週刊ヤングマガジンの感想・レビュー229件<<56789>>これで完結なのか...至福の暴対レシピ 西条真二starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男西条真二の「料理バイオレンスマンガ」というので期待して買ったが、ちょっと予想と違った。個人的には料理を使ったバイオレンスであって欲しかったが、普通のバイオレンスが多めだったのが残念。途中で物語中の経過年数が飛んだりしてどうなってたんだっけと思ってたら完結してた。 西条真二の描く料理はいつもと同じようにうまそうだった。異説・巌流島の決闘剣の鬼 永井豪 ダイナミックプロstarstarstarstarstarひさぴよやっと読みました、ヤンマガ40周年読切<我漫>の永井豪回。この作品は電子版ヤンマガには収録されていないため、紙雑誌のヤンマガ読むしか方法がなむ、コミックDAYSで購読している者としては、読む機会を奪われた状態でしたので「それなら絶対に読むものか!」と半ば不貞腐れ気味な態度でいましたが、結局読まずにはいられなかった。 ”吉川英治“史観とも言うべき従来の宮本武蔵観と異なる永井豪ならではの〈鬼〉宮本武蔵。佐々木小次郎の子孫、佐々木小太郎(女性)との決闘に至るまでの異説を交えた件がこれまた面白い。 やっぱり永井豪は凄い、この読切は永久保存しなければと思った次第でした。「どるから」ハナムラ先生の出世作?アニメ監獄学園を創った男たち 平本アキラ ハナムラmampukuタイトルそのまんまの実録マンガである。 有名なシーンだけど、ここ見て死ぬほど笑った今秋映画化される超猟奇殺人マンガミュージアム 完本 巴亮介地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。 著者が定時制高校出身らしい最後の鍋パしようぜ! 福園名無し童顔の教師が担任で、色んな事情を持った老若男女の生徒たちが集う定時制高校のクラスって設定はかなり好き!ただ短いから仕方ないけどもう少し各キャラの人となりが知りたかったな〜。今こそ栄光を掴みに行く! 熱きジジイたちの陸上物語!マスターズ・ハイ 岡本圭一郎たか※ネタバレを含むクチコミです。今敏の連載デビュー作海帰線 今敏名無し漫画家としての今敏ってちばてつや賞を受賞してヤンマガで連載してたんですね。アニメ監督としてのイメージが強いのでなんかピンとこないですが、漫画家としても優秀な人だったのは間違いないです。大友克洋っぽさがありますが、インタビューを読むと第1話は「AKIRA」のアシスタントをしながら描いていたらしいです。女の子は今敏の方が可愛いですね。師弟関係とその後の活躍を抜きにしても「海帰線」は全1巻の作品として面白いと思いました。 人妻が元カレと寝る話pm7:20 オガワサラ名無し人妻が元カレに嘘をつきながら身体を重ねるだけの漫画。内容はシンプルにそれだけで、人妻の視点で感情と雰囲気を大事に描かれているのが印象的だった。 https://twitter.com/ym_shiraki/status/1295048583188643840?s=20同級生(ヤンマガ)へのラブレターDKS40 押切蓮介名無し押切蓮介40歳。ヤングマガジンも40歳。…ということで、押切先生が高校時代から現在までの同級生(ヤンマガ)との関係について描いた読切。 18のときには彼女に恋をしていて、6年間ラブレター(原稿)を描き続けようやく恋が実り交際(連載)開始。徐々にヤンマガ以外の女とも付き合うようになり、途中でスクエニちゃんとともに書類送検…と、押切先生のヒストリーが語られます。 最後のページで初恋の憧れの女・ヤンマガの胸に抱かれるシーンはかなりバブみが深い。これがヤンマガか…。 「でろでろのおかげで意識して可愛いものを描くようになった」という話が面白かったです。 https://yanmaga.jp/columns/articles/53性の祭典 2020 in 甲府匿名の彼女たち(読切) 五十嵐健三名無し長年、ヤンマガに風俗情報を提供してきた「匿名の彼女たち」。