その他の感想・レビュー3417件<<6263646566>>15歳のとき、なにしてた?15の春 荻野真starstarstarstarstarひさぴよ空海、ダーウィン、チンギス・ハーンなど、世界的に有名になる偉人たちのまだ何者にもなっていない15歳の青春期にスポットを当てた短編集。 創作要素が強く、どちらかというと歴史ファンタジーという位置付けになると思います(表紙の羊マンなんかは完全にファンタジー。)が、しっかりと歴史を織り交ぜながら、想像力豊かにそれぞれの人生の転機となったであろうエピソードが描かれています。 特に出色なのは、少年のダーウィンと、歴史的な化石ハンター、メアリー・アニングが出会って化石掘りをする話。歴史好きにとってはめちゃくちゃロマンを感じる話じゃないでしょうか。 荻野真先生らしい、ちょっとエッチなシーンが多めなので子供が読んでも平気かと言われるとアレだけど、「15歳」だったら、まず問題ないはず。クズでもかわいければOKですクズ浪人生、人生が辛いので夜のお姉さんを呼んでみた こすずめ野愛受験勉強しないで遊んでいたら大学全部落ちて親に怒られたのでかわいいデリヘル嬢を呼んだらハマってしまいました とまあ、あらすじを書き出してみると闇社会に飲み込まれるストーリーがはじまりそうですが、百合ラブコメなんです。 受験に失敗した真希乃が二次元の推しに似たデリ嬢・真白さんにハマるお話なんですが、もはや真希乃のダメ人間っぷりが気持ちいいです。 お金がかかるのでバイトしてみるけれどどこ行っても即クビなので、参考書代ちょうだい!と親に金を無心する始末。 予備校に通って猛勉強して本気を見せなさいと親に言われ、予備校に通うことにしますが…ここに最大級のクズさが詰まっているのでぜひ読んでほしい!! かわいい女の子だから笑って読んでるけど完全アウト事案です。かわいいから許されるなんて思うなよ!って思いながらもかわいいは正義。大優勝。チベットに魂を奪われた作者が描くチベット仏教ブロマンス月と金のシャングリラ 蔵西たか国や地域に魂を奪われた漫画家が描く作品ってやっぱり最高ですね。中央アジアの森薫先生、中国文明の青木朋先生、そしてチベットの蔵西先生。 マットグロッソで中盤まで連載を追っていて、好きすぎて2人がどうなるのか受け止めきれる自信がなく、2巻がずっと読めなかったのですが……発売から約1年ほど経ったので気合を入れて読みました。 1945年という時代。そして僧院という舞台を鑑みると2人のあの結末は至極妥当な「これしかない」というもので、思ったよりスッと受け入れられました。 雄大な山嶺と、壮麗な寺院、チベットの人々の素朴な暮らしぶり……。 細部までこだわり抜かれた描き込みから「全部漫画の中に描いてやろう」という気迫と愛とリスペクトが伝わってくる素敵な作品です。 1話読んだら絶対好きになるので読んで……! http://matogrosso.jp/saraba-wagaai/01.html大人になってからの心許せる友達一丁目の心友たち 大久保ヒロミPom 大阪から東京の社宅に越して来たゆみこと、社宅に住む女性達とのお友達(?)物語。 読んでいる限り、大変そう。。 人間関係が濃いし、見られてる感がすごい。。 そんな生活の中でも、心許せる友達と呼べる人ができるのなら楽しいのかもしれないなと感じたお話しでした。 みんな、扉の奥で色々抱えてるんだなぁ。 NY34分署のバケモンみたいなお巡りさん!マッド・ブル34 小池一夫 井上紀良名無しなんとなく1巻読んだけどこれ好きなヤツだった。1980年代のヤバすぎる街ニューヨークの平和をバイオレンスな方法で守るお巡りさんの話。 怪物みたいな巨体に悪人面のスリーピーは、命に関わる手術のあとにそのまま手術室で女抱くようなヤベーやつ。とても警官とは思えないダーティーなこともするけど、掠めた金は娼婦みたいな弱い立場の女を助けるために使っている義の男で、その相棒は新米警官で気弱な日系人のダイザブローっていうのがいい。 とにかくニューヨークに蔓延る犯罪者がヤベェやつばっかで、そいつらの頭を遠慮なくスイカみたいに弾き飛ばすとこが最高!