ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前
36歳独身子なし実家住み、オタクを糧に生きている企業からしたら美味しい逸材である、子どもおばさんなお姉ちゃん。 年齢を経るにつれて、ついにこれまで読んでいた10-20代向け作品に共感できなくなり、アタフタする。 おそらく幼い頃に「結婚して子供を産んで育てて」というルートを歩むものだと埋め込まれている、子どもおばさんなお姉ちゃん。 長年オタク趣味に生きて満足しつつも、ふと、歩むであろうと想像した未来を思い出し、現状を振り返って、思うことがあったようで。 一方、結婚して子育て中の妹は、家事に育児に追われ、昔のように趣味にハマる時間も感覚も持つことができない。 だからこそ、実家にパラサイトしている姉が、老いた親へ家事を頼りきっている状況に不満を抱いている。 ちなみに、添付画像のページから放たれる駄目姉のオーラは、この漫画を最後まで読むことを諦める人を呼びそうだなと思った。 タイトルがリアルエッセイ風なので、漫画の冒頭でフィクションだと書かれても忘れて、作者がそうなのかと思ってしまう。 作者さん、すごすぎて損をしている気がしてならない。 個人的な感想を述べると、キャラクターに共感できなくてハマれないのはつまらないけど、昔の漫画を読み直して、大人視点でも理解できるようになったのは、二度美味しい感じがして嬉しい。
36歳独身子なし実家住み、オタクを糧に生きている企業からしたら美味しい逸材である、子どもおばさ...
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前
以前に『モーニング・ツー』で「超長編読切」として発表された作品が、1冊の本となって電子でのみ発売となりました。 https://twitter.com/muukasa/status/1716108312281002167?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA 電子単行本発売日に、作者が途中までの試し読みではなく全ページTwitterに公開というのはなかなか思い切ったことをされているなと。 最近、私は『サピエンス全史』から『ホモ・デウス』を経て『21 Lessons』とユヴァル・ノア・ハラリ氏の人類史にまつわる著作を読んでいるのですが、その中でも度々AIとその影響に関する記述が出てきます。 向こう20年ほどで、現存する多くの職業はAIに取って代わられていく。それと同時にまた新たな職業が誕生する。しかし、それは何も珍しいことではなく産業革命の前後などでも起こってきたこと。いわば「歴史は繰り返す」と。 特に私の観測範囲でも話題なのはイラストレーターや漫画家です。AIを使ったイラスト制作が飛躍的に簡便になり、まさにゲームチェンジャーと言えるでしょう。「私の絵をAIに学習させないで欲しい」という作家さんもいれば、AIを用いて背景やシナリオを作ることに挑戦する方もいます。さまざまな理由により新しい物事に挑戦するのが難しい人もおり、どうしたってそこには明暗が生じざるを得ません。変化に適応できる生き物が生存していくのが世の流れとはいえ、何十年も研鑽してきた技術が汎化し仕事が奪われてしまうのは個人としては厳しいものがあるでしょう。 本作は、そういった難しくデリケートな部分を漫画家である樺ユキさんが直々に描いているというところにまず構造的な面白さがあります。 自分の描画したものをそのまま模倣できるばかりか、更にその画風のまま応用的なものまで生み出せる小さなノームの出現により画家が仕事を失っていく世界。その中で、その新技術の台頭を素晴らしいことであると肯定していく画家・モーリスが主人公の物語です。 更に本作はAIに加えて戦争という現在の地球上で特に重大なテーマを扱いながら、芸術の意義や価値といった領域にも触れていきます。これだけ大きいテーマをひとつの作品の中で扱おうとすると普通は散逸してしまいそうなものですが、メインのストーリーラインにそのどれもが密接に関わってきており綺麗にまとまっています。 テーマも挑戦的で良いですが、何よりストーリーが、そしてそれを支える絵の良さが際立っています。議論の尽きないテーマですし、人によって各論に賛否はあるでしょうけれど、1冊という短い時間の中でありながら読めば何かを確実に残してくれる作品です。 無料で読めてしまうのがもったいないくらいの作品ですので、とりあえずこの芸術の秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか。
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前
「ん?愛沢アンジ?」と引っ掛かりを覚えマンバの過去作品を見たらこれが初作品でおかしいなぁと思い、ひとまず読切を読み進めていったら「ウッホホホホ!」とニッチャリ笑ってしまいました。DLsiteの乙女向けでバチクソ人気のあのTL作品の人だあ〜〜!! 承●郎がごとき見事な肉体美の元いじめられっ子と、久々に再会したら爆乳になってるいじめから守ってくれた女の子。 ……ときたら愛沢アンジ先生ですわ!!!『クマとトラ』何度も読み返すくらい大好きです!! https://www.dlsite.com/girls/work/=/product_id/RJ330441.html (昨今の女性向けエロ作品らしく、ゴリゴリに男性向け表現が多用されためちゃめちゃエッチで読み応えのあるR18作品です!!!バナー広告で一回は見たことあるのではないでしょうか) 今回はコミックDAYS掲載ということで全年齢なのですが、その分巨女が横たわっている日本を2人で旅するという終末SF要素が足されてたり、男の子の情けなさが全開だったりと、エロさではない面白さの部分がガッツリパワーアップしててものすごく面白かったです。 体がおっきくなって強くなったからと言ったって巨女食べるのは流石にぎぼぢわるいよね(同情) 愛沢先生の全年齢商業作品もっと読んでみたいです!!
「ん?愛沢アンジ?」と引っ掛かりを覚えマンバの過去作品を見たらこれが初作品でおかしいなぁと思い...