mampuku2017/12/20このブームはいつまで続くのか 最近流行りの悪ふざけ系スピンオフですね。トネガワとハンチョウがあまりに大成功したんで後追い的に見られてしまいがちですが、原作が国民的人気作ということもあって話題性は抜群です。あとトネガワより先に「北斗の拳 イチゴ味」とかもありましたからね。 これも金田一のやつと同様SNSや5chなどでバズらせることをある程度意識してか、大ゴマを使ったパワーワード押しです。 「事故物件、みんなで住めば怖くない。」 「住所変更です」 etc. あとよく考えたら米花町的にあたりまえなんですが、他の黒タイツ(犯林)が登場したときはちょっと卑怯な面白さでしたね。絵面が黒すぎるw犯林が黒タイツのまま逮捕&連行されてたのはさすがにシュールでした。名探偵コナン 犯人の犯沢さん青山剛昌 かんばまゆこ4わかる
mampuku2017/12/17 「ヨルムンガンド」「デストロ246」作者のデビュー作 裏社会の殺戮と、それらに関わる思春期(あるいはそれ以前)の少年少女の人間模様を同時に描かれた漫画。 上記にあてはまる作品はすぐにいくつも思い浮かんでどれも大好きなんですが、高橋慶太郎作品の特長といえばやはり「スタイリッシュでかっこいい」ですかね。それに加えて荒々しくて勢いのある絵柄のせいか、精神もコミュニケーションも未熟な中高生のキャラクターたちがなんだかすごく生っぽく感じられます。 いじめっ子と和解するシーンや闇医者のお姉さんが襲撃されるシーンなど、人の心が動く様子が描かれた場面が、ある意味ドンパチ以上に見ごたえがありました。オーディナリー±高橋慶太郎5わかる
mampuku2017/12/16だんだん理解が追い付いて、だんだん面白くなる ファンタジーとミステリーは相いれないと思われがちだが案外そうでもない。米澤穂信の『折れた竜骨』は中世欧州は海賊の時代が舞台のローファンタジーで、魔法ありバトルあり殺人事件の謎解きありのなんでもありなのに美しくまとめられており、魔法も込みで見事な推理で事件解決してみせている。世界のルールや常識を読者に押し付ける「説得力」とか「強度」が凄いのかもしれない。この『虚構推理』もそのような意味では面白いリアリティを持っている作品だと思う。 妖怪や幽霊のような存在と密接に関わり合いながら、都市伝説じみた事件を解決していく伝記ファンタジー。謎解きモノとして読者が掴まっていられる拠り所となるリアリティの線引き(世界観の輪郭みたいなもの)が1巻2巻と読み進めていくうちに徐々に鮮明になっていく。 たとえば、第1章『鋼人七瀬編』の1巻で登場する怪人「鋼人七瀬」は、それまでの流れ的になんとなく異物感があって腑に落ちない感じがするが、登場人物の思考や「七瀬」への感じ方を通して読み手が抱く「七瀬」に対する違和感の正体がだんだんわかってくる。これがなんとも快感なのだ。 本編には関係ないが、裏表紙の紹介文が1巻では「伝記×ミステリー」だったのが2巻で「伝記バトル」、3巻では伝記ミステリーに戻っている。変遷に意味はあるのかないのか・・・虚構推理城平京 片瀬茶柴7わかる
mampuku2017/12/15萌えは付加価値がいい 架空の女子格闘スポーツ界で、門外不出=唯一無二の技術を受け継いだ少年が、美少女格闘家の専属整体師に…ってここまでだと完全にハーレムでお色気不可避な設定にも見えますが、案外ちゃんと格闘技(総合)してます。オールラウンダー廻のような細かい技術の解説とかはないものの、漫画的な迫力、派手な打撃に意外性のある技の掛け合いは見ごたえがあります。故障のせいで3発までしか打撃が打てない「縛り」がほどよく緊張感ですね。 スカッとできるスポ根 + 付加価値としての萌え これが親しみやすくていいです。この主従が逆転しちゃうと雰囲気ガラっと変わって一気にハードル上がっちゃうんですよね。あくまで格闘マンガでありつつ、その体裁を壊さない程度にちょいちょいサービスしてくれてます。放課後少女バウト藤田かくじ4わかる
