mampuku2018/03/11ネタバレ「未来日記」えすのサカエによる能力バトル ストーリーは複雑に絡み合いながらも最終的には「世界の存亡を賭けた壮大な兄妹ゲンカ」というところに収束していくわけですが、その裏に隠された"動機"とは…!若干拗らせまくってますがハンパない兄妹愛の話でした。 クライマックスからエンディングにかけて、この手の世界滅亡モノとしては結構ベタな終わり方をするんですが、だからこそ作者の実力で差が出ますね。さすがのヒットメーカー、魅せてくれます。 あと妹とは別に、1巻表紙のヒロインもまた個性的でした。主人公を殺すためにつきまとうその病みっぷりは「未来日記」譲りと言えそうです。しかし彼女のような「最初は険悪だったが一緒に死線を潜り抜けるうちに……」な子って好きなんですが結構負けヒロイン化するパターン多いんですよね。。果たして「リン」ちゃんは、、結構頑張ってくれてて嬉しかったですwビッグオーダーえすのサカエ
mampuku2018/03/09「男子高校生の日常」の美少女版? まぁ読んでタイトルの如くではあるのだが、どういうマンガであるかは以下の記事を読んでいただければ把握できるかと。概ね的確で頷ける内容だった。 https://www.excite.co.jp/News/anime_hobby/20170505/Otapol_201705_post_6748.html 本人たちにとっては飾らない(あくまで下品になりすぎない程度の)日常会話であっても、それが可愛い美少女キャラたちによって展開されることで、「これが女子の現実……?むしろ全然可愛いやんけ!!」と思わせることができ、たちまちJK大好きオッサンたちの理想郷へと変貌を遂げるのだ。 まぁ一口に女子高生と言っても、共学か女子校かでだいぶ違うとも言うし…恥じらいを失った女子校のヤバすぎる実態みたいのも是非読んでみたいようなみたくないような… あと制服の着こなし方がキャラごとに全然違うもお得感があって良い。円香(金髪)みたいな着方は巷でも漫画でも最近よく見るかも。女子高生のつれづれ三本コヨリ
mampuku2018/03/08さすおに石鹸枠 よくできた優秀なラノベ漫画です。一見ダメな感じの主人公(新任講師)が実はものすごい力を隠し持っていて、悪い輩から命がけで美少女を守り、最終的にちやほやされる話です。「劣等生」に少し近いかもですが、1話目から早速ラッキースケベしているので「石鹸枠」とも呼べそうです。 http://honeshabri.hatenablog.com/entry/soap_anime こういうのってよく「テンプレ」だの言って揶揄されますけど、楽しく感じるツボやスカッとする話が無駄なく組み上げられてきちんと面白く成立してる時点で凡百の作品より上ですよね。原作は「第26回ファンタジア大賞大賞受賞作」だそうで、まぁだからと言って必ずしも漫画になっても面白いとは限らないんですけど、ストーリーも奇をてらわず王道だし、何より良い漫画家を引き当てました(笑)シコ方面ではそれほど強くないものの、見せ方が上手いしなにより表情や個性豊かな女の子が可愛いです。 個人的に気に入っているのが、何かにつけて「覚醒」したりして不思議なパワーで敵をボッコボコにするのではなく、教え子の「成長」と周到な「下準備」で不利を覆す展開が気持ちいいです。丁寧に張られた伏線(というよりは布石)なんかも小説原作らしくて良い感じです。あくまで読み易くそれでいて安っぽくならず、可愛いけど過度にエロくはならず、いい塩梅だと思います。ロクでなし魔術講師と禁忌教典三嶋くろね 常深アオサ 羊太郎
mampuku2018/03/07「君の名は。」ファン必読の書 外伝小説「君の名は。Another Side:Earthbound」を読んだとき、これは映画「君の名は。」を観たすべての人に読んでほしいなと思いました。2時間という枠の中では語り切れなかった部分であり、しかしながら取ってつけたオマケ話ではなくしっかりと物語を補強し物語により深く潜るための助けとなるエピソードが短編形式で収められています。 それぞれ瀧(in三葉)やてっしー、四葉、三葉の父などのキャラクターによる一人称小説になっていて、なかでも三葉の父・俊樹のエピソードは必見です。(コミックス1巻には未掲載なので2巻以降に期待です)君の名は。Another Side:Earthbound新海誠 中村ジュンヤ 加納新太