こういうハチャメチャなアクション漫画は読むと元気が出る初めて読んだデメキング 完結版 いましろたかしかしこ巻末のインタビューでラスト間際はネームが間に合わなくて編集者がデタラメの次回予告を書いてたって語ってたのにびっくりした!しかも本当にデタラメだからすごい。編集者ウケは相当悪かったんだなとインタビューを読んでも思ったけど、読者は何も思わなかったんだろうか。そういうことも受け入れてもらえるような作者とファンの間柄ってことなんだろうか。描き下ろしエンディングはさらに煙に巻くような終わり方ですよね…。あまりにも完結を熱望されて嫌になっちゃったのかなと思っちゃった。少年探検団の中に一人だけ高校生がいるのがなんか好きです。ほとんど初めていましろ作品を読んだので、もっと思い入れがある人の感想が読んでみたいな…。絶対に負けられない戦いが日常(そこ)にはある真壁先生のパーフェクトプラン【単行本版】 時宗孝輔たか1話読んで好きになってしまいました。朝の通勤電車で必ず確保したいいつもの席とか、大事に取っておきたい消しゴムの角……。日常の中にある、超個人的で些細なことだけど絶対に譲りたくないあれこれ。大人だから我慢して譲るのは簡単だけど、それを決して譲らずガチガチに守りにいってる真壁先生がマジかっこいい……!! とても日常とは思えない高度な心理戦が最高すぎる。 なんといっても、1話がガッキーと堺雅人のコンビが光る弁護士ドラマ「リーガル・ハイ」第1話のオマージュになってて爆笑しました。そうくるんかーーい! なんでこんな面白い漫画今まで知らなかったんだろう……。 9/30までスキマで全巻読めるそうなのでぜひ!! https://www.sukima.me/book/title/makabesensei/ あったらいいな、しょうもない異能しょうもないのうりょく 高野雀野愛瞬間移動とか空を飛ぶとかニセ札を体から出すとか、異能があったら便利だしかっこいいですよね。 あったらいいな異能。なんかほしいな異能。 上記のような凄い異能は絶対ないけど、この漫画を読んだら自分にもひとつくらいは異能がありそうな気がしてきました。 果物の食べごろがわかる、猫にめっちゃ好かれる、人の空腹がわかる…など、人間誰もが取るに足らない異能を持っている世界。 書類を崩さず積める異能と人の異能がわかる異能を持ったOL星野さんが主人公のほのぼの日常お仕事漫画です。 不老不死の異能を持つ藤原さんとの恋模様があったり、会社の経営危機があったりしますが、とっても平和です。 異能を生かすでも殺すでもなく、のらりくらり生きてる登場人物たちがちょうどよいです。 現実世界でも個性やら能力やらいろいろありますけど、気にしすぎないほうがいいですもんね。 でも異能あるある話は楽しそうなのでわたしも異能欲しいな。ちゃんと面白い異世界もの月が導く異世界道中 木野コトラ あずみ圭名無しまたよくある異世界ものでしょー、と思っていたらかなりの良作でした! 主人公の高校生男子が両親の契約で仕方なく異世界に連れていかれたら、とある理由からその世界の女神に嫌われて世界の果てに放置されて過酷な環境から這い上がっていく異世界ファンタジー! https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/48000051 アニメ化棚にあってなんとなく手に取って読んでみると少しずつ、 「へぇー、意外に面白いじゃん」 「ほうほう、次どうなるんだ?」 「おいおい、ヤバイじゃん!どうなっちゃうんだ!?早く先を見せてくれ!」 と感想が変化していきました。 特に最新の8巻~9巻の展開は本当に先が読めなくて夢中になって読んでしまったほど! お約束のフィジカルや能力がチートな主人公ではあるのですが、女神によって酷い目にあったことや、現実の家族の身代わりとなって自ら嫌々やってきたことなどもあり、それくらいチートでもいいよなという気持ちにしてくれるのがよかったですね。 強さの理由も裏付けがあってとてもいいです。 コミカルなノリと堅実な話運び、お約束のハーレム(?)と、それでも手を出さない理由もしっかりしてますし、「勇者になる」「魔王を倒す」わけではない珍道中も面白いですね。 