ビームコミックスの感想・レビュー480件<<1213141516>>窮屈な自分と、自由のきみ #読切応援自由のきみ。 成家慎一郎名無しコミックビームの付録小冊子に載ってる読み切り、もれなく全部面白いんだけど、なかでもこれがいちばんよかったかも…。 アレックスの王子様っぷりも去ることながら、主人公の顔が変わる瞬間のコマにはいい意味で鳥肌がたった。なぜか泣けてくる #読切応援夏休み ひうち棚nyaeとある夏の日の、とある家族の一日を描いた読み切り。 平和でなんか泣けてくる。 巻末のコメントに、昨年の夏のことを描いたとあったので作者自身のお家の光景が元になっているっぽいです。今年もこんな平和な夏休みを過ごせるといいですね。絵本みたいで可愛いシールの赤ちゃん 中憲人名無しまさかのシールの赤ちゃんの漫画! 可愛い ほっこり なんとなく読んでいいな、ってなりました「有害無罪玩具」の作者新作読切 無間天獄 詩野うら名無しコミックビームの付録小冊子に掲載されていた読切。ひと目見てこの人だとわかる、独特な絵柄のファンです。突飛で少しグロテスクな内容に反して、淡々と進むストーリー。百合っぽさもありつつ、死生観がぐらつきそうになる意欲作だと思いました。なんの根拠もない勝手な推測ですが、ビーム本誌で連載始まりそう。 PR厳選!読んでほしいこのマンガ海が走るエンドロール著者:たらちねジョン6巻まで刊行作品情報はこちら!!はじめて読んだ桜玉吉漫喫漫玉日記 深夜便 桜玉吉名無しなんとなくジャケ買いをしてみたのですが面白かったです。他にも色々買ったのですが自分的に一番いい買い物はこれだったなと思いました。タイトル通りこの著者の漫画を読んだのは初めてだったのですが、読んでて違和感がなかった。ノーストレスだった。性別も世代も違うけどこんなに気持ちよく読めるのかと驚きましたね。逆の場合もたくさんあるから漫画の相性って面白いですよね。 とくに好きな話は「3・11金曜日」と「銀河追想」ですね。大地震の日の出来事を描いた話と渋谷のラブホテルに女の子を呼んだ話です。「3・11金曜日」ノンフィクションの面白さがあります。「銀河追想」は呼んだ女の子が声優志望の子でバカボンのママやメーテルの声マネをさせたという話なのですが、絵が丁寧な訳じゃないのにやけにエロくてびっくりしました。こっちはどこまで本当の話か分かりません…。他の作品も読んでみようと思います。弥次喜多 in DEEP弥次喜多 in DEEP しりあがり寿名無しまず、絵柄で好き嫌いがあるかと思います。私も始めは苦手な絵だなと思って読んでいたのですが、世界観が幻想的で不可思議なギャグに笑いつつ、心動かされ、ハマっていきました。作品世界にどっぷりつかれて濃密な体験ができる漫画です。インポッシブルの爆笑コントが漫画に! #読切応援農家 藤井おでこ インポッシブル名無しコミックビームに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! アメトークこち亀芸人にも出てたり、ものすごい濃くてパッションの強いネタをやる人気お笑いコンビ「インポッシブル」のコントを、『幼女社長』の「藤井おでこ」がコミカライズ! ある日、農家が仕事をしよう田んぼに行くと、そこにはミステリーサークルが! 周囲を見渡すとまだ稲を人力で倒す犯人がいて問いただそうとすると・・・本物の宇宙人!? 原作がコントとは思えないほど完成された読切! 漫画的な表現力の素晴らしさはもちろん、めくりで現れるボケなど読み味のテンポの良さが気持ちいい。 大ゴマの使い所も最高! 元ネタの動画を見ると、本人らの強さを上手く漫画に落とし込んでるという印象を受ける。 違う視点から見れて楽しかった。 漫画もコントも好き! コント動画→https://youtu.be/BLIqN9yUSQY ↓ヤングキング7号の同企画も面白かった! https://manba.co.jp/boards/116656 https://manba.co.jp/boards/116657 https://manba.co.jp/boards/116658 https://manba.co.jp/boards/116659インポッシブルのコントを藤井おでこがコミカライズ‼農家 藤井おでこ インポッシブル名無し面白いんだけどこれ本当にコントなの…!? 元ネタの映像とかあれば見てみたい! この急速に後半が伸びるところめっちゃいい。