ヤンマガ40周年企画で一夜限りの復活読切というハレの場なのに、内容は「匿名の彼女たち」でいつもやってる風俗レポと変わりなかった(笑)ヤンマガを長年読んできた者としては、妙な思い出語りマンガを見せられるより良かったかも。この甲府風俗ルポ編、たぶん単行本未収録になる話だと思うのでファンは保存しておいた方がいいと思う。 ヒミズについて語ろうヒミズ 古谷実地獄の田中終盤の「悪いやつがいない」がすごかったヤンマガと20万と妻僕の小規模な先行投資 福満しげゆき名無しちょっと最後、なんかの広告みたいになっていたけど笑 作者と後の妻が結婚するのに、ヤンマガの賞金20万円が大きく関係していたとは。単純にいい話だなと思いました。 しかし、そうか、ガロって原稿料ないんだな…アックスはちゃんとあったんだろうか?ヤンマガ愛が凄い!ボクの青春ヤングマガジン 柳内大樹名無し柳内先生の学生時代から、デビューするまでを描いた自伝的な読切漫画。20pとは思えないほど濃い内容で、80年代後期以降のヤンマガ作品からどれだけ影響を受けてきたか、とても伝わってくる内容でした。次から次へと出てくる昔のヤンマガの名作の多さにあらためて吃驚。自分は稲中世代なので、ビーバップハイスクールとか、世代の違いで印象が異なる所があるかもしれないですね。セブン☆スター第2部「SEVEN☆STAR MEN SOUL」の人気がイマイチだったという裏話は少しショック。あんなにカッコいい漫画なのに…なぜだ…。第3部の「セブン☆スターJT」に期待してます。 普通ではない、普通になれない人間の物語ヒミズ 古谷実六文銭小生「稲中」も読んだことない勢だったので、 本作が世にいう「今までの古谷実とは違う」というのを先入観もなく読んだ。 そんで、読んだ感想だが、率直に言うとよくわからなかった。 主人公・住田が結局何をしたいのかわからず、周囲の人間、女子中学生・茶沢がなぜ彼に好意をよせ、友人・夜野はなぜ彼に尽くすのか、時折でる主人公にしか見えない化け物は何を象徴しているのか?など不明なまま4巻駆け抜けた。 自分の読解力がないだけかもですが…。 ただ登場人物たちの、何気ない瞬間にわきおこる殺意や欲の吐き出し方は、すごく唐突でこの表現には驚いた。 こういうのは衝動的で、細かい動機なんてないのか?と考えると、妙にリアルだと思う。 普通ではない、普通になれない少年・住田のどこまでも救いがない悲哀に満ちた物語。 なんとなくわからなかったが、読後もひっかかかるものがずっとあるので、時間をあけて何回か読み直したくなる魅力があると思います。これがちばてつや賞 大賞の実力!DESERVE TO LIVE わらいガため名無し今週のヤンマガに載っていたのをたまたま読んだだけですが、読みはじめて一瞬で夢中になって最後まで読み切れました。「これがちばてつや賞で大賞を取る実力か…」と鳥肌が立つ思いです。 「命の大切さ」という、言葉にすれば簡単だけど、それってどういうことなのかを漫画として最高なかたちで伝えている作品だと思います。 1人でも多くの人に読んでほしい。AV所持が禁止されると人はどうなるのかレモンエロウ(読切) 古町名無し読み始め、まず見過ごせない部分としては、吹き出しの描き方。対象のキャラに向けて矢印が伸びている。どういう意図があるのが気になるが、2ページ目からは内容のほうが気になってしまった。 AVの所持や譲渡、売買が法律で禁止された日本を舞台に、フリーターの青年2人のうち片方の稲井くんが、AV所持を打ち明ける。 運悪くあっさり警察にバレてしまい、家族同然に大切にしていたラブドールも処分されてしまう。そうしてエロ魂に火がついてしまった稲井。そしてエロに対する情熱が向かう先には予想外の展開が。 ところどころ出てくるAVタイトルのパロディセンスが絶妙に古くて秀逸。 野球拳こそとっくに風化されたエロ文化だと思っていたが、まだ生きていたとは驚き。「稲井」という名前はあのシーンのためだけに付けたのだろうかと想像してしまう。 