mampuku2017/12/15キャッチーでいいタイトル「コレットは死ぬことにした」可愛いだけでなく、向上心と反骨心があり芯が通っいる魅力的な主人公コレット。ブラック労働で過労気味になってしまったり、現代病っぽくてクスっときます。 相手役の冥王さまも厳しいこと言うわりにいい奴なんですが、ちょっと冥府を統べるにしてはヒョロガリで弱そうなのが玉に瑕ですね。コレットは死ぬことにした幸村アルト3わかる
mampuku2017/12/12ド定番だからこそ違いの出る「姫カット」実はミステリー作家だった西尾維新先生、面目躍如とも言えそうな短編ミステリー。河下水希の作画も相変わらず本当に素晴らしいです。 河下先生の代表作「いちご100%」と同様美少女がいっぱい出てくる読切でしたが、群青にサイレンやてとくち等を経てぐっと画のパワーが増した感じがします。特にあざとさがすごい!w 河下先生の画によって、西尾維新の新たな魅力が垣間見れた気がします。絵付きの西尾作品で一番漫画的であざと可愛いかったんじゃないですかね。パートスリーズ河下水希 西尾維新
mampuku2017/12/11一昔前のバトルヒロイン感 これぞ萌え×燃え。絵が上手いだけでなく綺麗なので、可愛さとサッカー漫画としてのクオリティどちらも満足度高いです。絵柄が微妙にレトロなのがまたいい味。 サッカー漫画って作家の個性や得意分野が出まくってて読み比べるだけで楽しいんですが、「マイぼーる!」ではテクニカルな足技や闘志むき出しな表情がすごく魅力的。淡泊にサクサク進む「さよなら私のクラマー」とは対極な感じw 求道者的にサッカーを極めていくBeBluesやアオアシ、人生やサッカー界をとりまくすべてに目を遣るジャイキリやフットボールネーション、青春の1ページとしてのサッカーを描くDAYSやシューダンなど様々ですが、言うなればマイぼーる!は熱血おっぱいフットボール漫画でしょうか。これに続く作品も是非見たいですねマイぼーる!いのうえ空3わかる
mampuku2017/12/11正統派な歳の差片想い漫画お爺さんなのにシュッとしててキマってて素敵…しかも教授で知的。そんな先生に憧れをいだく根暗で地味女な大学院生が主人公。はたしてロマンスに発展していくのか… 教授は昭和元禄落語心中の八代目八雲とか火ノ丸相撲の駿海と近い系統のイケメン爺ですね。長閑の庭アキヤマ香2わかる
mampuku2017/12/10このマンガがすごい!2018オンナ編第5位ウザさキモさが面白い!ヲタ女マンガでここまで美化せず逆に気持ち悪さを爆発させてる漫画は珍しいのではなかろうか笑。 まずとにかくモノローグがうるさい!Twitterやコピペで見る腐女子そのもの。空知英秋先生は「自己肥大」と称していたっけ。 あとなにより腐女子という主人公が、「自虐」「ハイテンションギャグ」と相性良すぎ。気づけば変顔を求めてページを捲る自分がいる…タイムスリップオタガール佐々木陽子1わかる
mampuku2017/12/06絵柄とのギャップがすごい 拳と拳ならぬ「卓球」で語り合う、タイトルに違わぬ努力と友情の灼熱卓球マンガ。灼熱つながりで灼熱カバディとも面白さが通ずるところもありますが、どちらかというとはねバド!が近いかなと思います。天然とツンデレのダブル主人公が互いをライバル視しながら切磋琢磨しあい、全国大会めざして強豪に挑みます。 スポーツとはいえ萌え系マンガ特有の読みにくさがあり(バガタウェイ、ハナヤマタなど)逆にそれさえ慣れてしまえばタイトル通りの熱血スポーツ青春マンガとして楽しむことができます。灼熱の卓球娘朝野やぐら
mampuku2017/12/05女子向WEBコミックランキング第3位 玉石混淆のLINEマンガですがこれは珍しく当たり。「100万人が選ぶ本当に面白いWEBコミックはこれだ!」にもランクインしています。 http://top.tsite.jp/news/book01/campaign/37767457/ カドカワ系あるいはもっとマイナーな青年コミックっぽい雰囲気の表紙とタイトルですが、中身は普通にレディース寄りの少女漫画って感じでした。出版社に勤める、恋愛経験がなく冴えない女主人公。ある日、新しい担当編集者として売れっ子でイケメンだがオンナ癖が悪いと噂される小説家の自宅を訪れるところから物語が展開していく。 「面白いヤツ(女)」とか言って気に入られるのってこの手の作品の常套パターンですね。文学処女中野まや花
