ビームコミックスの感想・レビュー493件<<56789>>古代ローマのお風呂の為に!テルマエ・ロマエ ヤマザキマリ名無し笑いが絶えません!一気読みがサクッとできる!心に深く刺さる破滅的な愛の物語 #1巻応援「うついくん、」 ダム穴sogor25男子高校生の宇津井静にはいれずみの彫師になりたいという夢がありましたが、親にも理解されず、学校でもその夢を秘密にしていました。 ある日彼は、クラスメイトの女子・福永幸にその秘密を知られてしまうのですが、秘密を共有する仲となったことで、静と幸は少しずつ親密になっていき、そして、幸の言葉によって静は自分の夢に向かって真っすぐ進む覚悟を決めることになります。 この作品はそんな静と幸、2人の“始まり”から“終わり”までを描く1冊です。 この物語がどういう“終わり”を迎えるのか、この破滅的な愛の結末は刺さる人には深く刺さる作品だと思います! 巻末ではその後を描く続編の制作も予告されていて、そちらも楽しみです!「あなたがわたしにくれたもの」感想あなたがわたしにくれたもの 岡藤真依名無し岡藤真依さんの作品ってふわ〜っとした絵柄なのにすごい生々しさがあってドキッとしますよね。今作は「最後のセックス」のオムニバスということで感情的にも生々しさが乗っかってすごい作品になりそうだなと思いました。 恋人達それぞれに色んな「最後」があると思いますが、第一話目のカップルは別れることが決まってるのに思い出として彼女の希望で…ってシュチュエーションはなかなかパンチがありましたね。お互いにスッキリしなくなりそうだけど…。それが狙いなのか?? こういうモヤモヤも含めて感想を書いていきたいです。結局信じられるものは大好きなお兄ちゃん、ではなく…マイお兄ちゃん 鳥トマトnyae※ネタバレを含むクチコミです。 彼もまた乗り換えた世界で生きているのでしょう五色の舟 近藤ようこ 津原泰水まみこ※ネタバレを含むクチコミです。旅、旅だ。旅をしたい。ハルはめぐりて 森泉岳土さいろく旅に出たい。 きっとここ数年で旅を制限されているから鬱憤が溜まっている。 そんな時に読むと、自分をどんなステキな体験が待っているだろうと妄想で膨らみまくって地の果てにでも思いつき旅行をしたくなる。 そんな作品。 絵も不思議と惹きつけられるし、ハルの体験は思春期ならではだなと高を括って読むのだが「じゃぁ大人の自分はどんな体験が出来るんだろう」と当然の如く気になってくる。 九份に行くぐらいならすぐにでも行けちゃうもんね?勢いって大事だよね!とんでもない情報量とりあえず、畑で暮らしてみる 高木ちえこstarstarstarstarstarnyaeひょんなことからこの作者の名前を知り、書いてる漫画が気になって調べたら非常におもしろそうだったので早速読んでみた。 ※まず最初に書いたほうが良いかなと思ったこと。 虫がダメな人は注意です!!!特にイモムシ系 (自分も平気じゃないからきつかった) 出てくるキャラとかはだいたいフィクションだそうですが、エピソード自体は実体験を元にしてると思います。 田舎に移住、さらにはできるだけ自給自足に近い生活をしたいと考えている人にとっては、教科書のような1冊だと思います、そのくらい情報量が多い。こういう生活ってどれだけ自然界にダメージが及ばない方法を知識として持っているかが超大事で、常に研究・実験・実践の繰り返しの日々というか、正直言って"のほほんのんびり"とは程遠いです。自給自足生活を手に入れている人、憧れたりはしませんけど、尊敬します。 続編かわかりませんがもう1冊出てるみたいなのでそっちも読んでみよう。 「苦楽外」感想苦楽外 宮澤ひしをニーナフワフワ漂うような不思議な読後感。あまり読んだことが無いタイプの作品かも…。 のどかな海辺の田舎町が舞台で穏やかな話のはずなのに、読みながらずっと何かにつきまとわれているような不安を感じるのだ。 この"何か"の描き方が絶妙で、胸の奥がざわざわしながらもページを捲る手が止められなかった。 海の中の描き方も凄いし、コマ枠外にも色々な遊びが書き込まれていて面白かったな。ホラーみと古代史の知識がいるので注意死者の書 近藤ようこ 折口信夫名無し歴史上の人物が出てくると「あ、里中満智子のアレに出てた…」とおさらい出来て、頭の整理になる。 前半のホラーは苦手なら読み飛ばして、一気に蓮糸織まで駆け込むのも一つの手。俤ひとのくだりも深く考えず、「そーいうもんか」で進めましょう。 この本の面白さは幻想描写のくだりではなく、古代の歴史人物の描写(没落していく南家・横佩大臣の石城の意味するもの、仲麻呂の如才なさ、大友家持の中途半端な煩悩)二上山に沈む日で春分秋分を理解する郎女の聡さなどに光る折口信夫の知性にあります。味わいとしては、よくできた推理小説のようなハイブリッドの面白さなのです。 