六文銭
1年以上前
学習参考書の出版社に中途入社した主人公うるし。
そこで出会った参考書オタクの福山と、書店営業したりなんやりして、参考書を通した学ぶことの意義、ひいては人生観が垣間見えるのが魅力的。
・・・なんですけど、掲載詩が青年誌のモーニングなのに、中高生の参考書マンガとは、そもそも読者ターゲットは誰なんだろう?とか考えてしまいました。
受験を懐かしいと思う層なのか?
中高年でも学びなおしたい人なのか?
受験する子持ち向けなのかな?
ストレートに中高生?
などなど変な勘ぐりをしてしまいました。
自分自身は福山と同じように、受験に無駄に苦労したマンで、参考書には大変お世話になったマンだから、この手の話は懐かしさとともに共感できました。
こういった参考書のおかげで、高い水準の学校にいかなくても、有名講師の知識やテクニック学ぶことができるのは感謝しかないのです。
あとは参考書を通した勉強の仕方とか、社会人になった今でもふつーにタメになります。
添付画像にあります、福山の学生にむけた言葉、名言だと思います。
「なぜ勉強しなきゃいけないのか?」
と聞かれたら、このまま答えようと思いました。
なんにせよ教養マンガとしても面白く、受験を経験した人なら共感でき、またふつふつと勉強してみたくなる感じがグッドです。