さらに言えば、主人公が巻き込まれ体質ながら、ちゃんと自分自分と自己中な動きをせずに周囲を助けたり、そのための共同体運営や隠れ蓑と運営資金のための商人としての活動など複合的に面白くなっていきます。 原作としての話の面白さもありますが、アクションシーンや和風な衣装や設定など視覚的にも面白いのでいい漫画化ですね。 主人子の心の起伏も黒い部分もちゃんと出ていたり、清廉潔白超人じゃないのが人間らしくていいです。 なんでもあり、俺TUEEEにならず、見た目や言葉の問題についても上手く処理してる印象があります。 ただ序盤の話で、主人公の見た目が悪くて美男美女ばかりの弓道部で浮いてるとか、そういった見た目のいじりがきつく感じたのは、ここ数年の時代の流れでしょうね。 原作が書かれたときは全然OKだったと思うのでしょうがないのかなと。 気になってアニメ1話確認してみると、女神のひどさを強調する意味で言われる「ブサイク」という言葉以外は大部分カットされていて見やすくなっていたのでナイス判断だなと思いました。 それでも、ファンタジー世界に入ってからはこの顔がブサイクというより亜人よりの顔として言われたり、そっちの設定としての言い方になっている感じがあるのでマイルドに感じて、ストーリー的な部分だから全然問題なく感じました。 総合的にはとても面白く、思わず「アルファポリス」のアプリを落として単行本未収録の最新話まで追ってしまいました。祖国の青空を目に焼き付けてこの世を去ったフィリピンの英雄ホセ・リサール【単行本版】 今野涼 松井孝浩たか世界史で習う独立運動の英雄の1人だけどその詳しい生涯は知らなかったホセ・リサール。こんな圧倒的な存在だったんですね。 リサールが銃殺される処刑シーンから始まる第1話で一気に引き込まれました。 これだけの人物の生涯を10話に収め、かつ面白く魅せる物語構成の手腕がすごい。 重厚なストーリーを語るのにふさわしい、緻密で熱量のある絵がまた素晴らしくて惚れ惚れしてしまう。 300年にわたるスペイン支配からの独立を懸命に目指している19世紀フィリピンの革命の志士と民衆の姿に心を打たれる一方で、このあと史実ではアメリカと日本の手が及ぶんだよな……と考えてしまい切なくなりました。 この作品はテーマがテーマだけに、英語版も作られていた(はず)のでぜひ読み比べてしてみたい。 マンガ偉人伝として小中高の図書室に置いてほしい一冊です。 「1人で飯喰うだけ漫画」の始祖孤独のグルメ 谷口ジロー 久住昌之名無し谷口ジローも孤独のグルメも巨匠&名作なのに1作品も読んだことなかったのでまずはこれから読んだ。 第1話読んで、マジのガチでおっさんが全く知らん店に飛び込んでいろいろ考えながら飯食うだけの話で拍子抜けしてしまった。 でもこの今じゃ山ほどあってもはやスタンダードになったスタイルを四半世紀前に生み出したというのが凄まじいんですよね。(アイデアを出した編集さんすごい) そしてデジタル作画の写真加工に慣れすぎたせいでスルーしそうになったけど、これが全部手描きという……。本当に途方もない超画力……。 読んでて「うぉォン」とか「こういうんでいいんだよこういうので」とか「あ、ネットミームで習ったところだ!」の連続で感動。 回転寿司のあと、一服しながらおばさんの家庭を考えるシーンが一番好きだった。 煙草といえば……あまり作中の時代を考えずに読んでたら、新幹線シュウマイ弁当食い終わったあとおもむろに吸い出して硬直してしまった。けど奥付見たら1995年に掲載された号で納得。そのあと店先に並んだガラケー(PHS?)に驚くシーンもあって時代を感じた。 作中の店で、2021年まで残ってる店はあるのか……。 知りたいのと同じくらい知りたくない。女の子が超カワイイしカッコいい!近未来SFアクション!!BABY. 常勝書肆喫茶mori店主台湾の2011年第二回金漫賞(ゴールデンコミック賞)受賞作。 近未来SFアクション作品!! めちゃくちゃ面白いです! 感染すると「機人」化し人を襲う謎の生命体「BABY」によって人類が絶滅しかけた近未来。 機人化をまぬがれた主人公エレットラ。 謎の少女アリス。 果たしてBABYとは何なのか…?! メカメカしい近未来ものや美少女アクションが好きなら絶対ハマります! とりあえず女の子がカワイイしカッコいい!