mampuku2017/11/12マガジン黄金期を煮詰めたような漫画 エア・ギアより以前、マイナーではあるものの既に恐ろしいほど完成された、天才大暮維人・初期の傑作。ちょっとグロい伝奇アクションですね。 超絶画力はいうに及ばず、迫力・絶望感・わくわく感・かっこいい主人公にかわいいヒロイン、ガバガバなのにハッタリと勢いで面白くなってしまうこの感じはまちがいなくエア・ギアのそれでした。 JKの制服の着こなしが、懐かしさ通り越して新鮮でした。ルーズソックス。魔人~DEVIL~大暮維人
mampuku2017/11/09東京ご当地マンガ練馬区周辺の都内を自転車でのんびり散策(「ポタリング」というらしいです)する話。石神井公園や東武練馬などが登場する。背景がとても綺麗に描き込まれているので、地元の人なんかはみてすぐ気づくかも。 自転車部もとい「自転車天使部(チャーリーズエンジェル)」というネーミングセンスが秀逸w 主人公はARIAの灯里のなりそこないみたいな、かなりクセの強いキャラですが、相方?の加藤さんがとても美人で可愛い。しかし結局加藤さんの下の名前が明らかになることはないまま完結してしまった……東京自転車少女。わだぺん。
mampuku2017/11/08〇ーチンじゃないか📷さすがの画力。筋肉アンド筋肉(あと時々お〇ぱい) それはそれとして、これは大丈夫なのか?怒られないのだろうか? 喧嘩商売みたいに連載休止にならなきゃいいけどw さらにページをめくると〇破さんが……ゴロセウム馬場康誌
mampuku2017/11/07ネタバレ煽り文が怖いアフタヌーン新連載。 ヤバイ予感しかしない。アフタヌーンらしい精緻な絵で18世紀スウェーデンの空気感が映画のように鮮明に入ってきます。キャラの絵柄も親しみやすくて魅力的。それだけに、先の展開が気になるけど怖い マルキドサドは読んだことないですが、とりあえず知らないまま読み進めたいと思いますw 「ダレカノセカイ」と同時に始まったのか。濃いな~恋の罪如月芳規10わかる
mampuku2017/11/03これがゲームだったら死にゲーの類だな荒廃した世界、吸血鬼という圧倒的支配者、絶望的な戦力差。「復讐」から始まって、やがて「絆」へと成長していく物語。頼れる師匠(めっちゃ強い)でもまるで歯が立たない中ボスクラスの敵がわんさかいる超ハードモードっぷりにぞくぞくしますね。 現行のダークファンタジー漫画ではトップクラスの面白さですね。いくら鏡貴也と山本ヤマトの豪華タッグとはいえこのクオリティはちょっと凄いなと思ったところ、よく調べたら小説のコミカライズではなく最初から漫画原作での起用だったんですね。道理で素晴らしい少年漫画です。 キャラクターも粒揃いで、主人公・優一郎も最初はただの考えなしの馬鹿かと思いきや、だんだんと良い味が出てきます。仲間の少女シノアとの独特の掛け合いも面白くて、からかう少女とうろたえない主人公の構図が新鮮です。終わりのセラフ鏡貴也 山本ヤマト 降矢大輔5わかる
mampuku2017/11/02ゲームのように緻密に作られた世界 中世後期の西洋っぽい舞台で、悪魔とか天使とか出てきて、人がいっぱい死ぬダークファンタジー。と、ここまではありがち。天使や悪魔のデザイン、そして彼らと契約することで顕現する武器のデザインが、ギルティクラウンとかに出てきそうなめっちゃスタイリッシュな近未来SF風なのがすごくツボでした。この一見ちぐはぐな世界観には理由があって、タイトルの「Garden」や主人公の仕事「庭師」が実は重要なキーワードになっています。 描き込みが緻密で描線が細くてきれいで、この壮大で複雑な作品世界はこの作者にしか描けないものであると確信できます。現在休載中とのことでとても残念ですが、早く続きが読めることを願ってやみません。7thGARDEN泉光
mampuku2017/11/01最適化された自己投影と萌えの世界 御徒町(表紙奥のメガネ少年)がまっすぐで純朴で可愛いです。顔にはほとんど出さないけど相手のこと色々考えてて、それが突拍子もない発言につながる系キャラ。ミステリアスだけど話してみると「○○くんって面白~いw」ってなる系男子。 姿乃芙(しのぶ・手前の女の子のほう)はというと、帰宅部で無趣味、びっくりするくらい何も考えていなくてモノローグも大したこと書いてない、でもそこが可愛くもあるという不思議なキャラですね。驚くことにつるんだり一緒に帰る友達の存在もほとんど描かれていないので、姿乃芙と御徒町とその他みたいな構図になっています。大変潔くてノイズが少なくて、ある意味硬派な少女漫画かもしれないと思いました瞬間グラデーションひろちひろ4わかる