旅する犬・カニスが出会う犬たちと悪夢ナイトメア・オブ・ドッグス 月森吉音名無し世界観が独特…! 本来、大人になると見なくなるという悪夢をいまだに見続けてしまうカニスが、バイクで旅をするなかで出会う犬と、それが見る悪夢の話。もしかしたら現実世界とリンクするようなことがあるのか…と深読みしてしまいましたが、どうなんでしょう 得体の知れないクトゥルー的恐怖譚千九人童子ノ件 羽生生純名無し単刊完結という軽い理由で読んでみたら、思ったよりも重い話だった!!! ジャンルで言うと一応ホラーなのかな? 打ち切り食らった漫画家の搬入機材(原文ママ、はんにゅうきざい、と読)は 山奥にある実家に都落ちするも居場所がなく、部屋が弟の子供に占領さ れるばかりか幼い頃のオモチャを破壊されたり、客間に寝かされたりと雑な扱い を受ける心すり減る序盤、 このへんの共感性羞恥ヤバかった。 のですが、ある小学生の少女と出会います。 なんでも、自分が「千九人童子」なる怨霊の生贄にされてしまうと 恐れているようで・・。 血塗られた故郷の歴史、消えない過去の罪、メタフィクション、地獄のような人間関係のしんどさの果てに何が待ち構えているのかは読んでのお楽しみってことで(遠い目) ホラーだけじゃなく羽生生先生特有のすっとぼけたギャグが多少挟まれたりもするので、ホラー系苦手だよって人でも抵抗なく読める......かもしれない。「怖習」感想怖習 茸谷きの子ニーナホラー短編集。読んでて普通に怖かった!最近モノがよく落ちる話や、友引の葬式の話が好き。「あと一歩、そばに来て」感想あと一歩、そばに来て 武田登竜門ニーナ素敵な短編集だった。切ない話からブラックのきいた話までとり揃えており、最後まで飽きること無く楽しめた!個人的には「その時が来たら」と「大好きな妻だった」が胸に深く刺さった。 台湾の風を感じる緑の歌 - 収集群風 - 高妍starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)作者の高妍(ガオイェン)先生を初めて知ったのですが、叙情的で好きになりました。 台湾在住の女性作家さんとのことで、日本ぽい風景とは微妙に似たようで違う風景や湿度、制服、制度などが描かれ、その中での高校を卒業する少女のささやかな心情が浮き彫りになっていてずっと見ていたくなりました。 はっぴいえんど - 「風をあつめて」 8㎜ sky - 「finders keepers」 https://www.youtube.com/watch?v=hUV1gVRe5lg など、作中に出てきた曲を聴きながら読むとまたいい感じでした。 本棚が出てくるのですが、太宰治や京極夏彦、伊坂幸太郎など日本の作家の本と台湾らしき本が混ざってて新鮮な気分でした。 台湾の方って日本のことよく知ってるんですね。 読んだら台湾に行きたくなりました。 タイトルの『緑の歌』の下に小さく「The song about green」とありました。 主人公の少女の名前が緑(リュ)なので彼女のお話ですね。 どうなっていくのか楽しみです。 女子野球のリアルと夢 #1巻応援オール・ザ・マーブルズ! 伊図透あうしぃ@カワイイマンガ豪速球を投げるヒョロ長い女子投手が、身体を流線形にしならせる。 野球のために、人の形を捨てて気流のように最適化されてゆく身体。現代アートのような斬新でスタイリッリュな、そして野球人の夢のような投球フォームに魅了される。 そんな彼女を見つめる主人公は、やはり女子で、ぽっちゃり目のスラッガー。冷笑系の彼女は複雑な思いで「女子が野球をやること」に揺れている。 二人は女子野球部のある高校で出会い、迷いの中で切磋琢磨し、ライバルで仲間という関係を築く。野球に恋焦がれ、高みを目指す二人の熱量に引き摺り込まれる。 女子高校野球の全国大会は、実際の会場がそのまま描かれる。女子が野球をやる事の「やりにくい空気」は複雑だが現実的……とてもリアルな描写の一方で、女子たちの野球への想いは夢のように美しいが、それ故に切なくもある。 女子野球のひりつくリアルと、焦がれる夢。そんなものでできているこの作品は、とても強い。「女性」が主人公の、野球漫画!オール・ザ・マーブルズ! 伊図透nyaeコミックビームで伊図透さんの新連載開始ー! 男性に混じり、堂々とした姿でマウンドにたつ、第一話ではほとんど顔もはっきりと描かれない主人公と思わしき女性。 そして、彼女のかつてのチームメイトと思われる女性たちが、彼女の投球フォームを見てなぜか涙を流したり「裏切り」というワードが出てきたりと… ここに来るまでは一筋縄ではなかったと思われる過去を背負っているようです。 オリンピック競技から野球が落とされたということを発端に、純粋にただただ「野球がやりたい」という女性たちの意思に反して運命が翻弄されてゆく、という感じでしょうか。 