(正義!!) 全5巻のようですがプロローグ的な1巻しか翻訳されていない模様…。 続刊を翻訳してほしい作品! それにしても謎の生命体「BABY」。 弐瓶勉の『人形の国』に出てきそうな造形…。念ずれば通ずを地で行くパパはゲーム実況者 トラちん ガッチマン六文銭もう10年以上も前になるが、「ニコニコ動画」が違法動画ばかりから、徐々に市民権を獲得しはじめたころ、彗星のごとく現れた(と自分は感じた)「ゲーム実況」というジャンル。 海外ではもっと前にあったようだが、日本では権利まわりの関係のせいか、そういった動画は珍しく、当時の自分は夢中になって観ていた。 元々ゲームが好きだったこともそうだが、何よりも 「友人の隣で、ゲームをみている感覚」 は、不思議と面白く、特にEDを迎えた時などは、得も言われぬ高揚感があった。 その魅力にとりつかれ、学生時代、ずっと観ていたような気がする。 当時活躍していた人は、今となっては、引退だの失踪など見る陰もなく、浮き沈みの激しいインターネット界の闇を感じるのだが、 そんな中でも未だに前線で活躍されているのが、そう本作の主人公「ガッチマン」さんだ。 「ガッチマン」さん。 もはや、さん、づけだ。 私は昔から好きで。今も好きだ。 そして、今も続けていることに驚きとともに感動している。 今でこそ、youtubeなどで、ゲーム実況はお金が稼げるようだが、 10年以上前は、そんなの夢のような話だった。 せいぜいニコニコ動画が公式で、ゲーム会社から許諾をもらって宣伝でやる程度の仕事ぐらいしかなかった。 それも月1回あるかないかだ。 ニコニコにはyoutubeのような収益システムもなかったし。 プロゲーマーでもない、ただの素人が、ゲームやっているのを垂れ流しているのがお金になるなど誰も想像していなかったと思う。 自分も思っていた。 そんな状況だった上に、ニコニコが脂ぎった若者しかいないなかで、「ガッチマン」さん(敬称を外せないレベルで尊敬しているので読みにくくてもご容赦ください)は、彼らよりもひとまわりくらい年上で、しかも妻子持ちという、これまた色々ヤバい感じが当時からしていた。 端的にいって、 「食べて行けているのだろうか・・・」 と、大きなお世話ながら、1ファンとして心配していた。 何なら ゲーム実況なんて、若気の至りでやることだろ。 いい年した大人がやることじゃねーだろ、とも思っていた。(失礼) それでも、定期的に動画を上げる「ガッチマン」さんを陰ながらずっと応援していたし、少しでも貢献できればとクッズなんかも買った記憶がある。 それが10年経った今どうだろうか? バリバリ稼いでいる。 何なら、もうサラリーマンの生涯年収より稼いでいるのではないだろうか。 その姿に、嬉しさとともに、純粋に尊敬しているのだ。 念ずれば通ず。 意思あるところに道はあり、なのだ。 本作は、その裏側を奥さんである「トラちん」さんが描いている。 ゲーム実況一本でいくには、やはり色々葛藤や苦労があったようで、そこらへんも描かれているのが、ファンとしてはたまらない。 どれも成功したからギャグにして軽々しく言えることなのだろうが、 自分は「ガッチマン」さんが毎日のように動画を上げている、努力している様を知っているだけに、その重さを感じずにはいられないのだ。 ゲーム実況とはなんぞやという方、 youtuberのような若いノリについていけないが、ゲームが好きな方 本作も、動画もそんな人におすすめしたいです。 ■動画も貼っておきます https://www.youtube.com/user/Gatchman666 たんたんと、丁寧にクリアしていき、変に抑揚のない展開は疲れず、むしろ観ていて気持ちいいです。 飽きもせず定期的にちゃんと動画を上げる職人っぽさにも惚れます。 その裏側の努力も、本作では伝えてくれるので、よりファンになれると思います。 好きなことを思いっきり続けていれば、必ず道はひらける とリアルで教えてくれたと勝手に解釈して、いつも元気をもらっています。 文化系熱中!甲子園 #推しを3行で推す写真甲子園 シャッターガール moment 桐木憲一 MUGENUPあうしぃ@カワイイマンガ①夏と言えば甲子園!