新連載マンガの感想・レビュー257件<<678910>>宮川サトシが生還後の日々を描くエッセイ漫画闘病「後」日記 宮川サトシ名無し※ネタバレを含むクチコミです。自分が幸せになるために鍛えましょう花園つつじのマンツーマンレッスン YUGI野愛まず見てください、表紙の美しい背中を! こんな筋肉美を誇る人がパーソナルトレーナーになったら食事制限にハードなトレーニングとさぞ厳しいんだろうなと思って読みはじめましたが、めちゃくちゃほのぼの筋トレ漫画でした。 屋上にある家具家電付きの激安物件に引っ越した主人公のアヤメ。 超優良物件な部屋に隠されたとある秘密がきっかけで、大家の花園つつじが経営するジムに通うことになります。 仕事が終わって帰宅して、あれしよこれしよと思うけれど疲れて寝ちゃう…運動なんて絶対無理!というアヤメの生活に共感する人、多いと思います。 そんな人をだらしないと一刀両断するのではなく、運動する力をつけるために運動しよう!健康で幸せな生活をおくりましょう!というのがつつじさんのスタンスなんです。 痩せようとか綺麗になろうよりももっと手前の、でもすごく大事なことを教えてくれます。 女性たちが適度な距離感で支えあっている関係性も、自分の幸せな生活のために運動しようというマインドも素敵! ほのぼの楽しめて元気になれる作品です。奥様と物乞いの共闘は…彼女の沈清 seri biwanあうしぃ@カワイイマンガ韓国の百合マンガと聞いて読み始めた本作。恐ろしさと怒りに最初から最後まで、体を震わせながら読んだ。 人の「悪」が次々と炙り出される。恐ろしいのは、一見いい人が「悪」に反転してゆく描写。頼りたい人、愛されたい人から無辜の市民まで自己中心的で醜い心、それを悪びれもしない様が次々と露呈し、主人公の絶望感が共有される。 そうして描かれる「悪」とは、家父長制の中で生じる歪み。 男の自尊心を守るために、そしてイエのために自己を消し、イエに守られるために反目さえする女たち。社会で押しつけられる息苦しい女性像に、逃げ場なく従う女たちの無力感にやるせなさを覚える。 そんな社会を生きる、老大臣の若すぎる後妻「奥様」は物乞いの少女と出会う。 物乞いの少女に豊かさと女性らしさを伝える「奥様」は、社会常識から少し自由な物乞いに闘う気力と自由を貰い、二人は次第にイエの中で共闘を始める……と書くと綺麗だが、実は二人の心中はかなり複雑。でもその複雑さが、相手への純粋さへと次第に変わる様子は、間違いなく百合。 閉塞感溢れる社会で、二人に明るい未来が待っている気がしない。それでも、先を見たくてページを縦スクロールする手が止まらない。そして怒涛の展開の末、訪れる感慨に……そして番外編の意外すぎる楽しさに、ようやく安堵のため息をつくことができた。多田乃伸明の新連載あいのくりにっく 多田乃伸明名無しなんか高橋和希を『THE COMIQ』を読んだ時のことを思い出した。今までと違ったデフォルメとノリにチャレンジしてるような感じがする。枠の外がパステルカラーのレトロ柄なのがかわいかった。厳選!読んでほしいこのマンガ極主夫道著者:おおのこうすけ14巻まで刊行作品情報はこちら誰でもグッドジョブ新グッドジョブ 本宮ひろ志名無し新グッドジョブ大金持ち編面白そう。みんなのアイドルすぎるあのスパンクが奇跡の復活!!おはよう!スパンク てくてく 雪室俊一 たかなししずえstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンあの名誌「なかよし」に1978年〜1982年に連載され、アニメ化もされつつ、講談社漫画賞にも輝いた名作がかえってきました!! 来年(2023年)に連載45周年を迎えるということで、期間限定で4コマにて復活です。 連載が始まった号には、特製スパンク ステショセットがふろくとしてついていたため、私も買いました。40年以上生きてきましたが、さり気に初のなかよし購入となりました。 さて内容ですが、まずたかなし先生の画力の向上が圧倒的すぎます。ただ、これは個人の好みの問題だと断ったうえでなのですが、圧倒的技術力の向上により、スパンクが可愛くなりすぎてしまっているように思いました。 もう気持ち少し不細工で小汚い感じでもよかったと思うんですよね。そこに愛くるしさが宿っていたとおもうので。 