「汚れた弾丸」「アフガニスタンで起こったこと」
内戦・飢餓・伝染病――。苦しみに見舞われ続けるアフガニスタンで、医療活動を続ける日本人医師・中村哲(てつ)。NGO団体・ペシャワール会を率い、そこにある“命”を救いつづける!!彼が見た“アフガンの真実”を描く「アフガニスタンで起こったこと」。湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾――。その“恐ろしい被害”とは……!?マスコミが報道することのない事実を、写真家・森住卓(たかし)氏が赤裸々に写しだす「汚れた弾丸」の2編を収録!!
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」「東京大空襲」
戦争になれば人を殺さなければならない。だが軍服を着る前は、彼らも平和な市民の一人だった。国家に命じられた殺人によって負う兵士の心の傷は、いったい誰が背負うのか?ベトナム帰還兵が語る戦争の真実「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」。戦争の記憶を語り継ぐ、徹底取材ドキュメントコミック!週刊少年マガジンに終戦60周年特別企画として掲載され、大反響を呼んだ「東京大空襲~リンゴの歌~」2編を収録。
チェルノブイリの少年たち
今と未来を生きる少年たちへ――。悲劇は終わったのではない。始まったのだ……!!1986年4月、旧ソ連で勃発(ぼっぱつ)した人類史上最悪の大惨事“チェルノブイリ原発事故”。人びとの生活を豊かにするはずの発電所が、人びとの生命を奪ってゆく……。見えない放射能の恐怖に翻弄(ほんろう)される一家の運命を描く、社会派ドキュメントコミック!!表題作のほか、日本の環境保護運動の先駆けとなった感動の実録ドキュメント「尾瀬に死す」もあわせて収録!!
語り継がれる戦争の記憶
太平洋戦争に従軍した体験を絵に描き、戦争記録画展を開いている滝口。彼の平和活動の陰には、米兵メベリーとの固い約束があった。日本兵と米兵捕虜の厚い友情を描く「戦火の約束」。戦争終結後も、シベリア各地の強制労働収容所に抑留された兵士にとって、戦争は終わったわけではなかった。極寒の地で重労働を強いられた日本兵、山本幡男の苦難の日々を描く「収容所から来た遺書」の2編を収録した戦争ドキュメントシリーズ!!