写真の全国大会「写真甲子園」に島の分校の写真部が挑む! ②北海道の広大な風景の中でままならぬ写真部の必死さ、審査の手厳しさなど熱い! ③写真のセオリーなど勉強になる反面、セオリーに閉じ籠らない事の大切さも描かれる。 #マンバ読書会 #最高の夏 #推しを3行で推す ★お暇なら★ 原作者の桐木憲一先生は『東京シャッターガール』でも写真甲子園を取材されている。とにかく慌ただしく厳しい写真甲子園は読んでいてハラハラするし、高校生らしい写真の完成度や様々な拙さがリアル。「普通の人でいいのに!」の冬野さんのデビュー作マッチングアプリで会った人だろ! 冬野梅子名無しあらすじ/30代の主人公の女性がマッチングアプリで彼氏を作ろうと奮闘するもなかなかうまくいかないのであった。世の中はきびしい 感想/リアルかつ尋常でない濃さにおののく。マッチングアプリ怖すぎだろ。なんだこの地獄!? 変なやつばっかりの魑魅魍魎の地ではないか 戸川純のライブに行った話でなんとなく親近感を覚える 「好き好き大好き」いい曲だよね〜 なんかあんままとまってない感想ですがとりあえず覚え書き 自意識の泥沼にはまっていきましょう フフフ不思議なポッケで叶えてくれるってあれじゃんおっきいポッケのおねえさん 今村洋子名無し教育ママのもと、毎日お稽古に家庭教師にいそがしい小学1年生のやっこちゃんが、何でも出てくる不思議なポッケを持っているお姉さんにであい、お姉さんが住み込みのお手伝いさん兼家庭教師になってくれるお話。 ど・・・ド○えもんじゃん!! 調べてみたら連載時期はこちらが2年早いもよう。 さすが学年誌だけあってけっこう教訓的・・・でも同時に女の子の夢を叶えてくれるような素敵なテーマのお話揃い。 ママが普段から和服だったり、お家にはアップライトのピアノがあったり。やっこちゃんが来てる服やお家のインテリアとかから60年代の空気が伝わってくる。豊かな暮らししてるなあとしみじみしてしまった。 可愛し面白いオチビサン 安野モヨコサミアドオチビさん達の可愛さがオメガMaxなのは見て解ると思いますが、漫画として見ても面白いです。 四季や自然を感じる話も好きですが、オチビさんが浮き輪で沖に出て夜中にヘリで捜索される話(セリフ無しのサイレント漫画)とか、ギャグ回では笑えます! ほっこり息をつきたい時に、ちょっと笑顔になれる作品です。オススメです!太鼓の音で大地割りたいよねわななきの義兄【単行本版】 窓ハルカ野愛読み終わっていちばん最初に思ったことは、裸鬼太鼓やりたい!でした。Amazonで和太鼓のバチ見ちゃったもんな。 愛する夫と娘と暮らす家に義理の兄を住まわせることになったんだけど、義兄はロリコンのオタクでなんだか怖いかも…。 という、インスタとかでよく見かける家庭内トラブル漫画を装った面白裸鬼太鼓漫画でした。 最終的に悪い人はいないし、家族仲良く裸鬼太鼓を叩けばNTR疑惑も浮気疑惑もどうでもよくなるというライフハックも得られる素敵な漫画です。人間観察力がすごいセイシュンの食卓 蔵出しBEST たけだみりこstarstarstarstarstarひさぴよ料理レシピ本として知られてるが、実は料理よりも記憶に残っているのは、漫画に登場する人物たちの何気ない人間模様の方だったりする。老若男女、人それぞれの生活の中から、つい苦笑いしてしまうような瞬間を垣間見せてくれる。セリフの一つ一つから、人間観察力の凄さを大人になればなるほど感じるのでした。 心を持たない連続殺人鬼「脳男」をめぐ…脳男 外薗昌也 首藤瓜於名無し心を持たない連続殺人鬼「脳男」をめぐるサスペンス・アクション。原作未読ながら、コミカライズが外薗昌也というのは最適だと思える内容だった。代表作「犬神」のように、人を超越した存在がいて、純粋で真っ直ぐな人物と出会って心を開いてくみたいな関係を描くのが上手い。脳男と女医さんの会話シーンは全部好き。1巻で終わりなのがちょっと勿体ない。2巻くらいの長さにしてればもっと面白くなってた気がする。 男の子×男の子?変 奥浩哉starstarstarstarstar_borderかしこ身長2mのイケメン男子高校生・鈴木一郎が、女の子みたいに可愛い同級生の男の子・佐藤ゆうきに恋しちゃうラブコメ。