ビームコミックスの感想・レビュー494件<<678910>>大蛇と人間の夫婦生活とは…大蛇に嫁いだ娘 フシアシクモ名無し※ネタバレを含むクチコミです。こんなに可愛い市松人形見たことない振袖いちま 須藤真澄名無し不思議な市松人形「いちま」 市松人形といえば髪が伸びてホラーに…!? という事は全く無く普通に話すし普通に考える…いやちょっと変わった考え(野望)を持つ乙女人形です。 彼女の野望を叶えるために主人公はてんやわんや…!その野望とは…!? なんて 読んでみると、とにかく可愛くて楽しくて 着せ替え人形、おしゃれ、お裁縫… 「女の子っていいな。楽しいな」 やわらかくてあったかい じんわりした懐かしい宝物をプレゼントされたような気持ちになります。 ほろほろしたエピソードに胸がぎゅっとします 須藤真澄作品は、細部まで丁寧な画面で、独特のタッチも最高です! 全画面美しい…華やかで繊細です。 個人的にはフキダシと枠線がくっついてる(?)繋がってるのが凄く細かくて大好きです!あれは手間がかかりますよ…!絶対大喜利強そうまれなひと 白湯白かばん野愛めちゃくちゃ好き。大喜利強そうな漫画は大体好き。いつどんな精神状態で読んでも面白いはず。 ロシアンルーレットとか除夜の鐘とかちょいちょい危険な目にあってるハムスターかわいい。好き。 ベタな例えとかかわいい例えをすると殺される話があるのでやっぱりお笑い猛者なんだなと思った。 そり立つ壁で月見てみたいし、校長室にありそうなもの言うゲームもしたい。 最後に載ってる『なるひと』は結構いい話な気がする。 一気に全部読んでも面白いし、気まぐれに適当なページだけ読んでもいい。忘れた頃に読み返したらまた絶対楽しい。 大喜利強そうな漫画好きな人は読んでみてください! https://twitter.com/sayushirokaban/status/1476840553539162118?s=21&t=Tj36zR3WPn3YpTVN_LIq2A友達をつくりたくなった真夜中の訪問者 -ハトリアヤコ作品集- ハトリアヤコかしこ単行本のタイトルにもなってる「真夜中の訪問者」が一番好き。定期的に読み返したくなるくらい好き。買ってよかった! 会社のエリートとチームを組んで仕事をすることになったんだけど実はそいつとは幼馴染で、子供の頃はいつも一緒に遊んでたけど大人になっていくにつれて疎遠になってしまった仲だった。昔はお互いにあだ名で呼んでたけど今は名字にさん付け…それもそうだよな〜と思っていたら、毎晩あいつが生き霊になって自分の部屋に現れて??!という話。 終わり方がまたいい。大人になってから仲のいい友達ってなかなかできないなぁと思ってる人にオススメです。 人それぞれのアイデンティティ怪獣になったゲイ ミナモトカズキさいろく大人になった今、振り返ると子供の頃は視野が狭かったことがわかる。 それは色んな生き方を知り、憧れや妄想、時には挫折なんかを味わい、知識を得て世界が広がってきたから今と比べたらそうだ、というだけなのだと思う。 LGBT(Q+)が今では自由として認める風潮があり、良いことであると思う反面、わからないものに対する人の態度までを制限するのは違うんじゃないかという気持ちもちょっとあるんだけど(強く思うわけでも議論したいわけでもないし、擁護したいわけでもないですが)これは自分がもう大人になってしまっているからに他ならない。 実際に"ノーマルではない"ことを苦にしている子たちは視野を広げる事が出来ない狭い世界に閉じ込められてしまっているのかもしれないと思うと、子供の頃の残酷な無邪気さは命に関わるぐらい大きな問題なのだろう。 最近は幸せなBLばかり読んできたんだなーと非常に強く感じる、心に刺さる作品だった。 添付は愚かな男の例としてわかりやすいシーン。最悪である。上の言い方でいうとこいつは視野が広がることも、広げる必要性も感じずに生きてきた大人になるのだろう。4月お薦めの解像度高め短編集 #マンバ読書会真夜中の訪問者 -ハトリアヤコ作品集- ハトリアヤコ兎来栄寿注目の新鋭、ハトリアヤコさんが近年に『アフタヌーン』、『ビーム』やWeb等で発表された作品を集めた短編集です。 