強大な魔物が巣喰う『禁忌の森底』で育った天涯孤独のジード。魔物と戦いそれを喰らう地獄のような日々を生き延びる。やがて10年の時を経て、森から脱出するも腐敗した王国騎士団に罪人として囚われ、理不尽な命令に耐え忍ぶ奴隷生活に陥っていた。ところが―― 「今よりもっといい生活に興味はないか?」 ジードの実力を見抜いた王都のギルドマスターから冒険者にスカウトされてしまい――!? 地獄を生き抜く中で身に付けた規格外の力が運命を変える!! 元奴隷が外道なエリートや権力者をブッ飛ばす最強サクセスファンタジー開幕!
病弱で引っ込み思案な王女リデルは、才覚に溢れた騎士オスカーに恋をし晴れて夫婦となる。しかし、偶然この結婚はオスカーが望んでいない婚姻と知ってしまい、希望に満ちていたはずの夫婦生活は空回り、二人の心はすれ違っていく。そして、追い打ちをかけるように悲劇がリデルを襲い、命を落としてしまう。だが、二人の物語はそこで終わりにならなかった――。“はずれ姫”と蔑まれた元王女と“氷の騎士”と謳われた青年伯爵。これは、不器用な二人が時を越えて紡ぐ、恋の物語。
将来を嘱望されていた最年少のAランク冒険者カイゼルは 自分のミスで守るべき村をドラゴンに焼き尽くされてしまう……。絶望の淵に立たされた彼が、焼け野原で見つけたのが村の唯一の生き残りである――3人の赤ん坊だった。希望の光に満ちた赤ん坊を胸に、カイゼルは誓う。「この子たちは、俺が立派に育て幸せにしてみせる!」 時は経ち、娘たちは彼の尽力の甲斐もあり立派に成長を遂げ、剣技に、経営に、魔法に、稀有な才能を花開かせようとしていた。だけど、困ったことが1つだけ……。優秀過ぎる娘たちが父・カイゼルを大好き過ぎて――!? 父親と可愛い娘たちが紡ぐ最強父娘ファンタジー、開幕!
誰にも負けない、うんと強い騎士になる―― 騎士を目指す貴族の子弟ロサ=スカーラエは、名門と名高い 『錠の城』へとやってきた。立派な騎士となり、故郷の「梯子の城」に戻るため。だが、クラウストラ城でロサに与えられる仕事は給仕や馬の世話など下働きばかり。騎士達が行う剣の訓練に憧れが募る日々だったが、下働きにこそ、騎士が身に着けるべき知識や教養、礼儀作法が詰まっていることに気付く。騎士叙勲への道は、イメージとは裏腹に華やかなことばかりではない―― 地道に、真摯に、少しずつ『錠の城』で様々な出会いや経験を積み重ね叙勲を目指す騎士見習いの成長譚、開幕。
ハジメとユエのドタバタ学園ライフ、開幕! ユエが先生で、シアが同級生に!!? おなじみの『ありふれた』キャラたちが舞台を“魔法学園”に移して大暴れ! ハジメはユエ先生に入学式で出会って一秒でプロポーズしたかと思えば、ティオ理事長はお仕置きをおねだりするし、香織は生徒会引退表明とトラブル続出……!? 『ありふれた職業で世界最強』 学園スピンオフコメディ、ここに開校!
