ビームコミックスの感想・レビュー493件<<1011121314>>20世紀初頭の科学力で火星人に蹂躙される恐怖。宇宙戦争 横島一 猪原賽 H・G・ウェルズななし※ネタバレを含むクチコミです。著者の父との思い出と別れ父のなくしもの 松田洋子ぺそ※ネタバレを含むクチコミです。久しぶりにきたな夢中さ、きみに。 和山やまツジ和山やまを知ってしまった。「カラオケ」も良いが断然若者らしさが表現されているのがこちら。 言い回しといい、世界観といい、久しぶりに出会たこの感じ。個人的には「二階堂」が好き。横隔膜がちぎれそうになるくらい笑いました。声を押し殺して。 これが週チャンで連載してたとはドリル園児 完全版 おおひなたごうnyaeチャンピオンコミックスも持ってますが、完全版も買いました。そのくらい好きな漫画です。完全版にはチャンピオンコミックスに入ってなかった分も収録されてるので結構分厚い。 好きなコマは、ミントちゃんに「幼稚園に何で来てるの?」と聞かれたねぐせ先生が「生活のためよ」と言って「交通手段を聞いてるの!」と怒られたコマです。キャラとしてもねぐせ先生が大好きだったんですが、途中から出なくなってアゲハ先生に完全にバトンタッチしてしまった。人気なかったのかな…。 あとはマメピンの兄ちゃんも好き。体のほとんどをクマに食われているけど、クマが冬眠している間だけは自分の意志で動くことができる。そういう発想が本当に天才だなと思います。 ますび先生のおさんぽ漫画が戻ってきたおさんぽマスターズ 須藤真澄名無しますび先生もO村編集長(現編集総長)も五十路。というのは良いのですが、初日からぎっくり腰はやばいですよ!笑 副編の青木さんも途中でお腹壊してるし、先が思いやられる感満載で、それでも立派に第1話として成り立ってるのがさすが。 そんな感じなので、浦和がどんな街なのかがほとんど頭に入ってこなかったです。「いいな」って思う人わりといるかもegg -わたし、あなたの子どもです。- 鳥野しの名無し卵子提供して同性婚で生まれた子供が(他人なのに)自分の元にやってくるとこから始まるんですね。 一番最初に思うのは「近い将来ありえそう」 そして「出産のリスクが皆無なのはいいな」 家族の一話ですごくまとまってましたが続くならば家族と他人の線引きの話にもなるでしょうねー…。 血が繋がってたら家族なのか。 繋がってなくても一緒に過ごした時間が長くなれば家族になりうるのか。 最後まで読んで、もう一緒に住んじゃえよ!と思いましたがそうはしないんですね…。 子供一人、一人の人生一人をほぼ他人なのに真剣に考える所に主人公の性格の良さを感じます。 何も準備してない所に子供一人分の養育費払い続けられるかってーと、他人なら投げ出したいと思うかもしれないですし…。 とかとか、色々考えてしまうほど面白いテーマだったので続きが楽しみです! 働く男ってかっこいい…てだれもんら 中野シズカ大トロ働く男ってかっこいいですね。 好きなものを描いている、というかんじの漫画で素敵でした。なんとなく色気のある、そんな作品です。 かわいいより適切な言葉が見つからない夢中さ、きみに。 和山やま野愛わたしもドラマ化決定のニュースを見てまた読んでみました。 やっぱり面白いなあ。 林くんの奇行が面白いのだけれど、何かをしてやろうとか誰かを笑わせようとかそういうわけではなく、そうするべきだと思ったからそうした的な迷いのなさがやっぱり面白い。かわいい。 面白くて意味わかんなくて気になってしまう、別に恋とか萌えとかそういうのじゃない感情を適切にあらわす言葉が見つからないので、かわいいでいいんだと思います。 階段数えたあとの迷いのない目が好き。 ドラマの林くん役はかわいいの具現化みたいなアイドルサイボーグみたいなお方なので驚きましたが、浮世離れした感じは合ってるかもしれない…と期待が高まってます。突飛な設定が違和感なく染み込みます。カラオケ行こ! 和山やまstarstarstarstarstar干し芋和山やま先生の作品はやっぱり好き♬ 突飛な設定で独特の世界観が展開されるけど、置いて行かれることなく何となく自然に染み込んでくる。 絶対音感を持っている組長とのカラオケ大会で一番歌の下手な人が、組長の趣味であるが下手っぴな手彫りの刺青を入れられるって・・・。 ヤクザが、中学生の合唱コンクールに出向いて歌のコーチを探しに行くって・・・。 そして、ふたりの友情が芽生え始めるって・・・。 見どころ満載で面白いです。祝実写化、というわけで振り返る夢中さ、きみに。 和山やまさいろく振り返って読んだが、これは確かに何回も読んでも良い作品だった。 2回目も十分に楽しめました。 私は小松くん(中3)と目高くんが好きです。 