nyae2019/11/13切なくて暖かいクリスマスの話。ゲッサン全力バトル出身の作家ってレベル高いの多いな…。 たった6ページだけど完全にファンになりました! 少年とホルンの組み合わせも、オチもいい。いい… 連載作家として戻ってくる日を待ってます。(読切でも大歓迎です)ホワイトクリスマス桐島由紀
nyae2019/11/10映画化もした小説のコミカライズ落語を題材にした話ですが、これを読んで落語の世界を知るというよりは、人間同士のコミュニケーションでつまずいてしまった人達の成長物語という感じ。 なので大変読みやすいです。 様々な事情で“話すこと”に悩む、年齢も性別もバラバラな4人になぜか落語を教えることになってしまった噺家の三つ葉が主人公。 三つ葉本人も、自分の落語とは何かに悩み立ち止まっていたところだったが、4人との関わりが予想外の化学反応を起こしいろんな人を巻き込みながら自分自身も一歩ずつ前に進んでゆくのが面白い。 かなりクセの強い4人だけど、三つ葉の真面目で正直な性格が徐々にみんなの凝り固まった心をほぐしてゆく様が感動的。しゃべれども しゃべれども佐藤多佳子 勝田文
nyae2019/11/07最高すぎる青春部活マンガアトム ザ・ビギニングでおなじみカサハラテツロー先生の超絶傑作青春ラブコメ部活マンガ。個人的にはカサハラ作品でダントツ面白いと思っています。 部活と言っても、架空のスポーツ“XAD”を題材にしてます。 メカニックデザインに定評があるカサハラ先生の、遊び心と高い説得力により表現されたXADのマシンのビジュアル。この素晴らしさは中身を読まなくてもわかる人にはわかる。 更に、XADが走る姿を見れば「この漫画はあれだ、最高だ」というのを瞬時に判断できるはず。 本当は会う人会う人全員におすすめしたいほどなんですが、残念ながらちょっと中途半端な終わり方をしてしまってるんです…終わってしまってこんなに悲しかった漫画は他にないかもしれない。 主人公は心優しきピュア少年、ポテチ(愛称)。ポテチが恋するのは並外れた身体能力を持つ少女、小梅(実家はヤクザ)。 ポテチの親友マッキーや、顧問の白鳥先生、小梅の双子の妹たちや、他校のライバルなど愛すべき魅力的なキャラクターの宝庫なのもこの漫画の魅力です。 ああ、できることなら人類すべてに読んでほしい。 アニメ化とか向いてると思いますよ。ザッドランナーカサハラテツロー2わかる
nyae2019/11/06アルコ先生はすごいですね。アルコ作品はほとんど読んだことがなかったけど、他のもぜひ読みたいと思います。これ一冊で相当実力のある漫画家だとわかりました。人気があるはずだ。 タイトルの「終電車」はあくまでも要素として出てくるだけで、内容としては各話の主人公が今の自分はこのままで良いのか、変わるべきなのか、もしくは変わらないで良いのか葛藤し、見つめ直す青春オムニバスストーリーです。 自分的には漫画編集者が主人公の話が一番面白かった。 たぶん、ヤスコとケンジのキャラがちらっと出てくる(読んでないので自信なし)。 最後の読切「アンドリュー」がクレイジーで、終電車の爽やかな読後感が吹っ飛びます。終電車アルコ
nyae2019/11/04読むほどに沁みる下町群像劇📷人生で初めて読んだイシデ電作品であり、一番好きな作品です。 下町の、昭和の香り漂う商店街で乾物屋を営む竹田家を中心に、どこにでもいそうな人々の悲喜交々を描いた、読めば読むほど味が出て心に沁みる群像劇。 あとがきにも書いてありますが、志村貴子先生が作画のお手伝いをされてる箇所があるので必見です。 地味で平凡な人生に時には悲観的になることもあるけど、登場人物みんな自分の仕事に誇りを持っている。長男タケも、普段はアホだけど家に対する誇りを一人前に持ってて逞しい。閑散期に父親が出稼ぎに行くという話で、タケのこの言葉に男らしさが滲み出てますね…月光橋はつこい銀座イシデ電2わかる