傷ついた分、強くなる者たちに感じ入る短編集マザー 江戸川治兎来栄寿江戸川治さんによる短編集です。個人的に『ホウキにまたがる就活戦争』が好きだったので楽しみにしていましたが、期待以上の作品群でした。 話の舞台や設定はファンタジーから現代不倫物まで様々ですが、基本的に何か大きな悲哀がありそれを乗り越えていくというところは通底しています。そして、読み終えた時には哀切が混じりながらも希望や暖かな気持ちで心を満たしてくれます。 「まおうの首」の主人公の感情が溢れ出す表情などは素晴らしいです。「苦い悪夢」のトーンを使わなくとも美しい白黒の描き込みなど惹かれるポイントも数多く詰まっています。 表題作「マザー」は王道をなぞりながら唸らされる部分もあり、とりわけ感動的でした。ラストが対比的な「アノコロタクシー」と並んでいる構成にも妙があります。 この読み味をコンスタントに出せる江戸川治さんには今後も期待大。お薦めの一冊です。恋愛モノにおける最初の出逢いの美味しさその時の彼女が今の妻です 音井れこ丸兎来栄寿『おじさんとマシュマロ』、『若林くんが寝かせてくれない』の音井れこ丸さんの最新単行本。 すべての話がタイトル通り「その時の彼女が今の妻です」に収束していく、新感覚の恋愛マンガです。 やがて夫婦に至る男と女の、その最初の出会い。なんの変哲もない出逢いからドラマチックなものまで、ある意味では恋愛の特に美味しい部位を少しずつつまみ食いできるような贅沢さを感じさせてくれます。 そして、徐々に話の型に慣れてきて「ふんふん、今回もこの人とこの人がやがて夫婦になるんだなー」と油断して読んでいると時折変化球も交えてきて飽きさせません。 間がすっぱり省略されているからこそ、その間の物語を想像して楽しむ余地も生まれています。 それにしても……やっぱり「若林」なんですね笑美大夜学生たちによる"演劇のつくりかた"午後9時15分の演劇論 横山旬名無し変わり者だらけの無法地帯「夜間学部」の舞台コースに所属する、舞台制作未経験の自称・天才演出家、小謝くんを中心にこれから繰り広げられるであろう演劇譚。 頭の中では完璧な舞台が完成させられるけど、現実はそう甘くない。めちゃめちゃいろんな壁が立ちはだかるイメージしかないけど、個性もクセも強すぎる面々と共に始める全力の青春を期待している!展開が予想できなかったこの物語でネコに危害はいっさい加えておりません。 羽生生純さいろくオッドアイのうぬぼれノラ猫「ナァ」が主人公の猫視点での物語。 外で出会った飼い猫「おもち」や「グリ」、番犬の「ゴブ」などハートフルな感じの展開が期待されるはずなのに、さすが羽生生純先生…こんな物語なのにエロと暴力が欠かされない。 謎の侵略者(?)vs人類の戦いにおいて猫は何故か危害を加えられる事がないまま(タイトルどおりです)物語は進んでいく。 なんとなくですが井上三太っぽさを感じるバイオレンス要素がちょっとだけありますが、あとはやっぱ羽生生純だなぁという感じ。 もう少し自我を抑えて上手く続く連載とか持てたらいいのになぁと勝手ながら先生の成功を願っております。。。 「恋の門」は映画化されたし、原作もおすすめ。原作と比べても遜色ない出来五色の舟 近藤ようこ 津原泰水名無しいわゆる「奇形」を集めたサーカス団のお話。でも感じたのはそういうひどい境遇に対する嫌悪感と言うよりも、身を切るようなせつなさだった。多分同情ではないと思う。 原作は読んだことがあって、もちろん良かったのだけど、短編集の一つとして収録されていたためボリュームという点では不満があった。 コミック版の方は単なる文字の視覚化にとどまらず、行間を上手く埋めていて読みごたえがある。 原作が持っていた、あの不思議な夢のような世界観をよく再現したなと感心。才能の塊夢中さ、きみに。 和山やまnyae表紙の美青年の絵だけでは想像つかないかもしれませんが、人前で読むと笑いをこらえるのに苦労するタイプのマンガです。 このとんでもなくバズっているツイートが面白いと思ったならば、絶対に読むべきです。このレベルの話があと7話分載ってます。 https://twitter.com/wymaaa/status/1160203058262921216?s=21 お気に入りは二階堂くんが初めて伊藤潤二を知った時のひとコマ。インセプション(映画)の元ネタ?ペット リマスター・エディション 三宅乱丈名無しAmazonPrime会員向けのアニメ公開もあったがまだまだ認知度が作品の質に追いついていない名作。