ストーリーは前作から変わりないこころ温まる日常もので安心して読むことができます。 来年45周年に何か嬉しいサブライズがあることを期待しています!!!なかよしの編集者の方!!!40年以上で1冊しか購入していない読者に言われたくないでしょうが、よろしくお願いします!!!トムジェリもKAWAIIの時代とむとじぇりー ナナイロ きゃらきゃらマキアート ワーナー・ブラザース名無しなかよしでスゲー新連載が始まってた おそ松さんのようなハム太郎のような… 増やしてパステルカラーのメンカラ付ける手法万能すぎる https://twitter.com/TomAndJerry_JP/status/1410750069255458821?s=20不穏さ漂う韓国らしいホラー二度目の誕生日 spring野愛重苦しい色合いと独特の造形。一目見ただけでわかる奇妙さ不穏さに惹かれました。 主人公は女子高生の菫。美容整形&ダイエット狂いの母親と2人で暮らしています。 娘の顔を不憫に思った母親によって菫も整形手術をさせられます。 16歳で整形手術を受けた後から、菫は奇妙な幻覚に悩まされるのです……というお話。 登場人物すべて常人と狂人の狭間にいるので、誰の見ている世界が正しいの?と疑いながら読んでしまいます。 恨みが全ての行動原理、整形手術による変化のリアルさ……韓国らしさが感じられるところも面白いです。 辻褄合わないまま強引に進めたなあ…と思う箇所も正直ありましたが、よくない方向に勢いよく転がっていく感じが最悪で最高でした。伝説のスカウトマン・片桐パラダイス〜楽園のこちら側〜 木村和久 さいとうしげき名無し金の雨を降らすといわれる伝説のスカウトマン・片桐は六本木のキャバクラ「パラダイス」の開発部主任。繁華街でゴミ拾いをしながら地域住民に寄り添い繋がりをつくり、街の治安を守っている。そんな片桐の前に、店に入ったばかりの新人スカウトマン・手越が現れるが… 個人的なお気に入りは手越登場シーンの「手越でやんす」です。全3回?とのことだけど1話読んだ感じもっと長くやってもいいと思いましたね!恋愛ドラマ大好き!恋したすぎるエリート・ドクター(36)恋の山井 赤木継名無し恋愛ドラマが大好きな超有能な医者・山井先生が、恋したすぎて患者さんとの間に恋の妄想の翼を羽ばたかせる…というラブコメ。 読切版に引き続き運ばれてきたのは有名な女優さんですが、一体どうなるのか先が読めず楽しみです。日本人を惹き付ける魅惑の南国「ハワイ」山とハワイ 鈴木ともこぺそ多いときには年間220万人の日本人が訪れていたハワイ。私は子供のころに一度しかハワイに行ったことがないのですが、それでもその時ものすごく楽しかったなぁ〜という感情は今でも思い出せますし、7歳ごろの思い出にしてはハッキリと覚えているシーンがたくさんありいつかまた行きたい場所の1つです! こちらのエッセイではリゾート以外のハワイの魅力がたくさんかかれていて、親しみやすさがありますし勉強にもなりました。 https://kuragebunch.com/episode/316112896951797075ヒプマイ新作漫画ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side D.H & B.A.T+ EVIL LINE RECORDS 百瀬祐一郎 calamarium名無しマンガすごくイイですね。絵が綺麗だし歌詞の演出がすごい潔いくらいにかっこつけててかっこいい彼岸花 青色ひよこ野愛全台詞がキラーワードで世界観ゴリゴリ、絵もワードも徹底的にかっこつけててかっこいい。 読みづらいと言えば読みづらいけれど、ここまで貫いているとだんだん気持ちよくなってくる。 90年代をパンク少女として生きたキョンシーとモーリン。 スリーピースバンド・彼岸花を結成し青春を捧げたけれど、ボーカルの愛は22歳で死んでしまった。 2018年、専業主婦のキョンシー、未だ処女で派遣社員のモーリンは、世紀末を引き摺ったまま空虚な日々を過ごしている。 彼岸花を失って40代になっても、世界に中指を立てて生きる2人がかっこいい。痛くてヤバくて貫いててかっこいい。 ファミレスの喫煙席で拳合わせて、じゃ次に会うときは「墓場で」ってかっこよすぎる。次に会うのはマジで愛の墓場の前なのもいい。 かっこつけ続けるかっこよさに向き合いましょう。ノーフューチャー。