家賃1万円の部屋に移住したら幼馴染の生霊が現れるようになった「真夜中の訪問者」は、切れる縁の一方で、繋がる縁もあるということにしみじみと思いを馳せさせてくれます。 絶妙な距離感の高校生の日常が描かれる「根部くん干垣くん」は、自然体が気持ち良くスッと入ってくる掌編。8人しかいない野球部の試合を休んで、本初子午線を見に行くというシチュエーションが好きです。 小学校の同窓会に行くコンビニバイトの女性を描く「カタツムリ溶かす」に宿る若気の至りや歪んだ感情は、人によっては強く共感し刺さるところでしょう。 学校内カーストでは下の方でありながら、とても仲の良い友達との悲喜交交の日常が切り取って呈される「鈴木と山田。」は、それぞれのワンシーンの解像度の高さが光ります。同じクラスの退学したヤンキーの彼は今どうしているのかな……。 田舎の女子大生に生じる微妙な感情が紡がれる「花のつぼみ」には、言語化し難いところを上手く掬った『ちーちゃんはちょっと足りない』を髣髴とさせる部分もあります。 「ミモザより」は読んだ後に心が軽くなり、そしてもう一度最初から読み返してしまう物語。私も3月にミモザを買ってドライフラワーで家に飾ってあります。 「日常ポリッジストーリー」は一番最近の作品ですが、今だと「タコ○○(ピー)」を思い出さざるを得ない宇宙からの来訪者が登場するお話。読了後の爽快感がとても素敵で、更なるマンガ力の高まりも感じられる作品です。 帯には幸村誠さんの「この方の描く漫画には、人の心をかきみだす何かがある!」というコメントが寄せられていますが、良感情・悪感情どちらのベクトルにも引っ張ってくれる確かな力量があり、今後のご活躍もますます楽しみです。黒光りするアイツ…!!ピカリちゃんはなかなかしなないっ! 三部べべstarstarstarstarstarウマタロhttps://manba.co.jp/topics/36853 このクチコミを見て、「ピカリちゃんはなかなかしなないっ!」という漫画があったのを思い出した。あらすじに“世界初”とあるけども、それ以前に「害虫女子コスモポリタン」、そして「ごきチャ」という先駆者がいた、というツッコミを入れておきたいのはさておき、これ系の作品は最初から圧倒的な好感度マイナス状態から始まるわけだがGを限りなく萌化させたルックスと妖しげな動きの合せ技で、なかなかどうして可愛く見えてくるから不思議だ。まぁどう見繕っても元はゴキブリなんだけども笑。ゴキブリに関する豆知識を披露してくれる、おバカギャグだけでないマジメな一面もあり。ピカリちゃんが飲食店に居候しているのが何かと気にかかる部分だが、設定が屋外なら尚良かったかなあ。 かわいいだけじゃいられない、かわいい女の子たち彼女は宇宙一 谷口菜津子starstarstarstarstar野愛意地悪だったり不器用だったりわがままだったり、かわいいだけでは生きられない一生懸命な女の子たち詰まった短編集。 ファンタジーやSFチックなお話もあるのに、どの女の子もめちゃくちゃリアルでその辺にいそうです。 身近にいた場合は仲良くなれなさそうな感じも含めて好きです。みんなかわいい。 いちばん好きなお話は『カロリーファイターあいちゃん!』 地球に現れる怪獣を倒すために、たくさん飯を食って巨大化して闘うヒーロー・あいちゃん。 あいちゃんが地球を守ってくれてるから平和に暮らせるのにクソ人間どもときたら、露出多めで闘うあいちゃんの画像を晒してエロいとかブスだとか言ったりするし、あいちゃんの彼氏はDV野郎だし、人生ってうまくいかないね! っていうのをポップに明るくハッピーに描いてます。 あと『ランチの憂鬱』はスクールカースト×家庭環境×女の子の友情を描いた作品なので、まさに今バズりそうだなと思いました。 かわいい女の子に振り回されたい人はぜひ読んでみてください。たまにはこういうのもいい…と思ったニックとレバー ミヤタキョウゴロウさいろく最初からくだらなさ全開なんだろう、と高を括ってたら想像を超える謎のマンガでした。 が、1冊読み終える頃にはオチまでなんとなく見える回もあったりして別の楽しみ方をし始めてしまう、不思議な魅力がある作品でした。 