ビームコミックスの感想・レビュー480件<<1314151617>>ショートさんの日常ショートショートショートショートショートさん タカノンノ名無しままならない日常コメディ。正直これほど笑える漫画とは思ってなかった! クスッとというより、声出して笑いました。 クールで美しい表紙の絵と、実際のショートさんの日常との落差を楽しんでほしい。これを読んでからずっとファン放浪息子 志村貴子nyaeビーム連載当時に友達からすすめられて読み始めて、志村貴子先生のファンになったきっかけの作品です。 トランスジェンダーを扱った長編作のなかでも名作に入ると思う。 この可愛らしい表紙からはあまり想像できないほど、パートによっては読むのが辛くなるような部分もありました。それでも登場人物たちは年齢を重ねながら、色んな人と出会い、各々で視野を広げていくうちに「こっちが心配しなくてももう大丈夫だな」といった感じで手元から離れてくような感覚にもなりました。 ここからは細かい個人的な好みの話ですけど、主人公にとりんの姉・まほちゃんの彼氏の瀬谷くんがほんとイイです。まほちゃんが弟にはちょっときつく当たりがちで気が強いのに対し、瀬谷くんのイケメンなのに控えめで押しが弱い感じがたまらないんです。とにかく性格がいい。 もうひとりは千葉さん。千葉さんはたぶん放浪息子読者のなかでもかなり人気が高いキャラクターのはず。可愛くて強くてでも不器用で、そして可愛い。 もしこれから読むという方は瀬谷くんと千葉さんに注目してみてほしい。JKの体で義理の弟と…史上最高に奇妙な三角関係!!今度会ったら××しようか 飯田ヨネ名無し※ネタバレを含むクチコミです。遂に現れた「クトゥルフ」の真骨頂クトゥルフの呼び声 ラヴクラフト傑作集 田邊剛 H・P・ラヴクラフト兎来栄寿これまでも、『闇に這う者』や『狂気の山脈にて』など、クトゥルフ神話体系の様々な作品をコミカライズしてきた田辺剛さん。今回、満を持してクトゥルフの代表作である『クトゥルフの呼び声』が描かれました! 今までの作品も良かったですが、本作は集大成とも言える素晴らしいクオリティでした。以前よりも絵のクオリティも更に上がっており、邪神の禍々しき神々しさ、宇宙的恐怖のヴィジュアル化を見事に成し遂げていると言えるでしょう。 星を渡る邪神の一枚絵の美しさなどは堪りません。 純粋に一つのホラーマンガとしても楽しめますし、クトゥルフ神話に興味があるという方もこのマンガから入ってまったく問題ありません。 紙の本の重みとインクの匂いがまた世界観を補強してくれています。田辺剛さんには今後もクトゥルフをマンガ化して欲しいと願ってしまう一冊です。PR厳選!読んでほしいこのマンガヤンキーJKクズハナちゃん著者:宗我部としのり22巻まで刊行作品情報はこちら!!じわっ夢中さ、きみに。 和山やま222温度低めでシュールなおもしろさがじわじわくる。ニヤつく。 死んだ魚のような目がたまりません。 林くんと二階堂くんに夢中です。 もうずっとやりとり見ていたい。 人物とそれ以外のバランスが上手くて、 細かい部分もとても丁寧に描かれていて、 なんか得した気分になる。 次作も楽しみ!!人間の記憶を舞台にしたサイキック・サスペンスペット リマスター・エディション 三宅乱丈名無し「これを読んで人生が変わった」と言っている人がいたので気になってた作品。初めて読む三宅乱丈作品としてもオススメできると思います。 人間の記憶には「ヤマ」と「タニ」がある。その人を支え続ける記憶が作った「ヤマ」と呼ばれる場所と、その人を痛め続ける記憶が作った「タニ」と呼ばれる場所。他人の脳内に潜り込み、この二つの場所を操作する能力を持つ者は「ペット」と呼ばれ、彼らの力は組織によって悪用されていた。 ペットになれるのは現実社会に適応できないようなヤマもタニも持たない子供達で、その素質を見抜けるのはペットとしての能力を持つ者だけであり、自分のヤマを共有するので絆は深くなり、親子のような関係でもある。 ヤマとタニというオリジナルな発想も、ペット同士の複雑な人間関係や心理描写も、めちゃくちゃ面白くて夢中で読んでしまう。2020年1月からアニメも放送されるので楽しみにしている。宮沢賢治を漫画で読むよだかの星 宮沢賢治 二星まゆ山猫軒よだかの星を読むのはおそらく小学生ぶりだと思いますが、やっぱ大人になってから読むほうが面白いですね、宮沢賢治は。