「イムリ」「ぶっせん」の三宅乱丈が人間の心の中にせまる。 いとうせいこう「解体屋外伝」は洗脳集団と洗脳外しの対決だったが、それのマンガ化といえる。映画「インセプション」はこの漫画の影響下なのではと思ったが、三作とも「ニューロマンサー」の系譜であるという意味では、どこがオリジナルであるかという推測は無意味かもしれない。精神を「ゴースト」と呼ぶ押井守作品ではプログラミングに例えて可視化した世界を、「山」と「谷」という概念で表現しきったところはマンガ史におけるアポックだったのではないだろうか?猫かわい〜!で最後…なぜ…この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。 羽生生純nyae羽生生先生の新連載、まさかただの可愛いネコチャン漫画だとは思ってませんでしたが… え、ちょっと、最後のそれ…どういうこと… 待て、次号!恋愛において普遍的なテーマでもある恋人の過去の相手彼女と彼氏の明るい未来 谷口菜津子starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)恋人の過去の相手が全く気にならないという人は極少数なはず。 そんな誰しもよぎったことのある思い、疑惑、心配性、ネガティブさを最大限に高めて爆発させて包み込んだのがこちらの作品。 最高に揺さぶられる。 全く付き合ったことがないわけでもないが、ロクな女性と付き合ってこなかった一郎。 流されるままに、性格もブスな女性や、自己評価低すぎてネガティブすぎる女性、占いやマルチにハマっている女性と付き合ったりして散々な思いをしてきて若干こじらせてしまった一郎。 現在、そんな一郎(28)が奇跡的に2年付き合ってるのは、性格も良くてめちゃくちゃにかわいいゆきかちゃん(28)だから余計に過去が気になってしまう。 そんなある日、居酒屋で言われるがままにゆきかちゃんの写真を見せていると隣で飲んでいた男に見られ「この女ヤったことある!超ヤリマンなのよ!しかも乱交しちゃった♡」と無茶苦茶に最低&失礼な外野がいたもんで、元来の心配性とネガティブさがムクムクと膨れ上がりいても立ってもいられなくなってしまう。 そんなときにちょうどよく?現れてしまった誰の過去でも見れる(情報を収集してシミュレーションして再現する?)VR。 一郎はどうなってしまうのか。 真実とは!? 「恋人の過去の相手が気になる」というのは「最近の若者は・・」という言葉が古代エジプトの石碑から見つかったのと同じくらい世界中で普遍的なテーマな気がする。 結婚相手以外に処女を奪われたら、奪われた女性側が死刑になってしまう国さえあるし、いろんな宗教があるが処女であることをどこでも重要視しているように感じる。 声優も処女であることを求められるというのを聞いたことがあって大変な世界だなと思う。 それほどに世の男性は処女だとか、初めての相手という部分に縛られ頭を抱えている人、女性から言わせると「キモい」人が多い。 だが、そんなのは野暮以外のなにものでもない。 今が違えば過去のことは関係ないし、相手も自分も現在が幸せであればいいじゃないかと思う。 そう、思うのだけど・・。という永遠ループの悩みがこの漫画だ。 乱交、それが事実かどうかは置いておいて、その結果にとらわれて本質を見失ってはいけない。 たとえ事実としても、大事なのはヤったかどうかじゃなく、なぜやったのか、彼女にはそこに至るまでの背景や理由があり、それを現在黒歴史として隠しているとしたらなぜ隠しているのかまで考えなければ相手の気持ちを思いやってるとは言えないんじゃないか。 相手の優しさかもしれないのに。隠したいのであればそっとしてあげればいい。 そして、本来乱交の事実を確かめるすべなど、本人に聞くしかないはずなのに登場してしまったのが、謎のVRだ。 これが事態をややこしくしてしまった。 こんな本当かどうか怪しい機械の情報をストンと信じてしまう。 本当かどうかも分からないのに。インプットした脳内の情報・願望・妄想を勝手に読み取って映像化するマシンなのかもしれないのに・・。 そして一郎は事実かどうかも曖昧な判断材料でさらなる妄執に囚われどん底に堕ちてしまう。 純文学的とも言えるテーマを新しいギミック(VR)の導入で新しく描き、素晴らしいデフォルメ具合の絵で表現されているのがめちゃくちゃにいい! 作者の谷口菜津子先生は漫画家の真造圭伍先生とご結婚されているので、もしかして一郎は真造圭伍先生がモデルだったり?