言われてみりゃートーン使われてないな…水彩っぽい感じの塗りがありますね、どうやって描いてるんだろう?ショートSF大好き偽史山人伝 詩野うらさいろく詩野うら作品は「有害無罪玩具」とこれしか知らないけど、ショートショート的なSFで、特に発想が面白いものばかりで好き。 本作は神がいっぱいいる。 神という概念に関しても面白い考察というか仮説というか、設定がある。 気持ち悪い系の話や絵に頼ることもほぼなく、不思議な雰囲気でむしろ緩くなって不気味さも恐怖も主張しすぎない、ストーリーがしっかり入ってくる。 ふわっとしつつも、マンガ読んだ感を得られる。ショートショートやっぱり好き。 無表情なのに表情豊かでかわいい彼女顔がない女の子 てぃーろんたろん野愛のっぺらぼうののぺ子ちゃんがかわいすぎる! 顔がないから表情は見えないし、口がないから喋らないのに、彼のことが大好きなのがダダ漏れでかわいい。 照れたり心配してたり喜んでたり……どんな表情もかわいい。表情はないのに表情豊かに見えるから不思議です。 僕とのぺ子ちゃんがただただイチャイチャするだけの、ただただかわいいお話です。 ちょっと不思議で穏やかでかわいくてひたすら癒されます。 主人公と一緒にドキドキしたり切なくなったりするのもいいけど、幸せな日々をただ見守るような作品もいいですね。子供を持つのが免許制の社会星屑家族 幌山あき名無し※ネタバレを含むクチコミです。はしゃいで英会話力を上げたいフィリピンではしゃぐ。 はしゃさいろく一番の問題はそんな時間がないということ。 大半の人はそうだろう。でも世界って広いし、常識だと思って働き詰めでやりたいことやらずに幕を閉じるのはもったいないって思っちゃう。 そういう時、こういうマンガ(というかほぼエッセイ)があると代わりになってくれるか、背中を押してくれるかするのだ。 10代だったら、20代だったら・・・とかそんなのは言い訳でしかない。 自分に言い訳しても納得できるわけがない。言い聞かせるのももちろん大人として大事、時間を使うということは代わりに失うものがある。それが長期であればあるほど当然大きい。 本作では24歳のイラストレーターである著者がフィリピンに語学留学し、フィリピンのバギオのカレッジで過ごすフィリピン生活のお話。 日本人の感覚で考えると、東南アジアは物価がとても安い。 消耗品というか燃料が要るものはそこまで極端に安くはなさそうだけど(それでも安い)食べ物やマッサージなんかは本当に安い。 6時間のバスでマニラからバギオ。日本で6時間のバスだと5〜7000円ぐらいはかかるけど、自分でチケットを買っても1500円ぐらいだから大体1/4ぐらい。 90分のマッサージは日本だと10分1000円ぐらいがベースと聞いたことあるけど、フィリピンやタイなら90分で1000円ぐらいのところが多いので日本のをもっと安く見積もっても1/6〜1/9ぐらいの値段。 というのもあって、慣れたら楽しいだろうなーっていうのを実際にレポしてくれているのだ。 数ヶ月スパンで「暮らし」たことはないけど暮らしたいなと思える魅力もあるし、かっちり英語力つけたいなっていうのもあるしで本当に行きたい。 だが日本に家族を残して仕事をほっぽって行くことも出来ない、言い訳が出来ない。つまらない大人になってしまう前に「がんばりゃ行けるんじゃね」って人は是非お試しを! 寂しがりの父、◯◯◯◯をなくす父のなくしもの 松田洋子さいろくさみしさ。 ごく普通のような、ノンフィクションな家庭の話。 読んでいたらわかる、お父さんの苦悩と寂しさ。 もっと不幸な人はいる!そんなの贅沢だ!と思うかもしれないけど、本作はそういう話じゃない。 ちなみに冒頭20Pぐらいで泣きそうになった。 「うおおおん」と泣く男の姿に、心奪われる。 生きとし生けるものは全て分け隔てなくいずれ死ぬ。 そのために生き、その間に葛藤があり、頑張って生きてきた証として誰かの思い出として残る。 それを実感することが出来た。JMAFマンガ部門新人賞受賞記念カキコロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤさいろく文化庁メディア芸術祭マンガ部門、新人賞!