nyae2019/11/03猫飼い号泣注意です。ゆずーーーーーーーッ!!!泣 泣くとわかって読んだけど…あ〜泣いた。猫飼いじゃないのに。 猫は飼ったことないけど飼い犬を過去に2匹亡くした経験者として共感の嵐。亡くなる瞬間に立ち会えなかったというところまで同じ。 こんなにも後悔することが人生であるのか?というほど後悔したけど、いつ死ぬかとかわからなかったからしょうがない。それに、もうすぐお迎え来るかな、とある程度覚悟したところから意外と(?)頑張ってくれたりするから… 火葬場でちょっとヤバい人になっちゃってるくだりは笑った。自分は、骨になった自分の犬を見た時はかなり冷静だったというかなんか「もうそこに犬はいない」と思ったので、著者のように骨と灰全部持って帰って自分らで分別するという発想はなかった。笑 ペットを亡くした悲しみは、ペットでしか癒せないと思う。著者はゆずが亡くなった数ヶ月後に子猫を2匹迎えたのを少し申し訳なく思っていたけど、そういう人は絶対にペットのことを幸せにできるし、やっぱり無償の愛を捧げられる対象が身近に居る生活は最高に幸せだと思います。長い長いさんぽ須藤真澄
nyae2019/11/01桃尻女が最高な漫画自分は映画から知った人間で、原作が望月峯太郎とは長い間知らなかった(というか漫画原作であることすら知らず)。 映画も観てないんですが、もっと若い男女がウェーイしてる漫画だと勝手に思っていたら全然違った。女の子のほうは若いけど相手の男はパッと見おじさん。まあ年齢のこととかは別に内容にはそんなに関係ないですが、読んでてなにより「絵が上手いな」という感想が先にくる。 出会ったばかりの男女が色々あってヤクザや親戚から追われてとにかく逃げ回る話なんですけど、女の子の美しさとエロさばかりが気になってしまう。 で、原作を知った上で映画はどうなのか…と思って調べたら色々違ってそうで観る気は起きなかった。鮫肌男と桃尻女望月峯太郎3わかる
nyae2019/10/31かわいそうなのに笑ってしまう主人公の隠くんは子供のときに不幸な事故により緊張したり気持ちが高ぶると放電してしまう体質になる。放電体質がバレるたびに転校を繰り返す人生だったが、今度こそは普通の高校生活を送るためになんとかして体質がばれないように振る舞うも、何もかもが裏目に出て誰よりも目立ってしまうのだった。という話です。思いっきりコメディです。 度を超えた挙動不審のため教師に問題児認定されたり、放電体質を利用しようとする環境保護団体?に追い回されたりと普通の高校生活からどんどん遠ざかってしまって本当にかわいそうなんだけど、申し訳ないくらい笑ってしまいました。電車の中では危険です。 あと登場人物紹介をかなり丁寧にしてくれているのが好感持てます。隠慎一郎の電気的青春ツナミノユウ
nyae2019/10/31高校デビュー失敗組は必読読んでいて、ちびまる子ちゃんが今女子高生だったらこんな感じかもなと思った。 どうせあたしなんか…と自分を卑下しながらも、心のどこかでは自分のポテンシャルを信じたい。いつか自分もあちら側に…という期待を捨てることができない女子高生の自意識がパンパンに詰まった、笑える青春?マンガです。 中学までの地味だった自分を捨て、高校デビューを目論むも根っからのオシャレ人間たちとの圧倒的な差を見せつけられ、絶望する主人公の鳩。かといって地味女子グループに入ることはプライドが許さない。 比較的自分とレベルが近いと思っていた友達も、オシャレになって恋をして彼氏ができる。比べて自分は“男子に話しかけられるか”を日々の目標にする始末。 流行りのおくれ毛を作っていったらボサボサだし疲れてる?と言われてしまうくだりは涙なしでは読めません(笑い涙です)。 鳩はそんなオシャレグループにかすりもしない自分に対して思い悩みながらも、全体的にノリが軽いのが読んでいて楽です。 鳩に自分を重ねて、自分の高校生活を振り返って、しょうもなかったけどそんな自分も今思えば未熟で愛おしいな、と思えるかもしれません。水曜日冬川智子
nyae2019/10/30型破りな不器用ヒロイン、餅巣菓さん著者が「心の底から可愛いと思える主人公」を描いたという、笑って泣ける恋愛マンガ。 かつてヤングジャンプの増刊アオハルに掲載されていた作品で、そういえば最後まで読んでいなかったなと思い、読んでみた。 餅巣菓東果(もちすかはるか)は ・地下牢に入っていたことがある ・冗談が通じない ・味付けは塩しか受け付けない(それ以外は吐く) ・香田くんをいつも尾行している(バレバレ) ・香田くんの実家の犬を誘拐する ・郵便局が好き ・恋を知らない という突飛で型破りなヒロイン。 対して相手の香田くんも、餅巣菓さんからの好意に気付きながらも不器用すぎて展開が全く予想できない。けど決してお決まりの展開にはならないところがこの著者の作品の好きなところです。 一番気になる、餅巣菓さんがなぜ地下牢にいたのかは、まさかの理由でびっくりでした。餅巣菓さんに呼ばれるイシデ電