まだつかみどころが見えないのが正直なところですが、期待しております。 死んだ父が残したのは「手」 #読切応援手 坂口心臓nyae※ネタバレを含むクチコミです。自分を認めたいミューズの真髄 文野紋さいろく大人になるとなかなかできない。 振り返って、反芻して、考えてた時間って大人になると減るんだと思う。 それを「つまらない大人」と自己卑下してしまうようなのがつまらない大人なのだ。 でも割とみんなそうして生きてきてるんだ、と安心させてくれた。 読んでてめちゃくちゃ心配になる彼女のターン、そしてズバっと切り裂かれるような気持ちになる彼のターン。 どっちもダサくないよ、頑張れよ、と言いたくなる。 ここからどう転がっていくのか楽しみな作品。悪い意味でコミティアみたいロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤ名無し舞台やキャラ設定、テーマ性はよかった。 でも話作りが「魅せる気あるの?」て感じ。 序盤からスロースタートで 「わかってくれる人だけついてくれば良いです」 みたいな高慢な態度が鼻につく。 コミティアの同人誌っぽいな〜と思ったら 実際にコミティア出身で納得。 いやわかるけど・・・バクちゃん 増村十七名無しこの作家さんは次回作の『花四段』でもそうですが、 全体的にキャラが滑ってます。 キャラクターが自由に動いてない感じです。 絵が下手とか構図が決まってないとか そういう画力的な拙さも感じるんですが それ以上にキャラが魅力的じゃないです いや魅力的なキャラを作ろうとしてる努力は伝わってくるんですが 努力が伝わってくる時点でダメっていうか・・・。 「あ〜、頑張ってるんだなあ」って感じ。彼女達はこれから闘う #1巻応援女の子がいる場所は やまじえびねあうしぃ@カワイイマンガ様々な国の、10歳の少女達に降りかかる抑圧を描いた本作では、必ず最後に思いを胸に、押し黙る少女達が印象的だ。 サウジアラビア、モロッコ、インド、日本、アフガニスタン。各国の少女達は、女性に対する差別への苦しい思いを抱く。 差別は男性からも、そして女性からも押しつけられる「ように見える」。それは社会構造が差別的であるためだし、人の内面にこびりついて剥がれないものもある。差別を内面化するしかなかった女性も描かれる。 どこまでも苦しい現実。しかし、少女達は押し黙りながら、未来をぼんやり考える。 昨日まで幼かった、しかしあと数年で結婚も視野に入る、10歳という年齢。溌剌さと、挫折を知る前の純粋さで、これから世界と対峙してゆく少女達の、真剣な眼差しは強い。 辛い気持ちも、割り切れなさも、闘う気持ちも、彼女達と共有して、せめて共闘したいと願う。柔らかな青春の痛み #1巻応援 #完結応援緑の歌 - 収集群風 - 高妍あうしぃ@カワイイマンガ絵が目に触れてくる。それはとても豊かな体験だ。カバーのデザインから目に嬉しい。そしてどのページも、質感で充実している。 緻密なペン画で描かれる背景には、リアリティと台北の湿度がある。大胆な白地とのコントラストが生み出す気持ち良い光景。 そしてそのペン画で描かれる人物は、手を伸ばせば触れられそうだ。漫画的表現のまま実態を持った人物、その内面描写はナイーブで、儚げな表情に心を持っていかれる。 描かれる現状への落ち着かなさ、制御できない恋と自意識、そんなものであてどなく彷徨い続ける様子は、私の知る限りだと『神戸在住』の主人公のような不安定さだ。 音楽の感じ方、細野晴臣への信仰告白のような強い思いの表出、行き場なくかすかに震える初々しい感性……この青春の手触りは、柔らかいけれど、刺すように痛い。 要々舎のA DAY IN THE L…緑の歌 - 収集群風 - 高妍ymzkrm要々舎のA DAY IN THE LIFE で高妍さんを知り、この上下巻は予約注文しました。 期待を上回る作品で、とても上質なひとコマひとコマにうっとりしました。 心を動かす素敵な音楽や文化、人に出逢って、それらに触れているときの感情の機微がとても繊細に描かれていて、あぁ…好き!ってなりました。 作中の本棚に出てくる、自分も好きな作家さんの作品やアルバムを見つけては嬉しくなり、プレイリスト作ってみたりして音楽を味わいつつ読みました。 台詞のないコマからも、人物の表情やしぐさが豊かなので想像がふくらんで、その隙間に思いを馳せることができるし、今後も読み続けていきたいです。 すき。 NO SMOKING観直してみます。大蛇と人間の夫婦生活とは…大蛇に嫁いだ娘 フシアシクモ名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<56789>>
笑いが絶えません!一気読みがサクッとできる!