インセプション(映画)の元ネタ?
AmazonPrime会員向けのアニメ公開もあったがまだまだ認知度が作品の質に追いついていない名作。「イムリ」「ぶっせん」の三宅乱丈が人間の心の中にせまる。 いとうせいこう「解体屋外伝」は洗脳集団と洗脳外しの対決だったが、それのマンガ化といえる。映画「インセプション」はこの漫画の影響下なのではと思ったが、三作とも「ニューロマンサー」の系譜であるという意味では、どこがオリジナルであるかという推測は無意味かもしれない。精神を「ゴースト」と呼ぶ押井守作品ではプログラミングに例えて可視化した世界を、「山」と「谷」という概念で表現しきったところはマンガ史におけるアポックだったのではないだろうか?