nyae2019/10/24もっと読みたかった本当は10巻くらいは続かなければいけない作品なんですよね… この話は未熟ながらもぶつかり合って泣き笑い成長し、玲瓏館が取り壊されるまでの濃密な一年を過ごした大学生たちの青春群像劇(だったはず)なんですよ! 2巻で終わっていいわけがない。 自分は連載時にFellowsを購読しており、この作品も毎号楽しみに読んでいたので終わったときはショックだったのを覚えてます。 久しぶりに読み返してみても正直「なぜこれで終わったんだ…」という気持ちしかありませんが、やっぱり著者の画力と表現力は日本の漫画家の中でもかなり上位にいると思いますし、人物・背景何から何まで丁寧で美しく惚れ惚れする。(でも当時のFellowsはそういう作家さん他にも結構いた気がする) おかげで、もしこれが10巻まで続いていたらの妄想がはかどりますよ。二次創作しちゃおうかなくらいの勢い。 同じような感想を持つ人と、妄想会開催したい。オリジナル相関図作ったりしたい。玲瓏館健在なりや冨明仁
nyae2019/10/24朝、満員電車に揺られながら読んでほしい漫画まさかの結末。追い込まれたサラリーマンが主人公だと、”よくあるやつ”にくくられがちだけど、そう思った人にこそ読んでほしい! 内容としては、シュールといえばシュールだし、ファンタジーと言われればそうかもしれない。でも軸にあるのは現代的な人間ドラマ。 もし自分がカネコと似た立場で、朝の満員電車に揺られながら読んでいたら、全然感想が違っていたかもしれないな。 シンプルだけど独特なクセがある作品なので、ショートアニメーションとかにしたら面白そう。映像化希望!笑カネコが青平台で降りなかった3つの理由うえはらけいた2わかる
nyae2019/10/22猫飼いの良さが詰まってる普通のOLと3匹の飼い猫の日常を綴っただけの漫画なのに、飽きずにイッキ読みした。 猫を飼ってない自分でもなんとなく「これが猫との暮らしのリアルでは」と感じる。 一巻のあとがき?に“3匹のうちの1匹は著者の飼い猫をモデルにしている”とあり「やっぱりな」と思うほど猫の描き方がかなり上手いし、説得力がある。 全部読むまで気づかなかったけど、主人公の名前が一切出てこない(猫の名前はある)。 いわゆる年頃の女の子のひとり暮らしだけど、将来の夢とか結婚願望とか別にない。今が幸せだからそれでよし。 自分も早くこうなりたい。 ねこだまり郷本
nyae2019/10/19漫画好きによる漫画好きのための短編集帯コメントで、石黒正数先生に“絶対に敵に回したくない天才”と、江口寿史先生に“嫉妬に目がくらむ”と書かせる存在、西村ツチカの短編集。 絵柄やカラーセンス、効果、画面構成まで唯一無二の表現なのは一目瞭然ですが、話によって表現方法を自由自在に変えられるのも西村氏の特徴であり、それを楽しめるのは短編集ならでは。 もしかすると、万が一にでも、表紙の雰囲気だけでとっつきにくさを感じている人もいるかもしれない。 実際、読みにくさは全くなく、漫画のことが好きな人が描いた漫画だなぁ、と感じます。同時に、こんなのを描けるなんてすごいなぁ、いいなぁ、ずるいなぁ…とまさかの江口寿史先生と同じ感情が生まれる。 自分が“漫画好き”だという自覚があるなら絶対に読むべき。西村ツチカ短編集 アイスバーン西村ツチカ