英雄だった亡き祖父との誓いを果たすべく“最強の探索者<シーカー>”を志す少年ノエル。しかし彼に発現したジョブは【話術士】――戦闘能力は最弱の支援職だった。「俺一人では最強を掴めない」そう悟ったノエルは、不屈の精神と知略を以て“強者”を従え操ることに活路を見出す。周りに集った探索者<シーカー>を容赦なく手駒にする彼の冷酷なやり方は、見知らぬ者からすれば“悪”そのもの。だが、ノエルは躊躇うことはなかった。ただ己の野望のために。“話術士”の少年が、強者を操り最強へと君臨するバトルファンタジー第一幕。
社畜リーマン・松友裕二が残業後マンションに帰ると、家の鍵を無くし立ち尽くす早乙女ミオの姿があった。呆然としたミオが余りに不憫になった松友はベランダから彼女の部屋へ入り、鍵を開けることに成功―― 「おかえりなさい。今日は大変でしたね」 彼女を迎え入れた、その何気ない一言が仕事は有能だけどポンコツな美人OLの心を捉え……!? 「私が月30万であなたを雇います!」 衝撃の提案からミオは迅速に動き、彼の転職を実現させてしまう。松友の新たな仕事は、帰宅したミオに「おかえり」ということ。これは元・社畜と“隣のお姉さん”の織り成す物語。
史上最年少の騎士・アルタの正体は、伝説の《剣聖》の生まれ変わりだった。前世で剣の道を極めたことで燃え尽きた少年は何にも熱くなれない二度目の人生を送っていた。ある日、次期国王候補の少女・イリスの護衛任務を命じられ、彼女が通う学園に剣術講師として潜入することに。彼のあまりに幼すぎる風貌に、戸惑いを隠せない生徒たちをその剣の冴えで軽くあしらうアルタだったが―― 「先生。私と、本気で戦ってください」 当代の《剣聖姫》と謳われるイリスが元《剣聖》に挑みかかる! これは《剣聖》という名が繋ぐ少年と少女、二人の物語。
最強パーティー『銀翼の大隊』を料理番として支えていたデニスは卓越した人望と実力が故に、隊長の不興を買い追放されてしまう。居場所を失ったデニスが、新たに選んだ道は“料理人”だった――「冒険者としては終わったが 料理人としての人生は始まったばかりだ」そして、同じく自分の居場所から追放され絶望していた少女アトリエと共に、念願だった自分の食堂を開店する! ここは『冒険者食堂』――クセ者揃いの客たちも、至高の料理スキルで忽ち魅了。さらに、持ち前の腕っぷしでお悩みまでも一掃します!!
暴食妃の剣
冒険者の荷物持ち《運び屋》として日銭稼ぎをするディーン。いつも通りロクでもない冒険者と魔迷宮に潜り、汚れ仕事をし安い報酬を得て、帰って寝るだけのはず……が、その日は違った。判断ミスで魔物に包囲された冒険者たちは彼を“囮”にして逃亡。取り残されたディーンの選択肢は“死”を受け入れるのみ……。だが、絶望の淵で惨めな運命を一変させる出逢いを果たす! 「のぅディーンよ。妾の力を信じろ」魔迷宮の穴の底で待っていたのは暴食妃・ベルゼビュート すべての力を喰らう能力を持つ最強の悪魔だった――。英雄を夢見た男が暴食妃と新たに紡ぐ冒険譚、開幕!!
――お帰り、相川渦波――見覚えのない回廊で目覚めた少年・相川渦波は、訳もわからぬまま魔物との戦闘に巻き込まれてしまう。謎のスキル[???]の暴走で命からがら難を逃れた彼は、魔物から受けた毒を不思議な少女・ラスティアラに魔法で癒してもらう…そう、まるで“ゲーム”のように。そして何とか地上に出ると、自身が現れた場所である迷宮――その最深部が『どんな望みでも叶う』と噂されていることを知り、攻略を決意する。必ず……妹の元に戻るんだ。これは最高の素質を持つ少年が迷宮の最深部を暴き、願いを叶える物語。
幼い頃から冒険者になることを夢見ていた少年・ノート。彼が15歳の時に『贈与の儀』で得たスキルは、【地図化】――レアだが冒険には役立たない、いわゆる<外れスキル>と呼ばれるものだった。冒険者としての活躍も見込めず、やる気を失っていたノートは、幼なじみにも見限られ、失意の日々を過ごしていたのだが…… 「そのスキルを持つキミを、ボク達は必要としているんだ」最強パーティー≪到達する者≫のジンから突然の勧誘を受ける!! 最弱の少年がやがて高みに至るファンタジー成長譚、開幕。少年は、誓う。今度こそ、努力することを諦めず、足掻ききろうと。
あらすじはそのままタイトルに書いてあるので特に言うことはないのですが、パワハラ騎士団でこき使われていた主人公のジードくん(※実力は規格外)、極悪な環境にいたにも関わらず一切ひねくれてなくて見ているとなんだか泣けてくる…。 依頼をいくつこなせるかの勝負でも評価の高い高ランクの依頼でなく、低ランクゆえ放置されている依頼を「依頼者が困っているはず」と率先して引き受ける姿が素敵でした。最悪の生い立ちからこれほどまっすぐな性格に育つの、奇跡と言っていい。 そんな感じで主人公が素直なので読んでるとほっこりします。絵も気持ちのいい線がビシバシ走っていてカッコいいです。異世界系でこういう絵柄は貴重なんや…。ジードくんの幸せを願って2巻を待ちます。