mampuku2018/03/06毒気ゼロなのにこんなに面白い 江戸末期の長崎・丸山という花街を舞台に、絶世の美女と謳われた一人の花魁と、彼女を巡る悲しい純愛の物語。街並みや遊女独特の言葉遣いだけでなく、伽羅の匂いや三味線の音など、画面には表れないところまで時代の雰囲気を醸し出す細やかな描写がなされています。 同じ作者の「ニュクスの角灯」へのクチコミでも同じことを書いたのですが、人間の美しい部分、ピュアな部分を描くことに物凄く長けた作家さんだな、と感じました。読み終わると心が洗われてるんですよね。 主人公の几帳太夫が同僚に二股をかけられているのを目撃して告発する場面も、その一見派手な事件そのものよりも、敢えて傍観者である几帳や彼女の甥っ子の心情に寄り添って描いていたのが個人的にすごく印象的でした。それに加えて本書のあとがきを読むだけでも、想像力と情緒に溢れそれでいて卓越したバランス感覚も兼ね備えている作者の人柄が垣間見える気がします。 毒気がないにもかかわらず、こんなにも面白くて切なくて引き込まれる。この魅力こそ、今国内でもっと評価されてほしいなと思う作家さんです。蝶のみちゆき高浜寛1わかる
mampuku2018/03/04尼レビュー欄への愚痴 リアルタイムで購読していて結構好きなマンガだったのですがいつだったか手放してしまい、でもまた読みたくなってAmazonを漁ってみたんですが モンスター消費者化とオタクの批評家気取り化の悪いところを凝縮したような場所ですねAmazonレビュー。漫画などはとくに酷くてまったく参考になりません。 「ありきたり」←それが無理なら市場に流通してるほとんどのコンテンツが駄目では 「動きのある絵が弱い…」←静止画としてかっこいいならそれは立派な長所なので、「弱い」んじゃなくてあなたの好みではなかったというだけの話では 「漫画の体をなしてない」←何様が上から目線でこきおろしてるのか。己の読解力の低さを作品のせいにしてほしくない いや、全部が全部的外れな指摘とは思っていなくて、キャッチーな絵や設定のわりにヒットしなかったんでまぁ色々と惜しい部分はあったんですけども、ああやって文句ばっかり書き残されるような駄作でもなかったと思うんですよね。(ゲームメーカーが日本の消費者レビュアーを締め出す気持ちがわかるなぁ。) 異種族同士の諍いというテーマも、絵のスタイリッシュなところも、色々粗削りだけど魅力があって引き込まれるところも、「東京喰種」に似てるかもです。そんなこんなで今読んでみたらまた違う発見があるかなーなんて思ったんですが、さすがにAmazonがなければ諦めてたなぁ…烏丸響子の事件簿広井王子 コザキユースケ4わかる
mampuku2018/03/02赤マントはトラウマ 民話や伝承の類ではなく都市伝説にスポットを当てた漫画です。「人面犬」「てけてけ」「赤マント」とかそういうやつです。昔ブームというか社会現象にまでなってたみたいですけど、最近の子どもはトイレの花子さんとか知ってるんでしょうか?私は「地獄先生ぬ~べ~」を読んで育った世代なので作中登場したようなのはだいたいわかりましたが(あと「学校の怪談」とか) さて「東京カラス」はというと、ホラーというわけでもなく謎解きというわけでもなく、キャラの濃い変な人たちがドタバタやりながら事件解決という掴みどころのない内容。ただ霊感のない主人公・満子が知恵と勇気で突き進んでいくさまは結構爽快感でした。 かの「ぬ~べ~」が小学校の先生という役柄上、妖怪などの伝承が持つ教訓的な側面がフィーチャーされがちだった(「化物語」とかもそうです)のに比べ、「東京カラス」は作中でも言及している通り「教訓という側面をもたない」都心伝説がテーマだからこそ自由で前向きで親しみやすいコメディになれたのかなぁなんて思います。"無責任さ"とでも言い換えられそうな。 それはそうと「化物語」楽しみですね東京カラスコザキユースケ 宮下裕樹