2人の見分けがつかなくて、どっち?となることが多かったけど。 ある人にはくだらないことだけど、ある人には情熱を注げる大事な物ってあると思うのですが、そういう人の熱みたいのが伝わるものを描ける人はすごいと思います。 本当にやり過ぎているやりすぎコンパニオンとアタシ物語 平本アキラ名無し主人公は新人の温泉コンパニオン。かなりのドジっ子なのでラッキースケベ的な見せ場もたくさんあるのですが、温泉水をガブ飲みするとヒーローに変身する能力に開眼してからはもっとすごいです。なんかもうアウトなんじゃないか?と思う位やり過ぎています。鬼かわいい!!体育館の裏の裏 加藤文孝名無し告白シチュエーションでど定番の「体育館の裏」に、更に「裏」があったという展開なんですが、その「裏」の世界観に度肝抜かれました。 日常に唐突に現れるファンタジー感、例えるなら「千と千尋の神隠し」的な、怖いけどワクワクするあの感覚に近い気がします。 だけどオチはくすっと笑えて、タイトルの通り鬼かわいい。お父さんに会った時の話も読みたいです。笑遅刻魔チコちゃんチコクマちゃん 佐世保太郎名無しいいなあ〜。チコちゃんのキャラデザがものすごく好みです。 名前の通り厳しそうな先生がチコちゃんに見事に振り回されてるのが微笑ましい。またチコちゃんに会いたい。 アルコール依存の反面教師的な鹿の話 膕ひかこ名無しこのアイデアを思いついて漫画として描こう!と思ったのがそもそもすごいな、と。オチはまったく予想できなかったので驚きでした。でも離婚した元夫婦としてこれ以上ない良い終わり方なんじゃないでしょうか…本格的なバドミントン漫画やまとの羽根 咲香里名無し本格的なバトミントン漫画です。経験者しかわからないバドミントンの奥深さがしっかり表現されていると思います。主人公・大和のライバルである沢本翔という、天才バドミントンプレイヤーの存在も素晴らしい。燃え上がる情熱!みたいなエネルギーを感じる作品です。幽体離脱って夢があるよねユウタイノヴァ 押見修造さいろく明晰夢とか幽体離脱とか、欲望に忠実な妄想のようなものが昔はよく話題になったもので(実際にできる人もいるらしいですが)今で言う異世界転生に近い憧れを持った中学生がいっぱいいたのではないだろうか。 オカルト関連でも多くの先人達が実現しようと色々試してたのが2chでも話題になっていた。私はどうせ自分は上手くできなかろうと思っていたし、半信半疑どころか全く信じていなかったので試したことはないんだけど。 押見修造センセーは惡の華で一躍有名になったが、 漂流ネットカフェ ぼくは麻理のなか ハピネス などを代表とした欲望の具現化とその末路を描くような作品が多い。 本作「ユウタイノヴァ」はその兆候がとてもハッキリ出ていて、こういう発想から漫画を起こせるのはすごいなと関心できる。 主人公が情けない感じなのもご自身の分身を描いているからなのだろう(※勝手な想像です) ちばてつや賞受賞高校生作家の新作読み切り許されざる者〜とろける極上牧場プリン〜 里中翔名無しちばてつや賞受賞作「誰が為にブザーは鳴る」が記憶に新しい、高校生作家(この春卒業らしい)の新作読み切りは、前作のチャレンジングな表現とはまた違いほっこりプリン漫画です。 「普段なら絶対に買わないちょっとお高めのプリンを買ってしまった自分」と向き合いすぎてめんどくさい子になっちゃてる主人公が可愛すぎます。これぞ大友克洋!AKIRA 大友克洋Pこれぞ大友克洋!というモノに触れられます。大人から子供まで、まだ読んだコトのない人はオススメです。SFアクション好きにはたまらない一作です。<<56789>>
西条真二の「料理バイオレンスマンガ」というので期待して買ったが、ちょっと予想と違った。個人的には料理を使ったバイオレンスであって欲しかったが、普通のバイオレンスが多めだったのが残念。途中で物語中の経過年数が飛んだりしてどうなってたんだっけと思ってたら完結してた。 西条真二の描く料理はいつもと同じようにうまそうだった。