ヨネダ コウ(12月28日 - )は、日本の漫画家。女性。血液型はA型。
…なんか変なコトしたくなるよ、お前…新しい職場に初めて出社した日、嶋はエレベーターで二日酔いの男と一緒になる。それが、新しい上司・外川との出会いだった。無遠慮で図々しいように見えて、気遣いを忘れない外川に惹かれる嶋だが、傷ついた過去の経験から、一歩を踏み出せずにいる。一方、忘れることのできない記憶を抱えながらも外川は傷つくことを恐れず、嶋を想う心を隠さない。好きだけど、素直にはなれない……不器用な想いの行方は?
出口晴海が好きになったのは、小野田良。三歳年下のストレート。気がつくと、好きになっていた。友達でいい。そう思っていたのに、どんどん好きになっていった。素直になれなくて、不安になって、ささいなことに幸せを感じて、言えない言葉がたくさんたまっていって──誰かを好きになる切なさと幸せがここに。※本作は『どうしても触れたくない』のスピンオフ作品です。
ドMで変態、淫乱の矢代は、真誠会若頭であり、真誠興業の社長。本音を決して見せない矢代のもとに、百目鬼力が付き人兼用心棒としてやってくる。部下には手を出さないと決めていた矢代だが、どうしてか百目鬼には惹かれるものがあった。矢代に誘われる百目鬼だが、ある理由によりその誘いに応えることができない。自己矛盾を抱えて生きる矢代と、愚直なまでに矢代に従う百目鬼。傷を抱えて生きるふたりの物語が始まる──。※本作に収録されている「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」は、「iHertZband.1」で配信した作品です。
「今一瞬、アンタにむしゃぶりつきたくなった」運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ――。他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の恋の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」。男と男の感情を精緻に描いた傑作集。
夜明至(よあけいたる)、バツイチやもめの38歳。職業、フリーの保険調査員。ある日彼のもとに持ち込まれた2つの依頼。それは「銃暴発事故の保険調査」と「ワケアリ少年・玄(くろ)を預かること」。玄は初対面から夜明に嫌悪感を示し、予期せぬ同居は最悪の幕開けに…。思うように調査も進まぬ中、玄の”一言”が事態を一変させる。夜明にとって玄の存在は光明となるのか――?保険調査で「嘘」を暴く新感覚ミステリー、開幕!
何でも運ぶ「運び屋」と「ヤクザ」のちょっと危ない話。 色気がもうすんごい。たまらん。初っ端から良すぎてドキドキしました。全体的に漂うどこかアンニュイな雰囲気はさすがヨネダコウ先生という感じです。キャラクターたちの表情から伝わる感情や、ふとした仕草や言葉の応酬が丁寧で色っぽいです。大好き。 他の短編も最高だったのでぜひ。
本編の嶋くんの前の会社勤務の出口さんと小野田さんがメイン。 嶋くんは度々ゲスト出演、戸川さんはラストにちょい登場。 出口くんが辛いなーと思いながら読んでた。 小野田さんは絶対にありえない上に超鈍感、 それで3年も気持ち殺して「友達」として側にいた。 嶋くんへの気持ち聞いて、男にそんな気持ちになるならもしかしたらと思ってしまうよね。 同性と付き合うことへの小野田さんの葛藤もあって、出口さんが男女問わず完全に警戒しちゃうの 分かるし、逆に小野田さんは過去の出口くんの 素行から線を引いて同指向の人たちと会うことに 不安になることも理解できる。 2人ともお互いが相手が不安に思う事に鈍感だから 気持ちはオープンにした方が良いと思う。 あとついでに。 嶋くんのクソ元カレはもう出てくるな。 オマエは邪魔だ。
正直言って嶋くん、自分も好きなんだから 戸川さんの気持ち受け入れちゃいなよって 思う気持ちもあったけど、前の会社でのことを 考えると踏み出せないのもすごく理解できるから 読んでるこちらもジレンマ。 こういうハッキリしない登場人物が出てくる 他の作品はイライラしがちなんだけど、 嶋くんには同情してしまって涙出た😭 外川さんの過去、家族を失っている事、 子供が好きそうな事、そういうの知ってしまったら 辛くても身を引く選択するのも分かるし、 読んでて一緒に辛かった。 踏み出したのは遠距離後。 小野田さんの下で働くのが好きなのも分かるけど その内京都に転勤になったらいいのにな。
グロくなくて綺麗でエロい。 任侠物はガッチガチの絵だったり線強めのやつはちょっと苦手だけ、これは読みやすい。 裏社会、BLとガッツリした内容。 心理描写も細かく、重いかも思ったらユーモアたっぷり軽妙で切なくて苦しい。 当たり前と思っていたことが普通ではない、自分とは違う、おかしい事に気づけないほど世界が歪んでいる。 どこを切り取っても、最高です。
「どうしても触れたくない」のスピンオフ。小野田さんの話。最初視点は童顔のわりに爛れた生活してる出口さんなんだけども、小野田さん視点もあって彼がどういう想いを抱いているのかがよく分かります。小野田さんすごく優しくて前作読んでて泣いたくらいなのでスピンオフめちゃくちゃ嬉しい。 ただ優しすぎるゆえに出口さんがね…しんどい…けどそこがいい…。好きになっちゃったらとまんないどころか些細な言葉や行動でもっと好きになっちゃったりとかね、すごく共感できます。ヨネダコウ先生のこういう心理描写が丁寧で好きです。前作同様ひたすらに幸せを祈りたくなってしまう…。今作も泣けます…。
何でも運ぶ「運び屋」と「ヤクザ」のちょっと危ない話。 色気がもうすんごい。たまらん。初っ端から良すぎてドキドキしました。全体的に漂うどこかアンニュイな雰囲気はさすがヨネダコウ先生という感じです。キャラクターたちの表情から伝わる感情や、ふとした仕草や言葉の応酬が丁寧で色っぽいです。大好き。 他の短編も最高だったのでぜひ。