mampuku2018/03/01一見普通の高校生(普通とは言ってない) 「エウレカセブンAO」漫画版の人のオリジナル作品。エウレカの影響を色濃く感じる。エウレカ自体ポストエヴァに数えられるかもしれないが、これなんかはエウレカ系って呼んじゃってよさそうな感じ。 敵対的侵略者に人類が滅ぼされそうになっている、そんなアポカリプスの中心には一人の少年と少女が…っていうベタなやつ。彼らの運命はこれでもかというほど残酷で、傷ついて傷つけあって引き裂かれて引き裂かれてまた求めあって、そのすべてに地球の命運が懸かってて… アレですよ。「世界を取るか、彼女を取るか」っていう究極の二択。美しきかなセカイ系。 半ばあたりまで読み進めないとわかりにくいことも多くて、 ・大好きな人がぶっ壊れたと思ったら、実は最初からぶっ壊れてました ・なかなか面白くならないなと思ってたら、実は最初からかなり面白いことになってました みたいな感じで、伏線でぶん殴られるのが好きな人にはオススメかも。主人公ら二人以外の感情同線が薄いので展開はが色々突拍子もなく見えなくもないが、画力が高いから情報密度が担保されてるし。 戦いはしだいに困難と混乱を極め、主人公もヒロインもぶっ壊れてくし誰が敵か味方かわからなくなっていくなか、悪意の在り処とヘイトの矛先が巡り巡って最終的にある一箇所に集まっていく。これぞまさにラスボスの中のラスボスといった「悪者」の完成である。光と闇の狭間で揺れ動く悲壮系ダークヒーローの煮え切らないバトルも嫌いじゃないですけど、やっぱり最後はヤな奴ぶっとばしてスカッとしたいものです。 ともあれ良いところもあればツッコミどころもある漫画ですが、ラストの数頁はすごく好きです。嗚呼これが描きたかったんだなって。好きのツボが個人的にすごく近いと感じたので、台詞回しなどが洗練されてくると尊さ5倍増しになるなぁと、読んでて思ったのでした。次回作が楽しみ。ヒニイル加藤雄一
mampuku2018/02/27ワールドエンドクルセイダーズはこういう話なのかと最初思ったんだよな 今のように恋愛漫画がずらりと並ぶ前のマガジンはサバイバルやデスゲーム、頭脳バトルが充実していました。神さまの言うとおりやリアルアカウントなどのヒット作に劣らぬ、あるいはそれらを凌ぐ面白さだったと個人的に思っているのがこの「アクマゲーム」です。 作画担当の恵先生の代表作「ブラッディマンデイ」もひりつく緊張の心理戦が魅力でしたがこの「アクマゲーム」にもそれは受け継がれつつもコミカルな恋愛模様や漫画らしいキャッチーなキャラクターなど前作にはなかった要素も盛り込まれ、結果として「ブラッディマンデイ」のような実写化向きではなくなったかもしれませんが、漫画として読み易く楽しめる内容になっていたと感じます。 カイジの「限定じゃんけん」やライアーゲームの「少数決」に代表される知力バトルの根幹ともいえる「作品オリジナルのゲーム」も、この作品の強いところでした。シンプルであまり長期化せず、キャラクターの特性を活かして戦うのが面白かったですね。ACMA:GAME恵広史 メーブ3わかる
mampuku2018/02/26プロフェッショナル・コミカライザー琴音らんまる 原作イラストを岸田メル氏が担当し、アニメ化もした作品。純和風ファンタジーで、巫女とか神楽とか山伏とか陰陽師とかそういうのがオンパレード。とはいえわかりやすいモンスターが現れてそれを退治するとかではなく、現実に在るとしたらこんな感じかもなという「ありそう」感や「地続き」感、目には見えないけどなんかヤバいのが近づいてきてる的なジャパニーズホラー感が独特の雰囲気を醸しています。 作画担当の琴音らんまる先生は数多くのコミカライズを手掛けていますが、「君の名は。」と比べてこの時は制作時間や人手が充実していたのか、非常に美麗で見ごたえのある漫画作品になっていると感じます。作品によって描き方を変えるというのも、きっと誰にでもできることじゃないですよね。RDG レッドデータガール荻原規子 琴音らんまる 岸田メル
