nyae
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2023/08/17
ネタバレ
完結したので全9巻一気読み #完結応援
6巻くらいから積読してしまってましたが、この度完結したので1巻から一気読みしました。 物語の前半くらいまでは吸血鬼百合コメディとして楽しく読めますが、やはりアリアやその他リルたちの過去を掘り下げるほどにシリアス度が増していきます。ただ、それでも「吸血鬼百合コメディ」要素が薄れることはないので最後まで安心して読めました。 通して読んでわかったのは、コメディ、恋愛(百合)、シリアスなバトル、と要素が盛り沢山なのに、それぞれが本当にバランスよく描かれているということでした。 吸血鬼モノなので流血や血しぶき表現も多いのに、行き過ぎずグロくない。全裸の女性がたくさん出てくるけど、下品な描き方はしない(あくまで個人の感覚ですが)。そこが何より推せるポイントでした。 推しカプとしてはもちろん一花とアリアは揺るぎないですが、カラとヤンヤン(シャーディ)の関係ほど尊いものはないです!壮大な世界観の長編ラブストーリーものにありそうな再会の仕方でした。 ラストはウルッときました。予想外な展開もありますが、ハッピーエンドです。 次回作も期待です。
nyae
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2023/07/26
ネタバレ
小花美穂の名作短編『猫の島』続編!!!
小花美穂先生の新作というだけで内容がどうであれ嬉しい!というくらいファンですが、さすがに猫の島ほど昔の作品だと内容がパッと出てこなかったのですが、なんとコミックスの試し読みで猫の島がまるごと読めます(ずっとか期間限定かは不明)。 https://www.shueisha.co.jp/books/reader/main.php?cid=08853879853879315501 改めて読むとなかなかハードで、おそらく当時子どもであっただろう自分はコレを読んで何を思ったのか計り知れない。ファンタジーではありますが、愛猫家はもしかすると読めないんじゃないかと思うくらいです。 そんな衝撃短編の続編読切がCookie最新号に載りました。 こちらは猫のナオというよりも、まりと草太のその後がメインですね。幼なじみで強い絆で結ばれているけど、なかなかもどかしい関係がムズムズする。というのも舞台設定が携帯電話などが普及していない時代らしく、今だったらたとえ遠距離恋愛でもこんなにすれ違うことはないだろうと思いますね。でもこういうもどかしさは今の少女漫画にはあまりない気がして新鮮です。 猫の島、コミックス持ってたはずだけど探してもなかったので、買い直すか…。
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2023/07/18
女性用風俗のセラピストという仕事 #1巻応援
最近、女性用風俗をテーマにした漫画が増えたなと感じていたけど、女性用風俗の店自体がコロナ禍をきっかけに急増したと書いてあり、そんなところにも影響があったことに驚きました。 「こころのナース夜野さん」を好きで読んでいたのもあり、同じ作者の新作として気になり読んでみました。 主人公のセラピスト(女性に直接サービスをするスタッフ)・悠はとても真面目に仕事に向き合っており好感が持てるものの、こういう人ばかりではないんだろうなと、風俗という業界である以上、警戒心は持ってしまいますね。一方で、女風きっかけで生活に様々な影響が出ている女性たちを見ると、コントラストの強い光と闇がある奥深い人間模様が描けるのは風俗業界特有の面白さだなと思います。 サービスをする側にも悩みはつきません。半年も持たないことが多いというセラピストの仕事を3年も続けている悠の今後も気になります。 ちなみに作者がこのテーマで漫画を描こうと思ったきっかけのひとつに渡辺ペコさんの1122があったといい、確かにいたな!と思い出しました。あまり詳しくないですけど、セラピストを重要なキャラに持ってきた1122って先進的な漫画だったのかなと思いました。