実写化では林が主役のようだけど、話ごとに〆がある作品だしどうするのかな?というのは気になる。 全部やるなら二階堂誰がやるんだろう。 関西弁が心地よい中学生×ヤクザの不思議な話カラオケ行こ! 和山やまさいろく狂児さんクールでええなぁ 次カラオケ行ったら紅歌おう思っててん さとみくんはヤクザの前でもよう喋れるやん、指見たら卒倒するわ あと組長半端ないです。センスの塊!!夢中さ、きみに。 和山やま名無し独特な世界観、すごく好きっ♬ 林君は、他人には何を考えているかわからないだろうけど、本人の中には、一本筋が通ってる、芸術家タイプ。 二階堂くんは、自分の作った“二階堂像”を必死で守ってる感がかわいい。 そして、そんな二階堂くんの行動に気付いた?(気付かされた?)師匠、目高くん。 二階堂くん目高くん、ふたりの距離感もいい。なんだこれは〜!?漫画!?ニックとレバー ミヤタキョウゴロウ名無しトーンとベタの概念が一切ない漫画ですね。 カラーでみてみたい!絵柄はホットドッグとコカコーラ買った時に付いてくる放送用紙にプリントされてそうなアメリカン画風 変なキャラ出てくるのに不思議と嫌いになれません 冗談じゃなく本気(マジ)で全人類に読んでほしい! #1巻応援無敵の未来大作戦 黒崎冬子nyaeまず試し読みだけでもしてほしい。それで面白いと思ったら、気づいたら1・2巻ポチッとしているはずです。これは絶対。 これは簡単にいうと少子化対策で打ち出された「聖婚」という制度によって、結婚とは?愛とは?そして、自分の幸せとは?を考え、見つけ出す物語です。表面的にはわちゃわちゃおふざけして小ネタの大渋滞が起こってるから思いっきり笑えて楽しいんですけど、芯の部分では社会問題(少子化、児童の貧困、性差別、ルッキズム思想などなど)に真摯に向き合っていて、信念を持って描いているというのが伝わる本当に素晴らしい漫画です。フキダシ外の手書き文字すらも一文字も見逃せない。作者の愛に溢れた作品。 わたしはコミックビームの連載が始まったときからずっと、たくさんの人に読んでほしいと思って単行本を待ち望んでいましたが、結構な焦らしを経ていま、満を持して1・2巻同時発売したこと、通して読んで理由がわかった気がします。 もちろん試しに1巻だけ…というのもアリですが、1巻を読んだが最後、2巻を読まないという選択肢は無いでしょう。これも絶対。 このマンガがすごい!をはじめとした漫画賞でこの表紙を見る日は遠くないと確信しています。大好きです。 連載では毎号しつこいくらいにファンレターを募集してるところもほんと好き。刮目してこれを見よ!度肝抜かれる『五万節』五万節 上野顕太郎名無しすごくかっこいいタイトルだけど、一体どういう内容なのか見当が付かないぞ…と思いつつ読んでみたらマジで度肝抜かれたし、あとがきの「打ち合わせは5分、製作半年。」というコメントを読んで震えました。この2ページを読む為に1冊買う価値があると断言してもよいでしょう。他にもデビュー作や新人賞入選作も収録されてましたが、個人的には「まゆみちゃん的日常」が好きでした。ハードボイルドな帽子男の逃亡ギャグ漫画帽子男 上野顕太郎名無し榎本俊二先生の激アツ帯コメントに惹かれて読んでみました。太字になっていたところを引用させて頂くと「90年代ギャグ漫画の最重要作品。」だそうです。目薬をさす、自動販売機でアイスコーヒーを買う、歯医者に行く、そういう何てことない事がギャグになるのもすごいですが、ギャグに対して画面の描き込み量がえげつないです。それがハードボイルドな帽子男の性格とも合っているので、さらに笑いを誘います。ギャグ漫画家って実は真面目なんだよ、だから狂ってる(面白いものを描けるんだ)とよく言われますが、これを読むとその説は本当かもしれないと思いました。 主人公になれないはみ出し者の青春物語教室の片隅で青春がはじまる 谷口菜津子nyae※ネタバレを含むクチコミです。歩きたくなる読切朝 歩く 志村貴子名無し※ネタバレを含むクチコミです。面倒異能女「何歳の私も愛せるの?」恋煩いフリークス 雨隠ギドあうしぃ@カワイイマンガ好きな先輩は変な力があるらしい。ある時先輩を怒らせたら、俺は狼男、そして彼女は12歳に?様々に「変化」した人達で溢れる不思議町内で、先輩の怒りを解くには……でも何で怒ってるか、分からない! ♡♡♡♡♡ 月子先輩はその力で、幼くなったり老けたり、様々な年齢を行き来する……まるで狼男の大山くんを試す様に。しかし子供姿の愛らしさから、熟女姿の少しくたびれた感じまで、月子先輩は常に「魅力的に」描かれるので、大山くんにとって先輩は「運命の人」なんだなぁ、とビンビン伝わってくる。 気難しい月子先輩と優柔不断な大山くんの遣り取りは、核心が見えずもどかしい。