mampuku2017/12/04トリックってお金がかかる流行りのスピンオフ漫画ですが、これもなかなか面白いです。事件の舞台裏、犯人たちの悲哀がコミカルに描かれています。 装丁こそ原作「金田一少年」に限りなく寄せていますが、語り口というかテンポは「ハンチョウ」「トネガワ」と最近のTwitter口調(突然の死!!みたいな)とを混ぜ合わせたような軽妙な感じです。 「トリックって金がかかる……!!」などパワーワードが盛りだくさんなところも推せるポイントですね。金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや 船津紳平
mampuku2017/12/01ジャケ買いの当たり ホラーとサスペンスがほのかに香る異能力バトル漫画。 大暮維人に憧れているだけあって絵はめちゃくちゃ気合が入っており、キャラが強烈でストーリーもしっかりしていて掛け合いが面白い。正直なんでマガジンRなんてマイナーな雑誌で連載してるのかわからないが、他に候補がぱっと思いつかないくらいには尖ってる作品。 喧嘩するほど仲がいい兄妹、いいですね。妹のリアクションが良いので嗜虐心がくすぐられます。欲鬼色原みたび34わかる
mampuku2017/12/01JKといえばサバイバルみたいなとこあるので遭難したJKが無人島でサバイバルする漫画。JKサバイバルってもはや様式美というか、サバイバルといえばJKみたいなとこあるよね。 JK集団にひとり玄人がいて、多彩なサバイバル知識を披露してくれるので案外ためになる(遭難でもしないかぎり実践する機会ないかもしれんが)ソウナンですか?岡本健太郎 さがら梨々3わかる
mampuku2017/11/30行きたくない二次元世界ランキングTOP10には入りそう 能力に目覚めてボーイミーツガールして、戦いに巻き込まれた幼なじみを守るために自らの命を賭す。定番で王道の能力バトルですね。敵が強大すぎてあんまり爽快感がないのでそこが好き嫌いわかれるかも。超ハードモード。俺TUEEEEならぬ敵TSUEEEEEEです。 人間ピアノなどで有名なFate/Zeroのコミカライズも手掛けた真じろう先生ですが、このオリジナル作品を読めばあれが如何に適任だったかわかります。内臓アンド脳漿アンド骨アンド血!!絵が上手い人はなぜいつもそうなのか。タブー・タトゥー真じろう
mampuku2017/11/29ゲーム実況とも共通する部分がありそう ゲームの世界に迷い込んで、ゲームの要領で強くなってチヤホヤされたり、悪い輩の手に渡る前に奴隷を買い取ってみたり、聞いたことある「なろう」小説のテンプレみたいな話ではあるんですが、原作がトップクラスの人気だったたけあって漫画のクオリティも高く期待の高さが伺えます。というか涼宮ハルヒやSAOの初期と比べるとラノベのコミカライズも随分地位が向上したように思えますね。絵がもう雲泥。 ただこの手のオールドファッションなテンプレものは海外でのウケはよくなさそうですね(ポリコレ的な意味で)そういう枠から飛び出た、リゼロとかグリムガルみたいな万人に受けそうな人気作品が先にアニメ化され尽くして、異世界ハーレムみたいのは5chとかで白い目で見られがちですが頭空っぽにして読むには最適だと思いました。異世界迷宮でハーレムを氷樹一世 蘇我捨恥 四季童子
mampuku2017/11/24内臓と骨のバーゲンセールだよぅ すごいタイトルだけど中身も大概だった。漫画アプリのバナー広告でよくあるようなグロ系の中ではかなり気合はいってるほうではなかろうか(紙の雑誌に掲載されているだけあってクオリティはそれなり) ヒロインが魅力的なのと、グロとびっくり展開を頭空っぽにして楽しむ漫画かなと今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね榊原宗々 要マジュロ
