週刊ヤングマガジンの感想・レビュー229件<<45678>>死体の掃除屋とヤクザを抜けたい殺し屋 #読切応援波上の鱗 大山満千nyae※ネタバレを含むクチコミです。ホラー✕ギャグの新境地でろでろ 押切蓮介六文銭ホラーにギャグを融合させた快作。 主人公は血圧高めの喧嘩っぱやい中学生・耳雄。 超ド級のシスコンというおまけつき。 重度の霊感体質なせいで、ふとした瞬間に彼の周りには幽霊や妖怪がはびこってます。 が、あまり怖くないので安心してお読みください。 殴れます。なんなら、頭突きだってできます。 もう、何でもあり。 また本作の妖怪はすべて作者のオリジナルなのですが、 どこか滑稽で、しょうもなくて好きです。 例えば、飼い犬に嫉妬して犬小屋を奪う「犬小屋婆」とか。 スナック菓子を開けようとすると破裂して飛び散らせる「ビビリダマ」とか。 ・・・絶妙に地味な嫌がらせが多く、 それらを特にひねることもなく腕力(物理)で解決していく展開は爽快の一言です。 スカッとした笑いを求めている方におすすめしたい作品です。宝塚を受験しようとする女の子すみれの花咲く頃 松本剛starstarstarstarstarかしこ高校の同じクラスに誰にも応援されないまま宝塚を受験しようとしてる女の子がいるんだけど、主人公の男の子だけは味方になってくれるという全5話のお話がメインの短編集。両親はただ受験することすら大反対だし、他のクラスメイトにはバカにされるし、逆風しかないのに諦めない女の子の気持ちにも胸が打たれますが、主人公の応援の仕方がそんなに格好いい訳じゃないのがすごくいいんですよね!不器用なんだけど優しさが伝わってきて女の子は何より嬉しかったと思う。他の短編もどれも心温まる話ばかりでよかった。今ちょうどこういうのが読みたかったんです。私は「ロッタレイン」の作風よりこっちの方が好きかも。オリンピックのロゴはこれで決まりAKIRA 大友克洋pakiraだな! これこそ安達哲の最高傑作では?幸せのひこうき雲 安達哲starstarstarstarstarかしこここ数ヶ月で「バカ姉弟」以外の単行本化されてる安達哲作品をほとんど読んできたけど、ダントツで「幸せのひこうき雲」がよかった…。世間的な代表作は「さくらの唄」「お天気お姉さん」かもしれないけど、この2つの後に描かれただけあって、漫画家・安達哲にとっての到達点のような最高傑作だった。超簡単にあらすじを説明するとサディスティックな女教師におもちゃにされる少年の話なので、現代の価値観でいうと連載するのも難しいだろうし、こういうのを読むのも嫌な人もたくさんいるだろうけど、まさにファム・ファタールって感じでオチも含めて圧倒されます。考えてみると「キラキラ!」みたいなラブコメを描いていた頃から、安達哲にとって女の光と闇がテーマの1つなのかもしれないと思った。正直にいうと「バカ姉弟」は興味がなかったけど、「幸せのひこうき雲」があまりにもよすぎて、この後にどんな作品を描いてるのか気になってしょうがなくなってきた。主人公がちょっと羨ましいりり 押見修造名無し※ネタバレを含むクチコミです。今でも続きを待ってる青龍<ブルードラゴン> 木内一雅 八坂考訓starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男満州を舞台にした漫画なんだけどジャンルとしては歴史/SF漫画になるのかな。古代中国の話から俺の好きな馬賊が絡んだりしてすごい好き。 第1部終了してだいぶ経つけどいまだに続きを待ってる。 横山光輝の狼の星座と言いこの系統の漫画はなんでか好き 村田ひろゆき氏、入魂の一作ドクター早乙女 村田ひろゆきピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。んあぁあー 浅野いにおだーラブカ 浅野いにおさいろく読切でも載ってたら買う、そう決めているので買って読んだです。 