ちょっと不思議で、暗くて悲しくて、繊細で感受性が強くて傷つきやすい…子供の頃は何が面白いのか全くわかり…ませんでしたが、今となってみればすごく素敵だなと思います。 このコミカライズの良いところは、よだかを始めとする鳥たちの目が往年の少女漫画のような人間的な目をしているところ。 目の中に星が輝くまつげバサバサの目は人間のように感情をよく伝えてくれるだけでなく、賢治作品らしい幻想的な感じを出すのに一役買っていると思う。 読んでみて久々に原作を読み返したくなった素敵な読切でした。神はどこにいるのか?ディアボリク 丸尾末広名無し丸尾末広の今年二作目(おそらく)の読切「ディアボリク」。前回モーニングに掲載された「オランダさん」に引き続き、第二次世界大戦後とキリスト教がテーマ。 https://manba.co.jp/boards/104874 戦災孤児を収容するキリスト教養護施設に暮らす赤毛のミチオと神を巡るお話。「オランダさん」に登場した長崎の少年・マサルが素晴らしい宣教師と出会えたのに対し、こちらに登場する施設の園長・シュレック神父は神の教えを広める者として欠陥しかないまさに「diabolic(悪魔的)」な男。 シュレック曰く、日本は三等国で野蛮で神がいないらしい。 園で盗みを働きマリアを侮辱する浮浪者たちを描く中に、「最後の晩餐」を模したコマがあったのが印象的だった(その意図は自分には理解しかねるが)。 https://comicbeam.com/archives/008/201911/32d21816329fcc181a40ab534f7b33a3.jpg (『ディアボリク』丸尾末広) 救いのないシーンばかりが連続するが、最後の最後に、荒廃した町でサヨは12歳で殉教した隠れキリシタンの少年・ルドビコが死者を天国(パライゾ)に連れていく姿を見る。そしてミチオとサヨが優しそうな神父と出会ったところで話が終わる。 不幸ばかりだった2人だけど、「確かに日本にも神の国への道は開かれており、救いがあるらしい」。そんな読切だった。 【月刊コミックビーム2019年12月号】 https://comicbeam.com/magazine/magazine-10068.htmlじいさんついに単行本化!!ラブラブ老夫婦のときめく日常…!!困った じいさん 大江慎一郎 大江しんいちろうたかばあさんの気を引くために、ボケたフリをするおちゃめなじいさん。そんなじいさんにばあさんは若い娘のように顔を赤らめる…。2018年の「いい夫婦の日」にTwitterに投稿されたこのエピソードは、3.9万リツイート(2019年12月2日現在)を達成。待望の単行本化となりました。 https://twitter.com/s_ooe/status/1065486586920325122?s=20 https://manba.co.jp/topics/17396 過去に同人版が出版されたときに感想をかきましたが、今回特に書くことないんですよね…本編を読めば面白さが一発でわかるので。 気になっている人はまず大江慎一郎先生のTwitterをチェックして見て下さい!静かに淡々と、でも心底ゾッとするサスペンス。レッド・シンブル やまじえびねnyae※ネタバレを含むクチコミです。異星人、バクちゃんの東京物語バクちゃん 増村十七nyae日本の東京を舞台に、バク星からきたバクちゃんの目線で綴られる日常SF。 電脳マヴォで発表、自費出版し、第21回文化庁メディア芸術祭で新人賞を獲ったものを再構築して連載化したものだそうです。 1話では東京メトロのスペース線で地球にやってきたバクちゃん。怒涛の入国審査から満員電車とさっそく都会の洗礼?を受ける。ただ、異星人との共存が普通だったり電車内で放水があったりと少し様子が違う…? 新たな環境でバクちゃんは楽しく暮らして行けるのか。私も夢中夢中さ、きみに。 和山やまやむちゃ表紙からはわからない良さがある~! 男子校モノってけっこうあるけど、これはそういう括りじゃないの。もっと爽やかで…かわいい…?ゆるい…?優しい…? 個人的には美術部の小松君が好きだな。あと二階堂は言われるまでもなく1コマ目で伊藤潤二。猫飼い号泣注意です。長い長いさんぽ 須藤真澄nyaeゆずーーーーーーーッ!!!