mampuku2018/02/25眼鏡好き必読 メガネ属性、メガネ好き、メガネ男子、メガネ女子、必読の書ですねこれは。 眼鏡蘊蓄の数々も興味深いですが、優しく背中を押してくれるような「眼鏡画廊」店主・眼鏡橋華子さん素敵すぎます。「王様の仕立て屋」「神の雫」などと同様、比較的リッチで大人の嗜みって感じの「オシャレ眼鏡」ですが、そこへ妖艶な和服美人でありながら大学生の小娘でもあるヒロイン、という奇妙なアンバランス感がまた魅力を引き立ててくれます。 蔓まで省略せずレンズの厚みや光の反射まで一コマ一コマ丁寧にこだわりぬいた作画は他では見られない最高クオリティだと思われるので、眼鏡キャラ好きの方にはぜひ一度手に取っていただきたい1冊です。眼鏡橋華子の見立て松本救助
mampuku2018/02/22単行本で加筆のパティーンかな 口腔内に寄生して宿主を操る地球外生命体を、取り除くには「キス」で直接剥がすしかない、という設定。意外とちゃんとしたSFで、タイトルや設定の割にはラブ要素はほとんどなく、代わりにエロが多少ある感じ。 話はまぁ、良く言えばさすがに安定してるというか。。ラブ要素があまりないのと主人公が女性恐怖症で必要以上に女子と接触ができないのであまりフックがなく淡々と進んでいく感じがします。ただまぁ表紙のメガネちゃんに惹かれて手に取ったので、その点に関しては十分元が取れたかなと思います。KISS×DEATH叶恭弘1わかる
mampuku2018/02/21メダルラッシュ記念に📷羽生結弦選手、東京喰種好きらしいですね。作者の石田スイ先生が投稿した羽生くんのイラストも話題になりました。相思相愛かよ https://twitter.com/sotonami/status/965106538502176768?ref_src=twcamp%5Eshare%7Ctwsrc%5Em5%7Ctwgr%5Eemail%7Ctwcon%5E7046%7Ctwterm%5E3 私は真戸暁二等捜査官がめっちゃ好みです東京喰種トーキョーグール:re石田スイ
mampuku2018/02/20基本的に糞とかゲロとかそんなんばっかここで連載されています。 http://woodbook.xyz 猫とかいう、可愛くてやんちゃでふてぶてしくて可愛くて人懐こくて暴れん坊で可愛くて臭くて可愛い生き物。読んでても全然飼いたくならないですが、猫に振り回されながらドッタンバッタン大騒ぎしながらも深い愛と慈しみを感じるところは見てて癒やされるような笑えるような。当方犬派でもあるので、他人が飼ってる猫が一番ですわ。 作者は他にもWebで色々漫画を描かれていますが、「俺の友達のクズの話」に代表されるクズ系エピソードが特に面白いです。猫のほのぼのした雰囲気とは一線を画しています(笑) https://omocoro.jp/kiji/33095/鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!鴻池剛
mampuku2018/02/18ネタバレ最終巻が出たので 素晴らしい。魂が震える漫画。久々に出会えました。 宗教改革期を描いた作品は数多く、人の信じる道、生き方そのものを問われる時代だけに心震わす話が多い(7人のシェイクスピアや乙女戦争など。いずれも面白い)のですが、『魔女狩り 漫画』で検索すると「辺獄のシュヴェスタ」の名前がずらりと並び、本作品の人気と評価の高さが窺えます。 よくネットのレビューで書かれているのが「主人公のカッコよさ」ですね。どれだけ虐げられても折れず曲がらず泥を啜ってもただ突き進む、まさにダークヒーロー(というかヒロイン)の鑑です。しかも「収容所」という舞台から容易に連想される「脱獄」ではなく、あくまで敵の喉笛を喰いちぎることを唯一の目的とし、機を窺い耐え忍び牙を研ぐ、ハイパー難易度に挑むわけです。