mampuku2017/10/31これを誰かに薦めるとしたら、表紙を見せるだけで十分 魔法少女(∋変身ヒロイン)の多様化が激しい。プリキュアで肉弾戦をやるようになり、まどマギ以降は過酷な運命を背負わされるのも当たり前になった。キューティーハニーやセーラームーンではセクシー路線が開けていたように見えますが、CCさくらやリリカルなのはを含め'10年代現在に至るまであまり主流にはならなかった模様です(高齢オタク向けの二次創作界隈では未だに人気は健在ですが) 「魔法少女まどか☆マギカ」以降、メタ的かつダークな作品が増えた印象です。そうして開けた新たな道を踏み台にしつつ、それらの作品群にありがちな『二番煎じ感』から脱却して次のステージへ…この「魔法少女特殊戦あすか」からはそんな予感を勝手に感じ取りました。 ※『二番煎じ感』の詳細は以下の通り ①魔法少女ものがもつファンシーなイメージを逆手に取った、可愛らしいパッケージとは裏腹の血みどろ展開(「結城友奈」「魔法少女育成計画」など) ②従来のクリーンでピュアな魔法少女像とのギャップを意識した、暴力的な魔法少女を全面に押し出したもの(「魔法少女オブジエンド」「間違った子を魔法少女にしてしまった」など) 「あすか」からはそれらは違い完全に開き直った『作者が描きたいものを色々ぶっこんだらこうなった』というビジュアルイメージがこの表紙に現れている気がします。こういうの好きな人がこういうの好きな人に向けて描いたらこうなったっていう、もうそれ以上言葉とか必要ないんですよね。たとえばマジカル自動小銃の先輩である暁美ほむらさんは、あの能力の設定があったからああなったのか銃火器魔法少女という最高にクールなアイデアを実現するために辻褄を合わせたのかわかりませんが、「あすか」では要らぬ心配です。軍の特殊部隊なのでw 「まどマギ」がウケたからアンチ魔法少女で二匹目のドジョウを狙おう、の時代は終わって、魔法少女の新しい時代が始まったと捉えるべきでしょう。魔法少女特殊戦あすか深見真 刻夜セイゴ 田村尚也4わかる
mampuku2017/10/27続編希望 終末後の変わり果てた世界を舞台にした、ゆるやかな日常系ファタジー。全1巻で終わってはいますが、気になる仕掛けや設定がたくさんあって、もっと読んでいたくなります。 失われた日々への喪失感と、面白おかしくにぎやかな日常。変わり続ける町・逢刻町と、時代に置き去りにされた地底の町。空の隙間から覗く、威容を湛えた門のようなオブジェ。ディストピアみたいな世界で面白おかしく生きている個性豊かなキャラクター達がなんだか新鮮に映ります。 ハトコやミフネ、イクサたち四姉妹、彼女らの姿がなぜ"ああ"なのか。明かされてほしくもあり、想像するのもまたオツであり。逢刻町そらそれ鳥取砂丘
mampuku2017/10/26これまた凄い新人「スプリガン」たかしげ宙先生原作の新作。強化人間に妖怪に戦闘メイドなどいろいろてんこ盛りすぎるので内容についてはあらすじ等を参照してください。 画力が高く洗練されていて、頭身は高いですがアニメのように見やすくデフォルメされたキャラデザは一見少年漫画のようでもあり、決して子供だましとは言えない深い心理描写や骨太なストーリーは如何にも青年誌的。ヤングガンガンの良さが詰まってるなという印象。 アクション(主に戦闘メイドの)がまた外連味たっぷりで素晴らしく、銃火器やメカの描き込み、マズルフラッシュや爆発などのエフェクト、長い手足をぶん回して美女が大立ち回りなど、絵だけでも十二分にお金がとれそうな満足度。 作画の方は初単行本でしょうか?応援したい作家が増えました。RDB-レッドデータブック-たかしげ宙 六本順5わかる
mampuku2017/10/25タカくんの話もっと読みたいんだが高1男女6人の複雑に絡み合った恋愛を描いた、青春群像劇です 表紙の英二もメガネ男子の直彦も底抜けにいい奴なので幸せになってほしいところですが、直彦の遠恋相手ちゃんのあの顔の描かれ方も意味深でしたし、「人の気持ちなんて簡単に移るだろ」という台詞のように英二も何やら闇を抱えていそうです。恋を知らない僕たちは水野美波
