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数年前に亡くなった曽祖父が残した、ひ孫・隼人宛の日記。そこには自らが兵士として過ごした戦争時の様子が綴られていた。それを読んだ隼人は、テレビの特集番組等では決して語られない事実を目の当たりにする。
この読み切りひとつで戦争のすべてがわかることは無いけど、国のために戦った戦士たちを無条件に讃えることの罪深さというものは(そういうメッセージ性があるのであれば)よく表現されていると思う。ウッとなる描写もあるけど最後まで読ませる力がありました。あの終わり方のように、「これを読んで君はどう思う?」と問いかけられているような気持ちになりました。
【第90回新人コミック大賞 青年部門 佳作受賞作】「琴線に触れた」「圧倒的な力を感じた」と評された、過去から今に問いかける物語。(月刊!スピリッツ2022年12月号)