※ネタバレを含むクチコミです。
自分がした親切とか寄り添うとかいう行為が、オーバーになってしまったり逆効果だったり、何が正解なのかわからなくなることがあったとして、わからないからもういいやと諦めることもあると思うけど、じゃあどうやったら知れるかというと、自分が当事者になるしかないんじゃないかと思う。極論でいうと。 この漫画では子供を主人公にすることでよりその難しさを表現してるのかなと思ったけど、じゃあ大人だったらできるのかと言ったら全くそんなことはないので、生きてる限り、永遠の課題かなあと思いました。
前作の「鬼女たちのティータイム」が強烈に印象に残っていたので、また読みたいと思ってました!サンキュー月スピ!今作は友達の彼氏を略奪する性根が腐った女が主人公でしたが、今回も何これwwwな感じで最高でしたね。個人的にはワーッショイ!ワーッショイ!の掛け声と、今どきカーウェディングとか…しょっぼ…!!の一言が最強でした。絵があんまり上手くないのがストーリーのテンションと合ってて逆にいいんだよね〜。こういうレディコミみんな好きじゃん?どこかで配信したらバズりそうだけどなぁ。
この方、秋川星→秋波聖→鳳天と、コンスタントに名前を変えて作品を書かれてますね。ただ調べた限り月スピでも言及してないし、言い切れないですけど・・・絵が同じなので同一人物だろうと思ってます。次に載る時にもまた変わってるかもしれないですねw それはそれとして今回の読切もなかなか好きでした。 同じ学校の生徒の中でも「この人なんか他と違うんだよな」って人、いますね。どんな人なのか知りたい、踏み込んでみたいと思うけど、そう簡単じゃないし、いざ踏み込んでしまったばかりに悪い方へ行ってしまうこともある。 主人公のやりかたはちょっと遠回り過ぎたかもしれないけど、生駒さんと萌香の関係は修復させてほしいです。
「西荻窪って知ってる?」 から始まる奇妙な話。 無いはずの「西荻窪」から来たと語る職場のその女性は、その翌日から来なくなってしまい…。 読んでいると、あやふやな気持ちになっていってしまう。 そもそも西荻窪ってたしかにちょっとだけ不便で、でも素敵な存在感を放つ街なんですよね。 隣の荻窪なら丸の内線あるし、隣の吉祥寺は井の頭線が通ってて西荻窪はどちらからも微妙にアクセスが悪かったり。 でも、美味しい飲食店が多かったり街の雰囲気も良くて、つい住みたくなってしまう街。 すごくちょうどいい場所を選んでくれたなという気持ちと、迷い込んでみたくなる気持ちが高まってきた。 ああ、西荻窪、次はいつ遊びに行こうかな。
月スピ4月号の読切。赤井千歳ってどっかで見たことある名前だなーと思ったら『Ms. NOBOTAN』で新コミ大賞獲った方だった。 タイトル通り、編集殺しの異名を取るウェブ漫画家襟裳岬先生から原稿をもらうだけのお話。 ものすごく勢いがあってあっという間に読み終わった。 あれは襟裳岬先生の壮大な試し行動だったのかな…曲者過ぎ。 「体育の授業で数回使うテンションが上がる大きめのマット」という表現めちゃくちゃ好き。わかる。 けどあれで4階からの落下の衝撃吸収できるのか気になってしまった。
顔に張り付いたような彼の笑顔が軽くホラーである。最後がよくわからない。彼はどこへ消えたのか。工場をやめたにしては寮の部屋の布団は敷かれたまま。ノートなどの持ち物も残っている。彼女が勝手に彼の部屋に入っているのは何故なのか。そして極めつけは、彼がノートに書いていた「だれにもなりたくない」という言葉。何故そんなことを書くのか。彼は、彼女の言葉に対して「ひどいこといいますね」と言ったのだから「だれにもなりたくない」とは思っていないはずではないか。