強すぎて見ていてすっきり~俺だけレベルMAXなビギナー WAN.Z Maslow swingbatstarstarstarstar_borderstar_borderママ子11年ってすごい根気・・・ 誰もクリアしていないクソゲーをクリア!。 11年やりこんだ分だけ、スムーズにクエストクリアしていくの爽快でした。 ゲームとは違って現実世界は命懸けだから、他プレイヤーも狡猾。でも全然相手にならないくらい強いから敵がポンコツに見える笑 こんな攻略本みたいな人とゲーム一緒に出来たら、サクサク進めて楽しいそう。 3年ぶりの新章が掲載!趣都 山口晃名無しモーツー2022年11月号に第十回が掲載。しわぶき先生の家を見て回る階段萌えのお話。絵本のように家の断面図を見開きで大胆に見せる絵が素敵でした。次回も楽しみです。日本で「ハーフ」として生きること半分姉弟 藤見よいこnyae※ネタバレを含むクチコミです。超展開を待ち侘びてクラスメイド 伊達恒大 とがわ野愛さすがに絵はめちゃくちゃ綺麗だけど今のところストーリーはなんもないしラッキースケベと言えばまあそうなんだけど今のところあまりにもなんもない。 あまりにもなんもなさすぎる話をまさかジャンプラ毎日連載でやらんだろうと思っているので、何かしらの超展開が来るんじゃないかとわくわくしてる。 地味なクラスメイトが実はセクシーなメイドだったなんて今時ギャップにもならんもの!絶対なんかあるでしょ!この平和さをぶち壊す何かが! という予想を立てて読むと楽しい。なんもなかったらなんもなかったで逆にいい。 良き半分姉弟 藤見よいこ名無し今まであまり見かけなかった、ハーフと呼ばれる人視点のお話。迫害というか、差別というのか、まあそういったことはたまにあるんだろうなぁとしか思ってなかった。 私は観光地近くの接客業でアルバイトをしていて、海外の人っぽい風貌のお客様は頻繁に来る。海外からの観光客は日本語が通じないことが結構あるので、そういう時はゆっくり話してみたり身振り手振りを使ってみたりして必死に伝えている(情けない事に英会話が出来ないので…)。でもごく稀に、日本人にしかできない独特の言い回しをナチュラルにする人が居るので本当に驚いてしまう。日本住まいが長いのかな、いっぱい勉強したのかな、外人さんなのにすごいなーなんて考えてしまう。 いま思い返せば、とても失礼なことだったかもしれない、その人たちは海外の人の血筋に生まれただけの、日本で生まれて日本で育った普通の日本人だったかも…今更ながら少し反省。 彼らに限らずの話ではありますが、あらゆる立場の人の事情を理解し、その人の視点に立って、よく考えながら思考や発言をしていきたいですね。そのためには、本作のような漫画は必要だと思います。長々とすみませんでした。これはいい街歩きグルメマンガin中野或る漫画家の抜け出し中野グルメ 江戸川エドガワ天沢聖司コミックDAYSで始まった新連載。街歩きマンガ大好きマンなので読んでみたのですがめっっちゃ良かったです!背景やご飯がガッツリリアル寄りで人間がガッツリデフォルメ(癖つよつよ)な表現が好きです。 江戸川エドガワ先生のことは寄生列島で知ったのですがこういう画風でも作品を描かれるんですねー! 1話のオチで草 力関係エグ・・・😂シンプルにバランス悪い半分姉弟 藤見よいこ名無し序盤のつかみは面白かった。 でもすぐに失速。 理由は大きく分けて三つ (1)画面整理が下手。 ごちゃごちゃしてて いつ、どこで、誰が、何してるのか ぱっと見判別つかない (2)キャラ多すぎ。 画面が整理できてない状態で ワラワラキャラを出されても・・・。 (3)怒りが生っぽすぎて昇華できてない。 なんていうか、『ハーフ』としてのモヤモヤや怒りが ”生”すぎて作品になじんでない感じ。 画面整理のできてなさや、キャラの多さで 失点してるところに 「昇華し切れてない生すぎる感情」を無理やり乗っけてるので ただただ興醒め。なんかいい感じだと思う。もうちょっとエピソードは少ないともっと良いかも。キラキラしても、しなくても 小池定路名無し冴えないゲイの男の子のちょっとした感情を描こうとしてるのが 印象が良かった。 でもプロットがガチガチに決まってるのかな? 描き方がちょっと「出来事重視」というか、 描きたいエピソードを短いページ数の中に詰め込むために、 ぽん、ぽん、ぽんと出会いやらイベントやらが 余韻なく詰め込まれてるから、なんか忙しい感じがした。 