mampuku2017/10/24ゼロ年代フレーバー香る正統派セカイ系恐ろしく強気かつ能天気なタイトルに似合わぬ「THEセカイ系」。一風変わった雰囲気をもった作品ですが、漫画を担当しているのが原作イラストレーターの方なので"世界"の再現度は折り紙付きではないでしょうか。(「ラブコメ」って「セカイ系」の一側面でもあると思うので、ある意味内容と合ったタイトルではありますね) コミックス1巻まで読んでも序盤も序盤、導入部ですしあまり内容については言及できませんが、作画担当の肋兵器先生に関して、個人的に2011年の魔法少女まどか☆マギカの頃から注目していて、Pixivのイラストや公式アンソロジーでひと際尊くて印象的でした。この「もんラブ」が氏にとって"代表作"なのは間違いなさそうですが"出世作"となるか、期待は大きいです。文句の付けようがないラブコメ鈴木大輔 肋兵器
mampuku2017/10/23控えめに言って結婚したい「さんかれあ」「ウミショー」などで数々のヒット作と美少女を生み出してきた天才・はっとりみつる先生がヤングガンガンという新天地で見せてくれたのは、海を臨む街・熱海でクリーニング屋を営む綺麗なお姉さんが主人公のいわゆる”お仕事”モノ。短期集中掲載が人気出て月一連載になった模様です。 美人で仕事熱心で優しくて人当たりもよくて、こんな人が配達で街中駆け回っていたら地元のアイドルになっちゃいますね。控えめに言って結婚してほしいです。綺麗にしてもらえますか。はっとりみつる7わかる
mampuku2017/10/20女子高生いいなって心から思えた作品 最近仕事やプライベートで心身とも疲れ気味だったので、こういう優しさに満ち溢れたお話が心に沁みて目頭が熱くなります。LOVEはLOVEでも人間としての愛の話ですね。 苦労人で周囲より大人びた性格の高校生の主人公が、自分より大人の男性に心を解きほぐされていく様がとてもキュンと来るんですが、彼らには幸せになってほしいと願わざるを得ない(まだ読み途中) 心無いことを言うモブを登場させて短期的にカタルシスを得ようとする少女漫画にありがちなスカッとなんとかみたいな演出あんまり好きじゃないんですが、主要人物がみんないい人で本線がとにかく温かいお話なので、適度なスパイスになっててこれはこれで良いかなって感じ。LOVE SO LIFEこうち楓
mampuku2017/10/19ダメ人間を描く天才「ヒナまつり」作者の短編集ですが、脱力したギャグと心温まる人情の絶妙な配合加減は紛うことなきヒナまつりの人ですね。発想の勝利みたいなエピソードが多いですが、異世界転生の話は落ちまでよく練られてて面白かったです。 新人賞時代の作品も載っているのですがこれだけ少し雰囲気が違って切ない感じ。東京発 異世界行き大武政夫5わかる
mampuku2017/10/19「不完全燃焼なんだろそーなんだろ」のアレ伝奇っていうんですかね?最終的にはロボットに乗って戦ったりするんですが・・・w表紙は可愛い感じですが中身は結構重いので、そういう意味でも「ぼくらの」とか好きな人にオススメかもです。 古い因習に囚われた村から逃げるように上京した主人公が、その特別な血筋がもたらす因縁からは逃れられず、搦めとられるようにして事件に巻き込まれていく。ヒロインで一般人の日々乃がめちゃくちゃ良い女すぎて、登場人物の命がガチめの危険にさらされまくる危機感が半端ないです。キャラの命重い神様ドォルズやまむらはじめ2わかる
mampuku2017/10/1510巻完結、TVアニメもスタート おじいちゃんブーム来てますね。「銀狼ブラッドボーン」「辺境の老騎士」「Candy&Cigarette」「シノビノ」・・・。まぁでもまずは何といってもこれでしょう、「いぬやしき」! GANTZでも知られる奥浩哉先生といえば豪快なアクションや現代風刺などが魅力ってイメージですが(個人の感想です)、この作者さん本当にヘイトのコントロールが巧みだなと思います。読者の義憤みたいな感情に火を入れるのがうまいというかw二次元的にも可愛くなかったたえちゃんが終盤で誰からも愛され、レイカが割とどうでもよくなっていたあたり本当洗脳でもされてるような気分でしたね。 GANTZはだいぶ長編化していましたが「いぬやしき」は10巻という完璧な巻数で完結しています。感動のスペクタクルでありつつ、何を成すために生きるのか、愛とはなんなのか、強いメッセージ性も受け取れる青年コミックの理想形のひとつだなと感じました。いぬやしき奥浩哉1わかる