いやー名作ですね。 短編ものなんだけど恋愛に悩んで振り回される女の子が主人公 どの女の子も汚い部屋で下着で地べたでカップラーメンを啜っている。 なんかその姿がすごいリアルです。 あれがしたい、これがしたい、愛情がほしい!という欲が前面に出ててどの話も魅力的 自分に同じ経験がなくてもなんとなくわかるって思っちゃうのですごい
絵柄で「あ、この人青野くんの人だ!」とわかりました!しかも扉絵のパターン一緒w もう絶対に幸せになってもらわないと困るカップル。前作同様、魅力的な女子を描くのが上手い方だなと思いました。りんごちゃんを傷つけるやつは何人たりとも許さねぇって感じです。主人公もりんごちゃんを好きな気持ちとプライドを保ちたい気持ちがぐちゃぐちゃになってるのが見てて切なくて笑えました。
少し前に週刊に載っていた、文野紋さんの新作。 長いお話が読みたいと思っていたので嬉しいです。(できることなら連載も…!!笑) 思春期の混沌とした感情が相変わらずの高画力で描かれています。そして個人的に、この人のお部屋(汚部屋?)描写大好き! 早く来月にならないかなぁ〜。。。
月スピ読みながら「ふーん読み切りかぁ〜」とページ捲ったらたくさんの観葉植物に囲まれた部室で女子高生2人がネイルを塗っているという扉絵がバーーーンと飛び込んできてマ〜〜ジでたまげました…すごい🥺 「ゆめのん」こと水泳部の夢野と、ダブってる園芸部の葉月。 柔らかくてふわふわしてそうな線と、水墨画のようなやさしい塗りで描かれる2人の女子高生の日常が美しい…! 4つのエピソードが描かれるのですが、各話のページ数がバラバラ(11p, 1p, 4p, 10p)なのが本当にランダムに2人の学校生活を切り取って垣間見ているようで素敵でした。 マジでホントたくさんの人によんでほしい…無茶苦茶いい…
キャラもだけど、背景に描かれる世界がすごくいい!描かなきゃいけないから描いてるんじゃなくて、描きたいから描いてるって感じ。この読み切りは、童貞の大学生が変な女に引っかかって痛い目見るという話だったので、この細かい書き込みの背景が存分に生きてくる話をもっと読んでみたいです。
女の子二人が、ちょっと寂しい世界で一生懸命暮らしてるっていうシチュエーションがかわいい絵柄に合っててよかった。タイトルと設定もよかった
天才のアイディアを盗作して売れっ子漫画家になってしまった男の話。天才への憧れと自分の才能の無さの葛藤が伝わってくるいい作品だった。構成も上手い。しかし絵のつたなさと「古ぼけたアパートのひと」というタイトルが普通すぎて読み飛ばしてしまう人も多いのではないかと心配になった。じっくり読むとオチにも納得する。読後感もいい。だからこそ勿体ないと思う部分がたくさんあった。
主人公は元オタサーの姫。同じサークルに入っていた夫と結婚してからはオタ活をセーブしていたが、同人活動を続けている夫からは「コミケに向けて集中したいから」とセックスを拒まれる日々を送っていた…。どうにか夫の気を引こうとしてコミケ当日に夫の好きなキャラクターのコスプレをして会いに行くと「俺の美沙ぽんが汚れるだろーが!!」とブチ切れられてしまう。落ち込んでいた主人公に優しく声をかけてくれたナオ君と親しくなり、そのうちナオ君から不倫相手を紹介してもらうようになる…が、実は夫とナオ君は長年付き合っている恋人同士で、すべては主人公に離婚させる為の二人の策略だった。しかし最後は主人公が実体験を元にしてBL漫画新人賞を受賞する逆転オチでした。 月刊!スピリッツを読んでたらレディコミが現れた?!と驚いた作品。普段は別名義でめちゃコミに「制裁病棟」という作品を連載されているようですね。絵やストーリーに荒さはありますが読みづらさはないです。逆にそれが面白さになっているし、ふとした言葉のチョイスや見せ場の作り方はすごくセンスがあると思います。また月!スピで作品を読みたいです。
※ネタバレを含むクチコミです。