授かりし、星降かれりは“地球の子”として世界平和のため極秘に活動していた。そんなある日、かれりが高校生・佐和田令助の命を救ったことをきっかけに2人の間に愛が芽生え始める…。しかし、2人の幸せをよそに、地球には人類滅亡の危機が迫っていた!! 地球の子として使命を果たそうとするかれり。愛する者の無事を祈る令助。2人を待ち受ける壮絶な運命とは――!? ヒーローと一般人が紡ぐ、超絶スケールの純愛ラブストーリー、開幕――!!
「地球の子」、怒涛の展開で驚いたが 面白かった。
そんな好印象が多いようだ。
だが、少し冷静に考えてみようと思う。
この第一話、煎じ詰めれば「ボーイ・ミーツ・ガール」
と「アルマゲドン」だと思う
「ボーイ・ミーツ・ガール」系の話では、愛する男女が
なかなか会えそうで会えない。すれ違いの連続で非常に
もどかしく思うものだ。
ところが、本作では スパッと結婚まで行き、子供まで
出来ている。これには「良かったな~ 良くやった!」と
読者も達成感を得られたと思う。
ここが好印象の大きなポイントだと思う。
だがしかし! 熱愛から 結婚、子供の誕生までのシーン、
これをたった3ページで片づけているのだ!
これはチョット乱暴過ぎないか?
結婚について両家の思いは? 子供が出来る以前の男女の
営みは?(男女の営みは流石に少年誌ではNGか(笑))
子供の誕生まで とても3ページで納まるものではない!
その事を 良い子の皆さんは知っておいて欲しいと思う。
とはいえ、結婚の運びと隕石接近の危機感、両者を被せて
グイグイ引っ張っていく描き方は上手いと思う。
第一話は こうした ”力技” が威力を発揮したようだ。
問題は、第二話からどうなるのか? 第一話を ”外伝”として
捉える向きも多い。
が、作者は巻末のコメントで「メチャンコ頑張ります。」と
はりきっているので、この熱量、スピード感は続いていくと
私は期待している。