寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ?」が募っていく野末だが…!?
…なんか変なコトしたくなるよ、お前…新しい職場に初めて出社した日、嶋はエレベーターで二日酔いの男と一緒になる。それが、新しい上司・外川との出会いだった。無遠慮で図々しいように見えて、気遣いを忘れない外川に惹かれる嶋だが、傷ついた過去の経験から、一歩を踏み出せずにいる。一方、忘れることのできない記憶を抱えながらも外川は傷つくことを恐れず、嶋を想う心を隠さない。好きだけど、素直にはなれない……不器用な想いの行方は?
「俺とつきあってよ芹生」高校三年の篠弓弦は、月曜日の朝、弓道部の後輩である芹生冬至と校門で出逢う。学年を問わず女生徒に人気の芹生は月曜日の一番最初に告白してきた相手と必ずつきあい、週末に必ず別れると噂されている。一週間限定の恋人──弓弦の軽い気持ちから出た一言でつきあうことになったふたりだが…
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。そんなラベルの成長を、ときに厳しく、ときに温かく見守るリーだが…!?
今日のゴハン代もカツカツな高校生の三浦直己。そんな直己の家が更なる経済危機に瀕している時、綾間京一というIT企業社長がテレビに映し出される。それはかつて父の店の立ち退きに関わった男だった。父さんの店を潰してのうのうと暮らすイケメン大金持ち! 自分とかけ離れた世界にいる綾間を知った直己は、とある作戦を閃かせるのだが…!?
ドMで変態、淫乱の矢代は、真誠会若頭であり、真誠興業の社長。本音を決して見せない矢代のもとに、百目鬼力が付き人兼用心棒としてやってくる。部下には手を出さないと決めていた矢代だが、どうしてか百目鬼には惹かれるものがあった。矢代に誘われる百目鬼だが、ある理由によりその誘いに応えることができない。自己矛盾を抱えて生きる矢代と、愚直なまでに矢代に従う百目鬼。傷を抱えて生きるふたりの物語が始まる──。※本作に収録されている「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」は、「iHertZband.1」で配信した作品です。
この春、テレビ東都に就職したばかりの梟(ふくろう)は、新人アナウンサーとしてプロ野球界のイケメンスター、白鳥麗一に密着取材をすることに。がんばるぞと気合いを入れたその翌朝、目覚めると、隣には全裸の白鳥が寝ていたから大変!オレ様でわがまま白鳥と、まじめでヤキモチやきなふくろうくんの恋が始まる。
玉響
貿易商の一人息子である麻倉通忠は全寮制の旧制高校へ入学する。そこで同室になったのは、幼い頃に唯一心を許した幼馴染み、立花だった。けれど立花との再会は麻倉にとって複雑なもので───【限定配布された特典ペーパーを巻末に収録配信!!】
友坂が親友の野田に恋していると気づいたのは、ほんのちょっとしたことがきっかけだった。いつから好きになっていたのかはわからない。好きな人がいて、だけど、気持ちを告げることはできない。……親友だから。友情と恋愛。境界線ぎりぎりのラブストーリー。
今宵おまえと
西島陸郎にはずっと好きな相手がいた。十年来のつきあいになる、親友の和久井保孝だ。男同士だから、親友だから、いつかそのうち可愛いお嫁さんをもらって幸せな家庭を築くはずだから―――そう思って、自分の気持ちは押し殺してきた。それなのに、後輩の泣き落としに流され、男と寝たと飲みの席で保孝本人から聞かされる。それなら相手は自分でもいいはずだ、陸郎は保孝を自分のものにする決意をするのだが!?
鈴木 葵はその自慢の美貌で、モテ過ぎて困る人生を送るはずだった。しかし鈴木家のあるとんでもない“特徴”のせいでモテるなんて夢のまた夢…という暗い青春を送っていた。そんなある日、まさに葵の理想を体現するような女子に告白されて思わず付き合うことにしたが、それは葵を狙う悪魔(?)ルイの罠だった! その日から、ルイは魔法を駆使してあの手この手で迫ってくる! 全力で拒否する葵だが、ルイが迫ってくる理由を知ってしまい…【カバー下(2P)&電子限定のおまけマンガ(1P)を巻末に収録配信!!】
狐のお婿さん
今からお婿さんとすること シよ! 田舎の小さな村で暮らす政樹は、祖母が他界してからずっと一人。子ども向けに開いている習字教室が、唯一の楽しみと言ってもいい。しかし最近、通い始めた子どもの咲太郎に「今日こそ僕のことお婿さんにして!」と毎日求婚されている。子ども相手に本気にしていなかった政樹だが、ある日、政樹のにおいを色濃く嗅いだ咲太郎の頭から、動物の耳!?が生えてきて、尻尾?!まで……更には政樹よりも大きい咲太郎に似た青年が、いきなり現れて…?!?! クンクンされたり、ぺろぺろされたり、なんだかヤバめ?
寝て起きて仕事。それだけの毎日。 それだけの毎日を好き好んでいる自分が少し憂鬱な、もうすぐで四十路の野末。 そんな野末が気になっている部下の外川。 「女の子同士っていいよな」そんな何気ない野末の一言から、彼らは女子人気の高いパンケーキの店へ一緒に行くことに。 そこで野末は外川に、あらゆる物事が面倒なのではなく、怖いから何も踏み出せないのだと自分の事を言い当てられてしまう。 もだもだな社会人BL。 これ年取ったら野末さんに共感するのかな~ていうのが一話読んだ感想。 何も変わり映えしない日常に、自分と一緒に居てくれる誰かがいたら、それはとても素敵なのかもなあ。 こういう可愛い恋愛したいな~~~~~!!!!