泣 泣くとわかって読んだけど…あ〜泣いた。猫飼いじゃないのに。 猫は飼ったことないけど飼い犬を過去に2匹亡くした経験者として共感の嵐。亡くなる瞬間に立ち会えなかったというところまで同じ。 こんなにも後悔することが人生であるのか?というほど後悔したけど、いつ死ぬかとかわからなかったからしょうがない。それに、もうすぐお迎え来るかな、とある程度覚悟したところから意外と(?)頑張ってくれたりするから… 火葬場でちょっとヤバい人になっちゃってるくだりは笑った。自分は、骨になった自分の犬を見た時はかなり冷静だったというかなんか「もうそこに犬はいない」と思ったので、著者のように骨と灰全部持って帰って自分らで分別するという発想はなかった。笑 ペットを亡くした悲しみは、ペットでしか癒せないと思う。著者はゆずが亡くなった数ヶ月後に子猫を2匹迎えたのを少し申し訳なく思っていたけど、そういう人は絶対にペットのことを幸せにできるし、やっぱり無償の愛を捧げられる対象が身近に居る生活は最高に幸せだと思います。未曾有の読書体験ウルトラヘヴン 小池桂一ななしマンバで小池桂一作品デビューにオススメと教えてもらって読んだ作品。もう尋常じゃないくらい絵が巧くて、大胆なコマ割りを使った表現が凄まじくて、脳神経・薬物・幻覚のリアリティが異様に高い。小池先生ってこんなすごい方だったのかと震えました。 (画像は第1話より。すでにヤバくて最高) https://i.imgur.com/uRkFyFd.jpg ストーリーについて、きちんと理解して噛み砕いて書くには何度も読み返す必要があるけど、そんなことしたらこの世界の理に飲み込まれてしまいそうな気がして怖い…。 全3巻一気に読んだのですが、作品内容については私の手に余るので何も書けません…。 原始的な恐ろしさを感じるのに、惹きつけられてしまう。脳が見ている世界の底知れぬおぞましさ、恐ろしさ、そして圧倒的な魅力が詰まった作品でした。たまらない…! ▼読まなきゃ損の小池作品についての解説。ありがとうございました! https://manba.co.jp/topics/15741/comments/81806相性抜群!パノラマ島綺譚 丸尾末広 江戸川乱歩マウナケア相性抜群とはまさにこのことですね。幻想的かつ蠱惑的な江戸川乱歩の原作にいつもよりエログロを抑え気味にした丸尾末広の作画。奇跡のコミック化!という表現に偽りなしです。でも、もっといえば奇跡なのはコミック化されたことだけではなくて、この原作を漫画ならではの描写で昇華させて、空想するしかなかったパノラマ島を具現化させたことだと思うのです。原作にある「上下左右とも海底を見通すことのできるガラス張りのトンネル」や「空を打つかと見える絶壁」など、現代の技術ならば容易く映像化できますが、ここに「日夜をわかたぬ狂気と淫蕩、乱舞と陶酔」をどう織り込ませるのか。映像だとギラギラと生々しい作品になってしまうことでしょう。それが丸尾作画だとしっくりきます。大正浪漫風の作画を下地に、彫刻や滝、裸の男女の営みなどを大スケールかつ精緻に描写し、墓場で歯を抜く場面やフリークス的な表現をオリジナルで加えていく。美しくもあり醜くもある、そんな楽園世界を誕生させているのです。私、原作の初読は10代のころでした。以来、長年もやもやと想像していたものの真の姿がこの漫画にあります。ビーム5月号のストーリーが忘れられないN極物語 とりのささみ。starstarstarstarstarひさぴよ最近、コミックビームのバックナンバーで過去話を読み返すことがありまして、その中で5月号のN極物語が非常に異質で、何回も読んでも惹きつけられるような印象的な回だったのです。 https://comicbeam.com/magazine/beam201905.html このお話では、それまでのギャグ調から一転して、過去の回想からはじまります。突然、喋れるようになった主人公(ペンギン)が群れから離れ、例のアイツと出会う。 シリアスで哲学的なストーリー展開から、ホッと一息つくオチまで、素晴らしいの一言です。 喋らない動物たちの眼差しがとても恐ろしく、何か見てはいけないものを見てしまった気持ちにさせられました。 このわからない感覚って何なんだろう…。 しばらくの間、忘れられそうにありません…。 