1巻から面白かった。マジで一瞬で読み終わった。佐藤が可愛くてたまんないし、鈴木が佐藤に異常にメロメロで変な言動ばっかりしてるから何やっても面白くて笑ってばかりだった。ただ最終回があまりにも呆気なく終わるのにはびっくりした。だから次作の「HEN」にも出てきて大団円的なエンディングを迎えるのかぁと納得した。やっぱり両方とも読まないとダメなやつだったんだ。 連載前の読み切りも収録されてて「変」と「HEN」の元になった作品もあった。奥先生が山本直樹先生のアシスタントをしていたことは知ってたけど、超初期の作品は大友克洋っぽいのは知らなかった。デビュー時からこんなに絵が上手いなんて…!どの作品もタイトルが漢字一文字(「糸」とか「缶」とか)なのがまたカッコいいです。ハイテンショントンチキギャグエロファンタジーだったやるっきゃ騎士 みやすのんき野愛倫理とか常識という言葉が存在しない世界だ!!!すごい!!!エロいとかエロくないとかどうでもいい!!! 昔はこういうのもOKだったんだね〜って話で片付けてはいけない。いついかなる時代だって明らかにおかしい世界が描かれているので、逆にいついかなる時代にも受け入れられる気がする。 終始パンツ脱がせ合い戦争みたいなことしてるのに、いつのまにか静香と豪介イチャイチャしてるしみんなハッピーならなんでもいいよね!最高!っていう気分になる。 とりあえず1巻を読み終えてみたところ、よくわかんないけど面白かった!と脳が判断しました。初めて男塾読んだときと同じ感覚。 へー実写化されてるんだ、と思って調べたら…豪介役が中村倫也!?まじ? ややずぼら優勢な #1巻応援ずぼら先輩とまじめちゃん 東385あうしぃ@カワイイマンガいい加減な人が羨ましい。あなたこれちゃんとしてるの誰だか分かってる?と言いつつ憎めなくて何かと手を貸してしまう……そんな関係性をこの作品では、コミカルに楽しく描いています。 同じ会社の新卒・まじめちゃんと三年目のずぼら先輩。ずぼら先輩はとにかくだらしなくて、隣の部屋に住むまじめちゃんは何とか先輩をきちんとさせるべく、奮闘する。 百合マンガで例えると『2DK、Gペン、目覚まし時計。』の、奈々美ちゃんがかえちゃんを甲斐甲斐しくお世話するシーンだけをギュッと詰め込んだ感じ。ずぼら先輩に洗脳されつつ惹かれてしまうまじめちゃんがやや劣勢な感じですが、まじめちゃんにすっかり寄りかかり安心しているずぼら先輩の感情も愛らしい。 読む人は、どちらに感情移入するのだろう……かく言う私はまじめちゃんの気持ちが分かりつつ、部屋の中ではパンイチで過ごしたいずぼら先輩の気持ちもよく分かる、複雑な百合男子心なのでした。 (百合マンガだと『社畜さんと家出少女』とかも近い感じです)女の子×女の子HEN 奥浩哉かしこモデル業もこなす超絶美人だけど性格が悪い女子高生・吉田ちずるが、小動物のように可憐な転校生・山田あずみに恋しちゃうラブコメ。3巻くらいから面白くなってきてそこからは一気でした。何でもあり!な展開が楽しかったです。でもクライマックスで前作「変」のキャラクター達が当たり前のようにストーリーに合流してくるので、読む順番を間違えたことを後悔しました…。読んでなくても面白かったけど、これを読んだら「変」を読まずにはいられないと思います。<<6263646566>>
空海、ダーウィン、チンギス・ハーンなど、世界的に有名になる偉人たちのまだ何者にもなっていない15歳の青春期にスポットを当てた短編集。 創作要素が強く、どちらかというと歴史ファンタジーという位置付けになると思います(表紙の羊マンなんかは完全にファンタジー。)が、しっかりと歴史を織り交ぜながら、想像力豊かにそれぞれの人生の転機となったであろうエピソードが描かれています。 特に出色なのは、少年のダーウィンと、歴史的な化石ハンター、メアリー・アニングが出会って化石掘りをする話。歴史好きにとってはめちゃくちゃロマンを感じる話じゃないでしょうか。 荻野真先生らしい、ちょっとエッチなシーンが多めなので子供が読んでも平気かと言われるとアレだけど、「15歳」だったら、まず問題ないはず。