nyae2019/10/16若手漫画家の人生と登山がなぜかリンクする人生に悩める漫画家が、思い切って知識・興味ゼロから始める登山エッセイマンガ。 読んでる途中で、登山マンガを4コマで描くってふつうはやらないよなーと気づいた。たまにコマぶち抜きで景色を描いたりするけど、文字情報もわりと多いし。 にもかかわらず苦なく読めるというのは著者の力量なんだと思います。 著者の谷口さんはクリエイターの友だちが多くて、漫画家仲間の横槍メンゴ、映像作家ひらのりょう氏、イラストレーターのせきやゆりえさんなど今読むと錚々たるメンツで山登りしてます。 面白いのが、クリエイター特有の昼夜逆転生活のせいなのか知らないが、登場人物の半分以上の人間が待ち合わせに遅刻する。それも大幅に。 著者も最初に書いているように、本書は山登りの参考書的な役割ではなく、若手クリエイターの不安だらけの人生と山登りをリンクさせて一冊にしているものなのです。 が、大手アウトドアメーカーの協力により、装備などの参考情報は得られると思います。 最後は、色々あったけどみんなのおかげで乗り越えられたよね、登山だけに。 …みたいな感じです。人生山あり谷口谷口菜津子1わかる
nyae2019/10/13就職浪人女子と祟り神がいいコンビすぎる。読み終わってから知ったのですが、ヒダル神って実在?するんですね。笑 (以下ウィキペディアより引用) “ヒダル神(ヒダルがみ)は、人間に空腹感をもたらす憑き物で、行逢神または餓鬼憑きの一種。主に西日本に伝わっている。” ストーリーとしては、ヒダル神に取り憑かれた女子大生のヒルダちゃんが、自分探しも込みで日本各地の美味しいものを食べに行く、というものですが「グルメ漫画」感はそこまでない気がします。 最初はヒダルの方が一方的に「ウマいものを食わせないとお前を食うぞ!」と脅しにかかるのですが、少しずつ2人の間に絆が生まれてきて、とてもハートフルでちょっぴり感動的なラストが待ってます。 お気に入りはヒルダちゃんが自分の髪の毛など体の一部を入れた料理を、ヒダルが空気を読んで無理して食べるシーン。 いろんなコンビを描いた漫画がありますが、この2人はかなり好きな方のコンビです。ヒダルとヒルダ鈴木小波2わかる
nyae2019/10/09薄幸の少女、初子の報われない青春。親がおらず貧乏で高校進学もできない環境に置かれながらも懸命に生きる初子。 幼い頃に父親が借金を残して蒸発、母親も他界。兄とふたり暮らし。兄も、妹想いではあるが貧しさに心が荒んでいる。 初子にとっての心の支えは兄ともうひとり、クラスメイトで交際相手の三島くん。かつては彼と同じ高校に進学するつもりだったが、アルバイト先からも十分な給与をもらえず、進学を諦めるしかなくなる。 初子の周りにはどうしようもなく薄情な大人ばかり。 まともに仕事をしない担任や、弱った初子を介抱するついでに宗教に勧誘するおばさん。最終的には、蒸発した父親が浮浪者になって戻ってくる。 最後の最後までとにかく報われない初子だけど、ほんの一握りの希望を捨てずに健気に生きる初子の姿には色んな感情が混ざり、泣ける。 ちなみに、この作品は実写映画化されており、当時原作のことは何も知らずに観に行っている。まあ面白かったという記憶はあるが、キャストの顔とか名前、内容もほぼすべて覚えておらず、原作を読んでも何も思い起こされなかった。 同じく掲載されている、工場の息子が主役の話はまた雰囲気がガラッと変わって読み応えがあった。広島弁ていいな。赤い文化住宅の初子松田洋子
nyae2019/10/06青春漫画といえばこれ「人に勧めたい青春漫画Best」の中の1つです。 仲が良かった昔と違い、少し距離が開いてしまっている幼馴染の3人が主人公。 恋や進路に悩み、それぞれ人に言えない秘めた気持ちを抱え過ごした一年間の話。 希望どおりにならないことも自分なりに折り合いをつけながら子供と大人の狭間で揺れる思春期の心や、田舎町ならではの閉塞感や安心感を見事に描き出していると思います。 さすがふみふみこ!という感じです。さきくさの咲く頃ふみふみこ1わかる
nyae2019/10/02都市伝説を現代アレンジした前代未聞の短編集有名都市伝説が現代日本に暮らす人々の身に起きたら…?それはホラーかミステリー、もしくは、コメディか…?全く想像もできない切り口で描かれています。こんなマンガ読んだことない! 例えば… メリーさんが孤独に苛まれた女性の心を救ったら? 口裂け女が本気の恋をしたら? トイレの花子さんに仲間が増えてたら? ほっこりできる話もあれば、攻めに攻めてる話もあり。いままで読んだことない漫画を読みたいな、と思ってる人にすすめたい一冊。ルーモア・ヒューモアさいとう林子