これを書いてる時点ではビームで休載状態なので、いつか連載再開することを祈ってます。 単行本になるのかどうかもわからないけど、ぜひ何らかの形で発売してほしい作品です。 閉鎖的な田舎町で紡がれる、少女たちの恋と青春水野と茶山 西尾雄太名無しこの話は、水野と茶山という2人の女子高生のガールズラブストーリーなのですが、水野はスクールカーストの上部にいて、一方茶山は少し暗くておとなしい性格で、陰湿ないじめを受けている。 そんな2人は交際を公にできるはずもなく、誰にも知られずに逢瀬を重ねるのであった… 閉鎖的な田舎の高校が舞台で、まだ親元にいて自由がきかずにキリキリとした空気が漂います。 2人の恋も、そんな鬱屈した気持ちを発散するように割とディープです。 家族問題や人間関係に悩んで傷つきながら、ふたりの関係性も変化をしてゆきそうですね。 痛々しさもあるけど、目が離せない魅力があるマンガです。 BL?夢中さ、きみに。 和山やま大トロ※ネタバレを含むクチコミです。何もないようで、色々なことがあるマンガ。ものするひと オカヤイヅミアリクイ小説家のマンガ。このマンガはパッと見は何も起こらない、平凡な日々を暮らす人達のマンガに見えるんです。しかしマンガを見続けていると登場人物達の焦り、気まぐれ、執念などが浮かんできたり消えたりして、そこにドキドキしたりどきっとする。普通っぽい日々、世界の中で生きる人達が何かを抱えていることと、これから何かをやろうと考え動く様が描いてあるんじゃないかと。3巻の中にある主人公が数ページ「うーん」ばかり言っている場面が好きです。優しさと不思議いっぱいの素敵な短編集!はなちゃんと、世界のかたち 植田りょうたろうたかコミックビームに読切が掲載されたときから、ずっと発売を楽しみにしていた短編集。普段は電子書籍派なのですが、これはぜひ紙で味わいたいと久々に書籍を購入しました。たまたま青山ブックセンターで買ったらサイン本が置いてあって興奮しました! https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/281755/d4365865-a547-42df-a735-5f12013c0007.jpg 配色といい構図といい、んも〜!この表紙メチャクチャ好きです…!青みを帯びた色で描かれたリアルな背景と、極端にデフォルメされた少女と猫。語彙力が足りないので、とにかく「この絵の感じめっちゃ好き」としか言えません。 そして表紙をめくってすぐの遊び紙の絵も最高〜〜!!その裏の目次の絵もカワイイ!!フォントまでカワイイ!! この短編集に収録されている、(新規描き下ろしを除いた)4編のうち3はすでにビームで読んだことがあったので、表紙を開くまでは割と落ち着いていたのですが、ここでテンションがギュンと高まりました。そのくらい素敵…! っていうか、帯も袖もカバー下も余すところなくイラストがあって超素敵なんですけど〜〜!!隙きがねぇ〜〜ッ!!ちなみに電書も買ったのですが、帯以外全部収録されてました。ありがてぇ〜〜!! お話の内容はというと、はなちゃんが嵐の日に不思議なものを見たり、原っぱでとんでもない目に遭ったり、卓球したり、親友のうたちゃんが宿題をしたり。はなちゃんが体験する(ちょっと不思議な)日常が描かれています。 (植田りょうたろう『はなちゃんと、世界のかたち』より) https://i.imgur.com/Nl8Qgq5.png それぞれのお話は独立していて、世界観や登場人物についての説明がないところがまたいいんです。はなちゃんが観ている世界をそのまま、「読んでただ感じてくれ」というスタイルが最高。 そしてまた絵の話に戻りますが、植田りょうたろう先生の絵がやっぱすごくいいんですよ…!! (植田りょうたろう『はなちゃんと、世界のかたち』より) https://i.imgur.com/RKt2zZX.png 水彩っぽいリアルな背景、ゆるくて可愛いデフォルメ、大胆な構図、セリフに合わせて変化するフキダシ。最初のお話「あらしのかたち」を読めばすぐに良さがわかると思います。 なお「あらしのかたち」と「卓球セラピー」がニコニコ漫画でも読むことができますので、とりあえず読んでください。 https://seiga.nicovideo.jp/comic/43628?track=list 全ページ・全コマ最高の、買って間違いない1冊です…!