1回読み終わってから「あ、そうか」ってなって2回目読んでみると感想が変わるやつですね。 コロナ早く終わんないかなーコロナに良いようにも悪いようにも振り回される若者たちラブカ 浅野いにお名無し※ネタバレを含むクチコミです。 これは大賞だわ美人は3日では飽きない。 石田ゆう名無し地味なフリーター男(25歳・大学中退)と就活中の美人という人間関係の絶妙なパワーバランスがすごく良かった。 美人に偏見を抱いたり嫌悪するのは「本当は美人の彼女が欲しいから」っていうのは真理なんじゃないかと思う。本当に美人に興味がなければ、袖にされようが高い飯奢らされようが「次行こう」で忘れて切り替えられるはず。それができずに根に持ったり偏見を持つってことはやっぱそういうことなんだろうな。 私の心の中の「小6」にギュンギュンくる高校青春白書'89GET PLEASURE! かたおかみさおたか※ネタバレを含むクチコミです。ヤンマガ40周年読切…OH MY GOD? 田中宏名無しヤンマガ40周年読切。めちゃくちゃ久しぶりに田中宏先生のマンガを読んだ。この人の作品には独特の臨場感がある。コロナ禍の広島を舞台に、ラジオの人気パーソナリティ女性とリスナーが巻き起こす騒動を描いたもの。日本を元気にしようとした読切なんだろうけど、オチが今の時代的に大丈じゃねえ笑 月面で侍が宇宙服着て抜刀!!! #読切応援デストロノート KENTANAGUMA『カラーレス』のKENT先生の読み切り!! 月でヤバい生き物が暴れ探査船が取り残されてしまう事態が発生、制圧に銃器が使えないため伝説の侍・トムラにお声がかかり…というアルマゲドン的な展開。最高。一言も喋らないまま話を進めていくトムラのキャラ造形がシブいぜ…。 月面で起きている出来事や設定についても多くは語らずという感じでしたが、クールな画面づくりと剣戟の演出が一貫していて素敵でした。いいSFを読んだ…。2巻からが面白いπニャン 東和広starstarstarstarstarひさぴよとあるきっかけにより、顔がキンタマのような見た目に変わってしまい、その代償として人間たちの心が見えるようになってしまった主人公・π(パイ)ニャン。 人(ニャン)生に疑問を抱き、この世の「真実」を見つけるための旅に出た一匹のネコの物語です。 「ユキポンのお仕事」のようなゆる〜い猫マンガに見えて、随所で哲学的な問いかけをしてくる深さがあります。 1巻は、やや導入が長くて作品のテーマが掴みづらかったのですが、2巻からはテンポ良く面白い展開が続きます。自分はその辺からハマり出しました。 さまざまな人生の悩みを抱えた人間と出会い、それぞれの心の風景を、この漫画でしか表現できない描き方をされている、唯一無二のネコ漫画だと思います。恥ずかしすぎるすれ違い!それはズルいよ先輩 びくたろ名無し共感性羞恥なのか、それが働いて、動画が再生されたのが誰もいないところで良かったね…という感想に尽きるw人前でなってたら私死んでたわ。 あとは最後のぷるぷるがかわいかったです! そこまでラブコメ要素がなかったので続編があれば期待したい。 ヤキュガミ好きだったな…ヤキュガミREBORN クロマツテツロウ 次恒一名無しアプリでヤンマガのバックナンバーを読み漁っていたらヤキュガミリボーン! ヤキュガミ好きだったなーと。 内容忘れちゃってるんですが絵が好みだったんですよね。 リボーンも野球の神様現る!て感じで。 また次作を待ってます!!超人気SF警察小説のコミカライズ機龍警察(読切) イナベカズ 月村了衛 フクダイクミ名無し実際の連載は月刊ヤングマガジンでやるみたいですけど、今週のヤンマガにひと足お先に読切りが掲載されました。 たぶん、原作を全く知らないとなにが起こってるのはほとんどわからない。けど、機甲兵装を「きもの」と呼ぶところとか、いかにもエリートの集まりという感じの特捜部が警察と仲悪いところとか、面白い要素が詰まってそう。 