nyae2019/10/02愉快なストーカーたちあれ、ストーカーが主役なのに気づくとほっこりしている…? 動機が決して復讐や私怨によるものではなく、「好き」「知りたい」というものだけだからだろうか。相手が幸せそうに笑っているのを確認できればそれでいい… いや、だったとしてもアウトなんだけど…。 少し行き過ぎてしまう行動もあるけど、誰も不幸にはならない、ストーカーたちが織りなすサスペンスコメディ。 基本笑えるんだけど気を抜いてると急にゾッとさせられる。ストーカーズハナツカシオリ
nyae2019/09/27等身大の食エッセイ📷美味しいものは美味しい!そうでもないものにはそうでもない反応をする(なら美味しくなるにはどうするかを考える)、とても等身大で親近感がわくエッセイでした。今まで読んだ食エッセイ漫画の中でいちばん好きかもしれません。 大げさに表情だけで美味しさを表現する漫画よりも、リアルな生活感が伝わってきて好印象です。 スケラッコさんは「自分で作る」ことにこだわりがあるようで、食べたいと思った時に食べたいのもを作る!という率直な行動は憧れるのですが、ブリトーやピザを生地から自作したり、小豆を炊いてあんこを作ったりとなかなか真似するにはハードル高いぞというものもあります。 ただコンビニのブリトーにハマってた時期は自分にもあったので、一話目から共感指数がすごい高かった。笑 料理という行為が、必要に迫られてするものではなく自分の欲を満たす手段というか、好きな時に好きなものを…という気持ちの良い素直さの先にあるんだなと読んでて思いました。自分は特に、料理は年に数回しかしないもののストレス発散になるのですが、この漫画を読んでいると自分は料理してないのになんだかストレスが軽くなるような気がします。 あくまでも姿をしょうゆさしで描いているだけなので、手巻き寿司の回で醤油を忘れてしまい、買いに行っている姿は矛盾してるんだかしてないんだかわからず、シュールでした。しょうゆさしの食いしん本スケラッコ3わかる
nyae2019/09/25胸がチクっとする少し残酷だけど良い話この読切は、集団行動が取れずに、主人公・葵に依存する少し困った子・さきとのふたりの友情の話。 感想というか、あ〜…と自分の過去を振り返って少し考え込んだ。10代って小学生〜大学時代まであるのすごくないか。学校という空間にいるうちは逃れられないしがらみのようなものってあるよな、としみじみ。 勝手な先入観で新人作家かなと思っていたら全然違ったし、作風も幅が広くてすごい。なみだめの金魚江本晴
nyae2019/09/23得体の知れない不安がつきまとう面白さ人間の生首のような謎の生き物・ニューモンは、なぜ生まれたのか?なぜ主人公が住む街だけに出没したのか?ニューモンは本当に人間に成るのか? という感じでずっと、ニューモンてなんなんだよ…わからないよ…なんか怖いよ…という不安感がつきまとうのだけど、まくびは文句なしに可愛いし、強めのキャラがたくさん出てくるしで、SFサスペンス学園コメディ的なのかなんななのか…要素がとにかく多い。 1巻の終わりはかなりショッキング。 今まであまり読んだことのないジャンルの漫画なので先が全然読めない!人間入門石川聖1わかる
nyae2019/09/18どんな家庭もこうあればいい自分の身内が同性愛者だとわかったとき、多少の戸惑いは当然あるとしても、否定しない・踏み込まないというのを守ればこの漫画の家庭のように平和なんだろうなと思う。 「この母親が自分だったら」と考えると、息子の良き理解者でありたいと思うあまり必要以上に踏み込んでいきそうだな、と感じました…。そういう意味でも、もしもの時はこうありたいという見本になります。 単身赴任してほとんど家にいない父親は息子の性指向を知りませんので、本人の前で「男同士の恋愛は気持ちが悪い」や「普通の男はこうであるべき」などと語ります。 そこでこの母親は、困惑する息子を気遣いながらも片方を否定するのではなく「色んな人がいていい」といったようにやんわりと場の空気を平穏に保つのです。また、大人しくて何も考えていないような弟も、時たま遠回しに兄に助け船を出したりと、この人達なら大丈夫だなという安心感が得られます。 当事者(身内の同性愛が発覚した、性指向を家族に隠しているなど)のひとはこれを読んでどう思うだろう。やっぱり理想的な家庭なんだろうか。うちの息子はたぶんゲイおくら1わかる