しかも地獄への片道切符…。 そして志を同じくする仲間たち、も、素敵なんですが、それ以上に敵対するボスたちが非常に魅力的です。エーデルガルト総長を筆頭に、異端審問官のヴィルケ、同僚のクリームヒルトなど、ハードモードをさらにハードにしてくれる素晴らしい逸材たち。特にエーデルガルトは屈指の名敵役になれるポテンシャルがありました。 含みのある言い方になってしまった理由は、分厚い最終6巻にあります。 個人的な感想としては最終盤の筋書きと結末にはこれ以上なく満足でして、修道院の壮大な企みに、復讐との決着、その後のエピローグでの彼女の気高く美しいさまはここまで読んできてよかったと思わせてくれるものでした。ただ、惜しむらくは、これを1冊分にまとめずあと2~3冊かけてじっくり描いてほしかったな…という一点に尽きます。 漫画はしばしば被消費物としてテンポの良さ(と言う名の「テンポの速さ」これは私は決してイコールじゃないと思う)が求められますが、エーデルガルトとクリームヒルトは丸々単行本1冊使ってでもじっくり描かれるべきでした。たったの6巻で終っていいスケールのストーリーでも主人公でもない! やはり通説のとおり、漫画の理想的な巻数は「10巻前後」なのかもですね。辺獄のシュヴェスタ竹良実
mampuku2018/02/15そういえば昔ガンヘッドってアニメが サイボーグ技術などを駆使した近未来の大戦により荒んだ世界で、タバコと銃が似合う(というか頭が銃そのもの)オジサンが活躍するハードボイルドSF。大塚明夫とかの声が似あいそうです!「オレの名は乾十三」ってモノローグがいちいち入るのもイイですねw はじめの章からいきなりディストピア感満載でいい雰囲気です。見慣れてくると銃頭も愛嬌たっぷりで可愛い。化け物じみた見た目なのに誰よりも人間臭い主人公です。ノー・ガンズ・ライフカラスマタスク3わかる
mampuku2018/02/14タイトルと帯で損してる良作タイトルから野球漫画かと思いきや中世ヨーロッパ風の大奥だった。 あらすじや表紙から受ける印象よりも意外と軽妙で読みやすいので油断しかけたところで思いっきり殴られる。一巻読了時点だけど面白い。 一つだけ惜しいと思ったのは、帯文が最悪。。 「プライドを懸けた女同士のマウンティング!!!」 もう本当うんざりですわ漫画でまでマウント合戦とか見たくないんですケド、幸いこの漫画はそんな薄っぺらい話じゃないので安心しました。帯無しのほうが売れるんちゃうかコールドゲーム和泉かねよし
mampuku2018/02/12JK漫才📷 表紙みたまんまの話です。茶髪の子が札束を積んだりあの手この手で黒髪の子を落とそうとするんですが、全然なびいてくれないという一方通行百合ラブコメ。その一途さ余って必死な様やふたりの掛け合いが面白く、可愛らしい。 絵が可愛いのと併せてタイトルが絶妙に記憶に残りやすく、5chにキャプが貼られては 「この漫画のタイトル何?」 「将来的に死んでくれ」 「お?やんのか?」 みたいな流れが一部でテンプレ化しています。将来的に死んでくれ長門知大1わかる
mampuku2018/02/11獵魅はザコ可愛い人気脚本家・シナリオライター虚淵玄が手掛ける、台湾風ファンタジー。虚淵氏だけあってダークで裏切りや策謀が張り巡らされた緊張感のあるストーリーです。 作画の佐久間結衣さんはコスプレイヤーの葛藤などを描いた現代劇を描いていたので、少し意外で新鮮でした。「掠風竊塵」のうさん臭さや殤不患や丹翡の誠実な感じが表情でよく伝わる素晴らしい作画でした。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀佐久間結衣 虚淵玄(ニトロプラス)5わかる
