※ネタバレを含むクチコミです。
面白かったです。なんか絵見たことあるな〜と思ったら『164番地のめくるめく夕べ』の人でした。 それぞれの地元に対する思いが熱い地元愛でも激しい憎しみでもなく、ちょうどいいリアルな温度感だったところがよかったです。 ただ、一番最後の大事なページに誤字があってズコーッとなりました。もったいない・・・!
最新話、怖さと面白さのバランスがすごかった。真実はわからないけど知らないほうが良いこともある、きっと… ホットドックマンガ地味にツボだし似てた
上げる下がるがあはっきりとある訳じゃなく、内に秘めてた静かな思いを叶えたお話?という印象! シュールで面白いシーンも多々! 私が主人公の立場だったら、一口もいけないなと思うので、彼女は強い、メンタル鋼!と思いました。 そんなバイタリティーが故の本当の姿がああなったのかな?なんて思います。 サクッと読めてシュールで面白いです!
なんか不思議な漫画でした。 成虫になれ何か変わるのか?? 根暗でコミュニケーションがへたくそな主人公だけど成虫になる為に、仕事もやめて、殻を食べ続けるところはなんだかシュールでした。 カブトムシの話しと思ってみればより面白かったです。
素直で真っ直ぐでちょっと鈍感な子が嘲笑の対象になるという、学校でさほど珍しい光景ではないものが描かれています。主人公も、彼女のことをダサいと思いながらも幼馴染関係を切るに至れない。そしていじめグループに溶け込もうと必死な自分に嫌気が差している。最後、ちゃんと本人にダサいと思ってること、でもそれ以上にかっこいいと思ってることを伝えられてよかった。彼女はきっと、主人公のこの言葉だけでこれからも自分を信じて頑張っていけるんじゃないかと、勝手に思いました。
読み切りにしては確実に長いけど、掲載号を分けずに前後編を一緒に載せてくれて助かります。ほのぼの系かと思って油断をしていると、ズシッときて読み終わりは余韻がしばらく残るような作風が特徴的な作者さんの新作ですが、今回のも長いだけありヘビーです。だからと言って読むのが大変なことは全くなく、淡々としてるのにページを捲る手は止まらないという感じです。主人公の境遇は正直自分と重なる部分は少ないですけど、自分の人生にまつわる何かを1から変えないとならない場合、一気に変わることを望まずに少しずつ着実に進めていくべきなんだなと気づけました。 はやく今までの読み切りをまとめた短編集を出してほしいです!
結局2人を取り巻く環境は相変わらずクソッタレだし2人の根は陰キャのままなんだろうけど、それでも一歩勇気を出したことで新しい自分に変わったし2人の友情は続いていく。 読んでいてしんどさ9割で辛いけど、1割の希望が光っている読切だなと思った。
母親が自分の写真のせいでいなくなってしまったのはかわいそうだけど、ずっとカメラを続けているのもすごいと思いました。 クラスメイトの撮影が久しぶりの人物作品で、そのクラスメイトも訳あり。 援交現場の写真が一番綺麗という感性は昔から変わらないんだろうな。と思いました。また人物を撮影するきっかけになったことはよかったです。
幼少期、自分が母を撮った写真が原因で両親が離婚。それから人物を被写体にすることができなくなってしまった少年が主人公。彼がそのトラウマを乗り越えられたところは良かったです。 その被写体となる人物ができれば公にしたくない姿でも、綺麗だとおもったら写真として記録したい、綺麗だと伝えたい、という写真好きとしてのポリシーはいいと思うのですが、あの夜の街を歩く彼女は本当に綺麗と言っていいのだろうか?とちょっと思ってしまった。
数年前に亡くなった曽祖父が残した、ひ孫・隼人宛の日記。そこには自らが兵士として過ごした戦争時の様子が綴られていた。それを読んだ隼人は、テレビの特集番組等では決して語られない事実を目の当たりにする。 この読み切りひとつで戦争のすべてがわかることは無いけど、国のために戦った戦士たちを無条件に讃えることの罪深さというものは(そういうメッセージ性があるのであれば)よく表現されていると思う。ウッとなる描写もあるけど最後まで読ませる力がありました。あの終わり方のように、「これを読んで君はどう思う?」と問いかけられているような気持ちになりました。
面白かった。中華屋を営みながら女手一つで苦労して育ててくれた母親を失くしたばかりの青年・浩嘉の前に、怪しい爺さんが現れる。母を訪ねてきたらしいその爺さんの謎の香炉で、浩嘉は過去の幻を見ることに……。 結局爺さんとその力はなんなんだというのは残るんだけど、その不思議は不思議のままでいいかと思わせてくれる読切。中華街だしね。そういうこともあるでしょう。
戦闘シーンいいね!これからの活躍に期待。
めちゃくちゃ好きです。 薄口のようでサラッと読めるけど塩梅が絶妙
病気や障害などによって欲しいものが手に入らなかったり思うようにいかないということはたくさんあるだろうけど、時にそれを超えてしまうものとして「恋」がある、というのが描かれてるのかなと思いました。 声帯を取ったことで声を出せない青年と、彼をサポートしつつも憐憫の気持ちを持ってしまう女性。どちらも悪くないのに、上手くいかないものだな…と諦めかけるのですが希望を持てるラストでよかったです。絵柄もやさしくて少し色っぽくてめちゃくちゃ好きです。
劇的な展開はない。亡くなった祖父を回想し、葬送する。それだけの話。なのに主人公の目線、祖父の身体の描き方などが緻密で物語として読みどころがある。いい短編だった
前作「ア・ピリオド・イン・ウィンター」もすごかった記憶がありますが、今作も読み終わったあとにちょっとぼーっとする時間を要するような、とても良い読み切りでした。よくある自分を見つめ直すというやつに近いですが、いまの自分の生活や人間関係を振り返って、自分が一番幸せで居心地がいい"在り方"って何だろうと改めて考えてみるのって必要なのかなと思います。でもたぶんそれって1人でただただ考えるよりも、やっぱり誰かしらとコミュニケーションを取ることで見えてくるもののような気がします。そういう存在がいない人でも、この読切を読むとちょっとは楽になるかもしれません。
※ネタバレを含むクチコミです。