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素直で真っ直ぐでちょっと鈍感な子が嘲笑の対象になるという、学校でさほど珍しい光景ではないものが描かれています。主人公も、彼女のことをダサいと思いながらも幼馴染関係を切るに至れない。そしていじめグループに溶け込もうと必死な自分に嫌気が差している。最後、ちゃんと本人にダサいと思ってること、でもそれ以上にかっこいいと思ってることを伝えられてよかった。彼女はきっと、主人公のこの言葉だけでこれからも自分を信じて頑張っていけるんじゃないかと、勝手に思いました。
いつだって、君は変わらない。ふぞろいで青い、変わり続ける思春期の檻の中。その一角で君だけが、ずっと———(月刊!スピリッツ2023年1月号)