さいろく
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2021/07/26
祝、スケボー初の金メダリストfrom日本
たまにはこんな時事ネタも絡めたい。だってもうそんな機会来ないんだもん。 始まりましたね、東京オリンピック。 昨日(7/25)堀米雄斗くんがストリート男子のスケボー金メダルを獲得しました。 スケボー自体が今大会からの競技で、そこで金メダルを獲ったってことは世界初の金メダリストってことです。すごいよ。 そしてついさっき、ストリート女子の金メダルを日本史上最年少13歳で西矢椛さんが獲得。 どうなってんだ日本、スケボー凄すぎませんか。 実際トリックのシーンなんかも観てると金メダルを決めたシーン、決勝相手や準決勝相手のトリックも観てて「イメージが違う」クリーンなものに観えた。これはきっとオリンピック効果なんだと思うけどw この「SK8R’S」は日本のスケボーシーンを描いてくれているんだけど、当然この東京五輪に出場してた日本人選手のみんなはこういうとこの出身なんだよなーってすごく興味深く読めると思います。 才能が〜とか英才教育で〜とか(スケボーで英才教育って言われてもピンと来ないかもだけど)そういうことじゃないっていうのがこのマンガでもわかります。 憧れだけで始めて周りの環境を疎ましく思いながらも世界が広がっていく、もちろんそれは簡単でもなくて、一つ一つの歯車が噛み合うまでの苦悩や勇気、そういう展開がうま〜く描かれてると思います。 スケボーを全く知らない人でも、彼らが競い合ったり魅せあったりしてるシーンと成長していくストーリーは面白く読めるはず。 すごく最新のマンガなんだけど、アラフォー的には昔を思い出させられました。 マンガがきっかけとは言い切れないけど、スラムダンクその他マンガの影響も少なからずあったバスケットシーン。 その頃マンガに憧れた少年たちからプロが生まれたりしてるわけなんですが、五輪競技に認定されるちょっと前から始まってるこの物語、今後のスケボー少年少女達を多く排出するきっかけにもなるんじゃないかな〜って思います。 すでに面白いけど今後にも注目!
さいろく
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2021/07/14
レポ漫画なんだけど…
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金沢のレポ漫画、というところがディープですよね!っていうわけじゃなくて、ノリが独特すぎて正直ちょっとどうなんだこれ。 ヤンジャンで連載してたのか… みやこダッシュという名前の自分が作り出した影の自分をお供に金沢をレポートしていく漫画なのだが、正直レポートはほとんど出来てない。 書いてはあるのかもしれないけど魅力を伝えようという意味では成功していない気がする。 起承転結も弱いし、本来黒い部分担当のはずのみやこダッシュはずっとサポート・フォローに回っているぐらい本体がダメ女で見ててイライラするという… でも不思議と読んじゃうのがレポ漫画なのかもしれない(あともしかしたら1回ぐらいいい感じの内容で納得させてくれるかもしれないという期待を込めて次を読んでしまうのかもしれない) 決してつまらなかったりはしないんだけど、すごくなんというか腑に落ちないところがある、1巻序盤は特にそういう感じで始まるのだが、金沢に慣れてきたのか1巻後半からはちゃんとレポ出来てきている。編集さんにアドバイスでもされたのかもw そもそもは銅☆萬福センセの線がスキだったのが読み始めたキッカケだった(Twitterとかにあげてるてきとーな漫画がスキ)ので、単行本を探したらこれともう一つしかなかったのでレポ漫画の方を先に手を出してみたのだけど、なんだかんだ3巻まで買ってしまうのであった。
さいろく
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2021/07/10
死を前にした二人の力強い疾走
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逃避行、とは違う。しっくり来るかもと思ったけど全然逃げてない。 若くして余命宣告を受けた二人の行く末を、まさに「夜に駆ける」ような二人の疾走を描いている。 2巻を読み終わり、思わず「うー」と声が出る。 決して幸せになんかなり得ないであろうこの二人の、きっと短い物語。 なんて劇的、なんて詩的なんだ。 辛いけど幸せになって欲しい。この物語はどう締めくくられるんだろう、どう転ばされるのかわからないけど、転ぶのがわかっている物語。 3巻はきっと最終巻なのだろう。 それが出たらYOASOBI聴きながら読もう、そう思ってしまった。 最初はアンマッチな見た目してるなと思ったけど(そういえば先生何歳だかわからん)一花もポジティブで天然でアホウだけど芯があるし、死を恐れている彼女がふと我に返り歩みを停めてしまっているシーンでは読んでいるこっちまで息苦しくなってくる。 「心のほうが先にくたばってしまった」という表現は大人の男性ならではだなと思ったり、「なんなんだ人生!なんにもしなきゃいいのか!?」は死にかけてるからこそ出てくる言葉なんだろうなと思ったりしたけど、こんなにもパワフルに躍動する死にぞこないのセリフに胸を打たれる事はきっとない。いいセリフがいっぱい出てくる。 2巻までの間にバッチリ心を奪われる流れ。 正直絵というか線は上手とは言い難いけど表情や画角・コマの展開は、空気の流れるスピードが伝わってくる。 べた褒めっぽく書いてしまったけど、きっと短い二人のストーリーは読んで損はない結末になるんじゃないかと思う。