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感想・レビュー
月刊!スピリッツのマンガの感想・レビュー
219件
久々に"どストライク"な予感!サイキック小娘!
なんくるなんない! 野原多央
さいろく
なんくるなんない! つまり、どうにもならんってことか。 沖縄が舞台でちょいちょい島の言葉が出てきてたりもするのがいいアクセントになっているんだが、それ以前に絵柄とスピード感とアクションシーンの迫力がイイ! キャラもみんな可愛いので(女子orおっさん)癖がわかりやすい! 1巻読み終わって、期待大です。
元カレが残していったもの…。
ふぐり 野村宗弘
名無し
同棲していた彼氏と別れて、元カレが部屋に残していったものの処分をする主人公。だけどそのなかには愛猫のたま子もいて… 彼氏のことなんてとっとと忘れたいけど、愛するたま子の存在が、たま子の感触が、彼氏を思い出させる。そんな女性の葛藤を哀愁たっぷりかつコミカルに描かれます。 にしても自分が飼っていた猫を捨てていくだなんて、まともな人間じゃないですよ。
もぐもぐ
怪物の友達 浄土るる
名無し
これで終わりだと続きが気になって物足りないので、読者の満足感のためには、もぐもぐする相手はににちゃんの方がよかったかも? 足1本をもぐもぐしてる絵がシュールで好き。
浄土るる新作読切!
怪物の友達 浄土るる
名無し
※ネタバレを含むクチコミです。
九井諒子の波動を感じる
今際猫奇譚 ゴカエツ
名無し
※ネタバレを含むクチコミです。
「VTuberの中の人」は本当の自分?
kaiko 秋山視点
名無し
暗め?重め?かなと思ったけど予想以上に清々しいラストの漫画で、すごく好きでした。VTuberに限らすですが、誰かにプロデュースされて輝く人としんどくなるひと、設けに繋がらないから本当にやりたいことができてない人など、この世には溢れていますね。そのなかで「本当の自分」をさらけ出すことは正しいのか。答えのない問いのような気もします。どんな媒体でも、夢を売る仕事って、裏側はごちゃごちゃしているんだろうな。それがおもしろいところでもありますが。
ある日突然、父親が「女の人になる」と言ったら…
ばいばい、みっちゃん 元田可奈子
名無し
※ネタバレを含むクチコミです。
動物虐待するような人間は
ミャオ 猫手三
名無し
本来ならさっさと捕まえてほしいものですね…
花毛のミリョク
花毛 小畠みんち
名無し
ひとことでいうと、純文学のような心理描写をライトに表現している漫画! 貧困、弱者をさりげなく遠景で描いていて、温かな眼差しを感じます。 女の子のキャラが生き生きしていてセリフにもクスッとさせられました。 画もストーリーもテーマと背景が立体的になっていて広がりがあるなと思いました。
思春期の娘と父×超能力×沖縄 #1巻応援
なんくるなんない! 野原多央
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兎来栄寿
「なんくるないさー」って、口に出して言いたくなるウチナーグチ(沖縄方言)の筆頭だと思うんですよね。響きが良いですし、その精神性も個人的にとても好きです。 こちらのタイトルは「なんくるなんない」。これも語感はかわいいですけど、なんくるなんないのはちょっと困ります。でも、それも人生。 本作の主役は、38歳の自衛隊の父・比嘉雷吉とその娘で13歳の中学生ハルコ。思春期真っ只中のハルコは、父親のことがどうにも苛立たしい。朝はパンにして欲しいのに、いつも米を出してくる。深い事情を知らないのに干渉してくる。雷吉はハルコのことを愛しているのに、昔から激務でどうしても構っていられないことがあり、寂しい想いをさせてきてしまってきた過去がある。どこにでもある父娘の、愛しく悲しいすれ違いがあります。雷吉の視点でもハルコの視点でも、両方読めて両方の気持ちが解ります。 そんな関係性であったある日、ハルコの身の回りに不思議なことがたくさん起こると思ったら、何とハルコは超能力に目覚めていたことを自覚します。帯文をONEさんが寄せているのも納得です。最近『青ブタ』シリーズを読み始めたので、「思春期ならそういうこともあるよな」と勝手に納得してしまいました。 そして、ハルコ以外にも次々とさまざまな能力を持った存在が現れます。 この作品で面白いのは、雷吉のキャラクター。雷吉自身は優秀な自衛隊員ですが、超能力などは微塵も使えません。しかし、その持ち前の超現実主義な性格と訓練された身体や技能を使って未曾有の現象に対してもできうる限りの対処を行っていきます。サイキックvs普通のおじさん。この不思議な面白味が癖になります。本人は大真面目にやっているからこそ面白い、という類のものです。 立脚点が父と娘という関係性なので、そうした家族の絆にまつわるドラマの部分もやはり見所です。 随所でクスッと笑える部分があったり、一部のキャラクター造形であったり、あるいは意外性のある展開や沖縄という風土に基づいた設定など多くのエンターテインメント性が込められています。 今後も注目していきたい、カラフルな味わいの作品です。
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