この一番奥に立ってる羽が生えてるロボットみたいなやつかっこいい圧倒的な説得力の近未来SF…!!行き届いた会話 江口侑輝たか※ネタバレを含むクチコミです。 野球の神様、再びヤキュガミREBORN クロマツテツロウ 次恒一名無し久々に戻ってきたヤキュガミ、やはり面白い。 主人公と神様は新キャラで新しい組み合わせだけど、神様が天才を掘り起こす展開は、いつ読んでもワクワクする。作者クロマツテツロウ氏の話作りは、その後のドラフトキングに受け継がれていると思うが、ヤキュガミはよりドラマチックで個人的に好きな作品だった。理由を置き去りにする速さベンケー さそうあきら影絵が趣味1988年、さそうあきらのデビュー作にあたるのが『ベンケー』というスポーツ漫画になります。のちに音楽漫画で名を馳せるさそうあきらがスポーツ漫画でデビューしているというのは、ちょっと変な感じがしないでもないですが、おそらく1985年に同じくヤンマガからデビューしている望月峰太郎の『バタアシ金魚』からの影響があるのでしょう。『バタ金』の薫くんが下手っぴなのに水泳部に入るように、『ベンケー』の藤山弁慶くんも運動音痴なのに陸上部に入部します。『バタ金』が流行ったから、こういうテイストでいこうというのが、たぶん、編集部の側にあったんだと思います。 それでも、『ベンケー』にはすでにさそうあきらの色がふんだんに発揮されている。さそうあきらの漫画では、しばしば奇跡やミラクルと称されるような説明のつかない体験が描かれます。いわゆるフラグを立てて伏線を回収するといったような方法論はあまりとられず、山場やクライマックスにはどうも説明のつかない体験が描かれる。それがより顕著なのが、やはり音楽漫画で、じぶん自身でも涙を流しながら読んでいて不思議に思うわけですけども、じっさいに耳には聴こえてこない音楽演奏に感動している。それでいて、演奏をおこなう必然性とか、物語的な要素が感動を呼び起こしているわけでもない。 でも、今回『ベンケー』を読んでみて、そこらへんの謎がすこし解けたような気がします。弁慶くんはエスカレーターにも上手く乗れないほどの、超が付くほどの運動音痴(略して、うんち)で、そんなうんちがスプリントで世界新記録を樹立する。これだけ書くと、なんで? どうやって? という疑問が湧いてくるのが普通のことだと思うんですが、さそうあきらはそういう次元で漫画を描いていなくて、うんちが世界新記録を出してしまう理由はびっくりするぐらい何も描かれていない。ただ、最高速度で走る、描かれているのはそれだけなんです。これは音楽漫画の演奏シーンにも言えて、ただ、漫画の最前線にて演奏が行われている。そこに演奏者たちの真剣な顔がある。速く走れる理由とかそういうのはあまり関係なく、ただ、とにかく、その最前線にて最高のパフォーマンスを発揮しようとしている。理由とかそういったものからあらかじめ自由なんです。だからこそ、奇跡が起こる。 最後にセリフを引用させてください。 「ベンケーは鳥の気持ちがわかるんだろ? 鳥が空飛ぶって何だか不思議なことだと思わないか? 頭から空の隅々までが飛ぶためだけに動く・・・ だからあんなに気持ちよく飛べるんだ・・・ そんな世界が人間にあるとしたら・・・ 速く走れた時の・・・ あの感じって・・・」 異能力ものはやはりいい戦慄のニーナ 花田陵名無しデビルズラインからのファンですがうーん… お母さんあっさり死んでしかも主人公いい顔で終わってしまった…! 正直デビルズラインみたいな男性が出てきて欲しかったですが〜、ガラス片を防ぐだけじゃなく! でもやっぱり異能力ものはワクワクしますね。もっと読みたい ヤンマガ初登場なんですね戦慄のニーナ 花田陵名無し※ネタバレを含むクチコミです。女性漫画家に付いた新アシスタントの主張田中君の主張 山崎紗也夏名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<45678>>
※ネタバレを含むクチコミです。