mampuku2017/11/24「尊い」なんて安い言葉で片付けたくない尊さ 特段百合好きというわけではないのですが、これほど丁寧に繊細に時に緩急をつけて描かれた恋愛漫画が面白くないはずがないんですよね。ちゃんと女の子同士でないと成立しない関係性でありストーリーだと思うので、きっと良い百合漫画でもあるのだと思います(BLなんかでも、少女漫画を男キャラに置き換えただけにしか見えない作品ありますしね) 燈子先輩(1巻表紙左の黒髪)が罪深い女で、コミュ力おばけというか人たらしの人気者なんですが、そんな彼女でも意中の人の前では乙女になっちゃうのがまた可愛くてずるいですね。侑(右側の赤髪)がとても親しみやすい良い子なので、男女問わず楽しめる作品ではないかと。やがて君になる仲谷鳰2わかる
mampuku2017/11/22サイゼに恨みはないが イタリアを舞台とした、一話完結形式の紳士服漫画。よそ者ではぐれ者の主人公・織部が、他では引き受けてもらえないような難解な案件を高額報酬と引き換えに解決(納品)するという、最近だと闇医者漫画の「バカレイドッグス」なんかが近いかも。 シリーズ通算50巻到達らしいですが全然飽きがこない。スーツに関する蘊蓄がどれも面白く、普段スーツ着ない私でも一着欲しくなってしまいます(織部の仕立て屋にオーダーしたら100万は軽く超えそうなのでちょっと無理w)あと読んでるとマルゲリータ食べたくなりますね。サ○ゼリヤのじゃなくてちゃんとした美味しいやつ。王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~大河原遁4わかる
mampuku2017/11/21幻のコミカライズアニメ化の頃始まって、たった1巻で終了となってしまった幻のコミカライズ。今も続いている弓きいろ先生の少女漫画版とは大きく異なり、ミリタリーやアクションに力の入った少年漫画テイストでした。 画力が高く動きにも表情にも構図にも躍動感が溢れていてとても見ごたえがあったのですが、作者が体調不良のため連載が中止に…… どちらもそれぞれ良さがあって良いのですが、堂上教官は弓きいろ版のほうがイケメンですね(笑)図書館戦争 SPITFIRE!有川浩 ふる鳥弥生4わかる
mampuku2017/11/17サバイバルといえば女子高生みたいなとこあるよね📷 エロありグロありのゾンビ系サバイバル漫画。平和な学園生活が突如崩壊したところから始まるあたりは「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」に近いかも。主人公やヒロインたちが、お互いを守るためそして生き残るために必死で銃を執り戦う姿が、少年漫画らしくて熱い。 負けヒロイン愛好家としては、らぎ姉という至高の負けヒロインを推していきたい(一応まだ連載続いてるので負け確定ではないけど…)インフェクション及川徹3わかる
mampuku2017/11/16表紙みたいな可愛い話ではないです(笑) いいところがほとんどなく振り回されてばかりの主人公、もがけばもがくほど嵌っていく泥沼のようで、積み上げたと思ったら鬼(星名さん)がやってきて簡単に元通りにされてしまう賽の河原のようでもあり…こういうドロドロとした人間の内面を一切の容赦もなく描きつつ、群像劇としてもちゃんと面白い。 何よりデッサン力や表情芝居など、とにかく絵が上手いというのは大きな魅力ですね。キャラクターの豊かな表情やしぐさが心情を正確に伝えてくれるので無駄なモノローグも要らないですし、構図も多彩かつ計算されつくしていて目を楽しませてくれるし、キャラクターデザインも一目見ただけで彼らがどういうキャラなのかを物語ってくれます。きみが心に棲みついた Love Addiction天堂きりん4わかる
mampuku2017/11/15サイエンスな先生とサイキックなJKの話文系(というか文科系)なので物理とかの難しい話はわからんのですが、上手いこと嚙み砕いた上で「念力」や「透視」といった超能力を(少なくとも私にとっては)目新しい切り口で解説されており、またそれらを駆使してのバトルも緊張感があって面白かったです。 駆け足気味に4巻までで終わってしまったのが惜しい…4D汐里 橘尚毅2わかる
mampuku2017/11/14前作比でクセは減ったけど深みが増した気がする📷「お前にとって大人になるってどういうことだ?」という消防庁長官の問いに対する桜備大隊長の答え。 これは深いな〜。。でも本当その通りだと思った。「オトナだなぁ」って感じるキャラってだいたいこれ炎炎ノ消防隊大久保篤8わかる