ぶっちゃけ、本当に一瞬の出会い?煌めき?ときめきを 3話使ってじっくり描くとかでも良いのかも。 「ゲイの男の子が主人公→悩みを抱えてます→ちょっとした出会い→出会いからの発展→なんか良い感じ・・・?」 みたいな、お題目が既に用意されてて、 キャラも読者もその上を無理やり歩かされている感じが 少しあるので、もったいなかった。「クレイジージャーニー」でおなじみの写真家のエッセイをコミカライズ奇界紀行 君塚祥 佐藤健寿nyae原作にあたるエッセイは読んでなかったのですが、佐藤健寿さんのことはもちろん知ってました。クレイジージャーニーといえばこの人ですよね。そのエッセイをフィクションも織り交ぜてコミカライズした感じでしょうか。それぞれの場所の奇界ぶりは限りなくノンフィクションだったらいいなと思ってます。初っ端からまあまあハードな奇界でしたけど、佐藤さんのいうとおり扱っているものが違うだけで自分らが毎日使っている店とか病院と立ち位置としては変わらないと考えれば、変に面白がるのも違うのかな、と気付かされた感じです。でも行ってみたいとは1ミリも思いませんね。ほんとに始まらない!魔法少年マモル始まらない! 大武政夫名無し魔法生物のモルモルは魔法"少女"と契約しないといけないのに間違えて"少年"のマモルと契約してしまったものだから、マモルは魔法使いになれないし、モルモルはマモルにしか見えないからマモルの独り言が増えたと親に心配されるしで、しょうもない状況。モルモルが絶妙に性格悪くてムカつくのが最高です。 全6回あるみたいですけど、本当に最後まで始まらずに終わるのか気になります。単行本になるかな〜、なってほしい。「ハーフ」への無理解の壁とアイデンティティ半分姉弟 藤見よいこstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)たくさんの方に読んでほしい素晴らしい連載が始まりましたね! この日本で、国籍や人種が違う両親を持ち、いわゆる「ハーフ」として生きる女性を切実に描いた作品。 主人公は、母が日本人、父がフランス人(黒人)のハーフ(ミックス)の女性。 生まれも育ちも日本なのに、見た目はほとんど黒人なのでどこへ行っても「ガイジン」として扱われ、その度に心をエグられ、笑顔を顔に貼り付けて説明して笑って流すことで自分を守った。 おそらく、この感覚は当事者にならないとずっと分からない感覚だとは思う。 それでも、完全には分からなくとも、時間がかかったとしても知っていきたい。 具体的な数字を知っているわけではないけど、特定の職業や環境でもなければ日本は日常的に様々な見た目の人種と関わる機会は体感的に少ないように思う。 そして、人は見た目での印象が強いものなので、日常的に「ハーフ」と関わる機会がなければ一目見て「外国人」だと疑わないのかもしれない。 そういった無理解の大きな溝に、彼女らがいかに苦しめられ生きづらさを感じてきたのかが描かれた1話だった。 実際の感覚は分かりようがないにも関わらず、自分ごとのように感じて泣いてしまった。 ここから書くことは、この話で描かれてるものと同じものでは決してないんだけど、同様に「孤独」や「アイデンティティ」の揺れを感じた話です。 自分自身、日本人ではあるけど帰国子女で海外に10年ほどいた経験があって、日本で見た目も言葉も通じるけど「育ち」や「社会常識」が若干違うところで育っていたこともあって、会話で感じる違和感や感覚の違いで強烈に孤独を感じることがある。 先日、初対面の方と話す機会があって、簡単な世間話ではあったけど感覚的に分からない部分があって、少し掘り下げつつ話の前提を共有して詳しく話していた。 そこで、その人は「なんかあれですね、そこまで詳しく話さなきゃいけないことですか?なんとなくでよくないですか?」といったことを言っていた。 悪気なく発した言葉なんだろうけど、この人はずっと深く理解し合わなくても問題なく「普通」に暮らせたんだろうなと思って、そうではない自分に悲しくなった。 と、全く本編と関係ない体験が頭によぎってしまうほどにこの話は切実で響いた。 これから連載を追うのが楽しみで仕方がない。 http://to-ti.in/story/hanbun_kyodai01<<678910>>