めでたい、よかた。 私は推理小説をちょっとずつ読み進めるかの如く毎晩ちょっとずつ読んでいたので毎晩が楽しみだった。 2巻が出た頃には早く次くれ!と思って待っていた。 どうなるんだろう、どうしてだろうっていうワクワク感やハラハラ感がしっかりあって感情移入もしやすく素晴らしい作品だったし、最後まで良かった。 絵も雰囲気もカッコよくて映画を見ている気分になれる。 少しだけ線が荒かったりベタが荒かったり(わざとかも)するところが日本っぽくなくて、すごくすごく海外っぽさを感じられる。日本のマンガ界も世界標準のおしゃれが取り入れられて進化させられる人がいるんだ、と安心する。 月並みだけど、おすすめの作品。抜群に面白かった忌み人狩り 松本次郎名無しこれは読み切りで済ませてはもったいない。連載化希望。 そういうことか春来てキメラ 野火けーたろ名無し※ネタバレを含むクチコミです。なんでもやってくれるアンドロイド家事代行機械 ハルくん 辻恵名無し美青年型お手伝いアンドロイドのHALくんは家事代行だけではなく、持ち主であるマダムとその夫の性生活もお手伝いもする万能っぷり。しかし壁越しにその営みを聞いていた隣人の女性小説家から「意志のない機械は哀れ」だと言われてしまう。けれどもその小説家は自分に経験がない為に性描写が上手く書けないことに悩んでいた。 アンドロイドのHALくんの美しさが際立ってました!どんな仕事でも嫌という感情がなくて一生懸命なんですが、何となくハルくんは洗濯物を干してる時が一番楽しそうな気がするな…。隣人達の挙動に興味津々な小説家がどんなアクションを起こして来るのか、後編が楽しみです。奇才 三宅乱丈の髄ペット リマスター・エディション 三宅乱丈さいろく三宅乱丈作品はクセが強く、読み手は選ぶかもしれない。 でもこの「ペット」の概念は面白く、さすがだと思わされる。 不思議な愛情と地位とプライドが現代社会でイメージを持つ能力者たちの織りなす一つの物語になっていく様はとても魅力的で、理解が追いつく頃にはもっともっと読みたいと感じるようになってく。 やっぱクセが強い。 地球滅亡が迫ってるのにどこかゆるくて良い地球最後の日にオフ会 加角遠nyae隕石が落ちる影響でその日の夕方に滅亡予定の地球。そんな地球最後の日を誰とも過ごす予定がない人が集まったオフ会に急遽参加することになった写真家の男。しかし集まったものの地球が滅びるその瞬間までとくにやることがない。その中に数多のパワハラを受けてきた上司に最後に仕返しをしたいという人物が居て…そしてその仕返しと地球滅亡は意外な結末を迎えます。 作品全体のテンションが高くも低くもなく、地球最後の日って意外とこんな感じなのかなとか変にリアリティを感じて面白かったです。さすがです! #読切応援乙女ゲームの悪役ライバル女子に転生したので、陰から推しを支えたいと思います!(仮) なおいまいnyae拍手!最高!!すばらしい!!! さすがは「ゆりでなるvえすぽわーる」の作者様だなと思います。またビームで描いてほしい!可愛くてちょっと怪しい新連載みちみち わだちずnyaeまえにこの「トリ」というなんとも言えない読み味の読み切り https://manba.co.jp/topics/33185 を描いていた作家さんの新連載。 茶器の妖精?かどうかわかりませんが美味しいお茶を淹れる使命を全うした"ちゃき"と"りゅう"が外の世界に出るという話、のようですたぶん 絵だけ見るとまるで絵本の世界です。短編連作なので次号もこのふたりが出てきてくれるかは謎。謎だらけ。 こんな内見行きたい。キモさとポップさ…いえめぐり ネルノダイスキymzkrm※ネタバレを含むクチコミです。能力に目覚めたらそりゃ悪用するよな #推しを3行で推すEVOL (イーヴォー) カネコアツシhysyskカネコアツシならこう描くだろって感じのダークヒーロー。正義と悪が単純な二項対立でないこと、世界に対する恨みの持ち方が今っぽい。カネコアツシ、望月ミネタロウ、松本大洋は自分が若い頃から読んでいるが、それぞれに表現が深化している。 <<678910>>
※ネタバレを含むクチコミです。