mampuku2017/10/12関西弁とグルメ漫画って合うのなー藤井四段で話題になった棋士のお昼ご飯。食べた料理からヒントを得て勝利に繋げるという至ってシンプルな話だが、料理はどれも美味しそうだし何より主人公の関西弁がとても可愛い。さすが関西弁はリアクションと相性いいですね。他に思いつかないので関西弁グルメ漫画あったら教えてほしいです。 食べた栄養が胸にいっているとは巨乳を揶揄する文句としてありがちですが、頭にもしっかり行ってて凄いです。あやかりたい。将棋めし松本渚3わかる
mampuku2017/10/11個性が凄いけど個性だけじゃないページを捲ったら何が出てくるか分からない、おもちゃ箱のような、短編集の鑑のような漫画だなと。毎話たのしめました。 私はやはりシンプルだけど「クーパー伊東さん」みたいな話が好きです。 「ヒトミとゴクー」は普通にめちゃめちゃイイ話で、クライマックスの演出と起承転結の美しさに魅せられました。 連載向きじゃないという意味で「出落ち」とタイトルがついていますが、短編として文句なしで面白いです。出落ちガール 鈴木小波短編集鈴木小波20わかる
mampuku2017/10/10タイトルはあんまし合ってない感フツメン主人公がメンタリズムの恋愛版みたいな技術を学んで今まで相手にされなかったような高嶺の花を次々とナンパで攻略していく。実際に役立つテクかどうかはさておき、カタルシスというか万能感とかの意味では読んでて楽しいです。 目新しい心理テクニックが拝めるわけでもウィットに富んだ会話が読めるわけでもないので、あくまでジャンクな読み物って感じではあります。オッサン向けの週刊誌でやったほうが受けるのではなかろうか。アフタヌーンっぽさはあんまり感じない(原作小説は幻冬舎) あと絵が好き。ぼくは愛を証明しようと思う。藤沢数希 井雲くす
mampuku2017/10/09ネタバレこんなん平積みしたくなるやつやん、まぁとにかく絵のレベルが高くて雑誌の中でも書店にならんでも存在感がありまくった漫画だったのだが、内容的にもこれからというところで僅か2巻で打ち切られてしまった…。 デスゲームものとしての面白さもキャラクターの掘り下げもイマイチ盛り上がりにかけたのが原因か。。別冊マガジンなどではなくアプリなどでの配信ならもう少し長く続いてバナー広告効果で人気が出たかもしれない。それくらい絵はよかった。Pixivなどでも作品愛を感じるだけに惜しい。 次回作はどうやら原作者なしのオリジナルっぽいのでどうなるか期待。堕イドルガクキリオ 山口アキ1わかる
mampuku2017/10/08人外姉ショタいわゆる「人外」「おねショタ」もの。ショタおね派なのでいままでスルーしてきたが、機会があって読んでみたらなかなか良い出来で面白かった。親しみやすい絵柄と裏腹にかなり変態性が高い。 2巻現在、明かされていない部分が多いのでお姉ちゃん(悪魔)の真意とかいろいろ謎が深いです。姉なるもの飯田ぽち。1わかる
mampuku2017/10/05超絶すぎてなかなか風化も劣化もしない名作 「艦これ」の次は「アズールレーン」ですって。艦船ブーム続きますねェ。「アルペジオ」や「はいふり」とも違っておっさんばっかりのむさ苦しい作品ではありますが、海での戦闘は超最高にエキサイティングな漫画がこちらです。 逃亡劇から始まり、最後には全世界を巻き込んだスケールの大きさ。海江田の野望がまたSFチックでちょっとわくわくするんですよね。最後○○になった鹿目まどかを思い出しました。 20年前の作品ながら今なおアツくなれる要素が満載で、総理大臣のぶち切れ覚醒っぷりはシンゴジラで、タイトルの回収っぷりは進撃の巨人でも最近目にする機会がありました。沈黙の艦隊かわぐちかいじ3わかる
mampuku2017/10/04そして極上のケモミミ漫画でもある猫耳美少女があざといポップな表紙とは裏腹に、熱くて手に汗握る展開が魅力のバトルアクションです。 「恨み」とか「好意」とかの感情を軸にした話だけに、どんな場面でも心情描写が丁寧なのが良いですね。戦闘態勢で緊張が走ったり、照れ隠しで目が泳いだり、セリフがキまってるときの顔など、キャラクターの芝居がいいのでどの人も自然と好きになれます。 ごく個人的には丑ちゃんがとても好みで、「~しやがらねーんです」みたいな、アウトレイジに無理やりですます調つけた感じ(グラブルで例えるならクムユとかユイシスみたいな)のがなんだか可愛いですw恨み来、恋、恨み恋。秋タカ3わかる