原っぱで起きたすこし不思議な騒動はなちゃんの草騒動 植田りょうたろうたか卓球セラピーで植田りょうたろう先生を知って、コミックビームのバックナンバーを買って読みました…! 一言でいうと「子どもたちの遊び場になっている原っぱが野焼きされる話「なのですが、卓球セラピーのような日常ものだと思いこんでいたので予想外の展開にメチャクチャ驚きました! 植田先生の柔らかそうなキャラとリアルな描き込みという、相反するものが自然に一つになっている画風が本当に素敵でたまりません。ずっと見ていたい…! 来週発売の単行本「はなちゃんと、世界のかたち」をよろしくおねがいします。 https://comicbeam.com/product/321906000583.html静かな絶望培養肉くん 宮崎夏次系nyae或る日突然、主人公の作家と担当編集者と野良の培養肉(?)以外の生きものが消えてしまったところから始まる物語。 残った者同士、喰うか喰われるか、もしくは全く喰わないかの状況で淡々と「なんとなく希望がない絶望感」が漂います。 この作者独特の可愛くてメルヘンチックな世界観に唐突に訪れるどす黒い不安の塊のような表現(しかしそれに全く動じないキャラたち)が好きなら読んで損はないと思います。 たまに挟んでくる培養肉レシピは全く参考にならないのにしっかり読んでしまう。2019年一番待ち望んでた1冊夢中さ、きみに。 和山やまたかワヤマ先生のTwitterにて、商業単行本が発売決定がアナウンスされてからずっとワクワクしながら発売を楽しみにしていた作品。発売日に即読みましたが、**満足度が半端じゃない…!** https://twitter.com/wymaaa/status/1121737385413230592?s=20 **いやもう…期待通りの面白さが想像以上に最高で、もう読んで一片の悔い無し…はあ〜最高だった…最高🙏** 6編のうち前半4編は、林というちょっと変わった少年をめぐる群像劇で、そのうちの1編がTwitterで公開されています。 「変な女が変な男と出会う話 (1/6)」 https://twitter.com/wymaaa/status/1160203058262921216?s=20 **ね?最高でしょ??** そして後半の2編は、2年前に投稿されて話題となった「うしろの二階堂」と続編「おまけの二階堂」で、さらに描き下ろしエピソードがが2話収録されています。 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=64908838 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65931199 「創作BL」として公開された二階堂シリーズであるものの、先生自身もキャプションで**「1ミリもBLしていない」**とおっしゃっていて、**どうか先入観なく「変な少年2人の話」くらいの認識で読んでほしいです**…ほんと最高なので…。 ちなみにワヤマ先生は「佐々木倫子先生っぽい」と言われることが多いそうなので(※私自身は全くそう思いませんでしたが、言われてみれば確かに似ているかも)、佐々木先生ファンの方はぜひチェックしてみてください。 https://twitter.com/wymaaa/status/1160694386469924864?s=20全て、そこらじゅうにある恋の話の短編集恋煮込み愛つゆだく大盛り にくまん子nyaeこの強烈なカバーデザインと作家名。 さぞや内容も重かろう、くどかろうと思いきや… なんとも愛しき人間たちのありふれた恋物語ですよ。 1話目以外は、あるある!とか、これ私じゃん!!なんて思いながら時にはじ〜んとしたり、胸をギュギュッっと締め付けられたり、過去を振り返ってえーんと泣いたりするはずです。 特に「よよの渦」が傑作だと思いました。 1話目以外は、共感の嵐が起きて心のいいね!ボタンを連打です。 実際にツイッターでも「いつもはなつにおわる」がバズっているようです。 なので、1話目飛ばして2話目から読むのも良いかもしれませんね。 1話目を否定しているんじゃないですが、笑 1話目のような話が続く作品だったら、ここまで心を掴まれなかったと思います。 <<1314151617>>