それでも少しずつ先輩の心の殻を剥いて、本心と向き合う苦しさと優しさの物語は、心に重く迫る。 町の人が動物化・性別変更する「変化」は町を非日常の祝祭空間と変え、ワクワクさせられる。それぞれの願望・劣等感・深層心理が暴かれる場所で、生まれるストーリーは読み応えあり! 己の出自を知った少年の孤独な戦い。イムリ 三宅乱丈名無し三宅乱丈先生の他の作品も読んでいて、最近完結したとのことでイムリも読んでみました。 全26巻でとくに印象深いのは、19巻の奴隷民族が思いもかけない協力者の助けを得て見事脱走を果たすシーンです。売野らしさ満載♬売野機子短篇劇場 売野機子名無しこの短編集は、充実のラインナップ。 売野作品は、心の隙間にスッと入り込んで、『それでいいんだよ。』って言ってくれているよう。 “運命とか信じるきみだから”すごく好き。 せわしない世の中、待つことって・・・。 自分の人生を改めて考えさせられた。強さと優しさとまっしろけ 竹谷州史ナベテツ他人を思いやり、共に笑ったり涙したり、そんな風に生きられたらなあと憧れたりするのですが、この作品は他人と寄り添って生きる姿が描かれています。 物語の冒頭、主人公の真白は両親を喪います(唐突ですしインパクトがありました)。そこから旅が始まるのですが、世知辛さと他人の優しさと、その両方のバランスが「良い感じ」だなあと思いました。 世の中は天国ではないかもしれないけれど、絶望するほど地獄でもない。弱さに背を向けず、生きることを諦めない。そんなポジティブさを感じる作品でした。 売野機子のエッセンスが凝縮された短篇集売野機子短篇劇場 売野機子兎来栄寿売野機子さんは長編ももちろん面白いのですが、改めてこの短篇集に収録されたエッジの利いた短篇たちを読んで、やはり格別だなぁとしみじみ思いました。 最初と最後こそ、連載したかったものの企画をどこにも受け入れられなかったことでコミティアで本にすることとなったという外連味溢れるSF「ロボットシティ・オーフェンズ」でスカッと楽しいです。しかし、その間に挟まれた作品、とりわけ「痴者の街で」や「成人式」などはビターな味わいで、順風満帆でない環境で躓いてしまった人にこそ刺さるであろう作品です。 物語を楽しむ必要がないほど現実が充実している人は幸せです。そのまま、世界に笑顔を増やしていって欲しいと思います。しかし、そうでない、笑えなくなってしまった人。そういう人に寄り添うのがこうした作品であり、その意義だと感じます。 売野さんには、人生や社会の理不尽に翻弄されて傷を抱えた少女を、その少女が傷を歯を食いしばって堪えたり痛みに喘いだり、克服したり圧倒されたりしながら生きていく時の生々しい息衝きをこれからも作品に宿して欲しいです。 なお、後書きで「〜しか勝たん」という表現を売野さんが使うようになっていたところもまたエモさを感じたところです。紅だァァァァーーーーーーーッ!!!!カラオケ行こ! 和山やま兎来栄寿私は最も好きなアーティストがX JAPANなので、「紅」が物語上でとても大きな役割をもたらすこの物語には一際愛着が湧きました。「紅」は前奏が長いし何ならギターソロも非常に長いんですけど、それも含めて最高なんですよね。 昨年、颯爽と発売されたデビュー単行本『夢中さ、きみに。』でマンガ好きに旋風を巻き起こした和山やまさん。今年も『女の園の星』に加えて、この『カラオケ行こ!』で見事にマンガ読みを熱狂の渦に巻き込み、その勢いは早くも一般層にまで波及しようとしています。 本作は絶対音感を持った組長が開催する恐怖の罰ゲーム付きカラオケ大会でビリにならないために、39歳のヤクザが歌の上手い中学生に教えを請うという設定でまず1オモシロ。 次々と展開されるヤクザエピソードが笑えて2オモシロ。 そこに、コメディだけでなく合唱部部長でコンクールを目前に控えながらも声変わりという難題に直面する聡実のシリアスな葛藤が加わり物語の厚みが増して3オモシロ。 聡実の家族の出番はほんの僅かですが、その少しの時間で見せる人間臭い魅力、4オモシロ。 そして全体を通したストーリーの素晴らしさ、計100オモシロ。本作も最高でした。 「紅」では 「紅に染まったこの俺を慰める奴はもういない」 と歌われますが、狂児には聡実という言葉では表せない関係性を持った人間ができた、紅に染まっても慰めてくれる奴がいる、その尊さ。 単行本ならではの描き下ろしも非常に嬉しいおまけでした。 巻末の狂児のプロフィールにおけるカラオケベスト3で、1位が紅なのはもちろんですが、2位と3位があの曲になったのはとてもエモいですね。狂児が歌う2位の歌も聴いてみたいです。夢花火。<<1011121314>>
※ネタバレを含むクチコミです。