と勘繰ってみたり。 1巻のあとの最新9話に出てくる女性たちの証言もよくあるというか、なんだか三者三様でリアルだけど、女性は男がいるところではあまり言わなそうな話だよなーと。でもそこは作者が女性っていうの思い出して、少し腑に落ちる。 すごく男性主観の話なのに女性が描いているのは本当に凄い。 久保ミツロウ『モテキ』や新田章『あそびあい』もそうだ。 奇しくも二人共男性っぽい名前を使っているのも面白い。 悩んでいるときに一人で思い悩んでクソみたいな考えが醸成されて突っ走る前に周囲に話を聞いているというのは、一郎がコミュ障でもないごくごく一般的な男性という描かれ方をしているからこそなんだか救いはありそうな気がしてくる。 もしくはだからこそ共感できて絶望が広がるのか。 誰しも囚われかねない妄執に区切りをつけて過去の相手ごと恋人を愛する決意をすることで有名なのが「めぞん一刻」だ。 変えられない過去を受け止め前に進む、あまりに有名すぎるあのシーンは感動的だ。 そこに到達できてようやく本当の恋人と言えるのかもしれない。 頑張れ一郎!幸せなはずの現在を、現実を見るんだ!絶対に期待を裏切らない『出会い』のオムニバス連載その時の彼女が今の妻です 音井れこ丸名無しわかってるんだけど!オチはわかってるんだけど面白い!! 本編に描かれていない空白の部分に想像力を掻き立てられる、新しいかたちの連載だと思いました。 男女のなんてことない、または特殊な出会い話のオチとして、タイトルのような「その時の彼女(彼)が今の妻(夫)です」という文言はよくあるパターンですね。それをマンガにしちゃった。しかも数組のお話が読めてお得感あります。 若林さんという女の子が2回出てきたのが気になりました(同一人物?しかしそうなると話がややこしくなる…)。最高すぎる彼女、ゆきかの知りたくない過去彼女と彼氏の明るい未来 谷口菜津子名無し※ネタバレを含むクチコミです。ど田舎に侵略してきた宇宙人ハローハロー宇宙 飯田ヨネ名無し宇宙人の女の子・ソラと、そのいとこ・ななえ。 可愛くて明るくて性格もいいソラに親も友達もみんなが夢中。なぜかななえ以外の人間にはソラが宇宙人だとわからないらしい。 ななえはソラを「人間を騙し侵略しに来た宇宙人だ」という。 ここまでは読者もソラのことを宇宙人だと思っている。しかしそれは途中で覆る。ソラはななえがいう宇宙人ではなかった。 「宇宙人」って、文化や価値観が違う人にも使ったりする。ど田舎の人間から見れば、東京から来たキラキラしたソラはまさに宇宙人そのものだったかも知れない。 でも、ソラにもキラキラしていない部分があった。ななえはそんなソラになんて声をかけるのか。宇宙人と友達になれるのか。爽やかでキラキラ眩しいラストでした。 私からすれば田舎だろうが都会だろうが10代はみんなキラキラして見えるけどね…庭師と料理人萌で盛り上がれる女性に勧めたい本てだれもんら 中野シズカ名無しまずこの庭師と割烹料理人、ぶっきらぼうと過去に色々あったやつの組み合わせ! 30人中28人は好きだと思います。 適当に言いましたけど雰囲気とキャラが最高。 絶対同世代のお姉さんは好きだと思うので読んでくれ!と勧めたい…! 漫画読み飛ばし派ですがじっくり1p1p読んでしまいました。 庭師は少しファンタジー入りますが、料理は興味深くてリアルに美味しそうに描写されてます。 そんなもん料理したことがないと思ってしまう「松露」とかでてきます。 そういう日本料理の食材などが登場するので話に奥深さを感じるのかも…。 トーン使いも素敵です 絵としても簡略と詳細うまく使い分けられている印象 本当オススメなので買ってみてください! 狩撫麻礼版ホームドラマタコポン 狩撫麻礼 いましろたかし秋野ひろ※ネタバレを含むクチコミです。家においておきたいやつクトゥルフの呼び声 ラヴクラフト傑作集 田邊剛 H・P・ラヴクラフトやむちゃ表紙がイケてるし絵も綺麗で内容も小難しそう。つまり私の中で家の本棚に置きたい漫画に決定しました。あとインクの匂いなのかわからんけど新鮮な紙の匂いする。 絵はシンプルなんだけどトーンだけで表情がわかってそれもなんだか清い感じがして好きだな。想定外の「手練」と男子達てだれもんら 中野シズカさいろく1話読み終えて「きのう何食べた?」みたいな感じかーと思ったら2話目、庭師のターンから世界設定の説明が始まる。 続きを早く…<<1213141516>>