mampuku2018/02/08オリジナルは泣ける話が多い森山大輔最新作 現代アメリカに生き残るシチリア・マフィアの兄弟が、跡目と遺産をめぐるゲームに巻き込まれる。ゲームの鍵を握る、ドンの婚約者を名乗る少女がなかなか食えないというか謎めいてて、謎が明かされていくのが楽しみです。タイトルから言ったらこっちが主人公なのか?って感じではあります。 いいですねェイタリアマフィア。禁酒法時代の話とかはフィクションでよくありますけども。「バッカーノ!」は原作小説もアニメも大好きでした。あれはマフィアじゃなくて"カモッラ"らしいですけども。Mourning Bride森山大輔10わかる
mampuku2018/02/07漫画の神様が最期に描いた、自分とよく似た天才の話 難聴で、偏屈で、癇癪持ちで…というよく一般的に言われているイメージ通りのベートーヴェンの半生を、手塚先生らしいコミカルな描写で描かれています。作者死去のため未完(ベートーヴェン初期から中期まで。ピアノソナタ「月光」の作曲が最後の場面となっているので、30歳くらい?)ベートーヴェンが師事したとされるモーツァルトやハイドンも登場します。 もう一人の主人公であるフランツ・フォン・クロイツシュタインはおそらく架空のオリジナルキャラクターですが、ベートーヴェンと因縁的な関わり合いを持ちながら、時代背景の大きな出来事としてがっつり描かれているフランス革命に身を投じていきます。歴史モノとしても普通に面白いです。 一連の話でなにが一番面白いかって、手塚先生がベートーヴェンにシンパシーを感じていたということですね。「ソナタ形式」を確立させロマン派の先駆けとなり後の音楽に計り知れない影響を与えた「楽聖」相手にそんなこと臆面もなく言える人って他にいないんじゃないですか(笑)ルードウィヒ・B手塚治虫
mampuku2018/02/06早すぎた虫バトル ヤングガンガンで続いてる「キャタピラー」のスピンオフ元です。テラフォーマーズが流行るずっと前からやってた虫擬人化バトルですが、まぁテラフォーマーズは上手くやりましたねw その代わりこちらは息の長い作品になってます。 テイスト的にはバキとか、あとはホーリーランドにも似た能書きバトルですね。手に汗握るよりもへぇ〜のほうが多いかも笑 ゴキブリちゃんがいかにもゴキもとい三下って感じで可愛いです。アラクニド村田真哉 いふじシンセン
mampuku2018/02/0390年代風異世界ご隠居旅行 面白いけど癖がすごいw 絵から90年代フレーバーがするのは複雑に立体的な髪型や、長いまつ毛にハイライトで眼力が強いせいかな。全体的に古臭いです。あと普段マッチョなおっさん同士のBLとか描いてそうですね、爺だろうがお姉さんだろうが全ページ艶めかしいというかセクシーで胸焼けしそう…w ストーリーは「あらすじ」にある通りですが、読んでると半分くらいはグルメ漫画ですね。ダンジョン飯と同じく異世界飯なので、味を想像する楽しみがあります。戦闘も、ロートルの主人公が現役バリバリの強者相手に知恵を振り絞って立ち回る展開が面白いです。辺境の老騎士 バルド・ローエン支援BIS 菊石森生2わかる
mampuku2018/02/02神の帰還 流石という他ない。持ち味を活かしつつ、SFロボットアクションという新境地を見せてくれています。 ロボットアニメのプロ中のプロであるTRIGGER、監督にアイマスの錦織敦史、キャラデザ・総作監に君の名は。の田中将賀…など豪華すぎる布陣で始まったオリジナルアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」。アクションなどのアニメ的技法の粋を凝らして作られている原作に対して、止め絵の美しさに完全に振り切った矢吹先生のコミカライズは対照的です。 そういう色んな意味で(良くも悪くも)矢吹先生的なので大変素晴らしくはあるんですが過度な期待もまた禁物です。止め絵として美しい反面バトル漫画としては躍動感に欠けますし、萌えとお色気は一級品ですが成人向けの本職の人(宵野コタローとか三巷文とか)と比べると下品さと実用性に欠けます。「BLACK CAT」のあのそこまで直接的に性的じゃないんだけど読んでて何故かムラムラするあの感じですよね、矢吹健太朗帰ってきたなって感じがしました。ダーリン・イン・ザ・フランキス矢吹健太朗 Code:000